御池岳〜今季4度目〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 901m
- 下り
- 906m
コースタイム
天候 | 曇り/14:00頃から晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
国道306号はゲートで冬期封鎖されているので鞍掛トンネル手前の登山口まで国道歩きを小一時間(積雪はありません) 途中高圧鉄塔付近が積雪で滑りやすくなっている。 鞍掛峠より上は積雪あり、気温上昇により雪が緩み踏み抜きが多くなる時々下半身が埋もれるような深い踏み抜きがあるのでケガのないように注意してください。 |
写真
感想
[御池岳]〜今季4度目〜
昨年クリスマスの途中撤退に始まり 冬の御池岳も
今季4度目となりました。
今回も御池岳にした理由は いまだ遭難者の方が
発見されないことに尽きます。
専用のサイトが立ち上がり 情報が集約されています。
2/26の私の山行記録も集約情報のリンク集に貼りついています。
前回(2/26)に御池谷から入りましたが危険個所が目立ったので
今回は鞍掛トンネル滋賀県側の大君ヶ畑登山口からのアプローチ
にしました。
当然、長い長い国道歩きがもれなく付いてきますが雪はもうありません。
小一時間で登山口に着き 植林帯を登り始めます。
前回下山路として利用したコース、所々の切株にケルンがあり助かりました。
私も出来る限り要所に石を積んでいきます。次のだれか為に・・・。
こういう親切の連鎖があるのが登山の良いところです。
高圧鉄塔の下付近が積雪もあり少し危険です。
ほどなく鞍掛峠を越えて積雪が増えます。
今日は朝からガスが発生し更に寒さが厳しいです。
県境尾根を登り始めると風が強くなり木々には「霧氷」
「エビの尻尾」が満開です。
山の春はまだ遠いようです。
ガスで視界の利かない中 テーブルランドを歩きます。
今日は双眼鏡を持ってきており 時折立ち止まっては
遠方を確認します。
山頂に立ち寄り、ガスで展望のきかないボタンブチで昼食としました。
昼食後 コグルミ谷から下山と考え谷を下って行きますが
途中からガスが晴れて天候も好転したので8合目分岐から
再び鈴北岳を目指します。
晴れて気温が上昇したこともあり深く踏み抜くことが多くなりますが
今シーズン最後の「白いテーブルランド」を堪能してから
ゆっくりと下山の途に着きました。
●途中2回のルートミス ちょっとした気の緩みが自身を
あらぬ方向へ運び迷わせます。
うち1回はコンパスと地図が指した方向と全く違う方向が正しいと
思い込んでいました。何度もコンパスと地図を動かし確認しますが
自分の方向感覚と大きく違い渋々コンパスどうり進むと
自分の感覚が全く違っていると気付きました
ガスが発生して視界不良の時でありホワイトアウトとはこういう事かと
恐ろしさを実感しました。
もっと地図読みの訓練を積むこと地図とコンパスを利用する
習慣を付けることが今後の課題です。
もしかしたらの一念で再び「御池岳」へ入りましたが 手掛りも何も
つかめませんでしたが2/26よりは多くの箇所を歩くことができました。
今回利用したコースも踏み跡が少なく 滋賀県側からの入山者が少ない
ことが少し残念です。
行方不明の方の一日も早い発見をお祈りします。
◎今季最後の「冬の御池岳」が蒼空を背景にしてくれたことに感謝です!
