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Yamareco

記録ID: 173225
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雪山ハイキング
道南

設計山(もっけやま) 701.5m

2012年03月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:38
距離
8.4km
登り
435m
下り
441m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:20 中山トンネル入り口P
09:25 C500付近峠地形
09:50 主稜線
10:10 北尾根合流点
10:15 設計山山頂 着
10:20 設計山山頂 発
10:30 北尾根合流点
10:40 620P
10:50 582P
11:03 枝尾根まちがい
11:06 ルート復帰
11:30 林道
11:35 中山トンネル入り口P
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道227号(大野国道)を函館から江差方面に向かい、北斗市と厚沢部町の境にある中山トンネル入り口手前のパーキングスペースに車を止めます。
駐車場所から大野方面に少し戻ったところに林道入り口がありますが、今は除雪の雪壁が立ちはだかっていて、入り口はわかりません。
雪壁の上に立てばすぐにわかると思います。
コース状況/
危険箇所等
雪面はクラストしていて、ラッセルはスノーウシューでくるぶし程度でした。
始めは林道をたどり、林道をはなれて尾根に取りつく箇所を見逃さないようにと思っていましたが、意外とわかりやすかったです。
主稜線に乗ってしまえば迷うところはありませんが北東側に発達した雪庇に注意。
下山に利用した尾根は、一本調子の稜線ではなく枝尾根を出しながら曲がりくねっているので、ルートを見失わないように注意が必要です。
立ちはだかる雪壁
2012年03月04日 08:19撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
1
3/4 8:19
立ちはだかる雪壁
壁の低いところを探して突破(撮影は下山時)
2012年03月04日 11:36撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
2
3/4 11:36
壁の低いところを探して突破(撮影は下山時)
雪壁を超えるとすぐ目の前で林道が大野川を渡っていました
2012年03月04日 08:32撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
2
3/4 8:32
雪壁を超えるとすぐ目の前で林道が大野川を渡っていました
アンモナイト?
2012年03月04日 08:40撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
4
3/4 8:40
アンモナイト?
おいしそうな雪ロール、といいたいところだけど、あまり新鮮じゃないですね
2012年03月04日 08:40撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
4
3/4 8:40
おいしそうな雪ロール、といいたいところだけど、あまり新鮮じゃないですね
うさぎちゃんのトレールいっぱい
2012年03月04日 08:50撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
2
3/4 8:50
うさぎちゃんのトレールいっぱい
しばらく林道を進みます
2012年03月04日 09:25撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 9:25
しばらく林道を進みます
林道をはなれて緩やかな尾根に取りつきます
2012年03月04日 09:25撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
3
3/4 9:25
林道をはなれて緩やかな尾根に取りつきます
穏やかで気持ちのいい日になりました
2012年03月04日 09:29撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
2
3/4 9:29
穏やかで気持ちのいい日になりました
下山はこの尾根を下ろうと思います
2012年03月04日 09:49撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
4
3/4 9:49
下山はこの尾根を下ろうと思います
木地挽山
2012年03月04日 10:11撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
3
3/4 10:11
木地挽山
二股岳と、その向こうに秀峰駒ケ岳
2012年03月04日 10:12撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
4
3/4 10:12
二股岳と、その向こうに秀峰駒ケ岳
雪庇
2012年03月04日 10:12撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 10:12
雪庇
頂上標識
2012年03月04日 10:19撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
2
3/4 10:19
頂上標識
はるかに輝くのは津軽海峡
2012年03月04日 10:20撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 10:20
はるかに輝くのは津軽海峡
雪庇
2012年03月04日 10:21撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 10:21
雪庇
風車の向こうに日本海
2012年03月04日 10:22撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
3
3/4 10:22
風車の向こうに日本海
この尾根を降ります
2012年03月04日 10:28撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 10:28
この尾根を降ります
雪庇の張り出す尾根をどんどん降ります
2012年03月04日 10:40撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 10:40
雪庇の張り出す尾根をどんどん降ります
設計山を振り返る
2012年03月04日 10:47撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 10:47
設計山を振り返る
まもなく全層のシーズン?
2012年03月04日 10:47撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
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3/4 10:47
まもなく全層のシーズン?
ばいばい、またくるね
2012年03月04日 11:16撮影 by  Canon IXY 32S, Canon
1
3/4 11:16
ばいばい、またくるね
撮影機器:

感想

設計山(もっけやま)は、北斗市(旧大野)と厚沢部町を隔てる中山峠の南西に位置する701.5mの山です。
おそらく登山道はないので、積雪期のみ登れる山のようです。
「設計」と書いて「もっけ」と読む、かなり珍しい名前の山です。
どうやら北海道の測量史にかかわりがあるらしいのですが、山名の由来はわかりませんでした。

中山トンネル手前のパーキングに車を止め、いざ出かけようとすると、路肩に立ちはだかる除雪の雪壁に一瞬ひるみます。
大野方向に少し戻り、雪壁が低くなったところをよっこらしょとよじ登ると、目の前に林道がありました。
先週の気温上昇で緩んだ雪が、昨日今日の冷え込みでクラストして、ぱりぱりです。

国道を離れてすぐに水流の見えない大野川を渡り、しばらく林道をたどります。
C500付近で左右から尾根が下りて来て、前がぱっと開ける峠状の地形に出会います。
林道は右の尾根にそって伸びていきますが、ここで林道を離れ、左の尾根に取りつきます。

先行するうさぎちゃんのトレールを追いかけて緩やかな尾根をのんびりと登っていきます。
冷たいけど刺すようではない風の感触や、なんとなくぽかぽか感じる日の光、きらきら輝く雪面、ざくざくと音を立てるクラストした足元、どれをとってももう冬は終りに差し掛かっているのだと実感できます。
うれしいような、名残惜しいような、不思議な気持ちになります。

小さなコブを越えたらいったん少し下って、設計山の頂上から南西に伸びる尾根の側面に取りつきます。
急坂を直登して稜線に出ると、その向こうに頂上から北に延びる尾根が見えます。
下りはこちらの尾根をたどろうと思います。

尾根を北東にたどり、北に延びる隣の尾根に合流すると、稜線は南東へと向きを変え、北東面に発達した雪庇を見ながら進みます。
ちいさなコブを越えるとまもなく山頂に到着です。
山頂は南北に細長い頂稜の北のはずれにあり、北側に発達した雪庇が怖くてどこまで際に寄れるのかわからなかったのですが、立ち木に小さな頂上標識が取り付けられていたので、そこを頂上としました。

山頂は無木立ではないのですか、木の間越しに360°の展望が広がります。
北には二股岳とその向こうに駒ケ岳、そしてなだらかで真っ白な木地挽山、南には津軽海峡、はるか西には江差方面に風力発電の風車が回り、その先には日本海が見えました。
ここで、のんびり山座同定と行きたいところですが、ひとつ問題がありました。
私、道南、っていうか、北海道の山の山名ほとんど知りません…
風をよける場所もないため、そそくさと頂上を後にしました。

登ってきたトレールを北西に少し戻ったら登路に別れを告げ、北に延びる尾根に入ります。
地形図上に記載のある620P、582Pを含めていくつかのピークを越えながら、東に雪庇を発達させた尾根を北に向かいます。
折からの晴天もあって、開放的で明るい、気持ちのいい尾根です。

582Pを越えたところで西に延びる尾根に進路をとり、すぐに今度は北へ降りる枝尾根を選びます。
さらにすぐに今度は西に延びる尾根をとるつもりだったところを、そのまま少し北進してしまい、眼下に見える国道の様子から、ずいぶんトンネルから離れたところに降りてしまいそうなのに気付き、進路修正です。

尾根を西に向かってC470コブをこえると、地形は複雑であいまいになってきますが、ここまでくればどう進んでも林道にぶつかります。
林道に出てみると、朝の自分とウサギとキツネとそれからたぶんタヌキ?ののトレールのみが残っていて、今日の設計山、独り占めだったことを知ります。

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