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Yamareco

記録ID: 1741490
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無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

秋田焼山

2010年07月11日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
8.1km
登り
511m
下り
741m
天候 晴れときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車

感想

2010年7月10日、秋田県の焼山に登りました。

コースは、御所掛温泉から入山し、山頂を踏んで玉川温泉へ下り、バスで戻ってくるというコース。8時15分頃登山口を出発。

焼山への登山口はちょっと変わっていて、御所掛温泉の建物を突っ切り、まるで玄関か勝手口かといった扉をくぐって行きます。全国に登山口は数あれど、扉付きっていうのはなかなかお目にかかれないんじゃないでしょうか?

登山道は最初、国見台に向かって緩やかに登っていきます。今日は暑すぎもせず、さりとて寒くもなく、わりあい歩きやすい日だということもあり昨日の大雨で足下がややぬかるんでいる事を除けば、実に快調に歩くことが出来ます。

以前来た時は、季節が秋に移りゆく時期だったので、花はあまり見かけなかったのですが今回はアカモノやらゴゼンタチバナやらウラジロヨウラクやら色々咲いていました。わりと大きな群落を作っているものが多く、見応えがあります。

1時間の登り樹林帯歩きをこなし、国見台に到着します。いくら過ごしやすいと言っても、風のない樹林帯の登りだったので大汗かきましたが涼しい風が流れてきて、一気に暑さを運んでいってくれました。

毛せん峠は開けた場所にあるので、涼しい風が…ちょっと冷たすぎる風が吹き抜けていました。ここで休憩をとったのですが、始めの1分は汗が引いていく感じで気持ちよかったのですが、すぐに寒くなってきました。こりゃたまらん!

毛せん峠を過ぎると、道は焼山山荘に向かって一端下りに転じます。
焼山山荘の向こうには、なにやら裸地化した異様な山容が目に付きます。
この焼山山荘、ここから見るとすぐそこにあるようですが、地形なりに進む道のおかげで、実際に歩いてみると思ったより時間がかかります。

出発から2時間で焼山山荘に到着しました。
以前来たときはここで昼食にしたのですが、今日は時間的にも体力的にも、まだ先に進めそうだったので、小休止しただけで先へと進みます。

山荘から先、道は再び登りへと転じ、奇岩の景勝地「鬼ヶ城」へと進んでいきます。
そして「鬼の城」を抜けた先には「地獄」の世界が…。
白く濁った湯沼、そして間断なく吹き上げる蒸気と、あたりに漂う硫黄臭…何度見ても、ここの景色は「異様」の一言に尽きます。
しばし景色に見入る一同。

ガレ場を一登りすると名残峠に着きます。
ここは湯沼と地獄谷を俯瞰できるポイント。
ベンチとテーブルもあり、休憩できるようになっていますが、まずは荷物をデポして、焼山の山頂に立ってきましょう。

「焼山の山頂って、どこなんですか?」
今日の山行中にも他の登山者から聞かれたのですが、とりたてて案内板も無いため焼山の山頂の場所が分からないという人は、けっこう多いかも知れません。
焼山の山頂は、この名残峠から尾根伝いに登っていって笹藪の踏み跡をたどっていくとあります。まぁ、とくに眺望が良いわけでもないですし、無理していく事はないと思いますが。

とりあえず、三角点前で記念写真を…。
なんか、藪の中なのにみんな楽しそうですね(笑

山頂を踏んだら名残峠に戻り、ここでランチとします。
例によって写真は取り忘れました!(笑

名残峠からは玉川温泉に向けて、一方的な下り道となります。
名残峠直下のガレ場は、このコース随一の危険地帯。
火山性の土壌はもろく崩れやすく、落石や滑落のおそれがあります。
十分に気を付けて通行しましょう。

そこを過ぎれば、あとは樹林帯の中をひたすら下るだけです。
昨日の大雨でいろんなモノが流されたらしく、登山道は泥と落ち葉に埋もれていました。石の表面にも泥が付着しているらしく滑りやすいのが怖い感じです。
ツートンは2回、私も1回転びました…。

まぁ、それ以外は特に問題もなく…
あ、いや…水場でニョロニョロ一本発見しましたが…
とりあえず全員無事に玉川温泉まで下山して来ました。

焼山のバス停に着いたら、ほとんど間をおかずバスがやってきました。
待ち時間、2分あったか無かったかくらいでした。
なんて良いタイミングなんでしょうか!
そこからバスで御所掛まで戻り、最後は温泉に入って解散となりました。

正直、以前来たときは「焼山ってあまり面白くないな〜」という印象だったのですが
今回は景色も花も見ることができましたし、楽しいメンバーでの山行だったので印象がガラリと変わりました。
やっぱり同じ山でも、行くメンバーや天気、季節などで印象が変わるモノですね!

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