日仏合同登山隊・・・です。 武奈ヶ岳


- GPS
- 07:00
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 1,004m
- 下り
- 1,007m
コースタイム
- 15:30 登山口
天候 | 琵琶湖川から見た比良上空の雲は薄くて雪までは降らないように見えたのですが、坊村ではすでにちらちら舞っていてほとんど止むことなく降り続けていました。 山中はずっとガスに覆われて展望は効かず、初武奈ヶ岳のSebには景色を見てもらうことができませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースは問題ありません。 西南稜の雪庇はかなり大きくなっていて近づくと危険です。 |
写真
感想
先月雪ののリトル比良で出会ったフランス人のSebとSarah。
その後のメールのやり取りが続き、どこかに一緒に登ろうと当初伊吹山を計画していたんです。
ところがここ最近の天候の不安定さから計画は変更になり、武奈ヶ岳にやってきました。
Sarahは残念ながら来られなかったのですが、Sebの声掛けで参加してくれたのがManaさんです。
彼女は山については私なんぞよりもずっと経験の豊富な女性です。
今回はいろいろ教えてもらおうと楽しみにしていました。
さて、JRで到着する二人と大津駅で待ち合わせ、簡単な挨拶の後はすぐに車で出発しました。
内心の緊張をこわばった笑顔で隠しながら先月の武奈ヶ岳の様子を話していました。
Sebはもちろん武奈ヶ岳は初めてですが、Manaさんはもう何度も登っているとのことで、説明していても話が早いです。
付いて歩くだけにならないようにしないと!
(・・・話をするのに一生懸命になりすぎてバイパスの降り口を行き過ぎてしまって引き返すなんてかっこ悪いスタートです・・・)
市民センターに車を停めたのが8時半。
いつもよりはだいぶ遅い時間で駐車場はかなり埋まっています。
支度を整えると国道を渡って登山口へ。
明王院の前を過ぎたところでもうアイゼンをつけます。
雪は適度に締まり、アイゼンもよく効いて快調に登っていきます。
最初は私が先頭を歩いていたのですがどうもペースがわからず、女性がいるからとゆっくり足を進めていました。
途中からSebが先頭に立つとえらい速さで登っていきます。
Manaさんもさっきまでとは違うペースで追っていきます。
慌てて私も追いかけます!
私の後ろで二人はストレスを感じていたかも・・・(汗)
周囲は雪とガスで真っ白です。
実は大津からの車中で比良の上空の雲を見ながらManaさんは「雪が降っていそうですね」 と言っていたんです。
私はそれほど厚くない雲を見ながら「雪雲じゃないから大丈夫でしょう」と答えていたのですが、実際に雪の降る中を歩きながら自分の見通しの甘さを悔やんでいました。
先月よりもさらに雪深くなっていましたが、踏み抜くこともなく稜線に出て御殿山山頂へ。
さすがにここからは風の強さが応えます。
アウターのフードを被っていても顔の皮膚が痛い状態です。
山頂には10人ほどのハイカーがいましたが、寒さと風で顔もこわばっていながらシャッターをお願いすることもできず、お互いの写真だけを撮って早々に立ち去りました。
「厳冬期」という言葉が実感できた山頂の体験でした。
どこか風を避ける場所を見つけて食事にしようとルートを引き返しながら場所を探します。
登りには風をほとんど感じることがなかったのですが、下りでは意地悪く風が止むことがありません。
それでも御殿山を過ぎて風が弱まったところでスペースを見つけてランチタイムにしました。
まさかシートを広げてお重を開けて・・・なんてものではなくて、立ったままパンやおにぎりを頬張っているようななんともせわしない昼食でした。
それでもすこしリラックスできたらとお湯を沸かしてコーヒーを入れておなかを暖めてやり、縮んでいた体を一瞬ほぐしてあげた気になりました。
(Sebはコーヒーを飲まない人なんです。・・・日本茶を入れてあげたら喜んでました!)
稜線をはずれてからは登山口まで一気の下りです。
少し落ち着いてエネルギー補給もできたことで若い二人は元気に下っていきます。
こんなペースで下ることを想像もしていなかったようなスピードでどんどん走って下ります。
下りのトレースは雪山の常でジグザグの登山道をショートカットして真っすぐのびていますが、Sebはそこを駆け下りていき、Manaさんは橇もなしにお尻で滑っていきます!
