天城/八丁池・三筋山（水生地下BSから伊豆稲取駅）

2018年11月11日(日) [日帰り]

• GPS: 05:13
• 距離: 23.3km
• 登り: 1,095m
• 下り: 1,668m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:47
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:13

9:00 水生地下
9:09 9:19 水生地
10:21 10:22 八丁池
10:26 10:30 見晴台
10:31 10:32 八丁池トイレ
10:40 10:42 青スズ台
12:35 12:43 三筋山
14:13 伊豆稲取駅

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

◆往路
7:34 三島⇒8:09 修善寺 (伊豆箱根鉄道駿豆線 510円)
8:15 修善寺駅⇒8:57 水生地下 (東海バス 1090円)
http://dia.tokaibus.jp/OrangeGuide/pc/table.do?pole=5&busstop=6001&kind=1
◆復路
15:11 伊豆稲取発に乗車。特急ではないけどリゾート車両でゴージャスな雰囲気を味わえた。伊豆急は初めて乗ったけどとても魅力的。癖になりそう。

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
・水生地下BS〜八丁池
全般的に落ち葉が多くルートが解り難いです。しかも八丁池まではルートが結構交錯していることが多い。どのルートも登っても八丁池に着くのでそれ程心配はいらないけど。
・八丁池〜青スズ台〜林道
青スズ台から先はとても解り難い。
・林道〜1125m地点（東猿山）〜887m林道分岐
この区間は通行者が余り無い様子。
・887m林道分岐〜三筋山〜伊豆稲取駅
三筋山の手前からはほぼロード。
◆登山ポスト
登山ポストは見当たらない。

