記録ID: 1682689
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積雪期ピークハント／縦走
谷川・武尊
谷川岳主脈縦走(敗退)
2018年12月21日(金) 〜
2018年12月22日(土)
uzt
体力度
5
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 30:33
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,640m
- 下り
- 1,643m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 7:41
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:46
17:42
宿泊地
2日目
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:05
7:22
269分
宿泊地
15:27
ゴール地点
| 天候 | 21日：晴れ 22日：ガス＆雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
写真のコメントと感想を参考として下さい。 |
| その他周辺情報 | 下山後の温泉は水上駅から徒歩10分程度の松葉屋(\800)を利用。 水上駅を途中下車利用するには、土合駅に券売機が無いため事前に乗車券を発券しておく必要あり。 |
写真
まずは土合駅の地下ホームから登山開始⁉
いつもは車なので初めてモグラ駅の階段を登りました。
いつもは車なので初めてモグラ駅の階段を登りました。
まだまだ雪は少ないですね。
前の舗装道路は完全にドライでした。
前の舗装道路は完全にドライでした。
ロープウェイで一気に登って、最初から今季初アイゼンを装着して上り始めます。
天気は申し分ないのですが、山頂辺りに雲が掛かっているのが気になる所です。
途中の避難小屋もまだ不通に使えます。
復路ではここを最後の休憩に利用させて頂きました。
復路ではここを最後の休憩に利用させて頂きました。
肩の広場。
トマノ耳は目指さずそのまま左に折れて肩の小屋向かいます。
トマノ耳は目指さずそのまま左に折れて肩の小屋向かいます。
遠く富士山も望めました。
写真のほぼ中央ですが判り難いですね。
写真のほぼ中央ですが判り難いですね。
小屋の陰でおにぎりを食べてから、ワカンに換装して主稜線に突入。
北側の斜面をトラバースしてやっと分岐で稜線に乗りましたが、踏み抜きの連発でここまで既に1時間も掛かってしまいました！
稜線に乗っても深い踏み抜きとラッセルの連続で、2時間掛かってやっと1km進むのが精一杯でした。オジカ沢ノ頭への登り返しに入る前にアイゼンとピッケルに換装しピーク越えを目指します。
ピークと太陽の間に虹のようなものが見えているのがその後の天候の変化の予兆ではと少々気になる所です。
2
12/21 14:55
稜線に乗っても深い踏み抜きとラッセルの連続で、2時間掛かってやっと1km進むのが精一杯でした。
オジカ沢ノ頭への登り返しに入る前にアイゼンとピッケルに換装しピーク越えを目指します。
ピークと太陽の間に虹のようなものが見えているのがその後の天候の変化の予兆ではと少々気になる所です。
オジカ沢ノ頭への登り返しに入る前にアイゼンとピッケルに換装しピーク越えを目指します。
ピークと太陽の間に虹のようなものが見えているのがその後の天候の変化の予兆ではと少々気になる所です。
振り返ると夕陽に染まるトマ・オキのピークと肩の小屋の上には月も出ていました。そろそろ日没も近づいてきたので、オジカ沢ノ頭の手前で幕営することにしました。
結果的に肩の小屋から4時間掛けて2km程度しか進めませんでした。
4
12/21 16:12
振り返ると夕陽に染まるトマ・オキのピークと肩の小屋の上には月も出ていました。
そろそろ日没も近づいてきたので、オジカ沢ノ頭の手前で幕営することにしました。
結果的に肩の小屋から4時間掛けて2km程度しか進めませんでした。
そろそろ日没も近づいてきたので、オジカ沢ノ頭の手前で幕営することにしました。
結果的に肩の小屋から4時間掛けて2km程度しか進めませんでした。
適当にスノーブロックを積み上げて飛ばされない様にテントを建てれば後は飲んで寝るだけ。既にこのペースでは縦走は無理と決め込み、明日は朝イチでオジカ沢ノ頭のピークを踏んでから折り返し土合に降りることにしました。
3
12/21 18:24
適当にスノーブロックを積み上げて飛ばされない様にテントを建てれば後は飲んで寝るだけ。
既にこのペースでは縦走は無理と決め込み、明日は朝イチでオジカ沢ノ頭のピークを踏んでから折り返し土合に降りることにしました。
既にこのペースでは縦走は無理と決め込み、明日は朝イチでオジカ沢ノ頭のピークを踏んでから折り返し土合に降りることにしました。
明けて翌朝。まさかのホワイトアウト！風雪に加えてガスもひどく、目と鼻の先のオジカ沢ノ頭が全く見えません！
