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記録ID: 161328
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳 Mt Iou (美濃戸〜赤岳鉱泉〜硫黄岳) 【初めての冬山】

2012年01月08日(日) 〜 2012年01月09日(月)
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pesce その他1人
GPS
27:59
距離
17.6km
登り
1,285m
下り
1,274m

コースタイム

1日目:10:40美濃戸口〜11:40美濃戸山荘〜14:10赤岳鉱泉
2日目:8:40赤岳鉱泉〜10:20赤岩の頭〜10:50硫黄岳山頂〜12:00赤岳鉱泉〜14:30美濃戸口
天候 1日目:晴
2日目:曇のち晴
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
1日目:スーパーあずさ(新宿〜茅野)、路線バス(茅野駅〜美濃戸口)
2日目:路線バス(美濃戸口〜茅野駅)、あずさ(茅野〜新宿)
コース状況/
危険箇所等
雪は少なめだったように思うが、状態は良かった。
特に危険箇所はない。
初の冬山、1泊2日山小屋泊。アイゼンやアウターパンツなどをザックに入れた状態で、ザックは14kg。美濃戸口10:40出発。
2012年01月08日 10:38撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/8 10:38
初の冬山、1泊2日山小屋泊。アイゼンやアウターパンツなどをザックに入れた状態で、ザックは14kg。美濃戸口10:40出発。
美濃戸山荘で小休憩。
2012年01月08日 11:54撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/8 11:54
美濃戸山荘で小休憩。
櫃堤広場を過ぎたあたりから登山道っぽくなりました。
2012年01月08日 13:05撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/8 13:05
櫃堤広場を過ぎたあたりから登山道っぽくなりました。
2012年01月08日 13:21撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/8 13:21
赤岳鉱泉に到着。アイスキャンディーでアイスクライミングを楽しんでいる人がいっぱいいます。
2012年01月08日 14:08撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/8 14:08
赤岳鉱泉に到着。アイスキャンディーでアイスクライミングを楽しんでいる人がいっぱいいます。
テント場も大賑わい。
2012年01月08日 14:10撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/8 14:10
テント場も大賑わい。
山小屋もきれいです。
2012年01月08日 14:11撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/8 14:11
山小屋もきれいです。
2012年01月08日 14:13撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/8 14:13
食堂。
2012年01月08日 14:37撮影 by  SLT-A55V, SONY
1/8 14:37
食堂。
廊下。
2012年01月08日 14:39撮影 by  SLT-A55V, SONY
1/8 14:39
廊下。
個室にはこたつもついている〜!
2012年01月08日 16:09撮影 by  SLT-A55V, SONY
1/8 16:09
個室にはこたつもついている〜!
夕食もおいしくいただきました〜
2012年01月08日 18:04撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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夕食もおいしくいただきました〜
今日は満月前で明るい夜空です。
2012年01月08日 20:55撮影 by  SLT-A55V, SONY
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1/8 20:55
今日は満月前で明るい夜空です。
2012年01月08日 20:56撮影 by  SLT-A55V, SONY
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2日目はあいにくの曇り空。
2012年01月09日 08:35撮影 by  SLT-A55V, SONY
1/9 8:35
2日目はあいにくの曇り空。
アイゼンを装着し、ピッケルをもって、硫黄岳を目指します。ピッケルはなくてもいい感じだったけど、練習も兼ねて。
2012年01月09日 08:43撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 8:43
アイゼンを装着し、ピッケルをもって、硫黄岳を目指します。ピッケルはなくてもいい感じだったけど、練習も兼ねて。
赤岩の頭に到着。木がないと風が強くて寒い。ここから山頂まで100m上がるが、その間は氷の粒がサングラスの内側にも入ってきて痛いし、体感温度もぐっと下がるしで、いい勉強になりました。
2012年01月09日 10:21撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/9 10:21
赤岩の頭に到着。木がないと風が強くて寒い。ここから山頂まで100m上がるが、その間は氷の粒がサングラスの内側にも入ってきて痛いし、体感温度もぐっと下がるしで、いい勉強になりました。
硫黄岳山頂まではかなり風が強い。森林限界を越えると冬山は厳しいというのがよくわかりました。この直後にコンデジのバッテリーがなくなった。
2012年01月09日 10:39撮影 by  XZ-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/9 10:39
硫黄岳山頂まではかなり風が強い。森林限界を越えると冬山は厳しいというのがよくわかりました。この直後にコンデジのバッテリーがなくなった。
このあたりで、バッテリーをポケットに入れて温存していたデジタル一眼をザックから取り出して、記念撮影の準備・・・
2012年01月09日 10:59撮影 by  SLT-A55V, SONY
1/9 10:59
このあたりで、バッテリーをポケットに入れて温存していたデジタル一眼をザックから取り出して、記念撮影の準備・・・
硫黄岳山頂で記念撮影。長居する余裕はありません。
2012年01月09日 11:00撮影 by  SLT-A55V, SONY
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1/9 11:00
硫黄岳山頂で記念撮影。長居する余裕はありません。
美濃戸山荘まで戻ってきました〜 振り返ってみると、雲が晴れて八ヶ岳がきれいに見えてきました。とほほ・・・
2012年01月09日 13:46撮影 by  SLT-A55V, SONY
1/9 13:46
美濃戸山荘まで戻ってきました〜 振り返ってみると、雲が晴れて八ヶ岳がきれいに見えてきました。とほほ・・・
山菜うどんを食べて、15:00のバスに間に合うように下山しました。
2012年01月09日 13:47撮影 by  SLT-A55V, SONY
1/9 13:47
山菜うどんを食べて、15:00のバスに間に合うように下山しました。

