大渋滞の御嶽山山頂最終日&三ノ池(ロープウェイ利用)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,063m
- 下り
- 1,058m
コースタイム
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:08
天候 | 晴れ時々霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は霜柱が融けたためか、濡れていて滑りやすいです。(下山時に女人堂〜行場山荘間の木の階段で転倒し、手の平から出血しました) |
写真
感想
まず今回の山行で私はあるルール違反を犯してしまいました。
それは、通行禁止のルートを通ってしまった事です。
詳細は後で説明させていただきます。
多くの犠牲者を出した噴火から4年が経ち、2週間弱という短い期間の山頂への入山規制の解除、その最終日のこの日は晴れ予報で3連休最終日、紅葉シーズンという条件が重なりある程度の混雑は予想していましたが、その予想を超える混雑でした。
車でロープウェイの鹿ノ瀬駅に着いたのはこの日のロープウェイ運行開始時刻20分前の7時10分頃でしたが、係員に誘導されたのは第4駐車場でした。
そしてロープウェイのチケットを買うのに45分列に並び、ロープウェイに乗れたのは8時10分頃でした。
飯森高原駅から剣ヶ峰までの登山道は常に人で溢れ、思うように進めませんでした。
そして石室山荘付近を歩いている時、11時から規制を始めるとの情報が入ってきました。
この日の12時から山頂方面への入山規制が始まるとは聞いていましたが、あまりの混雑のために規制線から山頂方面への立ち入りが11時から規制されるというのです。
この時の時刻は10時半頃でした。
何とかそれまでに規制線を越えることが出来ましたが、山頂手前で大渋滞が!
なかなか前へ進まない行列に並んでいると、山頂から下りてきた人が「この列は山頂標識の撮影待ちの列だから写真を撮らない人は先行ってもいいですよ」と言っていました。
するとそれを聞いた何人かの人が列を外れて前に行ったので、私もこの後三ノ池まで行くため急いでいたので先に行かせてもらいました。
山頂では山頂標識以外の写真を3枚ほど撮ってからその場を離れ、ニノ池方面へ向かって歩いていると、山頂へと続く列でちょっとした口論が起きていました。
それは、「山頂標識の写真を撮らない人は先行っていい」という話を聞いたある女性が列に並ぶ人を抜かして山頂方面へ歩いていると、列に並んでいた男性が「順番抜かしするな!」と怒って口論になったようです。
私も“順番抜かし”をした1人なので、申し訳ない気持ちでその場を去りました。
その後、大勢の人で賑わうニノ池周辺から三ノ池方面に向かうと、あれだけ溢れかえっていた人もまばらになりました。
ニノ池から2,30分歩くだけで三ノ池の美しい景色が観れるというのに勿体無いなと思いました。
そもそも私が御嶽山に登りたいと思った最大の理由は、山頂へ行きたかったからではなく、三ノ池が観たかったからなのです!
当初は五ノ池小屋のカフェで昼食を食べる予定でしたが、時間の都合などにより、近くの丘の上で持参したチーかまとサラミを食べました。
そして三ノ池の周りを歩いて開田頂上に出て、そこから女人堂へ抜ける三ノ池道を通ろうとすると、三ノ池道の入り口の所にロープが1本張られていました。
事前にネット等で調べたのですが、三ノ池道が通行止めなどとは書かれていなかったのですが…。
困ってその近くでウロウロしていると、私の後から来た男性が全く躊躇せずにロープを越えて三ノ池道へ入っていきました。
その時私は考えました。『通行禁止』という看板は出ていなくてただロープが1本張られただけ。それに全く躊躇せずにそれを越えて行った1人の男性。
もしかしたら通行禁止ということではなく、『危険個所があるので充分に注意して通行すること』的な意味合いではないのかと。
ちなみにこの三ノ池道は地図には「この区間 残雪期危険注意 (特に2箇所の沢渡りは慎重に) 安定するのは7月中旬から」と書いてあったので、もうとっくに安定しているのでは?
もしニノ池方面に戻ってから下山するとなるとロープウェイの運行終了時間の16:30に間に合うか微妙な時間だったため、他の人が行ったことだし例え通行禁止でも行くしかないと思い、ロープを越えて三ノ池道を通って女人堂へ抜ける事にしました。
先に行った男性を追うようにして(無理のないペースで)登山道を進むと、最大の難所と思われるV字の谷の沢渡りがありました。
沢を渡る所まではそこまで問題は無かったのですが、崩落したと思われる不安定な砂と土の斜面を登って登山道に出なくてはなりません。
そんなもしも崩れたらと思うとゾッとするような斜面を無事に登り切り、安定した登山道に出ました。
その後、女人堂方面へ進むと道を遮るロープが張られていて、その反対側には『崩落、落石のため通行禁止』と書かれた看板が吊るされていて、「やっぱり通行禁止だったのか」と思いました。
今回、多少の勘違いや時間の都合があったとはいえ、通行禁止の危険な道を通ってしまった事を深く反省しています。
何とか無事に通れはしましたが、崩落した沢の斜面は足場が不安定で本当に危険です。
通行禁止の道を通った事実は、帰りのコースとタイムを偽装して公表するのは控えようとも考えましたが、反省の意味ともう二度とそんな危険な事はしないという誓いの意味も込めて公表させていただきました。
ブログ
『規制解除最終日の御嶽登山(前編)』
http://pawanai.blog81.fc2.com/blog-entry-1653.html
『規制解除最終日の御嶽登山(後編)』
http://pawanai.blog81.fc2.com/blog-entry-1654.html
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