昨夜は一晩中風は強かったものの、良く晴れて月明かりで周りの山が神々しく見えていたのに...。
4
12/22 6:54
明けて翌朝。まさかのホワイトアウト！
風雪に加えてガスもひどく、目と鼻の先のオジカ沢ノ頭が全く見えません！
昨夜は一晩中風は強かったものの、良く晴れて月明かりで周りの山が神々しく見えていたのに...。
風雪に加えてガスもひどく、目と鼻の先のオジカ沢ノ頭が全く見えません！
昨夜は一晩中風は強かったものの、良く晴れて月明かりで周りの山が神々しく見えていたのに...。
とりあえずピークまで行けそうかどうかの判断も兼ねて、アタックザックのみでゴーグルとアイゼン・ピッケルで登り始めましたが、20、30m進んで既に雪稜のエッジが判別出来ない状態でピークも見えてこない状況なので撤退することにしました。写真は戻りのテン場が目視でき始めたところから。
3
12/22 7:38
とりあえずピークまで行けそうかどうかの判断も兼ねて、アタックザックのみでゴーグルとアイゼン・ピッケルで登り始めましたが、20、30m進んで既に雪稜のエッジが判別出来ない状態でピークも見えてこない状況なので撤退することにしました。
写真は戻りのテン場が目視でき始めたところから。
写真は戻りのテン場が目視でき始めたところから。
こんな感じで稜線の南側をくり抜いた感じでテントをはめ込んでいたので多少の風に吹かれても大丈夫でした。一応スノーブロックを積み上げたのですが、昨夜の風雪で完全に稜線と同化していました！
5
12/22 7:40
こんな感じで稜線の南側をくり抜いた感じでテントをはめ込んでいたので多少の風に吹かれても大丈夫でした。
一応スノーブロックを積み上げたのですが、昨夜の風雪で完全に稜線と同化していました！
一応スノーブロックを積み上げたのですが、昨夜の風雪で完全に稜線と同化していました！
ここまで来れば後は最後の登り返しだけ。とは言えトマ・オキの稜線は全く見えず、地形の判別が怪しい所はひたすらGPSで確認しながら進みます。
途中から雪がまさかの雨に変わり、ピッケルのリーシュに雨氷が出来ていました⁉
1
12/22 9:44
ここまで来れば後は最後の登り返しだけ。
とは言えトマ・オキの稜線は全く見えず、地形の判別が怪しい所はひたすらGPSで確認しながら進みます。
途中から雪がまさかの雨に変わり、ピッケルのリーシュに雨氷が出来ていました⁉
とは言えトマ・オキの稜線は全く見えず、地形の判別が怪しい所はひたすらGPSで確認しながら進みます。
途中から雪がまさかの雨に変わり、ピッケルのリーシュに雨氷が出来ていました⁉
装備
| 個人装備 |
冬用幕営装備一式（食糧まで全て含めて25kg超でした！）
|
|---|
感想
せっかくの連休なのでそろそろ本格的に雪山登山を開始したいと思いつつ色々計画を練るも、肝心の積雪が何処も芳しくない情報しか入らずヤキモキしていたところ、谷川岳が比較的良くなってきているとのことで、未だ早すぎる懸念を抱きつつも思い切って2泊3日で主脈縦走にチャレンジしてきました。
初日は予報通りの雪山日和に恵まれて気持ちの良い稜線歩きを楽しめたのですが、懸念していた通り積雪量が不十分な上に気温も高めで締まりが悪く踏み抜きとラッセルのオンパレードで、思い通りに距離を進められずに翌日撤退を決め込んで朝起きるとまさかのホワイトアウトでビックリでした！
その後の復路は消えかかった昨日の自分のトレースを辿りながら、最後は昨日のトラバースを避けて一般登山道を出来るだけ正確に辿って何とかまた4時間掛けて肩の小屋まで戻った時には心底ホッとしました。この日は稜線でも途中から雪が雨に変わり散々な天気でしたが、肩の小屋からロープウェイ山頂駅までは多くの登山者で賑わってまるで別世界でした。
今回は往復ともトマ・オキをスルーしたので、結果的に全くピークを踏まない稜線歩きとなってしまいましたが、雪山始めとしては明暗両面を体験できたので、経験的にも装備のチェック面でも大変有意義な山行となりました。また機会を伺い積雪状況と天気予報を入念にチェックして是非とも再チャレンジしたいと考えています。
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wada2021 さん
uztさん初めまして
21日オキの耳で『あそこを歩いている人がいる』と言われ見ると、オジカ沢の頭北斜面で確かに動いている人が見えました。
でも、あまり進んでいるようには見えず余計なこことは思いながら勝手に心配していました。
トマの耳からの下山途中、ヘリが飛んでいるのを見てもしかして・・・・と思ってしまったり（ごめんなさい）
でも、レコ見てほっとしています。
無事で何よりでした。
mini34さん
コメントありがとうございます。
やはり気が付いている方がいましたか⁉ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした！
それにしても21日は幕営地からでも肩の小屋までハッキリ望める好天で良かったですよね。それに比べて翌日は天と地の差程の違い様で大変でしたよ。
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