写真

11/11 7:23

今日はいずっぱこで三島から修善寺へ。ラブライブ号じゃなかった。ボックス席じゃかなったのもちょっと残念。

11/11 8:24

修善寺からバスで水生地下まで向かう。バスの乗り継ぎの時間は少し短い。

11/11 8:59

水生地下に到着。前方に駐車場も見えるがほぼ満車のようだ。更にバスもやって来た。今日は登山者が多そうだ。

11/11 9:01

旧国道は踊子歩道と言うらしい。

11/11 9:05

川端康成のレリーフが埋め込まれた踊子文学碑。最初の一節も彫り込まれている。

11/11 9:09

水生地に到着。ここにも5-6台駐車していた。東屋がある。

11/11 9:09

日本の道100選天城路の碑。

11/11 9:15

ゲートを潜って行く。発砲注意とはちょっと怖い。しばらくは林道歩き。

11/11 9:22

林道脇にはミツマタが。もう蕾を付けていた。

11/11 9:25

水生地歩道分岐。ここから登山道。

11/11 9:26

この先で水生地歩道を右に左に下り御幸歩道と分かれる。

11/11 9:40

古い道標と新しい道標が共存している。

11/11 9:41

この辺りはどちらかと言うと針葉樹林帯だ。朝陽が当たって来た。

11/11 9:43

林を透かして南側の天城峠からの稜線がちょっと高く見える。

11/11 9:50

林道との交差点。

11/11 9:51

東屋あり。

11/11 9:51

なかなか解りやすい登山道図。

11/11 9:53

どの道標も八丁池を指しているのがややこしいところ。ここは本谷歩道ではなくて下り御幸歩道へと進む。

11/11 9:55

標高1000mを越えると急にヒメシャラが現れて来た。

11/11 10:00

成長してくねったり隆々としたりしているところが艶めかしい。

11/11 10:01

少し青空が見える。

11/11 10:03

ヒメシャラとブナの混生林になって来た。

11/11 10:12

立派なブナ。

11/11 10:12

登山道はこんな具合で落ち葉の具合で解り難い。

11/11 10:14

本日最初の赤い紅葉。

11/11 10:14

こちらは少し黄色も混じる。

11/11 10:19

ここを登り切ると…。

11/11 10:19

天城峠からの登山道に合流した。

11/11 10:20

すぐに八丁池。

11/11 10:21

真上が曇っているので残念ながら余りパッとしない。時間が未だ早いのか登山者は2人しか湖畔にいなかった。

11/11 10:28

特に足を止めずに見晴台へと向かう。

11/11 10:29

見晴台からの展望。万二郎、万三郎方面。

11/11 10:29

下田方面。海がキラキラしている。写真では解らないが肉眼だと新島、神津島も展望できた。

11/11 10:29

更に西側。顕著なピークは登尾かな？

11/11 10:29

そして八丁池で一周。

11/11 10:33

見晴台を下りてすぐに分岐がある。ここは上り御幸歩道方面へ進む。

11/11 10:34

ベンチがありその先左側に青スズ台への径を分ける。多分前方の高いところが青スズ台だろう。

11/11 10:37

ここも落ち葉が一杯で解り難い。まあ登って行けば良いのだが。

11/11 10:40

青スズ台。嫌な雲が湧いて来た。

11/11 10:40

南側に三筋山が見えた。その向こうの島影が利島とか新島だろう。ここから見ると近いものだ。

11/11 10:41

下りは気をつけないと。山頂の道標の方向に最初に進んだがちょっと西向きだった。

11/11 10:42

登り返して赤い杭を発見。南西方向に下って行く。オオルリ歩道と言うらしい。

11/11 10:48

東屋が見えて来た。

11/11 10:50

この道標を見落として50m程下りすぎてしまった。ここから寒天駐車場まではコルリ歩道と言うらしい。

11/11 10:53

林道に出合った。コルリ歩道も落ち葉一杯で解りにくかった。

11/11 10:57

林道にも落ち葉が一杯。道標に三筋山が現れて来てちょっと安心。

11/11 11:00

右手前方に1127mピークが見える。ヤマレコマップによると東猿山と言うらしい。

11/11 11:02

林道の中央が苔むしていてとても感触が良い。

11/11 11:05

林道終点の辺り。さてこの先はどうなるか？

11/11 11:06

と思ったがここから三筋山への標識は結構手厚かった。しかしここの地名が「分岐」とは？登山道は書いていないけど尾根を下る道があったのかも。

11/11 11:07

三筋山まで13基の風車が描かれている。写真も載っていた。今年3月に新しくされたようだ。

11/11 11:08

黄色の紅葉。

11/11 11:11

だいぶん近づいて来た。

11/11 11:12

これがほぼ最後の紅葉。

11/11 11:12

多分青スズ台。

11/11 11:14

この杭タイプの道標も頻繁に見られた。未だ八丁池より三筋山の方が遠いなぁ。

11/11 11:18

東猿山も間近。

11/11 11:25

東猿山山頂。この名前の標識は無いが、ベンチがある。八丁池と三筋山が同じ距離になった。

11/11 11:26

この山頂はユニークな樹形のブナが多い。

11/11 11:36

西側に笹原が広がっている。

11/11 11:46

上佐ヶ野林道に出合った。新しい遊歩道の看板もあり休憩舎もある。もう最初の風車はすぐそこ。

11/11 11:47

注意事項です。風力発電施設の管理道路では端の茶色の所を歩くようにとのこと。

11/11 11:48

天気も回復して来た。

11/11 11:48

Alstomの風車。下の方ではEurusのもあった。

11/11 11:51

振り返ると天城の山々が一望できる。もう随分離れたんだなぁ。

11/11 11:55

伊豆大島が間近に見える。これほど近いんだ。手前の街は熱川かな？

11/11 11:56

東側の箒木山の尾根にも風車が沢山見える。でもどれも止まっていた。微風だからかなぁ？

11/11 11:58

管理道路を離れるところもある。例によって落ち葉が一杯。

11/11 11:58

マルハダケフキにまた出逢った。

11/11 11:59

こちらはトリカブト。天城のトリカブトは背が低い。

11/11 12:02

展望所のようだ。ここから三筋山までコースタイムは1時間。

11/11 12:03

管理道路に再び合流。

11/11 12:05

天城連山の全景。明瞭な尾根を持つピークが小岳の筈で尾根の向こうが万三郎、万二郎なのだろう。ちょっと離れたのは遠笠山だろう。

11/11 12:12

