鷹ノ巣谷
- GPS
- 10:05
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,689m
- 下り
- 1,965m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:47
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
【復路】石尾根を奥多摩駅まで。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鷹ノ巣谷最大の2段18m大滝は、それほど難しくないように見えたが単独なので素直に右手のルンゼから巻き。 この巻きが高度感たっぷり、上部は乏しい木の根を必死に掴んで攀じ登る感じでなかなかスリリング。 二人以上であればビレイしながら滝を登ったほうが遥かに安全と思われる。 滝は水流右側を登る。 大滝の手前に3段12m滝が2つ続く。どちらも3段目がちょっといやらしい。ここもビレイ推奨。 大滝を越えてからすぐに顕著な二俣となる。ここは右手の水ノ戸沢へ進み、水が乏しくなってきたころに現れる三俣は一番右へ進み、完全に水が涸れてから1時間ほどの詰めで稲村岩尾根・ヒルメシクイのタワから50mほど鷹ノ巣山へ向ったあたりの稜線に出る。 |
写真
感想
以前から気になっていた奥多摩・鷹ノ巣谷。
ガイド本によれば、「詰めが核心」というくらい長く苦しい詰めが待っているということと、漁期の間は釣師が多いということで、真夏は見送り、秋も深まってきたこの時期にチャレンジしてきました。
前半はこじんまりとしたきれいな、それほど難しくない滝の連続で飽きずに楽しめるけど、後半は3段12m x 2と2段18mという大物が息つく暇も無く現れてずーっと緊張が続くという、短い割に濃厚な沢でした。
核心の18m大滝は、遠くからでもそれと分かる風格と威厳を備えた美しい滝。
登攀もそれほど難しく無さそうに見えるものの、確保無しで万一怪我したらヤバイので右手のルンゼから巻き。
このルンゼは下が固い岩なのでするする登れますが、上りきってしまう前に左壁の木の根がある辺りから壁を直登、そのまま乏しい木の根を一つづつ掴んで上りきる。ほぼ垂直な、足場の悪い土壁で、滑ったらかなりヤバイので要注意。
壁の上部を登り切った平坦地から滝の落ち口までは傾斜の緩い15mほどの下降。
クライムダウンでも行けそうですが、安全を考慮し懸垂で降りました。
巻きも一苦労で危険なので、ここは滝を直登するのが正解でしょう。
18m大滝手前の3段12m滝 x 2も上部が悪いのでやはりビレイ推奨。
それ以外はヤバそうな場所はありませんが、どうやら大きなサルの群れの縄張りのど真ん中を通るようで、遭遇した際はボスザルの動向に要注意。ヘタに刺激するとやられるかも。
詰めは、確かにかなりキツく時間もかかりますが、「核心」とまで言うほどじゃないかな、と。
キツさでいえばナメラ沢から破風山への詰めの方が遥かに厳しいです。
今回、単独で行ってみましたが、要ビレイ箇所が数箇所あるので、やはり複数で行くべき場所です。ザイルは30mあれば問題なし。
次回は複数で来て大滝を直登したいな!
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