キリマンジャロ(ロンガイルート直登コース)

- GPS
- 117:05
- 距離
- 76.4km
- 登り
- 24,252m
- 下り
- 24,366m
コースタイム
- 山行
- 1:47
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:47
- 山行
- 3:23
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:23
- 山行
- 3:18
- 休憩
- 5:50
- 合計
- 9:08
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 3:57
- 合計
- 7:39
- 山行
- 14:05
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 16:21
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 4:05
2日目にペースが上がらなくなったため、以降 ダイアモックスは服用していない。
3日目にペースが戻り、3日目、4日目、5日目の下り、6日目は ほぼ休憩なし
天候 | 12/28 晴れのち一時雨 12/29 晴れのち一時雨 12/30 晴れのち一時雨 12/31 晴れのち一時雨、時々 雪 01/01 晴れ 01/02 晴れ 12/28-12/31 は 午後から雲が上がってきて夕方前から雨になり、 夜には晴れました |
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過去天気図(気象庁) | 2018年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
12/27 ET865 09:15 アディスアベバ空港 -> ダルエスサラーム空港(タンザニア) 12:05 12/27 TC104 18:00 ダルエスサラーム空港 -> キリマンジャロ空港 19:10 12/27 アリューシャ泊 12/28 車 08:00 アリューシャ -> 13:30 ロンガイルート登山口 |
写真
画像中央の緑の建物があるところが SCHOOL HUT。
『あと、1〜1.5時間くらいだね。』と言ったら、
『3時間くらいはかかる。』と、言われてしまいました。。。
SCHOOL HUTから30分ほど登った場所
100mほど登りましたが、
このような裏山登山の高山病への効果については
"登山の運動生理学トレーニング学"という本で
科学的な考察が記されています。
食欲がないので、12/31の夕食はなし。
12/31 23:30 食事(フリーズドライのおかゆと味噌汁)
日本の味でも食欲はわきませんでした。。。
1/1 00:00過ぎにアタック開始
直前まで雨、雪が降っていたようですが、
テントを出ると一面の星空でした!
GILMAN'S POINT 5685m
5200mくらいから ここまでがきつかったです。。。
フラフラして、1歩 足を出すたびに、
深い呼吸をしながら歩いていました。
今考えると、酸欠ではなく、
睡眠不足とカロリー不足だった気がします。。。
ガイドから"下りる"と、言われましたが、
"UhuruPeakまで行きたい、まだ歩ける"と伝え、
UhuruPeakを目指せることに。
麺入りのスープとロールケーキとパイナップル
食欲がなかったのですが、食べるように言われ、
やっと食べました。
おいしいのですが、ずっと、食欲がない。。。
トイレは水洗(紙はないので要持参)で、洗面台もあり
とても驚きました!!
この日は日本人が多かった!!
装備
備考 | ・持って行って良かったもの 耳栓: テント場では21:00過ぎまで騒がしいことがあり、早く寝るために持っていてよかったです。(機内でも活躍しました) ・持って行けば良かったもの 胃腸薬: 食欲がなく、途中、日本の方に分けていただきました リップクリーム: 乾燥するため唇が切れてしまい、柑橘系のフルーツを食べるのがつらくなりました。。。(持っていこうと思っていたのに忘れました・・・) |
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感想
約8年前にもキリマンジャロに登ろうと思い日本発着のツアーに申し込みました。
出発日は2011/03/12。震災によりツアーは中止。
それ以降、なかなかチャンスがなく半ば諦めていたが、
マイルが溜まったこともあり、今回の登山が実現しました。
トレーニングにと登った2018/11/10の燕では軽い頭痛がしたため、
高山病対策としてミウラ・ドルフィンズで低酸素トレーニングを受けました。
しかし、初日のシンバキャンプで軽い高山病に。。。
(奇しくも燕とほぼ同じ2700m...)
