鞍掛峠(三重県側)--鈴北岳(途中撤退)


- GPS
- 06:49
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 934m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
7:00 自宅出発
8:09 通行止めゲート出発
10:08 コグルミ谷登山道入口
10:53 鞍掛峠登山道入口
12:12 鞍掛峠
12:36 鞍掛峠鉄塔
13:00 踏み跡消失点
13:05 テント設営
1月30日(月)
7:00 出発:ラッセル開始
9:00 鈴北岳すぐ手前の鞍部(ここでラッセル止め)
10:23 鞍掛峠
10:45 鞍掛峠登山道入口
11:11 コグルミ谷登山道入口
12:33 通行止めゲート
天候 | 晴れ--ガス--降雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鞍掛トンネルからら鞍掛峠までの急登では雪が雪崩れている小さな谷を何か所か横切ります。スノーシューでは足の置き場に困るかも。 登山ポストは、コグルミ谷登山道入口と、鞍掛峠登山道の入り口の2か所にあります。この時期は特に下山届も忘れないように書きましょう。 |
写真
感想
注意:ルート図は、1月30日のテント地から鈴北岳方面に向かい、撤退箇所から通行止めゲートまでのルートを載せてあります。
年末の伊吹山での登山は悲惨だった。過去最大の靴づれができてしまい、早く直そうと皮を剥いだら乾燥して割れて出血、軟膏を塗りまくったら、再度皮が剥がれた。そのため、この三週間はかかとに触る靴が履けず、クロックスで過ごす始末。なんとか登山靴で歩けるレベルになったのでリハビリをかねての登山でもある。
雪山での経験を上げるべく2度登ったことのある鞍掛峠経由での鈴北岳を目指す。
今回の目標は静かな山でのテント泊+ラッセル経験。
プランとしては、昼ごろに鞍掛けトンネルについてテントを張り、軽荷で鞍掛峠から鈴北岳ピストンか、鞍掛峠を登り鈴北岳手前でテントを張り翌日鈴北岳ピストンの計画。
鈴北岳は御池岳の傍にあるが、それ単体では訪れる人は少ない。御池岳から鈴北岳までは雪がこんもりと積もっているだろうから、御池岳から鈴北岳へ来る人も少ないだろう。数日前にこんもり積もった雪のおかげで日帰りでの鈴北岳を目指す人も少なく静かな一人の山を楽しめるだろうとの目論見。
テントを担ぐため時間的余裕もあるし、重いのでゆっくりと登るため、やや遅めの8時くらいに通行止めゲートから登り開始。荷物は合計17Kgくらい。
駐車場には私の車を含め4台あり。
鞍掛トンネルまで国道登りで7Kmくらいある。1週間前に来た時には駐車場近辺に雪は無かったため登るのを止めて帰ったが、この数日でたっぷり積もっていた。
国道の最初3Km程度は、地元の猟師が車で通るため、車跡の形で一部アスファルトが出ているため、その場所は再凍結していて滑りやすいので注意。
コグルミ谷手前で下山してくる方(1名)に合う。その方の話しでは、コグルミ谷は踏み跡が無く時間も遅いので今回は撤退するとのこと。朝会った地元の方に聞いた話では、鞍掛峠を上がったあたりで腰までのラッセルで撤退してきた。との情報をいただいた。
今回の行動食スペシャルではポークウインナーと生ピーマンを準備。ウインナーは家でレンジで少し暖めて油を少し抜いてある。ピーマンはへたを取って種を出したもの。ピーマンにウインナーを突っ込み1セットずつラップで閉じポケットに入れておいた。雑誌に載っていたので真似です。これがすんごくおいしい!ピーマン嫌いには信じられないかもしれないが、野菜好きの自分では満点のおいしさ。ちなみに魚肉ソーセージはピーマンと味が合いません。ポークの油と塩味がピーマンとよく合う具合。おすすめです。