体力で勝負する気はなかったのですが、二人とも一見冷静そうでけっこういけいけの行動に走っています。
つられて真似していたら体の2つや3つは壊れていたかも・・・
下りの道中では口もほぐれて会話も弾み、無事に下山することができました。
(おじさんの話に付き合ってくれていたのだと思いますが・・・)
楽しんでくれただろうかとすこし心配しながらの別れでしたが、大津駅でSebが言ってくれた「次、伊吹山です」の言葉に救われた今回のエンディングでした。
monsieurさん、こんばんは
坊村から武奈ヶ岳だったのですね
我が家は南比良の稜線を歩いてました
それにしても当日の天気といったら・・・
京都は朝、雲ひとつ無い天気だったんですけどね・・・
それでもフランスのお二人は楽しんでいただけたようで何よりでした
次の伊吹山も楽しみに待ってます
こんばんはyuconです!
まずは 第一弾お疲れさまでした。
どうしようか、ああしよう、こうしよう、こうしたほうが、など本番前はかなり悩まれた感がじわりと伝わってくるレコで拝見するほうが緊張してきました。
日本茶を飲むくだりで 読んでいた私もほっと一息
最終行の「次は伊吹山」を読んで ふぅ〜っ!という感じです
天候は仕方がありません、どのような状況であれ 合同登山隊を実現されたことが 素晴らしいと思います。
写真からSebさんとManaさんがとても楽しんでおられることが伝わってきて 大成功じゃないですか
この日のために登山靴を忘れるほど(笑)ずっと前から一生懸命準備をしてこられた 大きな大きな成果だと思います。
これからも日仏合同登山隊のご活躍を期待しております。
本当にお疲れさまでした。
の山行きですか。
お元気ですね
お天気は残念でしたが、
みなさん、武奈楽しまれたようですね。
へたれは私は天気良い日を見計らって行こうかと思っています
琵琶湖の空は晴れているのに比良の山は雲に隠れているなんて光景は日常のことです。
自分で歩く分にはなんとも思わないのですが、Sebにはできれば広い風景を眺めてもらいたかったですね
・・・そうですか、南比良ですか
私が歩きたいのは武奈ヶ岳から蛇谷ヶ峰の北比良の稜線です。
まだ雪の季節はしばらく続きますよね
それからちなみにManaさんは日本人です。
(ネイティブのような英語を話していました
どうも私は普段から空気を読むのが下手でやることが裏目に出てはまたやり直しています
間違っても俺について来いタイプではないので、ホスト役には向いていないんでしょうね
でも次の伊吹山にはなんとかして案内しようと思っています。
尾根ルートをまた試登してきますよ。
仕事がばたばた忙しくなると、なんだか余計に山に行きたくなります
連休だとどちらも行かないと気がすまなくなっていました。
慣れない案内役に付き合ってくれた二人には気を使わせたかも・・・です
楽しんでくれてたらよかったですが
もうこの週末の予定を考えるのに頭が一杯です
12日は、朽木へ行くのに、坊村を通り過ぎました。
観光バスも含め、すごい人手にびっくりしていました。
年末から毎週登山で、はまりにはまってます。
次回は、湖南アルプスか、立木観音のあたりをおじゃましようかと考えています。
入山規制も解かれたようで、次の合同登山は、伊吹山ですね。成功を祈ってます。
なんとも元気なお二人ですねー。
もちろんmonsieurさんもですが、経験があるだけあってか、イケイケなのが写真からもなんとなく
私も置いて行かれるかも(笑)
あ、別に置いて行ってもらっても一向に構いませんが。
次は伊吹ですか―。
晴れると良いですね
お互い抜けられない世界に足を踏み入れてしまいましたね
地元の宣伝をするわけでもないのですが、このあたりは低い山
いただいたメッセージの返事を後ほど送ります。
参考になるかどうか・・・でも楽しんでくださいね
おじさんは若い方たちの後から付いて歩いただけですよ
イケイケなんてとんでもない!
それはあの二人です
伊吹はこの時期尾根ルートを登るほうが安全だと思うのですが、経験がないので今度2度目の下見登山に行ってきます。
大きな景色を見せてあげたいです
日仏合同登山、決行されましたか
写真を拝見すると余裕を感じますネ。
まったく雪山が初めてという方を案内するよりも気がラクだったのではないでしょうか?
一回だけの企画じゃなくて良かったですね!
次は伊吹山
次回はお天気
「余裕」ではなくて、「放心状態」とも言います
心理的にいっぱいいっぱいの状態でしたから
でも次回はもっと落ち着いてガイドできるようにがんばりますよ
ソロの時とは楽しさの中身が違いますね
どちらも楽しいからOKですよ
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