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Yamareco

記録ID: 1711128
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雪山ハイキング
蔵王・面白山・船形山

薬莱山・山頂でハッピーバースデートゥユー

2019年01月21日(月) [日帰り]
 - 拍手
cafemonte その他6人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:06
距離
3.4km
登り
371m
下り
354m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:28
休憩
0:38
合計
3:06
距離 3.4km 登り 371m 下り 372m
8:15
90
スタート地点
9:45
10:23
58
11:21
ゴール地点
トレースの有無や雪質によってコースタイムは多く異なる。
土日はトレースが大いに期待できるので、ラッセルに自信のない方やしたくない方は、よく晴れた土日に少し遅目の出発で行ってみるのもよいだろう。
天候 曇り、晴れ、小雨
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
やくらいガーデンに広い駐車場がある。
やくらいファミリースキー場営業日(土日祝中心)には、いわゆるゲレ食も食べられる。
コース状況/
危険箇所等
積雪量はこの時期としては当たり前の量ではあるが、降雪が少ないために過去のトレースがくっきり明瞭に残っている。
このトレースを使う前提なら、軽アイゼンがあれば十分踏破できる。
慣れていない人は全てツボでこなすのは難しいが、慣れている人なら軽アイゼンすらいらないコンディションだった。
縦横無尽に歩く雪山登山をしたいなら、現在のコンディションではお勧めできない。
まるで夏山のように、すれ違いで道を譲る必要がある。
この日の晩から降雪があったので、次の週末にはノントレースになりそうではある。
その他周辺情報 薬師の湯(2時間500円)で温泉入浴が可能。
やくらいファミリースキー場より薬莱山を望む
ゲレンデの圧雪面は、スキー場管理地のため、ツボ足での歩行は控えたい。
また、営業時間中は滑走者優先であることも考慮したい。
写真右手のP374との鞍部を目指して登山を開始する。
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やくらいファミリースキー場より薬莱山を望む
ゲレンデの圧雪面は、スキー場管理地のため、ツボ足での歩行は控えたい。
また、営業時間中は滑走者優先であることも考慮したい。
写真右手のP374との鞍部を目指して登山を開始する。
雪のコンディションを見極めたうえで、パーティーの4名がカンジキを装着する。
薬莱山は急坂が多いので、スノーシューはあまりお勧めしない。
湿った重い雪のトラバースでは、スノーシューでは難儀する。
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雪のコンディションを見極めたうえで、パーティーの4名がカンジキを装着する。
薬莱山は急坂が多いので、スノーシューはあまりお勧めしない。
湿った重い雪のトラバースでは、スノーシューでは難儀する。
ルートファインディングの練習をしながら、鞍部を目指す。
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ルートファインディングの練習をしながら、鞍部を目指す。
鞍部手前から過去のトレースがあった。
かなり大規模なトレースで、10名規模で同じ道を歩いたようだ。
まるで除雪したかのように、道ができあがっており、尾根の狭さからもこのトレースを外れることもできない。
仕方なくもあり、ありがたくもありで、トレースを使う。
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鞍部手前から過去のトレースがあった。
かなり大規模なトレースで、10名規模で同じ道を歩いたようだ。
まるで除雪したかのように、道ができあがっており、尾根の狭さからもこのトレースを外れることもできない。
仕方なくもあり、ありがたくもありで、トレースを使う。
滑っていきたくなる斜面だが、重い湿り雪のため、スキー滑走は難儀しそうだ。
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滑っていきたくなる斜面だが、重い湿り雪のため、スキー滑走は難儀しそうだ。
北峰手前に発達する雪庇
たかだか500m前後の里山に、これだけの雪庇ができる。
この雪庇のすさまじさを知らずに、薬莱山に安易に入山してはいけない。
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北峰手前に発達する雪庇
たかだか500m前後の里山に、これだけの雪庇ができる。
この雪庇のすさまじさを知らずに、薬莱山に安易に入山してはいけない。
もう少し降雪があれば、この雪庇も東側にもっとせり出し、通行にもさらに注意が必要となる。
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もう少し降雪があれば、この雪庇も東側にもっとせり出し、通行にもさらに注意が必要となる。
薬莱山北峰
石碑の上にできあがった吹きだまりに乗る。
この吹きだまりの下に雪洞を作れそうな気配はあるが、現段階ではお勧めしない。
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薬莱山北峰
石碑の上にできあがった吹きだまりに乗る。
この吹きだまりの下に雪洞を作れそうな気配はあるが、現段階ではお勧めしない。
参加者の一人がこの日誕生日だった
仕込みをしっかりとしておいて、サプライズでお祝いをする。
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参加者の一人がこの日誕生日だった
仕込みをしっかりとしておいて、サプライズでお祝いをする。
スコップでテーブルを作り、お祝いの席を整える
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スコップでテーブルを作り、お祝いの席を整える
ご本人、ご満悦
大撮影大会
あとからやってきたパーティーの皆さんにも祝福いただく
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大撮影大会
あとからやってきたパーティーの皆さんにも祝福いただく
スコップとピッケルで岳人ぽさを演出してみる
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スコップとピッケルで岳人ぽさを演出してみる
北峰からリフトトップへ下れる谷
雪が足りていないので、現段階ではお勧めしない。
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北峰からリフトトップへ下れる谷
雪が足りていないので、現段階ではお勧めしない。
北峰と南峰をつなぐ尾根
発達しつつある雪庇を確かめる。
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北峰と南峰をつなぐ尾根
発達しつつある雪庇を確かめる。
この尾根が薬莱山の中で一番好きな場所だ。
山形県側から吹き付ける季節風のおかげで、さらさらの雪が積もりやすい。
この日はいささか湿り気味ではあったが、東側に比べると明らかに軽い雪であった。
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この尾根が薬莱山の中で一番好きな場所だ。
山形県側から吹き付ける季節風のおかげで、さらさらの雪が積もりやすい。
この日はいささか湿り気味ではあったが、東側に比べると明らかに軽い雪であった。
南峰への登り返し
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南峰への登り返し
雪に寝そべる
鳥居へ下るルートをとる
こちらもトレースがしっかりついており、下山で使う場合には軽アイゼンが最も有効なアイテムだと思われる。
しかし、歩行技術を身につけてもらうためにツボ足で歩いてもらう。
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鳥居へ下るルートをとる
こちらもトレースがしっかりついており、下山で使う場合には軽アイゼンが最も有効なアイテムだと思われる。
しかし、歩行技術を身につけてもらうためにツボ足で歩いてもらう。
カンジキをつけたままの二人は、重い雪の中、自由なルートで下る。
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カンジキをつけたままの二人は、重い雪の中、自由なルートで下る。
薬莱山の急斜面は、カンジキがよく似合う
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薬莱山の急斜面は、カンジキがよく似合う
鳥居の目の前にある、表参道入り口へ下山
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鳥居の目の前にある、表参道入り口へ下山

