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Yamareco

記録ID: 163616
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

大山(北尾根)

2006年12月06日(水) [日帰り]
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GPS
06:00
距離
17.0km
登り
1,652m
下り
1,452m

コースタイム

煤ヶ谷バス停 08:15
物見峠    09:25-09:30
一ノ沢峠   10:35-10:40
913m峰  11:30
大山     12:40-12:50
ヤビツ峠   13:35
蓑毛バス停  14:15
天候 概ね晴れて、風のほとんどない穏やかな天気の1日でした。
過去天気図(気象庁) 2006年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
本厚木駅 07:40-(神奈中バス)-08:15 煤ヶ谷バス停
(帰り)
蓑毛バス停 14:30-(神奈中バス)-16:52 秦野駅
コース状況/
危険箇所等
煤ヶ谷バス停から物見峠までは、一般ルートの概ね緩やかな登りです。
大山三峰山との分岐点を過ぎると、登山地図で「危」マークとともに「崩壊箇所多し」と注記が付けられた箇所を通過しますが、すでに修復済みのようで、何の問題もなく歩けています。

物見峠から黒岩までは、登山地図が赤破線で示している沢沿いのルートを進もうとしたのですが、道の荒廃が激しく、実際に歩けたのは最初の僅かな距離だけです。
倒木とヤブに阻まれて林道に上がってからは、そのまま林道を進みました。

黒岩付近で山道に入ると、急な木段が続き、木段が終わっても急登が待っているという具合で、100m以上を一気に登らされた先がベンチのある一ノ沢峠でした。

一ノ沢峠から大山北尾根に入ると、赤破線ルートではあるものの、明瞭な尾根で進むべきルートは明快で、難しい箇所もない上に、標石やテープなどの目印も多く、一般ルートの感覚で歩いても問題ないと思えるほどでした。
唯一難点を挙げるとすれば、指導標がほとんど無かったことですが、私製標識のあった913m峰の分岐を除けば、これといった分岐もなかったので、迷う心配もなさそうです。

大山からヤビツ峠を経由して蓑毛までは、一般ルートとなります。
ヤビツ峠までの間は、木段の下りが多く、段差の大きい箇所も結構あって、軽快に下れる区間はあまり多くありません。
でもヤビツ峠を過ぎると、蓑毛まではとても緩やかな下り坂で、急な傾斜や大きな段差は全く出てきませんでした。逆ルートで登る場合でも、歩きやすいだろうと思います。

※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。
※GPS導入前なので、ルートは推測です。

感想

バスを煤ヶ谷で降りて歩き始めると、緩やかに登っていく途中で、まだ標高は低いというのに、相模湾やそこに浮かぶ江ノ島まで見えたことに驚かされました。
大山三峰山との分岐を過ぎて物見峠に向かうと、登山地図で危険とされる箇所を通過しますが、足元が崩れないよう補強されていたほか、上からの落石に対しても柵やネットが設置されていました。
崩壊斜面を歩く区間は意外と長かったのですが、物見峠までは何の問題もなく歩けています。

物見峠から黒岩方面へは登山地図が赤破線で示している沢沿いのコースを進もうと目論んできました。
事前にネットで情報を得ていた通り、物見峠側の入口には「登山道の崩壊により通行禁止」の看板が立てられていましたが、構わず進んでみます。
しばらくは林道がすぐ上を通っているので、進退窮まったら林道に上がってしまえば良さそうです。

コースに入ると、ほとんど人が歩いていないから当然なのですが、最初から結構荒れています。
トラバース道は崩れかかり、しばしば木の枝などが道を塞ぎ、橋は斜めに傾いて渡れません。
やがて、倒木が道を塞いでいる上に迂回する適当なスペースもなく、また仮に抜けられたとしてもその先でヤブが深まってルートが不明瞭っているという箇所に至って、思っていたよりも早く、それ以上は進めなくなりました。
上に見えているガードレールを目指して急な斜面をよじ登り、林道に上がった後は、黒岩までその林道をダラダラと歩いてから、山道に入って一ノ沢峠へ向かいます。

一ノ沢峠にある道標は、黒岩方面と札掛方面を示しているだけですが、「保安林」の標識がある方向にも踏み跡があり、それを追って大山の北尾根に入ります。
元々さほど分かりにくい尾根ではなく、踏み跡もしっかりしている上に、2種類の境界標が頻繁に現れて道案内をしてくれるほか、テープによるマーキングも結構あって、ほとんど何の不安もなく歩ける状況でした。

比較的歩きやすい尾根で地形図の752m地点まで進んだ後は、しばらく急斜面が続いて、送電線に近い913m峰に登ります。
913m峰は札掛方面との分岐点となっていて、北尾根で唯一見掛けた私製の分岐標識がかかっていました。

その後も急斜面は続きますが、標高が1000mに達するあたりで軽く右に折れると、なだらかな尾根に乗って急斜面からは解放されます。
ようやく大山の姿が拝めるようになると、いずれも標識のなかったミズヒノ頭と西沢ノ頭を相次いで通過していきます。
このあたりになると、大きなアップダウンなどは一切なく、緩やかな登りが多くなって、気分良く歩ける区間でした。

大山の頂上に着くと、平日にもかかわらずそこそこの人出があって、売店も営業しています。
頂上一帯は霜溶けで酷くぬかるんで歩きにくいほか、僅かに積雪の痕跡も見られました。
丹沢最高峰の蛭ヶ岳では、この日曜日に10cmの積雪があった模様なので、大山でも少しは降ったのでしょう。

大山からは一般ルートを下りますが、その途中で春岳山(949m)に寄り道をしてみます。
分岐は登山道がハッキリと左に折れる箇所にあって、右側の踏み跡に入ると、立木に「春岳山」と書かれたテープが巻かれているのが目印です。
そこから専ら下るだけの道を1分歩くか歩かないかで、ほとんど登らずに広場状のピークに出て、そこが春岳山のようでした。
ただ、せっかく寄り道したものの、あまりパッとしたピークではなく、展望も平凡で少々期待外れだったという印象です。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2006_10_12/mt2006_10_12.html#20061206

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