馬返しからグランドキャニオン＞小富士＞須走口周回

2018年11月10日(土) [日帰り]

• GPS: 05:17
• 距離: 10.6km
• 登り: 812m
• 下り: 796m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:50

7:53 旧馬返
8:27 8:27 グランドキャニオン
10:40 10:51 1905P
11:01 11:24 小富士
11:42 11:42 古御嶽神社
11:51 12:03 須走口 五合目
12:08 12:08 古御嶽神社
12:27 12:31 御室浅間神社跡
13:04 13:04 狩休
13:36 13:36 旧馬返
13:43 ゴール地点

須走口からの下山路以外は正規なコースではないと思われるので、注意ください

天候

快晴＞曇り＞ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

県道150号（ふじあざみライン）は11/8から須走口手前6kmから通行止めなので、通行止め地点の路肩に駐輪。
ちょうど馬返しの場所だったので、支障はありませんでした。

コース状況／危険箇所等

グランドキャニオンには私が歩いた範囲ではロープや鎖などが無いため、谷底に降りるのはやめた方がいいです。
降りると崖は砂礫なので登りにくいです。
登れない場合は下流の工事現場を通ると馬返しまで戻れます。
工事中の場合は、睨まれると思いますが。

写真

11/10 7:50

県道150の通行止め個所。
左側に車の転回用の場所あり。
11月中旬の富士山とは思えないポカポカ陽気。

11/10 7:40

知らなかったが、すぐそこが本日のスタート地点である馬返しなので支障なし。よかった。

11/10 7:50

宝永山、未冠雪だったか。
いずれ行こう

11/10 7:56

この看板の手前で

11/10 7:57

右に入る

11/10 8:03

県道150号に出たら、また右に。

11/10 8:03

俗称と思っていたけど、こんな立派な石柱があるということは、公称？

11/10 8:05

すぐに見えた。これか！

11/10 8:06

下流を見ると工事しているが、本日は休工の模様。

11/10 8:06

レコに、進みすぎると崖との高低差が広がって谷底に降りにくくなるとあったので、降りる場所を探しながら進む

11/10 8:08

11/10 8:12

降りられそうな場所を見つけた。

11/10 8:14

火山特有の砂礫なので、崩れやすい。
勢いが付かないよう、尻セードで降りた。

11/10 8:15

降りて来た場所を見上げて

11/10 8:15

上流方向

11/10 8:20

倒木がある

11/10 8:21

右岸

11/10 8:22

なかなかの迫力

11/10 8:29

この辺が核心部。下に動画があります

11/10 8:31

たぶん、一番高い所

11/10 8:31

地層がはっきりわかる。
赤い線は何の層だろう。
化石が発見できそう

11/10 8:32

触ってみると、ガチガチではない。
手でも強くつかめばえぐれそうだった。

11/10 8:33

11/10 8:34

上流へ進む

11/10 8:36

倒木

11/10 8:38

右岸から倒木

11/10 8:41

11/10 8:50

えっ行き止まり？

終端の場所。
緩やかな登りになっていると思っていたのだが。

11/10 8:53

実際はこうだった。
物見遊山的な気分は吹き飛んだ。
登れる場所を探さないと…

11/10 8:54

終端左側の崖。登れそうにない。
戻りながら探すことにするが、最悪工事現場まで行き、重機が通った道を使えばいい。

11/10 8:56

どこもかしこも、こんなザラザラの砂礫。
昨日までの雨を吸って更に崩れやすくなっているかも。

11/10 8:59

少し戻って、終端部に向かって左側。
歩く予定のコースは右側だったが、この際左側でもいい

11/10 9:06

ストックをしまい、冬用グローブをはめて登る

11/10 9:08

ここ(高さ3〜4m)を登れば復帰できるが、岩に全体重をかけると落ちる＞張り出しているので谷底に落下＞砂礫とはいえ怪我　と予想し、やめた。

緑がダウンロードした他の方のヤマレコのGPSログ、そして赤が自分の軌跡。
ヤマレコのGPSログ通り登ればいいと思っていたが、その場所は垂直に近い絶壁(写真26の場所)で登攀は絶対に無理だった。
GPSログがずれているのだろう。

11/10 9:12

写真26の少し下流の終端に向かって右側に、斜度が緩い崖を発見。
古いが足跡もうっすらとあるので、覚悟を決めてここを登ることにする。
雪の天狗岳の斜面を登った時のことを思い出しながら、キックステップの要領で。

