高見山1248m 展望と樹氷を求めて!

コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
感想
日の出の時間より早くに家を出るのは久しぶり、朝の冷気に身が引き締まる。19人マイクロバスに乗り込み、三宮を予定の時刻に出発。思ったより早めに登山口に到着したが、既に車も人もかなりの数、さすがに、この時期の高見山の人気は凄い!
歩き始めて程なくしてミーティング、体操、アイゼン装着。手入れされた杉林と整った石畳の道だが、アイゼンでは歩きにくく、アイゼンなしでは滑るで、もどかしい。案内板によると、登山口からのこの道は旧伊勢南街道で、紀州徳川家の参勤交代やお伊勢参りで活況を呈して、塩・米・魚の交易路だったということだ。
辺りが、杉林からブナに変わっていくと高見峠に到着、ここでトイレ休憩。ここには、江戸時代の国学者、本居宣長の「白雲に 峰はかくれて 高見山 見えぬもみちの 色ぞゆかしき」という歌碑がある。紀州徳川家より藩主へ国学を講じるため、この峠を越えて紀州へ向かったそうな。(うーん、教科書に黒い羽織着た人物画があったような記憶がある)
この峠から胸突き八丁の坂を数珠繋ぎになって上って行くと広場があり、ここで集合写真に収まる。はたしてエビの尻尾が見られるのか心配になっていたが、仰ぎ見ると頂上付近に樹氷が見え期待が膨らむ。頂上について暫くは体が温まっていてエビの尻尾に狂喜していたが、急激に体は冷えていった。北斜面は南とは大違いだ。
既に山頂は人でいっぱい、シェルターの中は勿論のこと。私達はシェルターから少し下ったところの南斜面の雪を踏み固め、風を避け昼食をとった。いつもなら楽しい時間だが、厳冬の食事は苦痛でさえある。T氏はコーヒーでも飲んでゆっくりしようと余裕の様子だったが、私は早く体を動かして温めたかった。
帰りは尾根を西側へ下山、樹氷の美しいブナ林が暫く続き、次第に杉林に変化し、急な下りとなる。脚にトラブルや、アイゼンが壊れ転んだという人もあったが、大きな事故なく終了。温泉は混みあっていたようなので今回はやめにして、3時過ぎに車上の人となった。
下山途中、U氏が「兜岳よく見えた」と??? 確かに、頂上から山々がくっきり見えていたのに、私はエビの尻尾のことばかりで景色をみる余裕が全くなかった。次回は、江戸の昔に思いを馳せ、周りの景色を楽しみながら歩きたいと思う。「エビの尻尾は風上の方に成長するって!!」知っていましたか? 私は、びっくり。少し賢くなったかな。(SA)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する