空沼岳
- GPS
- 30:00
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 944m
- 下り
- 924m
コースタイム
採石場(0900-0920)登山口(-1000)Co440渡渉(-1150)Co790渡渉(-1300)空沼小屋=C1
二日目
C1(0710-0810)真簾沼(0830-0950)空沼岳(1050-1130)真簾沼(-1240)空沼小屋(1320-1500)登山口
天候 | 一日目 晴れ 二日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 採石場奥の橋の手前に駐車し出発。登山口は問題なく渡渉。夏道上トレースがあるがCo440二股を見過ごしたくないLの判断で北へ外す。さらに沢中に下るがALの判断で再び上る。まもなく二股を発見。渡渉し中間尾根を行く。Co680付近で夏道上と思われるトレースに合流。25000図の示す通り,Co680夏道上渡渉点など見つからず,Co790で右岸にピンクテープ,左岸に看板があるところで再びトレースを外れ渡渉。以後,南に湾曲する川に沿わず,練習として川に当てるつもりで空沼小屋まで磁石をきる。途中,誤って川を渡渉するが急登を前にして気づく。滝の北のポコを捲き,林道を確認し,小屋着。東の丘から札幌を望むとドコモの電波が入る。夕食はビーフシチュー。 2日目 静寂の万計沼を渡る。万計山荘から真簾沼やや南部へ磁石をきる。真簾沼からは・1174夏道分岐コルへ磁石をきる。途中,下るトレースに合流。稜上でデポ旗を2本打つが,結局のところ有効性は不明。穏やかなピークにて先行者の置土産を発掘。しばし佇む。下りは時間に余裕があると判断し,真簾沼から自らのトレースを外し,空沼小屋まで磁石をきる練習。∞の視界と25000図の詳細さにも助けられ,ピタリと当たる(ただし正確だったのはLsの平均値)。万計山荘にはスノーモービルが集結しファンキーな雰囲気を醸し出している。時間が押しているので茶も飲まずに荷をたたんで小屋を発つ。自分たちの紆余曲折のトレースを上から眺めつつ下山。 |
写真
感想
一年目山行第三弾。
冬メイン後、ドンパが一人退部したので、2人きりの山行となった。
一日目
免許をもってるドンパの運転で採石場まで。
そこからスキー履いて、登山口までいく。天気は気持ちいいくらいの晴れ。
早速渡渉して夏道に差し掛かる。くっきりと先人のトレースがあったが、計画では沢を右にみつつ進むつもりだったので、早々に無視して新たにトレースを付けていった。が、Lはするすると下って沢中へ降りてしまう。沢に降りる必要はないだろうという趣旨を伝えてすぐに上がる。雪崩れるようなところではなかったが。
すぐに二股が現れたので渡渉。あとは尾根をひたすら進む。天気が良かったからいけど、視界がなかったら確信をもって進めてはいなかったと思う。あるOBさんが、同期に対しては疑いの心を常に持てと言っていたので、うるさいくらいに口出しをしたつもりだった。ああコミュニケーションの難しさよ。
Co680辺りの渡渉点を探すが、なかなかここだ!ってとこが見つからない。渡れてしまえばいいのだろうけど、多分大丈夫だろうっていう判断が怖かったので、もっと上まで渡渉点を探す。Co790の対岸に夏道上の看板を発見。安定した渡渉点も発見。
渡渉してからは万計沼手前まで磁石を切って進む。私と相方との磁石のズレが気になった。進んでいくとぼこぼこと沢の小地形がたくさん現れる。渡渉したら、そのうちの一つがまさかの本流だった。滝の手前で気づき、また渡渉する羽目に。あほや。
万計山荘裏のポコを巻いて、エスケープの林道にでる。沼は真っ白。この空間めっちゃきれいだ!ドンパに記念撮影してもらった。
空沼小屋泊なので、窓開けて火を付ける。二階の窓が煙突下の屋根にのった雪によって開かなかったので、雪おろしをした。めっちゃ重い。ガンガン火を焚いて上の屋根の雪を下ろせ、とのことだったのでガンガン薪を放りこむ。-3℃だった室内気温は、後に16℃まで上昇。
天気図をとるが、初めて見るようなくらいスカスカな天気図が出来上がり、明日の天候は今日に引き続き崩れないと読む。夕飯はビーフシチュー。小屋のいいところは、夕飯が雑炊じゃなくていいとこだと思う。ドンパが野菜とかお肉とかをこだわってくれたので、めっちゃおいしい夕食ができた。