長旅による疲労とダルエスサラーム空港での水分不足など
(チェックインするまで水を買う場所がなかった・・・)
体調管理に問題があった気がします。
それに、低酸素トレーニングの効果は、事前の順応だけではなく、
SPO2(血中酸素濃度)の低下に気づけること、
SPO2を上げる呼吸ができるようになること、が大きいと思います。
実際、ひどい高山病にはなりませんでした。
今回の登山では、終始 食欲の低下に悩まされました。
料理はおいしいのですが、箸(スプーンとフォーク)が進まない。。。
下山後は回復したため、高度障害だったと思います。
キリマンジャロは富士山と同じく独立峰ということもあり、
富士山を大きくした感じでした。
4日目までは順応しながらのトレッキングのような感じで、
最終キャンプからのアタックが、富士登山 と言う感じです。
そして、キリマンジャロは"登りたい"と思う人を受け入れてくれ、
登らせてくれる山だと感じました。
UhuruPeakまで行けましたが、
多くの人が助けてくれたので、たどり着くことができたと思ってます。
ガイドさんやポーターさんはもちろんですが、
初日に出会った日本人の方にはとてもお世話になりました。
心から感謝いたします。Asante sana!!
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12/28 ロンガイゲート(2364m) - Simba Camp(2671m)
ロンガイゲートで 準備していると日本の方に遭遇。
このルートは日本人は少ないと思っていたので ちょっとびっくりしました。
登山開始。日本で5月にハイキングをしている感じでした。
Simba Campでは 日本の方(Kさん、Oさん)のすぐ隣で、
少し お話しさせていただきました。
日本人が多いと ちょっとイヤになりますが、
全くいないと心細かったので、
お二人がいらしてくれたので、心強かったです。
夜は雨が降っていましたが、トイレに行ったときにはやんでいました。
そして、夜中に寒くて目が覚めてしまいました。
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12/29 Simba Camp(2671m) - 2nd CAVA CAMP(3450m)
ダイアモックスの影響なのか、あまりペースが上がりませんでした。。。
テント場についても食欲がなく、
Kさん、Oさんがパンシロンと温熱シートを分けてくれました!!
パンシロンで少しスッキリし、温熱シートは暖かくて気持ちよかったです!
さらにスワヒリ語の辞書を貸していただき、
スワヒリ語のあいさつをいくつかメモすることができて、
スタッフとの会話が少しスムーズになりました。
(旅行会社からスワヒリ語のリストを送ってもらっていたが、
印刷したものをホテルに忘れてきてしまっていた。。。)
この日も夜は雨が降り、夕食後 トイレに行くときにカッパを使いました。
(カッパを使ったのはこのときだけでした!)
夜中に再度 トイレに行ったら、満天の星空!!
星が多く、南半球ということもあり、星座がぜんぜんわかりませんでした。
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12/30 2nd CAVA CAMP(3450m) - 3rd CAVE CAMP(3800m)
相変わらず 食欲がないのですが、
ダイアモックスが抜けたのか動けるようになりました。
ペースを上げずに ゆっくりですが、休憩を挟まずに歩けました。
テント場につくと、まだテントが設営されてませんでした。
早く着きすぎたようです。。
働いているスタッフの方の写真を撮り、
このへんからちょっと距離が縮まった気がします。
3rd CAVE CAMPはキボ峰が きれいに見えるいい場所でしたが、
ゴミが多かったです。乾電池まで捨てられていました。
トイレも穴を掘っただけなので、
きっと一杯になったら閉鎖して次を作るんだと思います。
(実際、閉鎖されたものと新規作成中のものがありました)
観光登山も ちょっと考え物かも。と思ってしまいました。。。
この日も夜は雨。
夜中にトイレに行ったときはやんでいて、
テントに戻ったらまた降り始めました。。。
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12/31 3rd CAVE CAMP(3800m) - SCHOOL HUT(4710m)
大晦日。なのですが、まったくそんな気がしません。。。
マウンエッジ峰を眺めながら SCHOOL HUTへ。
マウンエッジ峰はずーっと雲がかかっていましたが、それがまたきれいでした!
この日も快調に上れ、テント場についたら、
スタッフの方があわててテントを設営してくれました。
SCHOOL HUTは岩場のちょっとした平坦な場所にあり、
マウンエッジ峰が きれいに見えました!
