天城山(万二郎岳・万三郎岳)
- GPS
- 04:49
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 758m
- 下り
- 1,176m
コースタイム
万二郎岳 11:20-11:30
万三郎岳 12:15-12:25
片瀬峠 12:35
戸塚峠 13:05
白田峠 13:25
八丁池 13:55-14:00
旧天城トンネル 15:05-15:10
天城峠バス停 15:20
天候 | 良く晴れて、特に午前中は快晴。朝の冷え込みは厳しく、陽射しがあっても風の冷たい1日でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2006年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
伊東駅 09:35-(東海バス)-10:30 天城高原ゴルフ場バス停 (帰り) 天城峠バス停 15:44-(東海バス)-16:30 修善寺駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体が良く整備された一般登山道で、危険個所や歩きにくい箇所はありません。 また、この日は八丁池から旧天城トンネルまでの間の縦走路が路面崩壊のため通行止めでしたが、その後復旧されています。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
伊東駅から天城高原ゴルフ場へのバスは、天城山へ登るのに便利なばかりか、1時間も揺られて運賃が500円という点でも有り難い存在だと思うのですが、本日の乗客は僅か2名のみ。
私以外のもう1名は運転手とは顔馴染みで地元の方らしく、その人が途中で降りてしまうと、それ以降終点までは私が唯一の乗客でした。登山者がほかにいないのは、もう年末だからでしょうか。
終点のゴルフ場に着いてみると、ホームページで休業中なのを確認していたにもかかわらず、利用者用の駐車場に多くの車が停まっており、コースや建物にも人の気配があります。
年末年始休暇に合わせて、何らかの営業をしている様子でした。なお、ハイカー用の駐車場にある公衆トイレは、凍結のため使用中止となっていました。
登山口からしばらくの間は、わずかな起伏に終始して、ほとんど平らにしか歩いていないような調子の道が続きます。
ベンチのある分岐点を過ぎると、ようやく登り始めますが、それでも傾斜は緩やかなままです。
良く歩かれた道は、木段の設置などが行き届いていて、斜面が崩落した箇所なども迂回路がきちんと作られているなど、十分な整備がされている様子でした。
ゴルフ場の回りをかすめて歩く区間が終わると、やや傾斜が増しますが、さほど負担に感じることもないうちに、あっさりと万二郎岳の頂上に到着です。それもそのはず、登山口からの標高差は250mほどしかないのでした。
狭い頂上であまり大きな展望はありませんが、南側が少し開けた所に腰掛けるのに都合の良い岩があったので、そこに腰を下ろして休憩していきます。
万二郎岳からは一旦下って、馬の背と呼ばれるピークを越えていきます。その後しばらく続く平坦な区間は、アセビのトンネルでした。
鞍部の石楠立を過ぎた登りでは、やや道が荒れ始めますが、傾斜が緩んでなだらかな区間に入るとそれも解消します。
そして最後にやや急な登りを終えると、万三郎岳の頂上でした。
ここまで4人のハイカーしか見ませんでしたが、頂上では10人ほどが休憩中です。
深田久弥の「日本百名山」では見晴らしが素晴らしいと書かれていますが、当時とは山の姿が変わってしまったらしく、疎林に囲まれた頂上からの展望はほとんどありません。
富士山の方角だけが少し切り開かれていて、それが唯一の眺めとなっていました。
万三郎岳の先へと進むと、ほとんど人の姿を見ない静かな山歩きとなりました。
年末とあって元々の人出も少なかったようですが、万三郎岳で見掛けた数少ない人たちも、ほとんどがゴルフ場からの往復らしく、結局、八丁池までの間でたった1人とすれ違うだけとなります。
一旦片瀬峠へ下った後で、小岳に登り返すと、まとまった登りはそれが最後となりました。
そして戸塚峠まで下ると、以降はほとんど水平に近いような歩きやすい道が、白田峠を過ぎて八丁池の手前まで続きます。
「山と高原地図」では、戸塚峠の先で1197mピークを通る稜線上がルートとなっていますが、実際には稜線には登らずに南面を巻いていく水平なルートとなっていて、ヤマケイの「静岡県の山」で示されているルートが正しいようです。
片瀬峠・戸塚峠・白田峠と、名前の付いた地点は必ずベンチが置かれていて休憩できるようになっていました。
戸塚峠から長く続いていた僅かな登りが下りに変わると、ほどなく一面に薄氷が張って寒々とした雰囲気の八丁池のほとりに到着します。
ほかには写真を撮りに来ていたらしい2人の姿があるだけで、その静寂さが冬の凛とした空気をいっそう際立たせていました。
八丁池からは、天城峠への縦走路が通行止めのため、下り御幸歩道で水生地方面へと向かいます。
終始樹林の中を通るやや薄暗さのある道は、地面に石がゴロゴロしていて歩きにくいのですが、傾斜は終始緩やかでした。
途中からは車道歩きとなり、休憩舎の建つ分岐点を旧天城トンネル方面に折れて進みます。
旧天城トンネルの手前には車が何台も停められていて、散策する人の姿も結構見られました。幹線道路から少し奥に入っただけなので、こんな日でも訪れる人が少なくないようです。
あたりには文学碑と休憩用のあずま屋を兼ねた公衆トイレがありますが、トイレは登山口にあったゴルフ場のと同じく、凍結のため使用中止となっていました。
最後に結構急な階段状の道を短く下って国道に出ると、意外にもそこは天城峠バス停がポツンと立っているだけで、ほかに何もない場所でした。
バスを待つ人もほかには誰も現れず、著名な観光地へのアクセスポイントとしては少々寂しい光景です。やはり、車で訪れる人がほとんどなのでしょうね。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2006_10_12/mt2006_10_12.html#20061230
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