明後日、月曜の1限がテストだったので勉強道具を持参していたが、当然やる気なんてものはおきなくて、代わりにデポされていた山の歌集を朗読する。熱い内容ばかりで胸焼けをおこしそうだぜ。とりあえず、山の漢は愛する者を里に残して年中登山するってことは分かった。そんな私は今日も宇多田を歌う。
空沼には幽霊がでるらしい。興味本位で写真を撮ってみたが、何も写らず。ちょい残念。
寝ようかと思ったが、やっぱりテストが頭から離れず、結局勉強する。意外とはかどった。山小屋で何やってんだ。
二日目
5時起床。米を炊いたのだけれど、時間がかかった。当たり前か。
出発し、沼の上を渡る。分厚い氷の存在があるのか、本物の地面のよう。万計山荘から真簾沼まで磁石を切っていく。晴れた冬の日は、ブッシュも葉も少ない分、遠くが見渡せてすがすがしい。ドンパとちょいちょい方向とかを確認しつつ、とにかく進んでいく。地図読みもばっちり。ピタリと真簾沼に当てた。
ここからはコル上の夏道分岐に向けて磁石を切った。とにかく真っ直ぐ。夏道無視して、直後の急斜も真っ直ぐ。後日の例会で笑われた。
視界∞。ラッセルも足首で快適。途中で、単独行中のものと思われる3年生のトレースを発見。ピークには差し入れがデポしてある予定。稜上にあがると、眺めが断然良くなった。デポ旗をさして、雪庇に気を付けながらピークへと進んでいく。左手には札幌の街、右手には白い山々、冬の空沼めっちゃ魅力的やん!!海も見えちゃった(゜▽゜*)
眺めを堪能しつつピーク着。デポチーズごっつぁんです。
写真を撮りつ撮られつつ遊ぶ。10月のガスガスピークと違って、開放感あふれる視界良好微風ピーク。思わず口ずさんだのは中島みゆきの荒野より(^O^)誰かに聞かれていたら恥ずかしいな、と考えていたらどこからともなくエンジン音が。見れば、稜上にスノーモービルの一群が!異様な光景が可笑しかった。
下る。真簾沼まではトレースを辿り、沼から小屋までは磁石を切る練習をした。(2人の磁石の平均値は)なかなか正確で、万計山荘にぴったりとあたる。万計山荘前にはモービルが集結していて、なんかもの珍しいぞ。思いっきりじろじろ見ながら空沼小屋まで。
案外時間がなかった。ピークで遊びすぎたか。小屋ではお茶も飲まず、ついでに掃除もできず。そそくさと下山を開始した。自分たちのトレースを辿っていく。
トレースだけを頼りに登ってきたのか、スノーシューが我々のトレースを辿ってきていた。すなわち、そいつは余分な渡渉を強いられていた。内心ほくそ笑む。
沢に降りてしまったところ以外は自分たちのトレースを見失わないようにして滑っていく。夏道と合流し、そのまま登山口まで。
登山口から採石場までの林道では、消防局がスノーモービルを使った訓練をしていた。どこもかしこもモービルだらけ。
空沼の幽霊はガチでやばいと先日の飲み会で聞いた。
空沼に一人で行くのもいいかなぁ〜なんて思っていたが、やっぱり無理だ。
小屋はまだ健在なんですね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-23962.html
ついに二人になってしまったか〜。貴重な同期、疑って育とう。
空沼周辺の地形は複雑だから地図読み彷徨に最高。ヤブもほどほどだから泥縄山スキー術磨くのに最高。
空沼小屋、早く復活させないとマジでお化け屋敷になってしまうなあ。
体験談ですが空沼小屋にいるのは悪天で帰ってくると開けていた窓を閉めておいてくれる実直な小屋の主なので大丈夫です。
コメントありがとうございます。
使えるといっても、
床は傾いてるし、風は吹きこんでくるしで
健在といえるレベルなのかは疑問です。
存続してほしいし、これからも使いますけどね(^^)
1970年代…途方もない記録ですね!!!
歴史の長さを感じます。
地図は25000図を持って行ったのですが、
50000図じゃなくて良かったと行ってみて思いました。
小地形が多いですよね!
スキーもなかなか楽しかったです。
空沼小屋の壁や天井に刻まれている落書きを見ているのが楽しいです。
幽霊出ますけど、存続させていきたいです。
いい幽霊だって話は聞いていたのですが、
でも4年生はまじでやばいって言ってましたよ(ーー;)!?
子供がいるとか、女性がいるとか、
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