鳳凰山(夜叉神〜薬師岳〜観音岳【鳳凰三山× 鳳凰二山○】)


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 192m
コースタイム
8:09 夜叉神峠 8:10
9:05 杖立峠
10:11 苺平
10:32 南御室小屋 10:36
11:31 砂払岳 11:35
11:43 薬師岳小屋
11:54 薬師岳 11:55
12:22 観音岳 12:37
12:57 薬師岳
13:02 薬師岳小屋
13:42 南御室小屋 13:43
14:12 苺平
15:13 杖立峠
15:49 夜叉神峠 16:00
16:24 夜叉神登山口
天候 | 快晴♪(一部ガスってましたが)のち小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・夜叉神の森は11月末で今季の営業を終了されていましたが、自販機は稼働しており利用できます (観光地にありがちな割増料金ではなく通常料金の自販機です♪) http://www.minami-alpskankou.jp/yashajin/yado/17/17.htm ・この日の駐車台数は自分も含めて2台 ・夜叉神の森までの林道に積雪なし(ノーマルタイヤで到着しました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・積雪は杖立峠を過ぎたあたりから所々に出現(ただし土の部分も大半) ・苺平〜南御室小屋では一面が雪の登山道も出てきますがアイゼンなしでも大丈夫でした(ちなみに登りではアイゼンなしで観音岳まで行けました) ・稜線に出ると頂上付近は無雪 |
写真
感想
3連休を利用し鳳凰山に登る。オベリスクはテッペンまで登ってみたいので不安の残るこの時期は当初計画から外し、鳳凰三山のうち薬師岳と観音岳の二山を登って、地蔵ヶ岳は夏に青木鉱泉から登るのに残しておく。前泊日帰りだと帰りの運転がいつも辛いので、今回は連休ということもあり(ちょっと贅沢をして)事前にビジネスホテルを予約しておき、寝てから帰ることにした。しかし!仕事中に悪寒と頭痛、カラダの節々の痛みもあり腹の調子も悪い…。風邪をひいたのか、間違いなく熱のある感じ。家に帰り計ってみると38℃の熱が…。いつもなら中止にしていたが変にホテルを予約したのが引っ掛かりギリギリまで悩んだ末に最後は「最悪の場合はホテルで寝るだけ寝て戻ってこよう」と出発。滋賀県を20時半に出て、食欲はないがとりあえず夕飯を食べ、夜叉神の森到着は深夜1時34分。駐車場で風邪薬を飲み、すぐに寝る。
翌朝起きると薬が効いたのか諸症状は消え、調子は良さそうな感じ。何より空が雲一つない快晴で、嫌でも調子が上がる。やっぱり来てよかった♪ただ、予定では日没までに車に戻るため夜明け前(5時半頃)には出発しようと思っていたのが二度寝してしまい7時前に快晴の朝日に起こされている状況…。急いで準備をして7時29分に登山口を出発する。鳳凰三山を鳳凰二山にしたのは計画の内だが、寝坊が原因で時間切れとなり鳳凰一山になってしまうのは何としても避けたい。自然と歩速が上がる。ポイントポイントでも休憩はほとんどとらず写真を数枚撮るだけで、ひたすら先へと進む。眺望も夜叉神峠で北岳方向が開けている他は木々の隙間から所々見える程度なので止まる理由がなく丁度よい。そのため逆に南御室小屋あたりまでは目標が見えず時間が非常に長く感じた。空は快晴だったが風が強く、樹林の中では木々を吹き抜ける音が一人歩きの不安感を増幅させ(結果的に登り下りともに誰とも会わず、この日歩いていたのは僕一人のようだ)森林限界を越えてからは激しい寒さとなって襲いかかってくる。ペットボトルの飲料はシャーベットを通り越し、飲めないくらいに凍っていた。
そんなこんなで薬師岳には11時54分に到着。ここまで登りながら中身の少ない頭の中で時間を色々と計算し「正午を境に引き返そう」などと考えていたものの薬師岳に着くと「目の前に目的地が見えているのに行かいでか!」と初志貫徹の熱い思いで写真だけ撮ってそのまま出発。約30分で観音岳に到着。この30分を残して帰っていたら絶対に悔いが残っていたであろう。やっぱりやっぱり来てよかった♪
せっかくの山頂なので(ここまでおにぎりをひとつ歩きながら食べただけだったので)ザックから菓子パンを取り出して強風の中で食べる。そして急ぎの下山に備えて軽アイゼンを装着するが、その数分間手袋を外しただけで指先が痺れて感覚がなくなる。慌てて手袋をつけて、来た道を引き返す。
下山は日没との戦いで、やはり時間に追われる感じとなり大きな休憩をとることなく戻る。南御室小屋から夜叉神峠までの距離と時間が登りの時にも増して長く辛いものに感じる。しかし今夜は、いつものように睡魔と格闘しながら運転して帰らなくても風呂と寝床が待っていると思うと多少は気もラクだ。そんなこんなで、どうにか16時に夜叉神峠に着く。車まではあと少し♪ここでようやく夜叉神峠小屋前の丸太椅子に腰をおろして少し休憩。朝は快晴の中にあった白根三山は完全にガスと小雪に霞んでいた。
そしてその夜は風呂とビールで爆睡♪たまには、こんな贅沢もいいものだ。
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