こちらは下って来た尾根。山の方が雲行きが怪しい。

11/11 12:40

管理用道路から一旦外れまた戻って、下って登って三筋山に着いた〜。

11/11 12:40

天城連山が全部見える。

11/11 12:41

天城峠にもあったガイドマップ用の入れ物だけどやっぱり何も入っていない。

11/11 12:41

展望台もあります。三筋山に来た途端に伊豆らしい温暖な気候を感じる。

11/11 12:41

山頂ではフライト準備中。パラグライダーを楽しみに来た人からいい天気で良かったとの声もあった。ホントここは好い天気。

11/11 12:43

小休止終了。海を見ながら下って行きます。

11/11 12:48

笹原をウネウネと道が縫っていくけどロードになってしまった。

11/11 12:49

テイクオフ！

11/11 12:54

細野高原。ススキも綺麗だ。

11/11 12:54

箒木山の方の風車群。

11/11 12:55

地割れってちょっと気になる。

11/11 12:57

リンドウ。

11/11 12:57

紫色の花。何でしょう？

11/11 12:59

天城連山。

11/11 13:01

稲取入谷中ノ段と言う地名らしい。この碑を右へ下って行く。

11/11 13:03

パラグライダー舞う三筋山。

11/11 13:12

風車と三筋山。

11/11 13:15

いやぁ南伊豆に来たんだなぁ。

11/11 13:16

駐車場が見えて来た。あそこがランディングポイントみたいだ。

11/11 13:28

伊豆フライトハウスパラグライダースクール掲示板。

11/11 13:39

細野高原から暫くは杉林の道を下って行く。

11/11 13:58

もう街中って感じ。ハンターって店名にはそそられる。

11/11 13:59

庚申塔。

11/11 14:03

海も近いですね。

11/11 14:09

駅が見えました。

11/11 14:13

伊豆稲取駅に到着〜。14:18に普通列車があったがそれは飛ばして15:11ので帰ることにした。

11/11 14:25

駅近くのまると水産の2Fの食堂で金目鯛刺身丼と生ビールを頂く。おばちゃんに稲取に来たら金目鯛を食べないとと言われて注文したけどやっぱり美味しい！

11/11 15:11

普通列車なのにリゾート列車！リゾート21のキンメ電車と言うらしい。黒船電車もあるそうだ。

11/11 15:12

中もスゴイ！オーシャンビュー席がある。内装も金目鯛尽くし。

11/11 15:44

椅子までこの通り。とても得した気分でした。

撮影機器：

ZenFone 3 ZE552KL SIMフリー ASUS

感想

tadomasa

今週は誰も付き合ってくれないので逆に一人気ままに行ける所へ、と言うことでかねて気になっていた三筋山に行ってみることにした。いずっぱこに乗って伊豆急で帰ってくるなんてそちらのマニアっぽいけど、天城の美林と紅葉を楽しみ、海を望みながら長い尾根を歩き海岸まで、秋の休日を楽しめました。

大菩薩嶺山行ではちょうど甲州アルプストレイルランが行われていて気持ちの良い稜線を走る姿が眩しかった。一眼レフも置いて荷物も軽量化して水込みで4kg未満にし、でも故障は避けたいので基本登りは歩き。下り基調から平坦なところで少し走ることができた。まあ程良い運動ができました。

朝の東海道線は結構混み合っているけど小田原を過ぎると乗客は半分以下になる。更に駅毎に釣り客が下車して行くので三島に着く時には違う路線みたいに空いている。三島で伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換えるが駿豆線では地元の高校生が主な乗客だった。車窓からは沼津アルプスが見える。修善寺には8:09に到着し、東海バスの河津行きは8:15に出発する。ちょっと乗り換え時間は短いがまあ大丈夫と思っていたら、小走りに急ぐ小母さまがいたのでついこちらも急いでしまった。でも大丈夫何ですけどね。バスには乗客は15人程。水生地下で降りる人は5人位いた。駐車場もほぼ満車だったし、今日は登山者が多いようだ。

踊子歩道に入って数分歩くと水生地に着く。ゲートを潜って林道を登って行き2つ目のヘアピンカーブから登山道に入って行く。すぐに上り御幸歩道と下り御幸歩道が別れるが今日は下り御幸歩道を行くことにする。どちらを行っても八丁池が行き先だ。ブナとヒメシャラの美林を期待していたのだけれどこの辺りは未だ杉林だ。林道を横切り越えていくとヒメシャラが現れた。本当にこの辺りの森は美しい。赤い紅葉もちらほらと見え出す。ハンモックでも持って来て一日ぼんやりしていても良い感じだ。そんな森も30分弱で抜けて天城峠からの登山道に合流し八丁池に至る。意外と人が居ない静かな湖畔だった。見晴台での展望を楽しんでここからは僕的には未知のルート。

先ずは青スズ台に登ると海までの展望が開けていた。暗い雲に覆われているのが気になるが海はキラキラと輝いている。青スズ台の登路も落ち葉で覆われていたが寒天林道へと下っていくオオルリ歩道もそうで危なく全然違う方角に降りていくところだった。赤い杭を目印に降りていく。オオルリ歩道からコルリ歩道に変わるがここもそう。林道に降りても落ち葉で舗装路が隠されている状態。でも林道に出ると三筋山が行き先に出てくるので一安心。更に林道終点の分岐からはより手厚く道標が設置してあった。落ち葉と枯枝が多いので走るにしても割と腿を上げないといけない。東猿山と言う1127mピークを越えると尾根はまっすぐと三筋山に続いて行く。風力発電の風車もどんどん近づいて来る。

上佐ヶ野林道に出合うといよいよ風車群に沿った道になり、管理用道路の脇を歩いて行き部分的に登山道になると言うパターンになる。管理用道路はロードになるがそれでもなかなか非日常的な風景で気持ちが好い。コルリ歩道から三筋山までで出逢ったハイカーは2組、3人だけととても静か。三筋山には最後に結構登るのがしんどかったが山頂に出ると何と爽快な頂上だろうか！全周の絶景、海に山に島、青い空。笹原の丸い山頂にはパラグライダーを楽しむ人たちが集っていた。風車を背景にパラグライダーも映える。

山頂でひと時展望を楽しんで下り始める。ゴールは海の際、伊豆稲取駅。急なロードを降りて30分で細野高原の駐車場に着いたが、ここがパラグライダーのランディングポイントのようだ。そこからは車道を歩いて行く。暫くは杉林が続きクルマの通行も多いが国道135号への道を分けるとそれも減って行きほとんどクルマに出逢わなくなった。ミカン畑の間を縫って降りて行くとやがて駅が見えてきた。足が多少攣ったけれど故障も無く無事に降りて来れて良かった。ちょうど良い電車もあったけど折角だからと稲取のキンメを食べることにして1本遅い電車にしたらリゾート21で大正解だった。好い日曜日を楽しめた。