花見尾根( 高尾山 花見ぞね )江戸から明治期のコース


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 468m
- 下り
- 52m
コースタイム
天候 | 曇り-晴-曇り-晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高尾駅北口から甲州道中を進み、花見ぞね古道を辿る。明治期まで荒井宿のローカルに踏まれていた登山コース。 上ノ宿である荒井宿からは、この花見ぞねで高尾山に参詣していたそうです。 低山バリエーション、基本的な読図必要、危険箇所あり、特に林道から先は初心者向きではない。 昔はわりと踏み跡も明確なルートでしたが、特に先ごろの台風により崩落が進んだようです。 注・歴史ある近世の古道がかろうじて残されています、その現状紹介です。ルートの推奨ではありません。 もしも訪れのであれば生態系に配慮し、オリジナルルートを外さないよう、踏み荒らすことのないよう心がけて下さい。 また大人数でドカドカ入るような場所ではありません。 現在も、この尾根はそれなりに歩かれているので具体的に紹介します。 ただ、ここが「花見ぞね」という近世の古道であるという点はあまり知られていない、忘れられているでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
ロープ
スリング
カラビナ
パスハンター
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感想
高尾天満宮-蛇滝林道区間は、マイナールートにはよく見られる、注意して進めば、さほど問題はないであろうと思われる急登の尾根筋。
ネックは蛇滝林道から先の区間、ひたすら三点支持で。とにかく尾根上まで延々崖、あぶない(それで却って紹介できるという、近寄り難い、荒れる心配が低いので)。
蛇滝林道の終点から先、金比羅台方向にトラバースする踏み跡もありますが、それは御料林の巡視経路の名残でしょう。
痩せ尾根の「ゾネ」地形の画像、「ゾネ」は「ソネ」とも言われる地形用語。本来、自然堤防を表すそうですが、それが山では境尾根を表す意味から「オネ」と同義語として用いられるそうです。
「花見」は、麓側に高尾天満宮の天神梅林がひらけているため、それに由来するものでしょう。それで花見ぞね(花見尾根)に。
荒井の集落は駒木野関所が設けられたことにより成立した、わりと新しい集落です。それで旧表記は、新たな集落として、新井だったという史観が。
ただ古代から中世の遺跡が発見されており、古くから人の暮しがあったことは確かなようです。
地勢的にこのルートは、高尾山参詣目的のみでなく、相州への間道としても踏まれていたと考察しているのですが、いかがでしょうか?
先に下ノ宿とされる小名路(江戸後期ルート)、そして中ノ宿の駒木野(江戸前期ルート)を紹介しましたが、この荒井は上ノ宿になります。
(上ノ宿 - 中ノ宿 - 下ノ宿の上中下とは、関所との相対的な位置関係によるものです。)
ところで上ノ宿側ルートで気になるのは、伊能忠敬測量隊はこの花見尾根から薬王院に向かったのではないかという謎が。
先に七曲尾根の紹介で、伊能隊は当時のメインルート、参道でもある七曲を詰めたのでは? と説明しました。この花見尾根も、その伊能隊ルートの候補です。
高尾が描かれている「伊能図」は、私が見た範囲では3種類(他にもあるかもしれません)。それぞれ描かれている角度が微妙に異なるのです。
駒木野関所方向からルートが伸びているものが1種、また、荒井宿方向からルートが伸びているものが2種と、いずれもそのように見えるということですが、この件はまた機会があれば紹介します。
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