捜査本部の方々の「この山域に、なるべく
多くの方の、人の目が入って欲しい」
との言葉に背中を
押されて、僕も近々登る予定なので、
樹氷が見れた様子、うれしく思います。
本日以降、数日、冬型の気圧配置になるようで、
樹氷はますます期待が「大」です。
周りに注意しつつ歩いてみたいなと
思っています。
御池は未だこれだけの積雪があるのですね。
早く見つかって欲しいものですが、御池にある程度慣れていて、雪山もある程度慣れているようでないと、単独での御池は難しく感じます。
もちろん、天候が良いことが条件ですが、ガスが立ち込めることもあることを前提に山に入らなければなりません。
ガスがあっても行動できる自信があるのか、ひどいガスのときは行動を停止し、やり過ごせる自信があるのか。
自力下山できる自信があるのか。
本当のホワイトアウトは何も見えず、平衡感覚すら分からなくなるぐらいです。
積雪期の御池が難しいと言うのはそういうことだと思っていますし、里から遠いため体力的にも難しさを増す山なので、自信がある人しか入らない故に人も少ない。
これから雪が解けて、冬季通行止めだった国道も解除されれば山に入りやすくなります。
そうなれば発見される可能性も高まるでしょう。
しかし、まだしばらくは、冬型の気圧配置になることもあり、真冬と変わらない天気のときも予想されます。
積雪期のテーブルランドと霧氷は大変魅力的ですが、それ以上に何があっても必ず下山するぐらいの心構えと備えを考えて山に入るべきだろうと思っています。
また、多少、想定外なことがあっても、ある程度対応できるのが山岳会などのパーティー。
そうでない、またはそうでないと思われている、思われやすい、のが単独者。
捜索目的であれば、本来はパーティーを組む、または、パーティーに任せるのが良いかと思います。
yuconさん、こんにちは
遭難された人と同じ日に藤原を登った者として、その後の事が非常に気になっています。
御家族もさぞかし辛い日々を過ごされているでしょう。
この時期の御池山は皆さんが云ってみえるように、魅力的な山の半面、一度ガスが出ると方向を見失うといった危険を伴います。今の自分の実力では無理な山です。
私も、単独行が多いのですが登山は冒険とは違います。
ある程度のリスクを予測し、それを回避できる準備と経験が必要かと思います。多分、遭難された方も想定して登られたかとは思いますが、残念なこことなりました。
一日も早く、御家族のもとに帰してあげたいと思います。春になったら、一度行こうかと考えています。
コメントありがとうございます。
山頂付近はまだ真冬の状態で 「春」はまだ遠い先の事のようでした。
一人でできることは本当に限られてくると思います。遭難事故の意識が強すぎると せっかくの 今季最後の雪山が少し 寂しいものになりますので あまり意識はされない方がよいかと思います。
どうかお気をつけて・・・。
お見通しですね。
組織で個々に役割分担をしその役割に責任を持って捜索活動をして初めて 「捜索をしている」と言えるのであって 自分のようなものが ウロウロするのは逆に迷惑であることは良くわかっておりました。
レコの場を自分の山行のプレゼンテーションと錯覚すると実際の山行まで歪になります。「来週再挑戦します」と書いた時 何がなんでも 来週再挑戦して良い結果を報告しなくてはという意識が少なからず働いてしまい他の重要な要件を繰上げてでも山へ入ったり、悪天候や体調不良にもかかわらず 無理に敢行したり 山行記録を書きたくさん方から称賛の拍手やコメントをいただくために行く山行になりかねません。
私がヤマレコを始めてからそのような意識が少しずつ増えていった事は否定できません。
今回の件も 本当に捜索をする気があるなら、大貝戸の対策本部へ行き 何人かの方とパーティーを組み 役割を担い責任を持って任務を遂行する。その活動には山頂もテーブルランドもありません なぜなら それらのメジャーな箇所はすでに多くの方が何度も捜索された所だからです。
今回の記録に大きく捜索などと書けなかったのはそういうこと全てに気が付いたからです。
そんな私をtodokitiさんがきちんと諭していただきました。敢えて本人に正面から「おかしいぞ!」と言ってもらえる方は皆無です。本気で私の事、ヤマレコの事を考えてくださっての今回のコメントと考えます。
私が行った2度の御池岳の山行が捜索への貢献度がゼロとは思いませんが 貢献度と私の身に何か起るリスク度を比べると後者の方が大きく 組織的に捜索活動をされている方からは迷惑だったのでは あるいは 迷惑をかけてしまう可能性が高かったと思います。
中途半端な行動で捜索と言ってはいけないと思います。なぜならそこには確かに人命が関わっているからです。
情熱も大切ですが 実践は情熱だけで乗り切ったりできるほど甘くはありません。技術や知識、装備や経験、訓練が伴って初めて自身以外の人に手を差し伸べられるのであって そうでない人が手を差し出す行為は無責任なだけです。それならおとなしく後方から声援を送って見守るだけで充分熱意は伝わるでしょう。
私にはアドバイスをしてもらえる登山仲間や教えを請う先輩や先生がいません。登山の事は殆どがヤマレコから吸収しています。
今回の私の行動をきちんと注意していただける方がおられ本当によかったと思います。ありがとうございました。
初めまして!コメントありがとうございます。
2回の御池岳の山行で私に何事もなかったのは幸運なだけだったように思います。
捜索をするなら正規の手順で参加して組織的な行動が不可欠と思います。
おっしゃられるように 危険度が下がる 春以降にもし解決していなければ 登られてはと思います。
私は昨年夏頃から登山を始めたので「春の山」を知りませんが おそらく魅力いっぱいで「御池岳」も例外ではないと思います。
いつか どこかでお会いできることを 楽しみにしています。
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