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Yamareco

記録ID: 170911
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

大菩薩嶺

2012年02月20日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:54
距離
17.9km
登り
1,469m
下り
1,469m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

大菩薩峠登山口バス停7:55
9:39上日川峠9:45
福ちゃん荘10:11
大菩薩嶺11:28
12:34大菩薩峠13:07
福ちゃん荘13:40
上日川峠14:05
15:49大菩薩峠登山口バス停
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:中央本線の塩山駅→山梨交通の大菩薩峠登山口バス停
復路:山梨交通の大菩薩峠登山口バス停→中央本線の塩山駅
コース状況/
危険箇所等
★バス停〜登山口
アスファルト道路が凍結しているところもある

★登山口〜上日川峠
基本的に踏まれている雪道、ところによりアイスバーン
午後になると日当たりのよいところの雪がとけて土と混ざって見事なぬかるみを作っていた

★上日川峠以降
基本的に踏まれている雪道、唐松尾根の一部が凍結して滑りやすいところもあった。アイゼンをつけたほうが安全だろうが唐松尾根を登るぶんにはダブルストックでなんとかなってしまった。
寒さのせいか、福ちゃん荘に来るまでに撮影したデータが消えてしまいました(涙)これが1枚目
2012年02月20日 10:11撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2/20 10:11
寒さのせいか、福ちゃん荘に来るまでに撮影したデータが消えてしまいました(涙)これが1枚目
雪一面の唐松尾根を登ります
2012年02月20日 10:16撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2/20 10:16
雪一面の唐松尾根を登ります
アニマルトラッキング
2012年02月20日 10:34撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2/20 10:34
アニマルトラッキング
アニマルトラッキングその2
2012年02月20日 10:35撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2
2/20 10:35
アニマルトラッキングその2
稜線に出る直前の道が急でしんどい
2012年02月20日 11:01撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2/20 11:01
稜線に出る直前の道が急でしんどい
木に雪がまだ残っていてくれた
2012年02月20日 11:18撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2/20 11:18
木に雪がまだ残っていてくれた
大菩薩嶺にも足跡が
2012年02月20日 11:31撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2/20 11:31
大菩薩嶺にも足跡が
稜線は眺めがよくて最高でした
2012年02月20日 11:55撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
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稜線は眺めがよくて最高でした
これぞ大菩薩峠という景色
2012年02月20日 12:07撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
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これぞ大菩薩峠という景色
ケルンも雪まみれでした
2012年02月20日 12:10撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
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ケルンも雪まみれでした
大菩薩峠を見ながらの食事
2012年02月20日 12:49撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
1
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大菩薩峠を見ながらの食事
帰りは歩きやすい道でした
2012年02月20日 13:07撮影 by  Canon PowerShot A710 IS, Canon
2/20 13:07
帰りは歩きやすい道でした
撮影機器:

感想

真夏の時期に行った大菩薩峠は雲が多くてもやっとしており、上日川ダムがかろうじて見えるぐらいの天気でお世辞にもいい景色とは言えませんでした。真冬で晴れの日を狙って行ってみました。

始発を乗り継いで来てバスを降りて出発。かなりひんやりているものの、動き始めると特に寒いとは感じなかった。それでも登山口の気温は-3℃となかなかのものであった。ハイドレーションのホースの凍結に気をつけるため、できるだけこまめに水分を取るようにした。もう少し雪があるかなと思いきや、登りはじめはあまり雪のない道であった。日当たりのよいところでは雪がすでに溶けてしまったようであった。

上日川峠への道は以前も歩いたが、地図上ではきれいに尾根道を通っているのだが、実際に歩くと中側がえぐれた道を通ることになる。そのため尾根道を歩いている割にはあまり風も来ず、フリースのみで快適に登ることができた。雪は一部が凍結しているもののダブルストックで問題なく進むことができた。やがて展望台に着いた。以前は何も見えなかったが、南アルプス方面の展望は確かによい。がけ崩れのためか一度車道へ誘導されて、再び登山道へ戻るところもあった。このあたりも雪は少なめであった。ハイドレーションからの水が1回シャリシャリすることがあってちょっと慌てたが、この1回だけで済んだ。

