赤目四十八滝（赤目滝BS〜四十八滝〜赤目滝BS〜赤目口駅）

2018年11月18日(日) [日帰り]

• GPS: 06:00
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,341m
• 下り: 1,426m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:45
• 休憩: 0:07
• 合計: 5:52

10:48 赤目滝バス停
10:55 10:55 日本サンショウウオセンター
15:16 15:23 日本サンショウウオセンター
15:37 15:37 赤目滝バス停
16:40 ゴール地点

● コースタイム
赤目滝BS 1040 ― ビジターセンター 1042/1048 ― 日本サンショウウオセンター 1056/1103 ― 赤目牛 1108 ― 不動滝 1109 ― 乙女滝 1114 ― 八畳岩 1124 ― 千手滝1128/1132 ― 布曳滝 1139/1141 ― 竜ヶ壺 1146 ― 縋藤滝 1154 ― 陰陽滝 1156 ― 百畳岩 1207/1209 ― 姉妹滝 1212 ― 笄滝 1215/1219 ― 骸骨滝 1224 ― 荷担滝 1232/1234 ― 雛壇滝 1237 ― 琵琶滝 1241/昼食/1348 ― 荷担滝 1354 ― 百畳岩 1413 ― 陰陽滝 1422 ― 千手滝 1435/1445 ― 八畳岩 1448 ― 不動滝 1458 ― 竜の覗き台 1502/1505 ― 日本サンショウウオセンター 1509/1516 ― 赤目滝BS 1537 ― 赤目滝橋 1542 ― 長坂BS 1604 ― 木戸口BS 1617 ― 赤目口駅 1639

● 行動時間　5:59

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

●今回の移動
11/17 ： (家 ＝ 近鉄赤目口駅 ＝ 赤目滝BS)
赤目滝BS ― 四十八滝 ― 琵琶滝 ― 赤目滝BS ― 赤目口駅
(近鉄赤目口駅 ＝ 家)

●登山口へのアクセス
○赤目滝BS
・近鉄赤目口駅よりバス便にて行く。所要10分、大人運賃360円
・一日8〜10往復程度の運転だが、季節やシーズンに応じた増便、増発をしているようだ
・徒歩ならば約1時間

○（参考）長坂山への登山口
・赤目四十八滝の百畳岩付近に登山口がある
・赤目滝入口より奥へと進み、約1時間で百畳岩に到着するが、その手前に山側へと進む道がある。入口付近には書き込みもあるので、明瞭

コース状況／危険箇所等

○赤目四十八滝のハイキングコース
・日本サンショウウオセンターにて入場料金を徴収している。大人400円。当日は近鉄ハイキングのパンフを持って行ったので、320円に割引された
・一本道。コース中には滝の名称が表示され、キーポイントへの所要時間目安が示されており、おいそれ間違うことはなさそうに思う。時折コースを大幅に外れて歩く人を見かけたが、保全に努めたいものだ
・とりわけ千手滝まではハイヒールででも来ることが出来そうなくらいに整備されている。しかしハイキングコースであることには変わりはないので、それなりの靴で来たいものだ
・千手滝より先は、岩を敷き詰めた道の割合が高まり、所によっては狭隘なところもある。なお、琵琶滝やその先にある岩窟滝で折り返すことが多いと思われるが、折り返しの目安のような標示はないので、自身で折り返しを決めて進むほうがよい

その他周辺情報

●買う、食べる
・コンビニエンスストアは、赤目口駅周辺にはなく、国道165号に出るとある
・赤目滝には茶店やみやげもの屋が多数ある。お茶なども買えるかもしれないが、今回確認していない。少なくとも、草餅やへこき餅といった土地の名物があるので、ハイキング中のおやつにすることができる

●日帰り温泉
・「赤目温泉対泉閣」では日帰り入浴可能。「山水園」があるが、日帰り入浴については確認できず。他にも曽爾高原の「お亀の湯」や名張市内の「癒やしの里名張の湯」がある
（いずれも2018.11現在）

写真

11/17 9:08

今日はここから出発です。近鉄の玄関口。大きな駅【近鉄大阪上本町駅にて】

11/17 10:20

小さな駅ですが、駅前広場があり、バスやタクシーもいます【近鉄赤目口駅にて】

11/17 10:41

赤目滝バス停です。2台で手一杯の狭いバス停です【赤目滝バス停にて】

11/17 10:48

ビジターセンターでマップを手に入れます。でも、ここは入場料を払って入る渓谷。同じものが入場口にもありました【赤目滝バス停〜日本サンショウウオセンター】

11/17 10:49

昭和を感じるみやげ物の家並み【赤目滝バス停〜日本サンショウウオセンター】

11/17 10:55

オオサンショウウオのモニュメントが出迎えてくれます【赤目滝バス停〜日本サンショウウオセンター】

11/17 10:56

滝道の奥にオオサンショウウオセンターがあります。ここから赤目渓谷へと進みます【赤目滝バス停〜日本サンショウウオセンター】

11/17 10:58

事情により保護された個体が飼育されているようです。これはまだ大人ではないようです。案外かわいい【日本サンショウウオセンターにて】

11/17 10:59

発見を呼びかけています。見つけられるでしょうか【日本サンショウウオセンターにて】

11/17 10:59

じっとこちらを見つめていました【日本サンショウウオセンターにて】

11/17 11:03

さて、渓谷へと進みます。いきなり最初の滝です。行者滝【日本サンショウウオセンター〜不動滝】

11/17 11:08

霊蛇滝。その上には遊歩道の橋【日本サンショウウオセンター〜不動滝】

11/17 11:08

橋への登り口に赤目牛。名前の由来とも【日本サンショウウオセンター〜不動滝】

11/17 11:10

深い淵に吸い込まれるように落ちる不動滝です【不動滝にて】

11/17 11:14

乙女滝です。ナメ滝です【不動滝〜千手滝】

11/17 11:15

紅葉も忘れずに。チェック柄のようです【不動滝〜千手滝】

11/17 11:15

拡大すると…。緑と赤の混成です【不動滝〜千手滝】

11/17 11:21

落葉も秋を醸し出します【不動滝〜千手滝】

11/17 11:24

見上げると、彩り様々です【不動滝〜千手滝】

11/17 11:25

八畳岩に到着です【不動滝〜千手滝】

11/17 11:26

大きな岩。これが八畳岩でしょうか【不動滝〜千手滝】

11/17 11:32

千手滝です。【千手滝にて】

11/17 11:33

造り込まれた日本庭園の一角のようです。存在感をもって佇んでいます【千手滝にて】

11/17 11:32

護摩の窟へと進みます【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:37

護摩の窟【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:38

天をつく岩【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:39

千手滝のすぐ上部には布曳滝。糸を引くように流れ落ちています【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:44

布曳滝の上部より滝を見ます【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:45

竜ヶ壺のあたりです【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:46

険しい節理【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:47

ご神木とのこと【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:47

しめ縄された木が見えます【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:48

落ち葉の中を細々と流れていきます【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:50

斧ヶ渕のあたりです。渕の脇の険路を上ります【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:54

澱みでは、水面に紅葉が映ります【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:54

縋藤滝。枯れています【千手滝〜百畳岩】

11/17 11:56

陰陽滝です。滝壺付近しか見えませんが、長いナメ滝です【千手滝〜百畳岩】

11/17 12:03

紅葉もなかなか一面のものにはなりません。でも落ち葉もすでに激しいようです【千手滝〜百畳岩】

11/17 12:06

釜ヶ渕のあたりです。お魚が見えます【千手滝〜百畳岩】

11/17 12:07

百畳岩が見えてきました。多くのハイカーが昼休憩中です【百畳岩にて】

11/17 12:09

岩に名前を穿ってあります。その手前の岩が百畳岩かな【百畳岩にて】

11/17 12:10

七色岩の上に立つ紅葉。季節に応じて異なる彩りを見せてくれるそうです【百畳岩にて】

11/17 12:12

姉妹滝です。左がお姉さんでしょうか【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:13

柿窪滝です【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:15

横渕。笄滝とありますが、滝が見えません【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:17

トイレに向けて進むと、上から見えました。これが笄滝でしょうか【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:19

雨降滝とありますが、滝がありません【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:20

右の谷ではなく左の断崖を見ると、水が滴っています。これが雨降滝のようです【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:21

紅葉と渓谷【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:22

今度は黄色と赤のグラデーション【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:23

荒々しい造作を見せる岩壁【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:23

穏やかな流れと紅葉【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:25

骸骨滝とのこと。骸骨のような岩があるとのことですが、どれでしょうか【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:27

斜滝。とはいえ、滝はそもそも斜めですから、どこを指したのでしょう【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:29

