大津京から山中越え石仏見ながら白川源流を下る

2019年02月16日(土) [日帰り]

• GPS: 05:31
• 距離: 14.2km
• 登り: 545m
• 下り: 525m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:05
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:31

9:15 スタート地点
9:42 9:57 近江神宮
10:43 10:43 志賀の大仏
13:52 13:52 北白川仕伏町バス停（東山54）
14:34 14:45 吉田山
14:46 ゴール地点

JR大津京駅9:15→近江神社10:00→滋賀の大仏11:00→山中越え→北白川14:00→吉田山14:30→京阪出町柳駅15:00解散（一般道10km、山道4km　合計14km）

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

登山道は倒木多い、整備不良箇所多い

写真

2/16 9:15

JR大津京駅に着きました。

2/16 9:26

大津京といわれるが、「大津宮」になっている。
その訳は・・・
住宅開発が先に進み、遺跡としては、飛び飛びなんです。

2/16 9:34

近江神宮を正面からではなく、脇から入りました。

2/16 9:39

2/16 9:40

楼門　色鮮やか・・
昭和15年の御鎮座と新しい・・今年80年

2/16 9:41

ご祭神 は天智天皇・・
中大兄皇子のほうが知れ渡っている・・

2/16 9:53

百人一首巻頭句は天智天皇・・・
近江神社はかるたの殿堂でも名高い・・

2/16 9:52

「ちはやふる・・・」有名なアニメの元ともなった在原業平の歌

2/16 9:57

わが国の時刻制度は、今をさかのぼること1350年の昔、天智天皇の御代に大津の都に漏刻（ろうこく）を設置され時間を知らされた御事績に始まります。漏刻とは水時計のことであり、日本書紀には、初めて漏刻を用い鐘鼓を鳴らして時を知らされた、と記録され、時の記念日の由来ともなりました。
これは、古代中国で使われた火時計

2/16 10:46

滋賀の大仏
弥勒菩薩さんです。

2/16 10:52

崇福寺跡へ
まっすぐ行けば、比叡山に行きます。

2/16 10:53

2/16 10:56

天智天皇7年（668）の創建とされています。平安初期には、東大寺・興福寺・薬師寺などと並ぶ十大寺の一つとして信仰されていたんですって・・

2/16 10:59

2/16 11:04

2/16 11:44

トンネルの上は、比叡山ドライブウェイ

2/16 12:48

白川源流まで着ました。

2/16 12:51

西教寺の石仏
阿弥陀さんです。

2/16 13:02

滋賀越道は古くから交通の要所でした。
車注意で、北白川まで下っていきます。

2/16 14:10

北白川付近
あれれ・・？
水流が南から北に流れているぞ・・
ここは疎水の最終口付近です。

2/16 14:23

滋賀越道出発点
石仏は子安観音さま

2/16 14:25

これから吉田山に登ります

2/16 14:34

2/16 14:36

吉田山展望台から大文字山を眺める

2/16 14:38

2/16 14:44

2/16 14:54

紅(くれない)萌(も)ゆる丘の花
早緑(さみどり)匂う岸の色
都の花に嘯(うそぶ)けば
月こそかかれ吉田山(よしだやま)
(三高逍遥の歌)現京都大学ですな

2/16 15:02

吉田神社の鳥居をくぐって

京大吉田キャンパス前をとおり
本日終了

撮影機器：

IXY 620F CANON

iPhone 7 Apple

感想

kobechuo

天智天皇が開いた大津京はマイナーだが、奈良時代の幕開け、歴史のターニングポイントといえる。大津京跡は遺跡発掘が遅かったためか、宅地開発が先に進み、遺跡としては見るべきものが少なくなってしまっている。
今日のコースも東海道自然道の一つだが、舗装道ばかりで車も多く、ハイキング道としてはもうひとつだ。道標もあいまいで、GPSでも狂いが出ていた。
旧道（山中道）に入ってからは、遺跡群、石仏と途中で見るものが多く、飽きなくて済んだ。山道は、倒木、浸透水、崩落などで荒れていた。昨年の台風の被害もそのままで、整備されていない。山中峠を過ぎ、再び車道に出てからは交通量が多く、注意が必要となった。舗装道は足が疲れる。
それでも、「石仏を見ながら白川源流を下る」というたいそうなサブタイトルどおり、東山文化の原点・白川源流に出会い、「白川はなぜ白いか」「なぜ室町東山文化に影響したか」などと目で確認しながら左京区北白川まで下った。
太古の昔、大文字山と比叡山は同じ隆起の中にあり、侵食後、現在の地形になり、その侵食によって白川ができたとのこと。吉田山の展望台からは大文字山は望めるが、比叡山は木が茂って見えない。一望したかったが残念だった。
冬空・寒風の中、遠くからのビジター参加も多かったが、それぞれ楽しんでいただけたようだ。（SIR）