大菩薩峠-( 避難小屋で撤退。大菩薩嶺行けず )



- GPS
- 08:11
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,021m
- 下り
- 1,018m
コースタイム
天候 | 晴れ 遠方はもやってる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年の大菩薩は積雪多い。 稜線は強風でトレースが直ぐに消えるため、ラッセル。 そのため、スノーシューかワカンがほしいところ。 |
写真
感想
土曜日は雲竜渓谷を計画していたが、天気が曇りそうだったので、天気が良さそうな大菩薩に変更し、行ってきました。
7時10分頃にゲート前の駐車場に到着。
既に結構駐車している。
なので、我々も直ぐに準備。
この準備で今回の山行の成功の可否を左右するものが隠されていた。
スノーシューを持っていくかいかないか。
他の準備している人たちはスノーシューどころかワカンも持っていないし、それなりに人が入っているみたいなのでトレースもあるだろうと考え、今回は持たずに出発。
・・・これが今回の山行の結果を決定した。
歩き始めて直ぐでっかい地震が起きた。
当初は振動音がするので、どこかで工事でもしているのかな?と思ったが、段々大きくなりもしかして地震?と思った瞬間、大地が大きく揺れた。
一瞬だがかなりびびった。
しかし、周りも影響がなさそうなので、そのまま山行続行。
今回の道は初っ端から雪道。
しかし、雪もそれ程深くなく、トレースもしっかりしているため、問題なく進める。
しかし、雪道のためか歩みは遅く、それなりに時間が掛かっている。
それでも取り合えず第一展望台に到着。
景色はイマイチ。
直上は青空が広がっているのだが、遠方は雲が多く、あまり良く見えない。
なので、直ぐに出発。
ここから第二展望台までは結構近い。
歩いていくと程なく到着。
ここは天気の有無に関わらず、展望イマイチ。
展望台って書いてあるのに・・・。
ここで少し休憩し、5分ほどで出発。
ここから上日川峠までは結構ある。
夏道ならば大したことないが、雪道のため歩みも遅くなり、体力を微妙に削られながら進んでいく。
そして、上日川峠、長兵衛ロッジに到着。
ここでも小休止。
バナナを食べて体力補給。
少し停まっていると一気に冷えてくるので、10分ほどで出発。
長兵衛ロッジを過ぎて車道ではなく、登山道に入るもトレースは途中から車道へ。
と言うことで我々も車道に流れる。
車道も結構雪があるが、積雪は脛ぐらい。
トレースもしっかりしており、まったく問題ない。
そのままゆる〜りと進んでいくと、福ちゃん荘に到着。
前は唐松尾根から登ったので、今回は大菩薩峠から行くことに。
この何気に決めたことが今回の山行の結果を決定付けた。
つまり、失敗へ・・・。
ここから大菩薩峠まで緩やかな坂が続いていく。
道は積雪路。
これだけ雪道を、しかも坂を歩き続けると地味に利いてくる。
しかも、遠方は靄っており、富士山もはっきりと見えず、精神的にもキツイ。
しかし、それでも稜線に出れば絶景が待っていると奮い立たせ進んでいく。
いつもより時間が掛かったが、何とか介山荘を抜け、大菩薩峠に到着。
遠方は曇っているが、直上は良い青空。
うん、稜線もほど良く積もっており、中々良い感じ(この時点でその重大性に気付かなかった・・・)
記念撮影をした後、取り合えず避難小屋で昼食を取ろうと言うことでこのまま避難小屋を目指す。
ここから先は一昨年、去年の大菩薩とは別物であった。
ほど良く積もっていると思っていた積雪は、実はかなりの量であり、踏み抜くと腿まで行く。
しかも、前に入っている人も結構居るみたいなのでトレースを期待したが、途中で引き返している人が多いのか途中からトレースなし。
地吹雪が舞う程度の強風のため、手と顔が痛くなってくる。おまけにトレースも消されていく。
それでも何とか一歩一歩進んでいく。
峠と避難小屋の間にあるピークは直ぐそこなのに中々たどり着けない。
それでも膝、腿ラッセルで進んでいくと何とかピークに到着。
ここから先はほど良くクラストしており、何とか乗れるが、踏み抜くと腰まで行く。
上に上がろうとしてもそのたびに雪が崩れ、元の状態。
仕方がないので、腰ラッセルで少し進むと一寸良いところに出て、何とか雪の上に登れた。
そして、そのまま少し歩きやっと避難小屋に到着。
これで少し休めると思い、避難小屋の扉に手を掛け、開こうとする。
・・・・・しかし、開かない!
何故。
立て付けが悪いのか、ガタガタ言うだけでまったく開かない。
両手で引いても開かない。
連れにも試してもらうが開かない。
もしかしたら、凍結しているのか?
このまま外に居たら冷え切ってしまうので、全力トライ。
両手を引き戸に掛け、脚を壁に当てて背筋に物を言わせ、一気に開ける。
すると、一気に開いたので、中に入る。
暖かい。
風がないだけで何と暖かいのだろう。
ここで昼食をとっていると続々と避難小屋に入ってきた。
峠から来た人も居れば、嶺から来た人も居る。
大半の人は疲労困憊。
まさか大菩薩でこれほどの積雪があるとは思っていなかったので、全員スノーシューもワカンも所持せず。
嶺から来た人の情報ではやはりかなり雪が深いらしい。
我々は時間的に考えて、登らなければならない大菩薩嶺を目指すのは不可能と考え、撤退を決定。
続々と来た人に席を譲るように小屋を出て、先ず峠を目指す。
峠までは来るときより楽に行けたが、それでもコースタイムの倍近い時間が掛かり到着。
後は普通の道なので、一気に下まで下り続け、ゲート前に到着。
この時点で4時前なので、やはり大菩薩嶺を目指さなかったのは正解であろう。
車内にはスノーシューもあり、今回持っていかなかったのが悔やまれる。
しかし、これも良い勉強であったと思い、それなりに満足しながら帰路に着いた。
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