上日川峠への到着時刻は真夏の時と大差なかった。前より山慣れしているからだろう。上日川峠からの道は雪に埋もれた林の中を歩くので非常に気持ちがよかった。滑りやすいところもあまりなく傾斜もそれほどきつくなくで、スノーハイクに理想的な道であった。福ちゃん荘からは以前通らなかった唐松尾根を登ることにしてみた。傾斜が急そうであったが、下るよりも登るぐらいならなんとかなるだろうと思って進んでみた。最初は穏やかな道であったが、傾斜が急でなおかつ凍結しているところもあって足の置き場に迷うところもあった。人のトレース意外にも動物の足跡もいくつか見ることができた。

高度を上げていくとさすがに風が強くなってきたのでアウターを着た。稜線へ出る直前の急登を見上げて、無雪期でもかなりしんどそうに見えるのにこれを雪が積もっている時に登るか?とも思った。ゆっくり一歩一歩丁寧に登った。コースタイムよりも時間はかかったようだが何とか登ることができた。ちょうどここを下ろうとする登山者に出会ったが、結局この人たちは唐松尾根を下ることをあきらめたようだった。確かにあの坂道を下るのはちょっと怖いと思う。

大菩薩嶺は特に展望もないのは分かっていたが、雪のある時はどんな感じの道になるか見てみたかったので行って見ることにした。真夏に通った時は大きな根っこが張り出したり、道そのものぐちゃぐちゃじめじめしているような印象であったが、雪はそれらを全て覆い隠してくれていた。なんともまああっさり山頂に着いてしまった。歩いてみてよかった。

再び戻って大菩薩峠へ向かった。さすがに風も強く冷たくなってきたので、ゴーグルをつけての行動となった。稜線からの展望は素晴らしかった。富士山は当然として、南アルプスは全部見え、八ヶ岳の一部とそして北アルプス乗鞍岳までもが見えてしまった。この景色が大菩薩峠が大菩薩峠たる所以なのだろう。よく行く奥多摩の山々もよく見えた。鷹ノ巣山から避難小屋へ下る道はこちらから見るとかなりの急下りに見えた。

大菩薩峠介山荘前で昼食とした。もう少し展望のよいところで食べたかったが風が強いので文句は言えない。介山荘の横にはちゃんと休憩所もあったのは出発してからだ。大菩薩峠から福ちゃん荘に至る道は以前も歩いており、あれぐらいの傾斜の道だったら雪道で下りになっても大丈夫であろう、と予想していたとおりうまく下ることができた。

予想外のことが起きたのは上日川峠へ着く直前の道あたりからだ。日も高くなって雪が溶け出して土に染み込みぬかるみになってしまった。グチョグチョした道で非常に歩きにくかった。上日川峠を過ぎてさらに下ってもこのグチョグチョ道は続き、非常に滑りやすく神経を使った。神経を使い過ぎたせいか左膝まで痛くなってきた。ダブルストック使っているときは膝の痛みなど感じたことはなかったがストック有りでも膝が痛く感じるほどのひどい道であった。

ぬかるみ地帯を超え、さらにところどころあるぬかるみを越えて、ようやく登山口が見えるところまで戻って来た。しかしこの出口が見えたというので油断してしまったからか最後のぬかるみ下り道で見事にすっ転んでしまいダブルストックをもってしても転倒を防げず見事に尻から着地。アウターパンツとザック下部が泥だらけになっていまいました。応急処置をしてそのままバス停まで戻りました。しかしこれでは帰りのバスや列車に乗るのも厳しい状態になってしまったので、ザックを少し拭いて、さらにアウターパンツを脱いでレインパンツに着替えました。下半身はアンダータイツの上にアウターパンツを直接履くというレイヤリングだったのでレインパンツを履かざるを得ませんでした。


大菩薩の景色は抜群によかったです。ただ最後の最後で油断してしまったのが悔やまれる山行でした。

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