11/10 9:16

途中、振り返って。
左側が自分の足跡。

11/10 9:17

進む方向を見定める。
あの倒木地帯まで行けば、少なくとも手がかり足掛かりは豊富にあるので行くことにする。

11/10 9:20

倒木地帯。前方は倒木で進みにくいので、左側に進む

11/10 9:22

崖の上に登れた！

11/10 9:22

自分の足跡をズーム

11/10 9:25

ロープを発見。
コースに乗ったようだ。やった。

11/10 9:26

崖から谷底を見下ろす。
怖かったな

11/10 9:27

危機を脱してホッ。
倒木に座って休憩。
靴に入った大量の砂を捨てた。

11/10 9:41

前進開始！
富士山が常に見え、快適

11/10 9:38

グランドキャニオンの終端部を見下ろす

11/10 9:40

鹿の足跡かな。
糞もあった。

11/10 9:42

振り返ると、雲海が。

11/10 9:42

たぶん金時山

11/10 9:50

最大ズーム

11/10 9:49

裾野の右端の向こうに見えるのは

11/10 9:49

たぶん愛鷹山

12/19 8:39

おまけ：愛鷹山黒岳から見た富士山

11/10 9:56

倒木ゾーンに差し掛かったので、

11/10 9:58

上へ。

11/10 10:02

足跡発見

11/10 10:07

足跡は途絶えた。
右側に見える稜線がルートのようだ

やはり稜線がルートだ。合流しよう

11/10 10:07

砂礫なので登りにくいが、頑張って登る

11/10 10:11

いかにも火山岩

合流完了

11/10 10:18

振り返って真っ先に目に入った山中湖

11/10 10:19

真ん中に見えるのは、あの辺りで一番高い御正体山かな

11/10 10:19

山中湖の左奥に丹沢主脈＆主稜

11/10 10:19

たぶん右が蛭ヶ岳、左が檜洞丸

11/10 10:19

ケルン

11/10 10:20

11/10 10:20

この辺り、何もないので進んでも進んだ気がしない

11/10 10:38

初めて見た白ペンキ

11/10 10:40

ピークっぽい感じ

小富士手前の1905Pだった。
休憩しよう

11/10 10:44

左が4月に登った三ツ峠山、右が3月に登った杓子山

11/10 10:44

三ツ峠山をズーム。
あちらからもこちらを見ている人がたくさんいるのだろう。こちらは一人だけど。
その左奥は、大菩薩嶺とかだろうか。

4/21 14:55

おまけ：三ツ峠山からの富士山

11/10 10:44

左から高座山・杓子山・鹿留山。
真ん中に高座山の下のカヤト原が見える。

11/10 10:51

撮影時は気づかなかったが、上中下の文字が見える！

3/31 8:45

おまけ：高座山からの富士山

11/10 10:44

たぶん左端が杓子山、鐘を鳴らしたことを思い出した。
右端が鹿留山

3/31 10:09

おまけ：杓子山からの富士山

11/10 10:45

西から雲が迫りつつある。ここもいずれ曇りそう

11/10 10:45

振り返って、富士山山頂

11/10 10:45

右側、ブルドーザー道

11/10 10:45

その上。
まさか歩いている人はいないよな？

11/10 10:47

記念撮影

11/10 10:55

では樹林帯に入り小富士に進みます。
ここまで来れる乗り物なんて無いよ

11/10 10:55

いきなり倒木のお出迎え

11/10 10:59

すぐ樹林帯を抜けた

11/10 11:04

1905Pから10分で小富士到着

11/10 11:04

大正15年(大正最後の年か)建立の祠には「子富士」とある

11/10 11:04

小銭一杯

11/10 11:04

「頂」をお供えした人、センスあるわ。

11/10 11:09

他の方のレコでは須走口まで車で来た観光客が大勢いるとあったが、通行止めの為皆無！
（ここまで誰とも会っていない）
独り占めで超快適。

11/10 11:12

山中湖方面を眺めながら早めの昼食

11/10 11:14

左側に河口湖も見えた

11/10 11:20

河口湖の更に左側奥、5月に登った鬼ヶ岳、節刀ヶ岳、王岳辺りだろうか

11/10 11:15

こちらは山中湖の水面。
観光船が見える

11/10 11:27

祠とは別のケルンと、雲が掛かる直前の富士山

11/10 11:28

さよなら小富士。
いい場所でした

11/10 11:29

樹林帯に入る

11/10 11:30

ロープで仕切られ、よく整備されている。

11/10 11:42

分岐点に来た。時間に余裕があるので須走口まで行ってみる

11/10 11:45

階段を上ると

11/10 11:46

富士山登山道との分岐。

11/10 11:46

山頂まで6.9km、5時間10分か。
今が早朝なら「行ってみようかな」という気分になるかも。

11/10 11:46

閉鎖している

11/10 11:47

携帯の中継局撤去の為通信が困難、これは知らなかった。

11/10 11:47

東屋

11/10 11:48

11/10 11:48

宝永山へのコース

11/10 11:50

閉店中の食堂街(?)、シーズン中は右側にトイレが並ぶ

11/10 11:51

2010年9月、ここからパーティで富士山を目指したのが自分の登山の始まりだった。（実際はその前に練習で丹沢を歩いたが）
八合目で敗退して落胆し、それから3年後に単独登山を始めた。