コグルミ谷登山道手前で雪がくるぶしを越え、すねまで来るのでワカン装着。
コグルミ谷は、部分的に道が細く、谷に向かって急角度であるため危険。ヤマレコのも危険の記事がある。
コグルミ谷登山道では確かに踏み跡は無かった。
ここを越えると一気に雪が深くなる。ガードレールが完全に隠れる程度の場所もある。
鞍掛トンネルへは、先行者のつぼ足跡と思われる跡のカドが新しいものがあるため、本日だれかが鈴北岳へ向かっているようだ。とりあえず鞍掛トンネルから峠へ出発。ここで登山届けを投函。
鞍掛峠までの登りも結構な急登の記憶がある。また、急な山肌であるため、小さな谷を横切るところでは、ところどころ小規模の雪崩が発生している。といっても落ちても1,2mで木にぶつかるので下まで落ちない。返って夏道よりも雪道の方が通りやすいかも。鞍掛峠までは踏み跡がしっかりある。
峠手前で下山してくる方にお会いする。その方から聞いた話では、途中から踏み跡が無く、腰から胸のラッセルでとても無理。今朝5時から気合を入れて登ったのだが撤退する。とのことであった。
峠に登り、すぐに鉄塔に到達。風が急に強くなるため、サングラスとビーニーから、バラクラバとゴーグルに変更。更に進むと左側に巨大な雪庇を現れるので、雪庇を眺めながら距離を取って進む。鉄塔から一つ小さな丘を越えるとラッセル跡が行き止まり。確かに腰まで潜る地点だ。
さらに数m進んだ地点で3mx3m程度の平地があり、風があまり来ない場所があったため、ベースキャンプにすることに決定。
ワカンで踏み固め、スコップで凸凹を無くし、さらに靴でも踏み固める。
西穂高では竹ペグを持って行ったが、今回は割りばし(一部竹ペグ)にインクノットでテントコードを絡め埋める。十分な強度を確認。
テントの入口前を掘り下げ、土間を作り、大きなゴミ袋に貯めた綺麗な雪をコンロで融かす。唯一の失敗点はフィルター(コーヒーフィルター)を忘れたこと。できるだけゴミが入らないようにボトルに詰めシュラフへイン。靴は大きなゴミ袋に入れシュラフの足下にイン。足はテントシューズで完璧。テント外もそれで歩く。前回の反省点ほぼ克服。ラジオや本を読み就寝。
夜中は、PM8:00の時点で-8度までは確認。PM9:00になるとすっかり風も止んだが、夜中じゅうすこしづつ雪が降り、5cmくらい加わった。
6時に起き、朝食を食べ、まったりしてからテントを残し鈴北岳までラッセル開始。
昨日まではワカンとストックであったが、ここからはピッケルとワカン。夏道は全く見えないので記憶を探して進むが無理な話。雪庇を避け、安全で楽そうな地点を探しながらラッセルする。
やっとこの坂を登れば鈴北岳山頂という場所(山頂手前600〜700m)まで来たが帰ることにする。天候が悪くなりそうな雲と帰りの時間と疲れ具合のため。
鈴北岳登頂だけが目的でもないし、山頂の棒も目視できたし、まあ、ここまでくれば十分。
というわけで鈴北岳手前までラッセル跡あるので来た方は使ってください。でも火曜日からは更に寒波が来て消えるかもしれませんね。
帰り際に、積雪量をはかる。264cmのゾンデがほぼ隠れ、260cm程度あることが解る。また、雪を切り出しハンドテストもやってみる。
ベースキャンプまで戻り、テント一式をかたずけ一気に帰路へ。
途中のトンネル近くでは下山届けを投函。
国道中間地点までは降雪の影響で、前日の足跡が結構消えかけている箇所があったが、半分より下は降雪が無かったようで来たときより雪が減っていた。駐車場はすっかり雪がなくなっていた。
もうすこし、峠まで近いといいんだけれどなあ・・・。
でも楽しかった。
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