遂に踏破！下の廊下（欅平〜阿曾原温泉小屋〜黒部ダム）

2018年11月03日(土) 〜 2018年11月04日(日)

• GPS: 16:22
• 距離: 30.9km
• 登り: 6,648m
• 下り: 5,827m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:52
• 休憩: 0:10
• 合計: 6:02

距離 11.3km 登り 1,961m 下り 1,714m

9:36 欅平駅
10:30 10:36 水平歩道始・終点
11:22 11:24 蜆谷
12:44 大太鼓
13:30 13:31 オリオ谷
13:39 13:40 折尾ノ大滝
15:38 阿曽原温泉小屋

2日目

• 山行: 9:57
• 休憩: 0:19
• 合計: 10:16

距離 19.7km 登り 4,697m 下り 4,120m

6:49 阿曽原温泉小屋
7:17 7:18 権現峠
7:47 関西電力人見平宿舎
7:52 7:54 仙人谷駅
7:58 7:59 仙人谷ダム
8:26 8:30 東谷吊橋
9:25 9:26 半月峡
10:29 十字峡
11:35 11:42 白竜峡
12:33 12:35 黒部別山谷
13:45 新越沢二股
15:24 内蔵助谷出合
16:21 16:22 ダム下
17:05 ゴール地点

三年前から計画していた、下の廊下。今年も、計画した日程が天候不良で一旦は、断念していたが、小屋の営業終了後の週末に好天予報が出たので、迷わず、富山行きのバスの切符を手配。

天候

3日　晴
4日　晴のち曇（一時小雨）

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路　東京駅鍛冶橋（夜行バス）〜富山〜魚津〜宇奈月〜欅平
復路　黒部ダム（トロリーバス）〜扇沢（急行バス）〜長野（新幹線）〜上野〜最寄り駅

