日光白根山 湯元温泉ピストン〜登り納めは修行の道〜
- GPS
- 09:29
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,483m
- 下り
- 1,470m
コースタイム
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:28
避難小屋から奥白根山までは、ラッセルで進んだため、通常コースタイム1時間のところ1時間40分かかりました。
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広い |
コース状況/ 危険箇所等 |
スタートのスキー場から終始積雪(湿った重い雪)あり。 冬靴+12本アイゼンを持っていきましたが、アイゼンは使用しませんでした。 登りでルートを切り開くのにワカンが無かったら無理だったと思います。 下りは全てつぼ足でした。 【スキー場〜外山鞍部】 かなりの急登が続く。 【外山鞍部〜前白根山】 緩やかなアップダウンの稜線。 積雪あり。ワカン推奨。 【前白根山〜避難小屋】 風の通り道。当日はやや強風だった。 避難小屋まで結構下る。 【避難小屋〜奥白根山】 樹林帯の急登から始まり、森林限界を超えたあたりから岩稜帯。 樹林帯はリボンがかなり少ないため、トレースが無い場合は進むべき方向が分かりにくい。今回はノートレースの状態でラッセルして進んでいたが、登りの途中で下山者とすれ違ったため、そこからはルートファインディングの問題は解消され楽になった。 |
写真
感想
本当は空木岳を予定していましたが悪天候のため、比較的天気が良さそうな日光白根山に変更。
金曜の夜に埼玉の自宅を出発し、下道を走って深夜に到着。仮眠を取り早朝出発の予定でしたが…1時間の寝坊。
急いで準備して出発したものの車に忘れ物を取りに戻ったりとバタバタし、結局出発が7時半近くになってしまいました。
スキー場を登り、登山道に入ります。
予想以上の雪で、山頂まで行けるのかこの時点で不安が頭をよぎりました。
しばらく進むと先行されているグループに追いつきました。完全なるラッセル。しかも急登。物凄いパワーでルートを切り開いて下さり、非常に助かりました。
途中で一瞬だけ交代しましたが、ワカンを履いていなかったためスピードが出ず、なんだか逆にご迷惑をかける形になり申し訳なかったです。
とにかく先行者のパワーには驚きました。先頭を行く方はツボ足でルートを切り開き、凄いスピードで登っていきます。そんなこんなで稜線(外山鞍部)に到着。
前白根山までは、比較的緩やかなアップダウンが続きます。雪は膝下くらいまで沈む感じです。途中でワカンを装着し、スピードアップしました。やはりあるのと無いのとでは全然違いますね。もっと早くに着けておくんだった。
さて、前白根山に到着。やや強風で寒い。
大して眺望も無いので歩を進めます。
雪の少ない斜面を下り、少し登り返してまた樹林帯を避難小屋まで下っていきます。
避難小屋に到着。この時点で11時半。
地図だと山頂まで1時間とある。この先はノートレース。
この雪では一体どれだけの時間がかかるのやら。
とりあえず、山頂に向けて出発。
……一歩一歩が重い!二人で先頭を交代しながら進みました。
樹林帯に入るとなかなかの雪の深さで、登りも急になります。リボンが全然なくて進行方向も分からない。GPSを確認しながら進みます。
二人でヒーヒー言いながら登っていると上から下山してきた男性と合流しました。
お互い「この先トレースありで助かった…」と言い合う状況。
男性は菅沼から周回されてるとのことでした。
トレースを辿って登っていけるようになったため、体力的にはあまり変わりませんが、ルートの確認がほぼ不要になった分、かかる時間が短くなり非常に助かりました。標高を上げるにつれて雪が少なくなり普通に登れるようになりました。
そうこうしてやっと山頂に到着。
スタートから約6時間!ご褒美の眺望は全くなし!
証拠写真を撮ったらさっさと下山です。暗くなる前に下りたい。
山頂から少し下りたところで避難小屋までルートを切り開いてくださったグループとすれ違いました。
苦労して登った斜面を30分程で下り、避難小屋から前白根山まで登り返します。
多少青空が広がり、中禅寺湖が綺麗に見えました。奥白根方面は相変わらずガスガス。
前白根山から日光三山を眺めながら稜線を歩き、樹林帯を越え外山鞍部に到着。
ここで、ソロの男性が登ってたので驚きました。既に15時半。どこまで行くのか訊ねたところ、もうここいらでビバークするとのことでした。
外山鞍部からは物凄い急斜面の下りです。
スキー場が下に見えていますが、なかなか近づかない。あと少しに思えてなかなか長い道のりです。滑ったりしないように慎重に下ります。
何とかスキー場に到着。ここまで来ればもう問題はないです。暗くなる前に下山完了することができましたが、駐車場に到着し荷物を整理していたらすっかり暗くなってしまいました。
全体として、ここまで雪深いとは思っておらず、若干舐めてましたね…
今年の登り納めに相応しい?なかなかハードな山行でした。
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