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Yamareco

記録ID: 1642470
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
関東

分水嶺:荒海山=太郎岳(栃木県側から)

2018年10月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
12:18
距離
16.1km
登り
1,020m
下り
1,002m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:16
休憩
0:02
合計
12:18
4:59
390
スタート地点
11:29
11:31
346
17:17
ゴール地点
中の沢林道入口0500―0548送電線巡視林道分岐ゲート―0602「マイタウン平成」看板(右岸からの支流による土砂堆積地)―0631太郎岳登山口標識(沼ノ沢出合)―0745沢から離れる―0938道標「ケイタイが入ります」―1049荒海山三角点ピーク―1056荒海山1131―1141荒海山三角点ピーク―1249道標「ケイタイが入ります」―1317コル―1330小ピーク(1276m)―1339中央分水嶺から離れる―1344水流のある急な溝―1447往路ルートと合流―1511休(Co910m)1521―1555太郎岳登山口標識(沼ノ沢出合)―1620「マイタウン平成」看板(右岸からの支流による土砂堆積地)―1633送電線巡視林道分岐ゲート―1717中の沢林道入口
天候 ほぼ快晴
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中三依から三依渓流つり場方面に入り、つり場手前の中の沢出合付近の駐車スペースに停めました。(つり場はまだ開店前でロープが張ってありました) つり場から少し入ったところで、車両通行止めとなっています。
コース状況/
危険箇所等
(修復を進めてはいるようですが)入山沢林道は崩壊しており、また、登山道も整備はされていないようなので、今後も荒廃が進むと予想されます。
その他周辺情報 下山後のひと風呂は、中三依温泉駅そばの中三依温泉「男鹿の湯」を利用しました(¥600)。かわいい男の子がお手伝いしていました。内湯だけですが、休憩スペースとかがとてもおしゃれです。
入山沢林道をしばらく進むと送電線が上空を通過します。近くの送電鉄塔は送電線の三叉路になっています。
2018年10月21日 05:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 5:45
入山沢林道をしばらく進むと送電線が上空を通過します。近くの送電鉄塔は送電線の三叉路になっています。
芝草山側に枝道が分かれています(ゲートあり)。送電鉄塔の管理維持のためのものと推測されます。
2018年10月21日 05:48撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 5:48
芝草山側に枝道が分かれています(ゲートあり)。送電鉄塔の管理維持のためのものと推測されます。
なんとか流されずに踏ん張っている橋で左岸から右岸に渡ります。
2018年10月21日 05:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 5:49
なんとか流されずに踏ん張っている橋で左岸から右岸に渡ります。
右岸の支流からのおびただしい量の土砂が詰まった荒廃地。「マイタウン平成」なる場違い(?)な看板がありました。
2018年10月21日 06:02撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 6:02
右岸の支流からのおびただしい量の土砂が詰まった荒廃地。「マイタウン平成」なる場違い(?)な看板がありました。
その先の渓相はきれいです。
2018年10月21日 06:16撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 6:16
その先の渓相はきれいです。
太郎岳登山口の標識。ほぼ10年ぶり。懐かしい。
2018年10月21日 06:31撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 6:31
太郎岳登山口の標識。ほぼ10年ぶり。懐かしい。
しばらく左岸の高巻道を進みますが、沢床を歩いた方が楽しいかも。
2018年10月21日 06:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 6:49
しばらく左岸の高巻道を進みますが、沢床を歩いた方が楽しいかも。
立派な滝つぼ付き。
2018年10月21日 06:52撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 6:52
立派な滝つぼ付き。
なかなか楽しい沢歩きがしばらく続きます。
2018年10月21日 07:11撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
1
10/21 7:11
なかなか楽しい沢歩きがしばらく続きます。
巻く場合はほぼ決まって左岸ですね。
2018年10月21日 07:23撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 7:23
巻く場合はほぼ決まって左岸ですね。
まだまだ続きます。
2018年10月21日 07:33撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 7:33
まだまだ続きます。
下山はここから降りてくる予定。
2018年10月21日 07:40撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 7:40
下山はここから降りてくる予定。
右岸にリボンがありました。このあたりが取付き点ですね。
2018年10月21日 07:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 7:44
右岸にリボンがありました。このあたりが取付き点ですね。
登りやすそうな溝を直登すると…
2018年10月21日 07:47撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 7:47
登りやすそうな溝を直登すると…
固定ロープ発見。
2018年10月21日 07:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 7:49
固定ロープ発見。
しばらく進むと、赤リボンに「MWV 2018」とあるのを発見。明大ワンゲルがこの夏に合宿したってことかな?
2018年10月21日 08:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 8:10
しばらく進むと、赤リボンに「MWV 2018」とあるのを発見。明大ワンゲルがこの夏に合宿したってことかな?
その後も踏み跡を外さないように進みます。岩場交じりの急登には固定ロープがあることも。
2018年10月21日 09:24撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 9:24
その後も踏み跡を外さないように進みます。岩場交じりの急登には固定ロープがあることも。
そろそろ主稜線(中央分水嶺)に出るはず。
2018年10月21日 09:37撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 9:37
そろそろ主稜線(中央分水嶺)に出るはず。
出ました。ネットで何度か見たことのある道標。「ケイタイ入ります」
2018年10月21日 09:38撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 9:38
出ました。ネットで何度か見たことのある道標。「ケイタイ入ります」
こちらは外れ落ちてしまっていました。
2018年10月21日 09:38撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 9:38
こちらは外れ落ちてしまっていました。