コース状況／危険箇所等

水平歩道、下の廊下とも要注意箇所が多い。

その他周辺情報

阿曾原温泉小屋は、10月29日で営業終了だったが、11月3日はテント泊可能（温泉入浴可能）だった。

写真

11/3 7:41

東京から夜行高速バスで早朝の富山駅に到着。富山〜魚津〜宇奈月温泉と乗り継いで宇奈月温泉からトロッコで欅平に向かう。

11/3 7:55

11/3 9:12

欅平に到着。

11/3 9:14

早朝なのに観光客で列車はほぼ満席だった。登山者もちらほら。

11/3 9:17

欅平駅に到着。この脇から水平歩道への登山道が伸びているなんて、最近まで知らなかった。

11/3 9:36

いよいよ水平歩道に踏み込む。

11/3 10:03

最初の30分がきつい登り。

11/3 10:31

少しづつ、高度を稼いでいく。

11/3 10:31

いい天気だ。

11/3 10:32

黒部といえば、電源開発。

11/3 10:33

右に行くと展望台だったけど、途中で出会った関電の人に「がんばって行ってらっしゃーい」と言われて、「はーい」とつい左に進んでしまった。

11/3 10:36

11/3 10:38

11/3 10:43

11/3 10:43

11/3 10:53

11/3 11:02

この番線が命綱。

11/3 11:03

11/3 11:17

11/3 11:18

11/3 11:18

11/3 11:22

11/3 11:23

11/3 11:32

11/3 11:38

水平歩道が登場。

11/3 11:46

11/3 11:46

11/3 11:47

トンネル登場。

11/3 11:47

11/3 11:48

11/3 11:49

11/3 11:52

11/3 11:52

11/3 11:54

11/3 11:55

11/3 11:55

11/3 11:55

11/3 12:02

11/3 12:03

水が貯まっている。

11/3 12:05

11/3 12:08

ここが志合谷かー。吹っ飛んだ宿舎はどこにあるんだろう。探したけど見つからず。

11/3 12:10

11/3 12:13

11/3 12:21

大太鼓に到着。ここは思ったより、天井が低いので、かかんだ状態で進むので、ヘルメットやリュックが天井にぶつかり歩きにくい。

11/3 12:22

一応、高さはある。

11/3 12:23

こういうところで写真撮ってもらいたかったけど、誰も居なかったので残念。

11/3 12:23

11/3 12:24

11/3 12:28

11/3 12:45

11/3 12:45

11/3 12:49

11/3 12:49

紅葉は見事だった。

11/3 12:49

11/3 13:16

11/3 13:19

11/3 13:30

11/3 13:32

11/3 13:32

11/3 13:34

11/3 13:34

11/3 13:40

11/3 13:40

11/3 14:27

11/3 14:34

11/3 14:35

11/3 14:41

11/3 14:48

11/3 15:05

阿曾原温泉小屋が見えてきた。

11/3 15:12

この時間でも阿曾原温泉小屋のテント場は、まだ余裕あり。

11/3 15:53

さくっと設営完了。この場所で真新しいテントを張るのは、少し恥ずかしいな。早めに夕食を済ませて、17時から露天風呂に一番乗りし、ゆっくり浸かって、18時過ぎには就寝。

11/4 6:33

翌朝は、4時起床で朝食を済ませ、さくっと徹営が完了したので、出発前に個人装備一式を撮影。

11/4 6:42

出発したときのテン場の様子。

11/4 6:42

今度は、ここに泊まってみたいものだ。

11/4 6:45

11/4 7:16

11/4 7:16

11/4 7:17

11/4 7:19

11/4 7:25

11/4 7:28

11/4 7:41

11/4 7:41

11/4 7:45

関西電力人見宿舎に到着。

11/4 7:45

11/4 7:46

ここの紅葉は、見事だった。

11/4 7:47

専用鉄道の鉄橋が見える場所にて。

11/4 7:49

冬季用のコンクリート製の通路が続いている。

11/4 7:50

11/4 7:50

11/4 7:50

11/4 7:52

11/4 7:53

11/4 7:53

11/4 7:53

11/4 7:54

この場所には、三年前に黒部ルート見学会のときに来ているので懐かしかった。

11/4 7:56

関電の職員の人たちの後について歩く。

11/4 7:57

11/4 7:57

ダム事務所の入口。ちなみにダムカードは無いとのこと。

11/4 7:58

11/4 7:58

11/4 7:59

11/4 7:59

11/4 8:05

11/4 8:05

11/4 8:16

ここから、しばらく林道歩き。

11/4 8:22

11/4 8:24

11/4 8:24

11/4 8:25

11/4 8:27

11/4 8:28

11/4 8:30

11/4 8:31

黒部川第四発電所の送電口。この地下に巨大施設があるなんて、凄いことだと思う。

11/4 9:12

11/4 9:24

11/4 9:24

11/4 9:25

11/4 9:26

11/4 9:28

11/4 9:29

これが、噂のクラックだね。

11/4 9:29

昨日までの水平歩道より緊張感がある。

11/4 9:30

11/4 9:31

よく写真で見ていたけど、実際に歩いてみて分かるものがある。百聞より一見。

11/4 9:32

11/4 9:33

わざとらしい写真だが、このルートでこういう場所は、頻繁に登場する。

11/4 9:37

11/4 9:43

11/4 9:46

11/4 9:47

写真を撮る場合は、必ず立ち止まって安全確保すること。ながら写真は禁物。

11/4 9:59

山の上に人工物発見。

11/4 10:00

その拡大写真。この建物はなんだろう。

11/4 10:00

11/4 10:08

古いボルトがあったりするので、番線も絶対的ではないと思う。しっかり足元を確認することが肝要。

11/4 10:16

こんな、倒木も登場。

11/4 10:19

11/4 10:19

11/4 10:19

11/4 10:20

11/4 10:20

11/4 10:21

ここも高度感があって面白いところ。

11/4 10:22

少し進んで振り返るとこんなところだった。

11/4 10:22

誰も居なかったので、マイペースで歩けたのは、ラッキーだった。こんな場所でスライドや渋滞は御免こうむる。

11/4 10:30

11/4 10:30

十字峡の吊橋に到着。

11/4 10:30

足元は、こんな感じ。

11/4 10:30

十字峡の展望台に降りる道が見つけられなかったのは、心残り。

11/4 10:41

いわゆるV字谷だね。

11/4 10:46

ここも、皆さんのコメントのとおり、気にしないで通過するしかない。行く前は、河童をだすとか、折りたたみ傘とか考えて、ザックのサイドポケットに入れて用意していたけど、ザックを下ろすスペースも無くて、立ち止まるのも面倒くさくて、カメラだけビニール袋に入れて、そのまま通過。もちろん、肩や腕は濡れちゃうね。

