記録ID: 1604752
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ハイキング
十勝連峰
美瑛富士〜美瑛岳〜十勝岳縦走
2018年10月06日(土) [日帰り]
北海道
kazu_VLX
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,676m
- 下り
- 1,668m
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標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:50
標準コースタイム（吹上温泉コース、かみふらの「十勝岳連峰登山案内」参考）：吹上温泉登山口〜310分（5時間10分）〜美瑛富士〜75分（1時間15分）〜美瑛岳〜150分（2時間30分）〜十勝岳〜195分（3時間15分）〜吹上温泉登山口、合計730分（12時間10分）
| 天候 | うす曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
美瑛富士、美瑛岳、十勝岳ともに、火山特有の小岩と砂れきのため下山時は足を取られて滑るので要注意。 |
| その他周辺情報 | 下山後、吹上温泉保養センター・白銀荘で極上の100％掛け流し温泉を満喫できる。足を延ばすと十勝岳温泉や白金温泉もあり、温泉の宝庫。 |
写真
台風接近の前日、3連休のチャンスはこの日のみ。車中泊した駐車場から十勝岳方向を見るとガスがかかっているが、登山可能と判断し、入山記録に記入し5時50分に出発。
10/6 5:52
台風接近の前日、3連休のチャンスはこの日のみ。車中泊した駐車場から十勝岳方向を見るとガスがかかっているが、登山可能と判断し、入山記録に記入し5時50分に出発。
キャンプ場の横から、笹刈りされよく整備された登山道が続く。松の樹林帯を朝の新鮮な空気の中進む。
本日一つ目の渡渉。石の上をポンポンと渡れば問題なし。この水量はどこからくるのだろうか。山の上部では、十勝岳の噴煙が立ち上る。
さすが火山。岩がゴロゴロ。北海道ならではの“雪虫”が飛んでいるので、紅葉もそろそろ終わりかな。先日、旭岳で雪が降ったので、ここにいつ雪が降ってもおかしくない。
10/6 6:08
さすが火山。岩がゴロゴロ。北海道ならではの“雪虫”が飛んでいるので、紅葉もそろそろ終わりかな。先日、旭岳で雪が降ったので、ここにいつ雪が降ってもおかしくない。
松の小道を進む。枯れ落ちた松葉と小岩のレイアウトが日本庭園のよう。
しばらく進むと九条武子の碑。「たまゆらに けむりおさめてしずかなる 山にかへれば 美るにしたしも」、昭和4年建立らしい。
松林の中の登山道。赤い道がとてもきれいで印象的。ふわふわと足の裏に優しい。
十勝岳の大正火口、62-�恐亳�方向。本日は、風がほとんどなく、煙がまっすぐ上方へ立ち上る。
泥流分岐。下へ降りるとよく遊びに来た望岳台。帰りもここを通るのでチェック。もう一つ上にある雲ノ平分岐へ向かう。
雲ノ平分岐から朝陽がうっすら照らす富良野岳を望む。8月の富良野岳〜十勝岳縦走を思い出す。富良野岳も美しい山であり、大好きである。
10/6 6:38
雲ノ平分岐から朝陽がうっすら照らす富良野岳を望む。8月の富良野岳〜十勝岳縦走を思い出す。富良野岳も美しい山であり、大好きである。
雲ノ平分岐。まっすぐ登ると十勝岳。この位置だと十勝岳山頂は見えない。途中に避難小屋がある。美瑛富士は左の道へ。
十勝岳の大正火口、62-�恐亳�方向。殺風景な火山の山肌にある紅葉が美しい。ここ十勝岳では、橙色の中にある黄色の発色がとても綺麗に感じる。
1
10/6 6:46
十勝岳の大正火口、62-�恐亳�方向。殺風景な火山の山肌にある紅葉が美しい。ここ十勝岳では、橙色の中にある黄色の発色がとても綺麗に感じる。
本日のフォトジェニック、ふっくらとしたシラタマノキ。純白の白い珠が可愛らしく、つい見とれてしまう。
雲ノ平より、大雪山系の主峰・旭岳。噴煙が立ち上っているのが目視できる。9月中旬に縦走した楽しくも疲れた記憶が蘇える。こんなに近いなんて。
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10/6 6:58
雲ノ平より、大雪山系の主峰・旭岳。噴煙が立ち上っているのが目視できる。9月中旬に縦走した楽しくも疲れた記憶が蘇える。こんなに近いなんて。
美瑛岳が、その荒々しい姿を現す。爆裂火口を間近で早く見てみたい。
突如現れた函状の涸れ沢。ロープでこの裂け目に降りて、錆びた鉄梯子で向こう側へ登る。転げ落ちないように要注意。
裂け目に降りるとこんな感じ。縞になった地層の重なりが実に美しい。何の地質かタモリさんに教えてもらいたい。
本日2回目の渡渉、ポンピ沢。ここもポンポンと石の上を歩くと大丈夫。それにしてもこの水量、火山でありながら豊富に水を溜め込んでいるらしい。
10/6 7:26
本日2回目の渡渉、ポンピ沢。ここもポンポンと石の上を歩くと大丈夫。それにしてもこの水量、火山でありながら豊富に水を溜め込んでいるらしい。
ポンピ沢を越えたら、美瑛岳麓にある本日一番の頑張り処。ロックな急登。ヒィヒィ言いながら尾根を目指す。今日初めて会った方も、ここはかなりツライとおっしゃっていた。