ドイツ人(6人でスタッフ16人の大所帯のうちの一人)に話しかけられ、
英語で少し話しましたが、ほぼ聞き取れず。。。
彼はフランクフルト在住らしいです。
そして、SCHOOL HUTは動物(レッド?と言っていた気がします)が
ゴミをあさるため、小屋にゴミを集めているそうです。
食欲がないため、夕食はパスしました。
19:00には就寝したのですが、酸欠で数時間毎に起きてしまいます。。。
SPO2を計ると 最も低いときで 65%。
目を覚ました後に呼吸して計れば80%くらいまで回復しました。
23:30 起床し、日本から持参したフリーズドライのお粥と
味噌汁をとりましたが、食欲は回復しませんでした。。。
(さらに、これだけでは 少なすぎでした。。。)
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01/01 SCHOOL HUT(4710m) - UhuruPeak(5895m) -
SCHOOL HUT - HOROMBO HUT(3720m)
00:00 過ぎにアタック開始。
食欲がないことと、SPO2が低いこともありちょっと神経質になっていました。。。
けど、直前まで、雨、雪が降っていましたが、テントを出ると一面の星空!!
今回は天気に恵まれています。
5000mあたりで 南十字星を探しましたが、全然わからず。
ガイドさんがスマホアプリで探してくれましたが、やっぱりわからず。。。
事前に調べておけばよかったです・・・
(登山後に調べたところ、この時期は 明け方近くにならないと
南十字星は上ってこないことがわかりました。。)
5200m付近から GILMAN'S POINT(5685m) までが
めちゃめちゃきつかったです。。
一歩 足を出すたびに深い呼吸をしながら歩いていました・・・
休憩すると体が冷えるので 定退温症のリスクが高まるので長時間は休めず、
歩こうとしてもカロリー不足で歩けず。。。
さらに、寝不足か高山病か フラフラしていました。
一人での登山だったら、絶対に下山している状態でした。
途中、生姜湯で入れた紅茶をもらい、
ガイドさんに励まされ、なんとか、ゆっくり歩き続け、
やっとGILMAN'S POINTに到着。ここで、日の出の時間(06:00)。
GILMAN'S POINTでの休憩とカロリーメイトと太陽で少し復活しました。
GILMAN'S POINTからUhuru Peakまではウィニングロードのように思えました。
すれ違う人々とは"Happy New Year!!"と言葉を交わし、
とても晴れやかな気分で歩けました。
Uhuru Peak手前で初日からほぼ同じルートだったKさん、Oさんと再会!!
お二人も無事にUhuru Peakへの登頂されたそうです。
Uhuru Peak手前の登りが 少しだけ キツかったですが、
私も 07:45 Uhuru Peak に到達!!
下りはGILMAN'S POINTからは富士山の砂走りのような感じで一気に下れます。
SCHOOL HUTまで戻り、小一時間の休憩&昼食
HOROMBO HUTまで下ります。
キリマンジャロは大きい!!
4500m付近でキボ峰、マウンエッジ峰と 山の中に山があります。
HOROMBO HUTに着くと、これまでのキャンプ地とは違い 驚きました!
HOROMBO HUTは 広くて、人が多く、トイレが水洗でした!
そして、トイレに行くたびに迷子に。。。
この日は日本人が多くいました。
低酸素トレーニングで一緒になったMさんと再会!
Mさんたちは MARANGUルート 2日目で、
これから 山頂を目指されるプラン。
登頂 そして 無事に下山されることを祈ってます。
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1/2 HOROMBO HUT(3720m) - MARANGU GATE(1860m)
HOROMBO HUTは寒かったです。
ガイドさんもSCHOOL HUTよりも寒かった。と言ってました。。
MARANGU GATEまでは、ほぼ下りですが、朝日がまぶしく、
サングラスをしても見にくかったです。
ほぼ休憩も取らず 一気に下りました。
低木帯から樹林帯に入り、
MANDARA HUT(2720m)で長袖をザックにしまったり、
水をボトルに移したりするため、5分ほど休憩。
そして、また一気にMARANGU GATEに。
無事に下山しました!!
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