11/4 10:48

斜面に設営された桟道。

11/4 10:49

桟道から下を覗くと、こんな感じ。

11/4 11:46

白龍峡に突入。

11/4 11:50

白龍峡の手前で、数人の対向者とスライドしていたので、この区間は、誰ともも会うことなくマイペースで進むことが出来た。ラッキー。

11/4 11:54

写真では、リアルに伝わりにくいナー。是非、自分の足でここに行ってみてほしい。

11/4 12:26

延々と歩道は続く。

11/4 12:28

11/4 12:28

11/4 12:31

ここの下りは、ちょっと手こずった。でも、ゆつくり降りれば大丈夫。

11/4 12:36

11/4 12:39

噂の高巻道に到着。

11/4 12:41

高いといっても、すでに高度感が麻痺しているので、怖くは無い。でも、油断せず三点確保で慎重に通過することを心がけた。

11/4 12:42

この構築物を作るのは、大変だよね。

11/4 12:43

11/4 12:43

11/4 12:43

11/4 12:47

これが全体像。写真では伝わりにくいけど、なぜ、こういう高巻道になっているかは、現地に行ってみて良く分かった。

11/4 13:08

11/4 13:31

ここで、ランチタイム。ラーメンをすすっていたら、昨日隣にテントを張っていた方が、追いついてきた。扇沢を4時過ぎ発の新宿行きバスに乗るとのことで、先行された。この後ダムまで、誰とも会わなかった。

11/4 13:44

11/4 13:44

11/4 13:48

11/4 13:50

11/4 14:10

11/4 14:11

11/4 14:16

11/4 14:16

11/4 15:15

11/4 15:18

内蔵助谷出合で休憩。

11/4 16:16

やっと黒部ダムが見えてきた。

11/4 16:21

ダムからの放水で、水しぶきが凄い。

11/4 17:04

橋を渡ってからの最後の登りが、とても辛かった。トロリーバス最終便が迫っていたので、必死にがんばった。

11/4 17:06

11/4 17:06

ハイドレーションが空っぽだったので、ここの水道でがぶ飲み。

11/4 17:07

11/4 17:07

11/4 17:07

11/4 17:07

11/4 17:07

11/4 17:08

着いた着いた、黒部湖駅。トロリーバスにも間に合った。阿曾原からここまでに、5人に抜かされた。結局、自分が一番最後尾だったということ。

11/4 17:12

この乗車券は、記念にとっておこう。

11/4 17:27

最終バスなのに、乗客はそれなりに居た。

11/4 17:31

今年でラストのトロリーバス。

11/4 18:01

扇沢到着後の帰路は大町から松本経由で特急あづさに乗ろうかとも考えたが、時間がかかるので、却下。結局、新幹線に乗るため、扇沢から長野行きのバスに乗車。

11/4 19:56

長野駅到着。長野駅は先月の戸隠以来で駅ビルにいろいろ飲食店があるのは分かっていてたが、とにかく腹ペコだったので、バスを降りて目に入ったそば屋でかけそば一杯。とりあえず、腹は落ち着いた。

11/4 19:58

汗だくだったので駅ビルで着替えをして、少しさっぱり。時間があれば、大町温泉で途中下車してお風呂に入りたかったなー。

11/4 20:59

新幹線が意外と混んでいて、取れた切符がこれ。1時間近く待機。結局、到着時間があづさと同じになっちゃった。

11/4 21:04

始発のあさま号到着。

11/4 21:07

あさまは、高崎までほぼ各駅なのでガラガラ。指定とったけど自由席でも大丈夫だったな。リクライニングシートを思いっきり倒して、ちょっと、うとうとしていたら上野に到着し、午後11時半に帰宅。無事に帰還できて感謝。おつかれさまでした。

撮影機器：

EX-ZR1700 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

zottaman

とにかく、行けて良かったの一言。このルートは、皆さんレコでも色々レポートされているので、細かいコメントは省くが、初めて踏破した自分が言えることは、経験を積んだ上で一度は歩いてみてほしいということ。レコを見て、色々思案していても行ってみないと分からないことや、新たな発見がたくさんあると思う。次のチャンスがあれば、下の廊下開通前の阿曾原温泉までのピストンだけでも、歩いてみたいなと思った。将来、観光化される前に、もう一回黒部ルート見学会に申し込もうかな。