10/6 7:37
ポンピ沢を越えたら、美瑛岳麓にある本日一番の頑張り処。ロックな急登。ヒィヒィ言いながら尾根を目指す。今日初めて会った方も、ここはかなりツライとおっしゃっていた。
美瑛岳分岐。今回は、美瑛富士を先に登るので、左側へ進む。同じようなロックな道が続くので、黄色のマーキングを見逃さないように。
美瑛富士の山容が現れる。この方向からでは富士の形には見えないが、見る方向によっては三角錐なのだろう。
美瑛富士分岐。右へ行くと美瑛岳山頂と十勝岳。真っ直ぐ進むとトムラウシ方面へ。まずは、左の美瑛富士山頂へ。台風が近いせいか、風が生ぬるい。
10/6 8:34
美瑛富士分岐。右へ行くと美瑛岳山頂と十勝岳。真っ直ぐ進むとトムラウシ方面へ。まずは、左の美瑛富士山頂へ。台風が近いせいか、風が生ぬるい。
美瑛富士山頂は、目前。胆振地震の被災地支援出張で2週間ぶりの登山のためか、ここまでで脚に乳酸が溜まっている模様。脚が妙にしんどくなってきた。
10/6 8:41
美瑛富士山頂は、目前。胆振地震の被災地支援出張で2週間ぶりの登山のためか、ここまでで脚に乳酸が溜まっている模様。脚が妙にしんどくなってきた。
美瑛富士山頂、独り占め。背後にオプタテシケ山。遠くには、大雪山系の山々。台風接近直前にもかかわらず、天気が良くてよかった。
美瑛岳稜線分岐。標識が壊れているので、石にある黄色のペイントで判断。ローマ字で左が十勝岳方面、右が美瑛岳山頂方面。
美瑛岳の稜線から爆裂火口を覗き込む。何だこの景色は、正直、怖い。落ちたらマズイなと思いつつ、見とれてしまう。火口に吸い込まれそうになり、ハッと我に返る。
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10/6 9:47
美瑛岳の稜線から爆裂火口を覗き込む。何だこの景色は、正直、怖い。落ちたらマズイなと思いつつ、見とれてしまう。火口に吸い込まれそうになり、ハッと我に返る。
下から見上げた時の尖がった所が、美瑛岳の山頂。それにしても岩の上。この火口からそそり立つ崖の上に登るの？マジか…。
美瑛岳山頂。奥に十勝岳山頂と噴煙。前回の十勝岳登山の時と違い、ほとんど風がない。絶景とは、実にこのことか。雌阿寒岳の火口も凄いが、ここの火口はスケールが違いすぎる。この世のものとは思えない、素晴らしい景色が眼前に広がる。
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10/6 9:55
美瑛岳山頂。奥に十勝岳山頂と噴煙。前回の十勝岳登山の時と違い、ほとんど風がない。絶景とは、実にこのことか。雌阿寒岳の火口も凄いが、ここの火口はスケールが違いすぎる。この世のものとは思えない、素晴らしい景色が眼前に広がる。
爆裂火口と十勝岳の山容。実際に自分の目で見ると凄すぎる。登って良かったと思う瞬間。百の頂に、百の喜びありとはまさにこのこと。
3
10/6 10:02
爆裂火口と十勝岳の山容。実際に自分の目で見ると凄すぎる。登って良かったと思う瞬間。百の頂に、百の喜びありとはまさにこのこと。
十勝連峰の裏側では、紅葉が広がっている。広大な山の緑の中で橙色と紅色のスポットが美しさを引き立てている。
火口の稜線を十勝岳山頂を目指して進む。黄色のマーキングに従ってロックな道を進む。
火口稜線から、再び爆裂火口を望む。どれだけデカい爆発だったのだろうか。タイムスリップしてみたい。
十勝岳山頂へ向かう途中の鋸岳。風化による芸術作品か、ミルフィーユ状の山頂。
途中、所々に標識が立っているが、たいていの表示板は劣化で壊れている。濃霧の中では、命の道しるべとなるに違いない。
十勝岳山頂目前。山肌に描かれる縞がとても美しい。葛飾北斎の富士山のよう。
十勝岳山頂。今年2度目だが、晴れて無事に登れて良かった。山の神に感謝。
火口では勢いよく噴煙が立ち上っている。活火山の息吹を感じる。辺り一面、岩石と砂れきの風景。
十勝岳山頂から富良野岳を望む。山容がとても美しい。遥か遠くには、芦別岳などの山並み。
十勝岳山頂から大雪山系を望む。2,000m級の標高の高い山々が雲の上に顔を出す。
下から見上げる十勝岳の荒々しい山肌。山頂から下るときは、つまづいて転ばないように一苦労。
先ほど登った尖がった美瑛岳とその裏側に美瑛富士の麓。ガスで覆われ白くなってしまう。
下山途中のスリバチ火口。デカい釜。黒々とした岩石が噴火の生々しさを語る。
火山の殺風景な中に彩りを与えてくれる植物たち。紅色・橙色・黄色の発色がとても綺麗。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
|
|---|
感想
今年8月6日の富良野岳〜十勝岳縦走の感動が忘れられず、今回、反対側（美瑛富士）から十勝岳へ登ってみようと日帰りで企画。十勝岳連峰の火口は見応え十分。特に、間近で見る美瑛岳の爆裂火口は圧巻。地層が織りなす縞模様や奇岩の数々。どれを取っても素晴らしい。
また、遥か大雪山系の眺めも格別。十勝岳から見る360°の景色は、晴れた日にぜひ山頂から味わっていただきたい。登山を始めてから人生観を大きく変えてくれた山々である。今回も無事に下山できたことに感謝したい。
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