11/10 11:51

この席で飯食ったなぁ、懐かしい。
ブルーシートが巻かれている須走口の道標(?)で記念写真を撮ったりした。

11/10 11:52

駐車場方向

11/10 11:53

一瞬雲が取れたので山頂を。

11/10 11:54

ここ2000mなんだ。
ということは、ここが本日の最高地点だ

11/10 11:56

前の写真の石碑の上面

11/10 11:59

駐車場を見ても仕方ないので戻ろう

11/10 11:59

トイレも閉鎖

11/10 12:04

思い出の席でコーヒー

11/10 12:10

戻ります

11/10 12:12

分岐点まで戻ってきた。
馬返しへは「富士浅間神社」方向へロープを越えて進む

11/10 12:15

昭和十年建立

11/10 12:15

この後トレイルを外れてしまい

11/10 12:19

県道150号に降りてしまった。
工事の方々が車中で昼食中だった。

再び山に入る

ヤマレコMAPを見ながらトレイルを探す

11/10 12:24

トレイルに乗った。倒木は巻いて進む

11/10 12:27

所々にピンクテープがあるので安心

11/10 12:30

唐突にベンチが現れた

11/10 12:30

神社の跡。
取り壊した神社がある。
森永ミルクキャラメルのベンチが昭和を感じさせる

11/10 12:32

すぐ下にもう一つ。こちらは跡形もない

11/10 12:36

バッキバキに折れている。こういう倒木を何度も見た

11/10 12:39

11/10 12:40

塹壕のような道を歩く。
大雨のときは水路になりそう。

11/10 12:44

深い谷になる手前で、一旦塹壕を離れる

11/10 12:44

左側に

11/10 12:44

谷がある。おそらくグランドキャニオンにつながる

11/10 12:45

谷を挟んだ対岸は、

往路で歩いた稜線だ

11/10 12:47

再び左方の塹壕に戻る

11/10 12:48

11/10 12:49

往路で歩いた稜線。
天気が良いうちに歩けてラッキーだった。

11/10 13:06

一旦県道150号に降りる

11/10 13:07

狩休バス停

11/10 13:08

舗装路は足へのダメージが大きいし遠回りなので歩きたくない。
また山道へ

ガスで見えないが、グランドキャニオン終端の近くだ

11/10 13:13

所々分岐があるが、立ち入り禁止になっているので迷うことは無かった

11/10 13:18

あと少し

11/10 13:23

まっすぐな熊笹の道を進む

11/10 13:37

参道だからこれがあったのか

11/10 13:39

馬返しの停留所が倒れていた

11/10 13:43

グランドキャニオンでやっていた工事がこれ。
堰堤を作るらしい。
ということはグランドキャニオンは水没しなくなるのかも。

11/10 13:44

グランドキャニオンの工事現場へ向かう道。一般車両は進入禁止。
もし崖を登れなかったらここに戻るしかなかった。

11/10 13:43

帰着。
バイクや車が来ては「エッ!?」という感じで引き返して行った。

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ60 パナソニック

OLYMPUS STYLUS XZ-10 オリンパス

装備

個人装備

■登山道具： 25Lザック(モンベル) トレッキングシューズ(モンベル) ヘッデン 熊避け鈴 コンパス ヤマレコ山行記録を印刷したもの ■衣類：頭巾 ニットキャップ 長袖メッシュシャツ 長ズボン フィンガーレスグローブ レインウェア上 冬用グローブ ■食料：サンドイッチ アミノバイタル ■飲料系：水200ml(残100ml) お湯400ml ポーションコーヒー ■衛生関係：目薬 鎮痛剤 ビオフェルミン止瀉薬 ポケットティッシュ ■その他：スマートフォン スマートフォンの予備バッテリー サングラス サングラスのポーチ デジタルカメラ デジカメの予備バッテリー デジカメのポーチ 財布 老眼鏡 ミニカッター 爪切り ライター 鍵 使い捨てカイロ

感想

ドンソク

お気に入りに入れていた他の方の山行記録のコースを、路面が凍結する前に歩いてきました。

下界もそうだったようですが11月中旬の富士山裾野とは思えないポカポカ陽気で、晴れているうちはシャツ一枚でも暑かったほど。
11月なのに何度かアブにつきまとわれたのには驚きました。

グランドキャニオンは隔絶された異世界感があり、
1905Pと小富士からは今まで登って来た山が一望でき、感慨深いものがありました。

県道150号の通行止めは知りませんでしたが、そのお陰か小富士で観光客の群れに遭ったり県道を行き交う車の音が聞こえたりといった俗な気分にならずに済み、静かな山行を楽しめました。
最初から最後まで全く登山者と会わなかったのは初めてかも。