明星ヶ岳〜明神ヶ岳〜金時山


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
天候 | 晴れ(春近しを感じさせる日和でした) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小田急箱根高速バス http://www.odakyu-hakonehighway.co.jp/ 乙女峠〜新宿 1790円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況: ・強羅駅からは階段を使うルートもあるとのことですが、下調べが足りず、車道を歩きました。道幅が狭い箇所があるので、行き交う車には注意が必要です。 ・明星ヶ岳の登山道は放送局の電線の下を辿ります。 ・鞍部から明神ヶ岳、金時山までの間には泥濘が続く箇所があります。 ・軽アイゼンを持参しましたが、使う場面はありませんでした。苅川峠附近の凍結箇所はアイゼンをつけた方が安心かもしれません。 登山ポスト: 見当らなかったような気がします。 トイレ: 強羅駅(地下道を抜けた駅裏)、金時山山頂(100円)、乙女峠(レストラン内)にあります。 温泉: 温泉街から遠ざかるルートなので選択肢は限られています。確実なのは温泉会館(バスで途中下車)でしょうか。 |
写真
感想
雪をまとった富士山を見に、箱根外輪山の一角を辿ってみました。金時山から明神ヶ岳方面へ向かう記録が多いようでしたが、反対方向から富士山を正面に見て進むこととしました。
強羅駅に降り立ったのは箱根観光の客がほとんどで、登山姿は数人程度。普段とはちょっと勝手が違います。駅前に売店があればと考えていたのも当てが外れ、行動食がやや少なめなのが心配ですがまずは出発です。
明星ヶ岳登山口までは住宅と別荘の間を抜けて行きます。強羅駅からほぼ直線に向かって階段を使うルート( mermaidさん から強羅駅からの道順を御教示いただきました。感謝です。)があったようですが、気付かずに車道を進み宮城野橋へ。ここからは案内標識があるので、それに従って登山口に辿りつけば、あとは放送局の電柱と電線を手掛かりに進めます。日当たりのよい斜面には積雪もなく、汗をかきすぎないように着ているものを調節しながら、まずは大涌谷と富士山が見晴らせる展望ポイントに到着です。
このあたりから残雪が目につくようになりますが、そのまま明星ヶ岳を目指します。ハコネダケの間を抜けて明星ヶ岳の稜線に出ると、山頂は東にあるというのでさらに進みます。ところが、どうみてもなだらかに下った先に「御嶽大神」の祠があり、ここに明神ヶ岳の標識がありました。ここも山頂が最高点とは限らない例なのかもしれません。
せっかく少し東に下ったので、相模湾をしばらく眺めてUターン。さていよいよ富士山を見ながら明神ヶ岳へ向かいます。
鞍部までは泥濘もほとんどなく、道幅も広め。雲がほとんどない尾根道歩きを楽しめました。鞍部からはやや急な坂や霜柱が溶けた泥道が登場。それでも、さして困難な箇所もなく、たくさんの人で賑わう明神ヶ岳山頂へ。
話に聞く通り、富士山、愛鷹連峰や金時山、大涌谷の眺めは素晴らしく、しばし見とれます。ただ一つ残念なのは丹沢方面の展望がないことですが、15分ほど金時山寄りに展望箇所がありました。山頂でカップ麺の軽い昼食を済ませ、外輪山の尾根をさらに西へ辿ります。
金時山までの間では、7人ほどのトレイルランニングのチームに抜かれたり、休憩中に追い越したり。結局、金時山を登っている際に、下って来るそのチームと三度目の挨拶を交わしました(ただそれだけですが、礼儀正しい態度が印象的だったので)。
途中で火打石岳の標識を見かけたので、その先へ目をやれば登れそうな様子。薄い踏み跡でしたが、5分ほどで三角点が現れました。でも、展望はありませんし、お勧めできません。(GPSログを確かめたところ、火打石岳の頂上はもう少し西寄り、あと10〜15分はかかるようです。早とちりで済みません。後日記す)
元のルートへ戻って、苅川峠らしき地点を過ぎると、しばらくして山道はハコネダケの間を行くようになります。おおむねは気持ちのよい下りですが、ところどころに雪で倒れたハコネダケが道を塞いでいます。泥濘が少ないのが救いです。
さて、次は矢倉沢峠の分岐ですが、その手前でルートミス。ルートマップに書かれていない金時隧道への分岐を矢倉沢峠の分岐と勘違いしてしまいました。1/25000地図も持っていたのですが、それにはきちんと記載されていたので、まったくの注意不足でした。金時隧道で地図を確かめて後戻り。15分ほどのタイムロスになっていました。
気をとりなおして、矢倉沢峠から金時山への登山道に入ります。ところが、今度はどうも息が簡単にあがるようになりました。行動食も残りわずか。撤退も考えましたが、金時茶屋をあてにして登れそうなところまで行くことに。休み休み登って金時山に到着した時には15時を過ぎていました。
さすがにこの時間帯ではほとんど人がいません。出会ったのは、ちょうど入れ違いで下っていった3人組とあとから登ってきた親子3人組ぐらい。金時山からの富士山は少し雲をまとっていましたが、仙石原や神山などの景色とともに、ゆったりと堪能できました。
金時娘の茶屋でパンを求めて最後の腹拵え。最短の乙女峠へ下って、帰路は高速バスを使いました。ただ、渋滞のため高速バスは新宿まで3時間以上かかりました。乗り換えの心配をしなくて済むのが魅力ですが、これではちょっとかかりすぎ。次回はこまめに乗り換えた方がいいようです。
課題も残りましたが、天候のよい日に富士山を間近に見ることができたのが何よりでした。やはり富士見は冬に限りますね。
追記
GPSログをアップしても地図上に表示されない状態(start地点とend地点、グラフ表示はあり)でしたが、Kashmirを最新版にして表示されるようになりました。どうやら余計なタグがついていた所為のようです。
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