感想




初の雪山登山。冬山の入門にいい比較的登りやすい山として紹介されていた硫黄岳にチャレンジすることにした。

赤岳鉱泉までは、アイゼンは装着せず、ストックのみで十分だった。夏は登りではあまりストックを使わないのだが、雪山ではアイゼンをつけていないときなどはストックがあると便利だと思った。

赤岳鉱泉はとても雰囲気のいい山小屋だった。受付のおじさんはすごく話しやすい親切な方で、運よく空いていた個室は安く(一部屋+4000円)て広く、こたつまであり、すっかり気に入ってしまった。食事もとてもおいしかった。本など読みながらのんびり夕方を過ごしにくるのもいいかもと思った。

2日目は8時半過ぎに山小屋を出発し硫黄岳に登ったが、天気はあいにくの曇り空。アイゼンを装着し、ピッケルをもった。ピッケルはスリングとカラビナを使って、体からひっかけるようにした。

森林限界を越えるまでは、森にさえぎられているため風はほとんどない。ミドルにフリースを着ていたし、傾斜がある程度あったので、じんわりと汗をかいてしまった。

赤岩の頭から先、稜線上では一転、風が強く地面の雪も舞い上がり、冬山の厳しさを体験することができた。冬山は森林限界をはさんで雰囲気が全く違うと思った。一瞬だけだが山頂近くを登っているときに、太陽が雲の隙間から顔を出したのだが、ものすごく暖かく感じた。

バラクラバやアウターのフードの調節など、森林限界を越える前にちゃんと準備しておかないと、森林限界を越えてからでは手遅れであるということを学んだ。バラクラバの内側では、鼻水がいっぱいでて困った。鼻水を減らす何かいい方法はないものだろうか?

強風などでかなり冷えていたので、カメラのバッテリーも稜線上ではあっという間に消費してしまった。カメラの操作をするのも難しいし、バッテリー寿命も極端に短くなるし、なかなか冬山の稜線上での撮影は難しい。バッテリーは使わないときは体に近いポケットに入れておくなどして、できるだけ暖かくしておく必要があるのだろう。

体温調節としては、登りはアウター+ベースのみでOKだと分かった。森林限界を越える頃にミドルとしてフリースなどを着こむのがいいように思う。下りはミドルを着たままでもさほど問題ないように思う。パンツは、アウター+スポーツタイツ+ゲーターぐらいで全く問題がない。靴は、稜線にでてから違いを感じるようで、中綿があるもののほうがいいようだ。

今回は、登りでもミドルレイヤーのフリースを着ていたため、汗をかいてしまった。冬山では汗をかくと体が冷えるのでよくないと、どこかで読んだ気がする。登り始めはどうしても寒さを気にして着込んでしまうので、行動前に少し寒いぐらいの服装で登り始めるのが大事だと学んだ。

グローブもいろいろ試してみた。薄手のインナー+厚手のウール+薄手のアウターミトンは森林限界を越えても十分暖かい。森林限界を越えないうちは、インナー+それほど厚くないグローブでも十分。ただし、この組み合わせにアウターミトンをつける場合は、森林限界を越えてからは指先が痛くなった。ただ、ミトンの中で指を丸めていたら指先は温まった。

初の冬山体験は、あいにく山頂付近での眺めは良くなかったものの、冬山ならではの厳しさの一端を体験できたのでよかったと思う。次回は、登攀時の服装と、稜線に出るときの服装の切り替えなどに注意したいと思う。

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