感想

薬莱山は雪山に限る
といつも思っている。
ブナの新緑の頃もよいのだが、宮城県内でも屈指の積雪量があるこの時期にこそ登りたい山だと思っている。

一般的に、夏も冬も同じ尾根がルートとして使われる。
雪山になれていない人や、気軽に雪山を楽しみたい人にとって、わかりやすい明瞭なルートだ。
しかし、薬莱山が持つどの尾根も雪山登山に適したもので、アプローチの労は違えども、難易度としてはそんなに大きな差はない。
特に西側の尾根を使って登るルートは、誰とも会う機会もなく、より静謐な雪山登山を楽しめることだろう。

今回は、P374と北峰との鞍部から北峰を目指すルートをとった。
鞍部に正確にたどり着くためのルートファインディングと歩行技術の練習を兼ねて歩いてみた。
湿った重い雪のため、ラッセルが堪える。
沈む量もそれなりな上に、足を抜くのも難儀する重さだ。
それに加えて薬莱山の急登であるから、息もあがりやすい。
できるだけ直登を避け、トラバースを有効活用して高度を稼ぐ。
なんてことをしていたら、鞍部で大人数が歩いたと思われる大きなトレースと出会った。
楽ができる半面、これ以上のルートファインディングは不要となった。
この日も30名規模の団体と出会っていたので、今シーズンの薬莱山は大人気なようだ。
それはそれで喜ばしいことである。

参加者の一人がこの日誕生日だった。
本人に気取られないよう、秘密裏に準備を進めて、山頂でサプライズを演出する。
幸い、風も降雪もなく、穏やかな空の下でお祝いすることができた。
何歳になったかは秘密なようだ。

この日、下山中に気にならない程度に小雨が降り出した。
厳冬期のこの時期に雨が降ることは、嘆かわしいことであるが、未明から雪に変わった。
暮らす人には大変なことだろうが、たくさんの雪が薬莱山に積もり、楽しいスノーアクティビティを長く楽しめるシーズンであって欲しいと願う。

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