ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 166437
全員に公開
山滑走
谷川・武尊

谷川岳・蓬(よもぎ)峠

2012年02月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:00
距離
14.4km
登り
1,009m
下り
1,009m

コースタイム

土樽発電所615〜蓬沢1000m夏道分岐900〜蓬峠直下1450m1200=1205〜下山〜P1315
天候 薄日
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
明け方、土樽駅前の魚野川の橋から、川も相当に埋まっている。遠くに万太郎山。
2012年02月04日 06:56撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 6:56
明け方、土樽駅前の魚野川の橋から、川も相当に埋まっている。遠くに万太郎山。
2012年02月04日 07:16撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 7:16
2012年02月04日 07:16撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 7:16
杉植林もここまで雪が多いと楽しい。
2012年02月04日 07:45撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 7:45
杉植林もここまで雪が多いと楽しい。
2012年02月04日 08:02撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 8:02
対岸の足拍子
2012年02月04日 08:06撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
2/4 8:06
対岸の足拍子
2012年02月04日 09:20撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 9:20
2012年02月04日 09:57撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 9:57
いよいよ尾根にでて、ここを上がっていきます。
2012年02月04日 10:17撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 10:17
いよいよ尾根にでて、ここを上がっていきます。
2012年02月04日 10:30撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 10:30
たまに日が出る。
2012年02月04日 10:37撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 10:37
たまに日が出る。
2012年02月04日 11:08撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:08
2012年02月04日 11:29撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:29
2012年02月04日 11:34撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:34
2012年02月04日 11:44撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:44
武能西尾根上部。
2012年02月04日 11:45撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:45
武能西尾根上部。
2012年02月04日 11:46撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:46
2012年02月04日 11:54撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:54
2012年02月04日 11:54撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 11:54
2012年02月04日 11:56撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
2/4 11:56
あの、一本ブナが遠い。
2012年02月04日 12:13撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 12:13
あの、一本ブナが遠い。
ここを戻る
2012年02月04日 12:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 12:14
ここを戻る
2012年02月04日 12:33撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 12:33
2012年02月04日 14:17撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 14:17
2012年02月04日 14:17撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2/4 14:17

感想

グレートサミッツ国内編NO11 谷川岳・蓬峠
 なんで蓬がビッククライミングなんだよと、誰もが思う。あんなものハイキングじゃねえか。最初は誰もがそう思った。いやそもそも谷川岳でクライミングする人は、蓬峠など知らないのだ。そんなところにはいかない。
 でも冬にもそこへ行く、よっぽどの物好きだ。行くまでがラッセル三昧で相当大変なのだが、しかしそれが好きだ。しかも稜線に登りあがるときが、ちょっと信じられない様子になる。蓬は、標高1500mしかないのだが、ここは森林限界の上部で、雪の急斜面との戦いになる。隣の清水峠は1450mしかないのだが、さらに里に遠くて、難しい。アイゼンをはいても中途半端なモナカクラストで、ズボズボ潜って対応できない。スキーで登りあげるのはけっこう急だ。しかも風が強い、さらにただの雪面が続くだけで全く愛想がない。「何しに冬にそんなところに行くんだ」と誰もが言う。
谷川岳のブナ林は蓬の辺りで、稜線のおよそ150m下で終わって、あとは夏には背丈を超える笹っ原になる。稜線の登山道はトンネルのように笹っ原の中をくぐるように道がつながる。いやあ景色はいいのだ。夏の登山者は、いつ樹林を抜けるのか、それが涼しさを求める理由になっているのだが、蓬の高度で森林の上に出られるのだから、谷川連峰が好かれるのは、まずこれが理由だ。上越のこの素晴らしい稜線に勝るものは本州にはないと、断言しよう。北アの1500mって、まだ登山口じゃないのか。
そして冬には、それが全面雪の下に隠れるという理屈で、そこは真っ白な斜面であり、風雪が相当に強いし、そして条件が重なると、きれいに雪崩れる。過去に雪崩れ跡を見たことがある。対岸のコマノカミの稜線で、しかも目線よりも低いところの疎林の斜面が、大規模に表層で崩れていた。樹林帯は、特にブナの森は、一応は雪崩れ対応でパウダーシーズンでも安全とはされているが、しかし上部に出るとどうか。
蓬なんていう、夏のハイキングルートが、冬に素晴らしいスキールートを提供してくれることに、いつも谷川連峰には感謝する。
そして数年ぶりというドカ雪の今の時期に、パウダー滑りに行ってみようか。スキーシーズンが半年続いたとしても、パウダーに勝るシーズンはない。過去に十回は通った道でもあるが、満足に登行して滑れた記憶は相当に少ない。今は超ファットスキーもはいているし、それでどう対応できるかも知りたい。

 土樽に来るのはシーズン二度目。意外なことに、毛渡沢の先で通行止めだ、まさか積雪で。2006年豪雪のときに、土樽駅付近の魚野川は、対岸荒沢山からの雪崩れが登ってきて、5mくらいの雪津波になった。雪は実は津波のように盛り上がるのだ。あの時列車は一か月停止(土合〜土樽間)したし、その影響で、このあたり電信柱がないと地元の人が教えてくれた(電線地中化と言うと、嫌がらせになる)。今年も警戒しているが、06豪雪よりは雪が少ないが。さて、右折して発電所近くに車を止めて歩く。
 30分で除雪の終点。そこから新雪に踏み込むが、ああやはり正直に、1月のパウダーよりももう重くなっている。ブーツサイズしか潜らない。どんどんいく、知っている杉植林地帯も、しかしこれだけ雪があると楽しいものだ。奥まで来た中では、過去一番雪が多かった時だろう。夏なら案外下に見える蓬沢の流れも、なんだか同一高度になっている。異次元のようでファンタスティック。いつも流れが出ているところも埋まっているし、蓬沢標高千m辺りの踏みかえ点も、流は全面雪の下で、全く問題ない。さてその先から、右に沢から尾根に上がる。蓬へいくといっても、沢筋の夏道は行けるわけもなくて、手前の広い尾根を上がっていく。
 天気がいい。週末は冬型が少し緩まるとは知っていたが、だから現地へきて、太陽が射すのか、降雪でガスったままなのかは、晴天のチャンスにベット(賭け)しているだけのことで、半分は晴れるけど、半分はいつも通りでダメという程度の話だ。そのサイコロが、今日は吉と出たか。
 どんどん登って、上の稜線直下まで行ったが、さてここから先、風が強くて、稜線に上がる気力が出ない。いくら冬型が緩いといっても、ガスってきた。いつまでも山はいい顔してくれない。どうせ向こう土合側へ滑れるのは、3月になってからに決まっているわけで、来た道戻るならば、今日はここでOKだ。標高1450mが最高到達地点になった。蓬の小屋の避雷針も見えたし、対岸のコマノカミやシシゴヤの稜線のよく見えた。
 ああ、パウダーの蓬満喫で、どうやって滑るか、滑降するか。転ぶと小麦粉タンクに頭から突っ込む大事件になるわけで、安全運転で、パウダー、おお上越ではシーズン最高のシルキーパウダー北斜面だった。下の谷に入ると重いけど、自分のトレース跡に入れば、また加速して、6時間かけて登った道を1時間で滑った。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2675人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら