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Yamareco

記録ID: 173427
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ハイキング
丹沢

さかせ古道〜地蔵平〜屏風岩山〜笹子沢左岸尾根

2012年03月07日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:26
距離
11.6km
登り
1,188m
下り
1,194m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

07:40 大室生神社
08:40 二本杉峠
10:20 地蔵平
10:35 日影歩道取付
11:30 稜線(一般道合流)
11:50 屏風岩山
13:40 岳山堰堤
14:00 大室生神社
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
さかせ古道はバリではないが、崩れたトラバースが尾根と違って
いかに危険かが分かり、これはこれで結構楽しい。

地蔵平から毛出シ峠の日影歩道は歩道ではなくバリ。
今回は毛出シ峠より少し西側に乗った。

笹子沢左岸尾根は今やもうメジャーなバリルート。
しかし、慣れないと取付が分かりづらいかもしれない。
今日のスタートは
大室生神社。

通常登山道は
神社の南側を回り込んで行くが、
今日は神社の裏手から尾根に取り付く。
今日のスタートは
大室生神社。

通常登山道は
神社の南側を回り込んで行くが、
今日は神社の裏手から尾根に取り付く。
しばらく進むと鹿柵に突き当たる。

倒木で壊れた箇所を通らせてもらう。
しばらく進むと鹿柵に突き当たる。

倒木で壊れた箇所を通らせてもらう。
一般道と合流。
二本杉峠。

乗越して真っ直ぐ行くと千鳥橋。
何年か前歩いたことがあるが、
道の荒廃ぶりは予想をはるかに超え、
驚いた記憶がある。

今日はさかせ古道を辿って、
地蔵平へ向かう。
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二本杉峠。

乗越して真っ直ぐ行くと千鳥橋。
何年か前歩いたことがあるが、
道の荒廃ぶりは予想をはるかに超え、
驚いた記憶がある。

今日はさかせ古道を辿って、
地蔵平へ向かう。
直に出てくる屏風岩山との分岐。

左が地蔵平方面。
直に出てくる屏風岩山との分岐。

左が地蔵平方面。
奥に世附権現山。
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奥に世附権現山。
振り返ってみた古道。

崩れ落ち、道はまったくない。
振り返ってみた古道。

崩れ落ち、道はまったくない。
岩もボロボロ。
次に現れた崩壊地。
幅のある大規模な崩壊。
次に現れた崩壊地。
幅のある大規模な崩壊。
渡り終えても、
古道を探すのに苦労をする。
渡り終えても、
古道を探すのに苦労をする。
倒木にはびっしり苔が。
倒木にはびっしり苔が。
古道は、
要所で石積み補強をされていたのが
よく分かる。
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古道は、
要所で石積み補強をされていたのが
よく分かる。
同じく。
橋から落ちるより、
右のザレ斜面を滑り落ちたほうが
よっぽどイイべよ。

と云うわけで、
アリ地獄を選択。
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橋から落ちるより、
右のザレ斜面を滑り落ちたほうが
よっぽどイイべよ。

と云うわけで、
アリ地獄を選択。
ヤマメ沢。
堰堤は大きく崩壊している。

こんなのばっかしだよ。

と言いつつも、
これはこれで大いに楽しむ。
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ヤマメ沢。
堰堤は大きく崩壊している。

こんなのばっかしだよ。

と言いつつも、
これはこれで大いに楽しむ。
林道に降り立つ。
林道に降り立つ。
林道脇にある地蔵尊。
林道脇にある地蔵尊。
かっては集落があり、学校も
あったという地蔵平。
今は、つわものどもが夢の跡。
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かっては集落があり、学校も
あったという地蔵平。
今は、つわものどもが夢の跡。
地蔵平から少し戻り、
日影歩道を毛出シ峠に向けて
取り付く。

(注)
日影歩道は歩道でも何でもありません。

  
地蔵平から少し戻り、
日影歩道を毛出シ峠に向けて
取り付く。

(注)
日影歩道は歩道でも何でもありません。

  
P816。

南側が開けていて気持ちのいい所。
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P816。

南側が開けていて気持ちのいい所。
天気が良ければ
富士山も見えるだろうに。
天気が良ければ
富士山も見えるだろうに。
ここの杉玉は
まだ硬く、振っても花粉は
飛び出さなかった。
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ここの杉玉は
まだ硬く、振っても花粉は
飛び出さなかった。
途中からは間伐材が足元を埋め、
歩きにくいことこのうえない。

途中からは間伐材が足元を埋め、
歩きにくいことこのうえない。

左手に屏風岩山が見えた。
左手に屏風岩山が見えた。
一般道との合流点。

これより少し東へいった所が
毛出シ峠。
一般道との合流点。

これより少し東へいった所が
毛出シ峠。
屏風岩山。

満を持してknot登場。
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屏風岩山。

満を持してknot登場。
笹子沢左岸尾根は
ミツマタの尾根でもある。

まだ蕾だが、街路樹につけられた
イルミネーションのようできれいだ。
笹子沢左岸尾根は
ミツマタの尾根でもある。

まだ蕾だが、街路樹につけられた
イルミネーションのようできれいだ。
まだ青いミツマタの蕾。

触ってみると、まだ硬い。
ビロードのような産毛も感触はよくない。
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まだ青いミツマタの蕾。

触ってみると、まだ硬い。
ビロードのような産毛も感触はよくない。
笹子沢。
淵が美しい。
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笹子沢。
淵が美しい。
スリット式巨大堰堤、岳山堰堤。
スリット式巨大堰堤、岳山堰堤。
大きさはこれぐらい。
五尺五寸のknotと比べれば
推して知るべし。

スリット下はツルツルで
よく滑る。
大きさはこれぐらい。
五尺五寸のknotと比べれば
推して知るべし。

スリット下はツルツルで
よく滑る。
道路は堰堤まで続いていたが、
昨年の震災後、このように
寸断されてしまった。

しかし直後はここまでひどくはなく、
地割れと多少の沈下が認められた位だった。
道路は堰堤まで続いていたが、
昨年の震災後、このように
寸断されてしまった。

しかし直後はここまでひどくはなく、
地割れと多少の沈下が認められた位だった。
まだあったボタンヅルの果穂。
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まだあったボタンヅルの果穂。
県道76号線に出る。
県道76号線に出る。

感想

その昔、相州の中川村と甲州の道志村を結ぶ一本の道があったそうな。
人はこれを「さかせ古道」と呼んだそうな。
現在の中川川・上ノ原から二本杉峠を越え、地蔵平から城ヶ尾峠を経て
三ヶ瀬川沿いに山梨県の道志村へ抜ける道である。

このさかせ古道、knotは信玄平の猛烈なダニ攻撃にも負けず、
城ヶ尾峠までは行った事があるが、その先はまだ未踏なので
いつかは全てのルートを歩いてみたいと思っている。
注・今はどうか知らないが、信玄平のスズタケは密生していて
  通過した後はダニチェックをした方がいい。
  相当数のダニがついていると思う。

さて今日は、その要でもあった地蔵平を、久しぶりにさかせ古道と共に
訪れてみた。

ただ古道の荒廃ぶりは想像以上で、至る所で崩落が進んでおり、
軽々しく仲間を誘って来るような場所ではないなと再認識させられた。
とは言うものの、アイツとコイツとアノ野郎だけは連れてきてもいいかなと
思ったのも事実で、う〜ん、ここは素直に自己嫌悪に陥ったことにしておく。

地蔵平に着いた時、二本杉峠を出てすでに1時間40分が経っていた。
以前、1時間ちょっとで歩いていたことを考えると、いくら崩落地通過に
時間が掛かったとはいえ、年齢による体力の衰えは否めないだろう。

knotに明日はないのだろうか。

かって、「俺たちに明日はない」と云う映画があった。
実在の銀行強盗ボニーとクライドの生涯を描いた映画で、最後には二人とも
何十発もの銃弾を浴びて死んでしまうアメリカン・ニューシネマだ。
明日がないと云う事は死を意味するのか。
年寄りknotはそれでなくても明日がないというのに・・・。

サプリメントに敏感なのはたしかだ。
「皇潤」は飲んでいないが、世田谷育ちの「グルコサミン」は
「そうだ!今朝の折込で」のフレーズを聞くたびに胸ときめかせている。
購入もやぶさかではない。

サプリメントに頼らない体力回復の王道はないのか。

山に来てまでこのテーマは重すぎる。
ザックも重かった。

せっかくの地蔵平も声のかけようがない。
knotよ、しっかりしろ!

早く春が来ないかなぁ。

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コメント

久しぶりのさかせ古道のレコですね。
knotさん、こんにちは、

このルート、結構大変ですよね。ご苦労さまです。
3年前に歩いたきりなのですが、あの頃よりさらに崩落が進んで難易度は増している様です。

距離的には短いし、標高差も少ないので、崩落が無かった昔はかなり短時間で歩けたと思うのですが、もう難しいですね。
2012/3/11 14:34
はじめまして、Futaroさん!
Futaroさん、
コメントありがとうございます。

仰るとおり、
二本杉峠から地蔵平までのさかせ古道の荒れ方は、
尋常ではないですね。
ただ、ルーファイの心配がない分、気分的には楽チンです。

このさかせ古道、
山神峠から直でユーシンへ向かう山神径路に
雰囲気がよく似ていますね。
もっともこの経路も僕は、ヘビ小屋沢先の謎の石碑の所で
尾根に逃げ檜岳へ向かったため、歩ききってはいないですけどね。

いずれにせよ、
どちらも通しで歩いてみたいと思っています。
2012/3/11 18:38
確かに似ていますね
knotさん、こんばんは。

確かにルーファイの心配は無いですね、でも大変ですが あれから3年経っているので、もっと危険になっているはずなのでに、写真に”これはこれで大いに楽しむ。”と書かれているのに、思わずニヤッとさせられました

ユーシンから山神峠を通って玄倉に抜ける道、確かに似ていますね。こちらも3年前にやっぱりkoshibaさんとkaramomoさんのレコを読んで歩いてみたのも、さかせ古道と同じパターンだったのですが、knotさんからその名前が出るとは奇遇です。

kazikaさんがごく最近、雪の中でユーシンから山神峠を歩いていますね
2012/3/11 21:27
クンクン・・・、危険なにおいが
Futaroさん、おはようございます。

古道もこれだけ皆さんに歩いてもらえれば、本望でしょう。

最近では、山北と松田を結んだ「はなじょろ道(花女郎道)」の復活話もあり、古道の見直しが
叫ばれていますが、やはり古道は衰退の一途を辿って当たり前という理念は変わっていませんね。
だからと言って、立派に整備され歩きやすくされても、それもちょっとねぇ・・・。

僕らVRを愛する者にとっては、適度なあやしい危険な香りが・・・、それが魅力なのですからね。

何とも複雑な心境です。
2012/3/12 9:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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