これも、荒々しい岩壁【百畳岩〜荷担滝】

11/17 12:32

急崖を登って荷担滝に到着しました【荷担滝にて】

11/17 12:34

とても美しい滝です【荷担滝にて】

11/17 12:35

近寄ると、激しさを感じます【荷担滝にて】

11/17 12:37

夫婦滝です。下で合流する滝のようです【荷担滝〜琵琶滝】

11/17 12:37

雛壇滝。確かに段々になっています【荷担滝〜琵琶滝】

11/17 12:39

その先も、緩くだんだんになっています【荷担滝〜琵琶滝】

11/17 12:41

琴滝です【荷担滝〜琵琶滝】

11/17 12:42

そして、本日の折り返し点、琵琶滝に到着です【琵琶滝にて】

11/17 13:09

昼食にします。本日はワインとパスタ【琵琶滝にて】

11/17 13:35

黄色い紅葉、落ち葉は赤【琵琶滝にて】

11/17 13:36

落ち葉だまりも美しい【琵琶滝にて】

11/17 13:43

琵琶滝【琵琶滝にて】

11/17 13:47

みなさん、見入ります【琵琶滝にて】

11/17 13:48

【琵琶滝にて】

11/17 13:52

帰り道【琵琶滝〜千手滝】

11/17 13:54

荷担滝を再び【琵琶滝〜千手滝】

11/17 14:10

紅葉【琵琶滝〜千手滝】

11/17 14:13

百畳岩にある長坂山登山口です。逡巡しましたが、時間と天候を懸念して山は中止しました【琵琶滝〜千手滝】

11/17 14:14

紅葉【琵琶滝〜千手滝】

11/17 14:15

これも紅葉【琵琶滝〜千手滝】

11/17 14:16

これまた紅葉【琵琶滝〜千手滝】

11/17 14:22

陰陽滝です。岩の迫力がこの滝の魅力でしょうか【琵琶滝〜千手滝】

11/17 14:35

千手滝まで戻りました。やや暗い中ではさらに存在感が増します【千手滝にて】

11/17 14:48

八畳岩付近です【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 14:58

不動滝とその渕【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 14:58

不動滝の核心をアップで【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 15:02

先ほどは寄らなかった竜の覗き台に立ち寄ってみます【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 15:05

こんな標示があります【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 15:02

確かに切り立った岩陰に険しい谷があります【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 15:04

長坂山方面を見上げます。絶壁の上のようです【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 15:07

入口付近から対岸を見上げます【千手滝〜赤目滝バス停】

11/17 15:39

バス道を歩いて駅まで降ります。ここにも紅葉があります【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 15:43

ピンクのツバキでしょうか【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 15:45

はっきりわかる紅葉。どうやら渓谷はピークを過ぎていたということでしょうか【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 15:47

きれいなグラデーション【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 15:55

白い花は何の花？【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 16:06

ユーモラスな案山子たち。力作ですね【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 16:17

山間を抜けました【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 16:18

こんな歴史ものの石標もあります。「大峯山上奉供養」とあります【赤目滝バス停〜近鉄赤目口駅】

11/17 16:37

やっと駅まで戻ってきました。結構遠かったです【近鉄赤目口駅にて】

撮影機器：

EOS Kiss X6i CANON

感想

otoh

　紅葉のシーズンを味わうべく、今年は赤目四十八滝を目指した。近年、滝の上にある長坂山へのルートが整備されたようで、周回することを考えていた。
　近鉄赤目口駅に降り立つ。たまたま出口に近い先頭車だったということもあって、　まっ先に改札を出てバス停へ。ふと振り返ると、次から次へと人が降りてくる。バス会社の誘導役が、急にばたばたし始める。幸いにもバスには乗れたが、積み残し対策で増便されるようだ。
　結構な人出の中、赤目滝へ。
　渓谷の入口にあるサンショウウオセンターでは、保護のために捕獲されている生きたオオサンショウウオを見ることができる。動きが鈍いようで、加えて色味が土色になった岩肌そっくり。これでは生息していても発見すること自体が大変だと思ってしまう。
　センターを出ると、やおら渓谷沿いとなる。不動滝手前には大ぶりな橋が架かっており、ちょうど霊蛇滝の上を跨ぐ形になっている。同時に不動の滝を眺めるにはちょうど良い。手入れがされすぎではとも思ったが、峻険なこの辺りを抜けるには必要な橋だ。この橋がなければ、上流には行けないことになる。
　ややあって、千手の滝に到着。掌のような滝が大きな渕に注いでいる。滝音こそあるが静けさを感じる。その上方には、布曳滝。こちらもまた、撚れることもなく吊された木綿糸のように、一条の流れとなって水が滑っていく。
紅葉見物ではあるが、次々に現れる小滝に目を奪われ、写真も滝ばかりになる。
　やがて陰陽滝が現れる。一枚岩をナメのように滑り落ちており、落差というか長さも数十メートルにはなりそうだ。そんな規模感の滝ながら、滝芯が歩道側に偏っているため全容を見渡すことの出来る場所はなさそうだ。
　百畳岩で休憩するつもりだったが、すでに昼食時になっており、広い岩河原も観光客やハイキング客で埋まっている。もう少し先へと思い、笄滝へ。ちょうど簡易トイレの前にあるだけに、やや匂い立つので、昼食は先送りとする。
　次の荷担滝は多段の滝となっており、最下段は2つの滝が並んでいる。眺めながらゆっくり出来るといいのだが、あいにくにも、見学側が急峻な地形であり、歩道を造るのがやっとといった風情。その歩道にもカメラの三脚を据えた人が何人も陣取っており、歩いて通り抜けるにも足下が危なっかしい。
　そこからややあって、琵琶滝に到着。今日はここで折り返すつもり。滝音と紅葉に包まれた中での昼食。贅沢だ。
　帰りは来た道を引き返す。百畳岩で14:15。長坂山に登ると、下山まで2時間。ひょっとすると帰りのバスに間に合わないかもしれない。加えて空模様がなんともアヤしい。山は断念してまっすぐ降りることにした。
　不動滝まで戻ると、ちょうどライトアップの準備中。そうか、夜の解放があったのだ。これがあるならばバス便の増発もあったはずなのだ。山に行かなかったのは失敗だったかなと思う。
　バス停まで来ると、結構な乗車。駅まで歩いてもバス10分だし、そんなにはかからないだろう、と歩いてみたが、一時間近くかかってしまった。
　日暮れ時刻にようやく駅へ。
　長いハイキングが終了した。