尾瀬/御池古道:魚沼(新潟)ルートで行く尾瀬、いにしえの道を歩く旅 - 前編 -


- GPS
- 01:53
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 10m
- 下り
- 431m
コースタイム
- 山行
- 1:54
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:54
天候 | 曇り時々晴れ、風なく穏やか |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
新幹線→バス→船→バス、ですが、乗継はスムーズにいくようなタイムスケジュールになっています(トイレの時間もあります)。 南越後観光バスは、運賃とは別に荷物(ザック)代が¥100かかります。 遊覧船と会津バスはセットで1週間前までの完全予約制。遊覧船料金はモンベルカードで10%引きです。 詳細・予約は魚沼市観光協会のWebページで。なお、尾瀬口ルートの運航は10/15までです。 https://www.iine-uonuma.jp/play/nature/oze-2.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
御池古道(尾瀬御池→七入) 国道が無かったころの旧道を再整備した御池古道は、3つの小さな湿原、ブナの原生林(ブナ平)、そしてモーカケの滝、と変化に富んだハイキングを楽しめます。モーカケの滝の前後は少し傾斜が急な九十九折の登山道ですが、あとはおおむね穏やかで木道や木階段も多く、まったりと歩けます。 道迷いの心配はなく、良く整備されています。 |
その他周辺情報 | 七入山荘(宿泊) 七入BSより徒歩5分くらい。山小屋ではありませんので、楽天トラベルやじゃらんなどからも予約できます。当然キャンセル料もあります。 朝食をお弁当に変える登山者向けのプランあり。あらかじめお願いしておけば、御池BSや会津駒ヶ岳登山口BSまでの送迎もしてくれるようです。 夕食は檜枝岐の山人料理。岩魚のお刺身や、見たことのない茸の天麩羅など、珍しい品も。もちろん、手打ちの裁ちそばがつきます。 お風呂は温泉ではないのですが、ブナ原生林の伏流水を沸かしている、とのことで、温泉のようなツルっとしたすごく温まる良いお湯でした。 |
写真
感想
2年来温めていたプランを実行すべく、2018年秋、新潟県は浦佐の駅に降り立ちました。奥只見ダム行のバスを待つのは、たった二人・・
尾瀬に入るメインルートは群馬(片品)側からの鳩持峠と大清水、福島(檜枝岐)側からの御池(沼山峠)。入山する人が圧倒的に多いのは鳩待なわけです。なにしろ便利さが違いますからね。
新潟(奥只見)から御池へのルートは一番マイナーで、なおかつ、道幅も狭くて運転が大変、くらいの知識しかありませんでしたが、3年ほど前に新幹線とバス、船を乗り継いで御池に入ることが出来る、ということを知りました。
実は船って好きなんですよねぇ。それで、このルートを計画するに至ったわけです。
昼前に御池(沼山峠)に着いたらどうするか。御池古道の存在を知ったのも丁度同じころでした。そこで初日の行程は七入まで、と決定。
二日目はどこへ?会津駒ヶ岳へ上る、ということも可能ですが、あそこへ行ったら駒の小屋へ泊まらないわけにはいかない(なんで?笑)。でも2泊はできない、という諸事情から、沼山峠へ歩いて上る沼田街道(旧道)を歩き、尾瀬沼経由でそのまま大清水まで、というルートに決定。大清水〜三平下は未踏なので、ナイスプランじゃありませんか。
地図を見ながらつらつらとこういったことを考えるのが、たまらなく楽しいです、自分(爆)。
さて、奥只見シルバーラインというトンネルをいくつも繋いだ道をバスは走り、到着した奥只見ダムには、遊覧船観光の方、尾瀬へ行くハイキングツアーの方、などなどいらっしゃいました。でも行楽シーズンの三連休最終日、お天気もまずまず、なのにこんなに空いていていいんでしょうか?的な静か〜な雰囲気。登山者は一人も見かけません。ダム湖周辺の紅葉はまだ少し先ですから、ピーク時にはもう少し賑わうのかしらん?
奥只見湖の遊覧船は周遊コースなど、複数のコースがありますが、尾瀬口へ行くコースはダム湖をまっすぐに横切って進みます。船内放送でガイドがあるので、左右の景色とともにいろいろ歴史なども楽しめます。
この日の気温は高めで暖かく、ずっとデッキに立って風に当たっていてもまったく寒くありませんでした。
尾瀬口到着後はそのまま会津バスへ乗り継ぎます。車中は、沼山峠から尾瀬沼へ行く日帰りハイキングツアーのご一行様20数名とワタクシのみ。途中通過した平ヶ岳の登山口には、多数の車が停められていました。百名山日帰り最難関、との評判ですが今日は賑わっている様子です。平ヶ岳の稜線は素晴らしくきれいな紅葉でした。
バスはブナ林の中、すれ違いに苦労しながら細い山道をウネウネと走っていきます。標高が上がるにつれて、紅葉が目につくようになってきて、徐々に高まる期待♪
尾瀬御池でひとり下車し、時間もあることから、のんびりと昼ごはん。そして御池ロッジ併設の「橅の森ミュージアム」を覗いてから、いよいよ御池古道へ進みます。のんびりしすぎてグローブを落とし、3分ほど進んでからミュージアムに戻ってグローブを見つけ、仕切り直した、というオマケつき。
あ、そうそう。桧枝岐村へのふるさと納税の返礼でいただいたTNF製の”会津駒ヶ岳Tシャツ”を着ていたので、ミュージアムのスタッフの方にお声がけいただきました。御池古道を歩くことを言ったら案内図を下さり、グローブの件ではご心配をおかけしてしまいました。ありがとうございました。
お天気は曇ったり晴れたり。陽が射して来たら立ち止まって写真を撮り、曇ってきたら歩き出す、の繰り返しで、ゆるゆると七入にむけて下ります。
キラキラ輝く金色の道に、舞い上がる気分↑↑(笑)うれしい!たのしい!だいすき!
道中すれ違ったのはたったの一人!こんなステキなルートを独占してしまって、ホント申し訳ない気分でした。
この日の宿泊は七入山荘。連休最終日でソロの宿泊(六畳個室)もOK(土曜日と休前日はひと部屋二人以上の宿泊のみ可)。シーズン中は釣りの方も多いようですが、この日はハイキングやドライブの方が多かったように見えました。
お風呂は気持ちよく、夕食は山の幸たっぷり。残念ながら雲の多い夜で、星ははっきりとは見えずじまい。山小屋のように21時には自主消灯して翌日に備えました。
後編に続く・・
↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1611550.html
コメント
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尾瀬は船で行く!
大昔、皆さん行ってましたよ(^O^)
時間があればの贅沢なコースですね。
shige1968さん、こんにちは、はじめまして。
>大昔は皆さん船で…
そうなんですね、勉強不足で知りませんでした(汗)。
奥只見湖は地形が面白く、遠望がきいて燧ヶ岳や荒沢岳がしっかりと見えればもっと良かったかな、と思いました。
ダム湖が紅葉の頃は、山はもう冬なので、それがちょっと残念ですよね。
コメント頂戴し、ありがとうございました。
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