高原山の展望を得て、一息。手前はつい先日登った芝草山。
2018年10月21日 09:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 9:49
高原山の展望を得て、一息。手前はつい先日登った芝草山。
目指す山頂が近づいているようでなかなか近づかない。
2018年10月21日 10:08撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 10:08
目指す山頂が近づいているようでなかなか近づかない。
三角点峰に到着〜。10年前のGW以来。
2018年10月21日 10:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 10:49
三角点峰に到着〜。10年前のGW以来。
こちらが荒海山(太郎山)・本峰。
2018年10月21日 10:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 10:56
こちらが荒海山(太郎山)・本峰。
私の好きな石碑でしたが、倒れてしまっていました。3.11(東日本大震災)だろうか?
2018年10月21日 10:56撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 10:56
私の好きな石碑でしたが、倒れてしまっていました。3.11(東日本大震災)だろうか?
山頂からの時計回りパノラマ展望(1):真北に七ツ岳。
2018年10月21日 10:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 10:57
山頂からの時計回りパノラマ展望(1):真北に七ツ岳。
山頂からの時計回りパノラマ展望(2):右端に三角点峰。遠景には、吾妻連峰〜安達太良連峰を含む中央分水嶺の山並み。
2018年10月21日 10:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 10:57
山頂からの時計回りパノラマ展望(2):右端に三角点峰。遠景には、吾妻連峰〜安達太良連峰を含む中央分水嶺の山並み。
山頂からの時計回りパノラマ展望(3):左端に三角点峰。遠景には、三倉山・大倉山〜男鹿岳の中央分水嶺とそれに続く大佐飛山・日留賀岳など。
2018年10月21日 10:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 10:57
山頂からの時計回りパノラマ展望(3):左端に三角点峰。遠景には、三倉山・大倉山〜男鹿岳の中央分水嶺とそれに続く大佐飛山・日留賀岳など。
山頂からの時計回りパノラマ展望(4):奥に高原山。左手前に芝草山。
2018年10月21日 10:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 10:57
山頂からの時計回りパノラマ展望(4):奥に高原山。左手前に芝草山。
山頂からの時計回りパノラマ展望(5):右奥に女峰山〜男体山・太郎山などの日光連山。その手前に明神ヶ岳。さらにその左手前には前日に登った持丸山。
2018年10月21日 10:57撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 10:57
山頂からの時計回りパノラマ展望(5):右奥に女峰山〜男体山・太郎山などの日光連山。その手前に明神ヶ岳。さらにその左手前には前日に登った持丸山。
山頂からの時計回りパノラマ展望(6):西に続く中央分水嶺上の突起は次郎岳。熊とにらめっこした思い出の地。左奥に日光連山〜日光白根山〜根名草山〜台倉高山〜田代山・帝釈山。
2018年10月21日 10:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 10:59
山頂からの時計回りパノラマ展望(6):西に続く中央分水嶺上の突起は次郎岳。熊とにらめっこした思い出の地。左奥に日光連山〜日光白根山〜根名草山〜台倉高山〜田代山・帝釈山。
山頂からの時計回りパノラマ展望(7):左奥に燧ヶ岳。スカイラインを右に辿ると大杉岳〜会津駒ヶ岳〜三岩岳〜窓明山など。スカイラインから平ヶ岳がちょっと顔を覗かせています。その一つ手前の尾根筋には大嵐山。
2018年10月21日 10:59撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 10:59
山頂からの時計回りパノラマ展望(7):左奥に燧ヶ岳。スカイラインを右に辿ると大杉岳〜会津駒ヶ岳〜三岩岳〜窓明山など。スカイラインから平ヶ岳がちょっと顔を覗かせています。その一つ手前の尾根筋には大嵐山。
急な下りはところどころ踏み跡を外してしまい、ヒヤッとする場面もありましたが、なんとか下降点まで。この後、前回(北から)の分水嶺踏査足跡とつなげるために、稜線をコルに向かってさらに進みます。
2018年10月21日 12:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 12:49
急な下りはところどころ踏み跡を外してしまい、ヒヤッとする場面もありましたが、なんとか下降点まで。この後、前回(北から)の分水嶺踏査足跡とつなげるために、稜線をコルに向かってさらに進みます。
コルを過ぎ、念のためもう少し進みます。振り返ると…おお、この角度、忘れもしない前回断念を判断した地点(無名1276m峰)。
2018年10月21日 13:36撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
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10/21 13:36
コルを過ぎ、念のためもう少し進みます。振り返ると…おお、この角度、忘れもしない前回断念を判断した地点(無名1276m峰)。
後は安全に下るだけ。コル付近から沢筋に出ました。
2018年10月21日 13:44撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 13:44
後は安全に下るだけ。コル付近から沢筋に出ました。
ここはちょっと嫌らしい。(急傾斜であることが写真では分かりません)
2018年10月21日 13:49撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 13:49
ここはちょっと嫌らしい。(急傾斜であることが写真では分かりません)
本流に降ります。
2018年10月21日 13:50撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 13:50
本流に降ります。
だんだんと沢らしくなっていきます。
2018年10月21日 14:10撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 14:10
だんだんと沢らしくなっていきます。
こうなると楽しい。
2018年10月21日 14:54撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 14:54
こうなると楽しい。
ルンルン。
2018年10月21日 15:07撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 15:07
ルンルン。
林道終点に降り立ちました。
2018年10月21日 15:55撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 15:55
林道終点に降り立ちました。
橋に詰まった流木。良く耐えたねぇ。
2018年10月21日 16:32撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 16:32
橋に詰まった流木。良く耐えたねぇ。
流木の溜まり場。
2018年10月21日 16:45撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 16:45
流木の溜まり場。
えぐれてスッポリなくなってしまった林道。
2018年10月21日 17:00撮影 by  COOLPIX AW120 , NIKON
10/21 17:00
えぐれてスッポリなくなってしまった林道。
撮影機器:

感想

10年も懸案として宿題リストの上位にあった中央分水嶺区間「荒海山〜北東側コル」をそろそろ楽しんで来ようという企画。会津側も登山道(やおそらく沢も?)が崩壊してしまっているらしいので、栃木側にこだわりました。

荒海山付近の踏査実績として、西側は田代山から入って2008年5月8日に荒海山まで到達していました。東側は山王峠から入って2008年11月30日に荒海山手前のコル(Co1255m)まで達していましたが、その先は時間切れで断念してしまっていました。

先日(2018/9/13)、芝草山を登った際に、入山沢林道を下見しており、通行止めとなっていることは了解していました。今回、林道歩きが長いので、明るくなる前(5:00)にスタート。それでも単独行なので、安全には安全を期して慎重に歩き、さらに山頂でのんびりしたせいか、12時間を超える行動時間となりました(時間切れのビバークは念頭内だが、滑落によるケガは念頭外というタクティクス)。中央分水嶺踏査の一区切りとなった達成感もあって、充実した山行となりました。下山して、中三依温泉で汗を流してみると、膝や脛にアザの勲章ができていました。

この山行の結果、つながった中央分水嶺上の足跡:
 中央アルプス<茶臼山>〜吾妻連峰<東大巓>
ちなみに、諏訪湖(塩尻峠)〜猪苗代湖(中山峠)を一つの区切りと位置付けていた時があったので、それをクリアしたことになります。

(※)但し、甲子旭岳(赤崩山)は巻道を通ってしまっていて、山頂を踏んでいないので、直ちになんとかします(笑)

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