【荒船山】田口峠から残雪ありの荒船山（艫岩）ピストン

2019年03月09日(土) [日帰り]

• GPS: 06:04
• 距離: 14.3km
• 登り: 1,146m
• 下り: 1,137m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:56
• 休憩: 0:51
• 合計: 5:47

9:00 兜岩山登山口（田口峠）
9:26 9:26 石仏の鞍部
9:57 9:59 兜岩山分岐
10:05 10:09 P3（大ローソク）
10:12 10:13 P1
10:48 10:48 星尾峠
10:59 10:59 経塚入口
11:18 11:18 相沢分岐
11:22 11:54 艫岩
11:55 11:55 荒船山避難小屋
12:16 12:16 経塚入口
12:24 12:25 荒船山
12:32 12:32 経塚入口
12:41 12:41 星尾峠
13:22 13:26 P1
13:29 13:32 P3（大ローソク）
13:40 13:40 兜岩山分岐
14:13 14:13 石仏の鞍部
14:35 14:39 兜岩山登山口（田口峠）
14:47 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場：田口峠から群馬側の少し進んだところに駐車場があります。
※駐車場までのアプローチですが、群馬側（南牧村）からは運転が得意ではない方には全くオススメしません。道が狭く、また荒れているため、神経を使います。可能であれば長野（臼田）側からのアプローチを強く推奨します。

コース状況／危険箇所等

【アイゼンは必要か】
気温によります。日中最高気温が1ケタ台の場合はチェーンスパイクの持参を推奨します。

【田口峠〜ロウソク岩】
特に問題はありませんが、北斜面になる部分は結構なところで雪が残ってました。
また、霜柱形成の過程で、地表面が盛り上がるため、気温がプラスに転じた時点でスリップしやすくなります。

【ロウソク岩〜星尾峠】
ロウソク岩周辺が点線ルートになっており、極めて急斜面のトラバースを進むことになります。残雪があり、気温が上がると全層雪崩になる可能性もあるため、進むか戻るかは十分に検討する必要があります。幸いにして鎖が付いている部分もあるため、一人がセルフビレイをとってもう一人とコンテするのもありかと思います。
なお、西上州、奥秩父の原生林の常ですが、成人男性の首ぐらいの太さの木でも平気で枯れていることがあり、掴んだ瞬間に折れることがあります。急斜面においてブレーキ代わりに使用しようなどとは思わない方が吉です。最悪一緒に崖下です。
また、同じような景色が続くため、道迷いには要注意です。何も考えずに歩ていると簡単に迷えます。

【星尾峠〜艫岩】
特に問題ありません。

その他周辺情報

温泉：ほぼ常連になりつつありますが、佐久平PAのみはらしの湯を利用させていただいてます。食事も可。はらぺこさんはかつ丼がオススメかな...。

写真

3/9 8:44

【よーいどん】
2018年の秋以来の荒船山。今回も相方付き。

3/9 8:49

【車道歩き】
駐車場から田口峠登山口まで10分〜15分ほどの車道歩き。とはいえこの道は大して交通量もないのでいたって平和です。

3/9 8:57

【田口峠】
奥には立岩。西上州のドロミテである。

3/9 8:57

【立派な看板】

3/9 8:57

【振り返って隧道】
登山口は一度長野側に抜ける必要があります。

3/9 8:59

【登山口】
この日は我々以外に田口峠から入ったPTは居ないようでした。

3/9 9:09

【明るい季節】
この時期は木々に葉が無い為、かなり明るい道を歩けます。

3/9 9:28

【残雪】
日が当たらない北斜面等にはまだまだ雪が。

3/9 9:37

【朝は凍結、昼はオクサレ】
朝はいいんです、朝は...。気温が上がると最悪です。（この日2敗）

3/9 10:00

【大ローソク】
間違って取り付くと大変なことに！

3/9 10:02

【分岐】
積雪状態だとなおのこと分岐だとわかりにくい感じすね。まっすぐ進むと大ローソクですが、間違いです。

3/9 10:04

【日陰のトラバース】
今山行の核心部です。

3/9 10:06

【恐怖】
かなりの斜度のトラバースを雪付で進むことに。滑ると終わりです。

3/9 10:12

【春はまだ遠し】

3/9 10:12

【立岩方面】
西上州のドロミテとかなんとか。いつか行かねば。

3/9 10:46

【星尾峠】
ここからは一気に平和になります。

3/9 10:59

【行塚山分岐】
先に艫岩に。

3/9 11:04

【ブルー】
しかし暑い。ので、今季登山初の半袖に。

3/9 11:04

【飛行甲板を歩く】

3/9 11:11

【そして...】

3/9 11:22

【だんだん飽きてくる】

3/9 11:23

【艫岩からの絶景】
ぱっと開けたかと思えば艫岩です。蓼科山、北アルプスの銀嶺達、真正面に浅間山に上越国境、上州の山々とフルコース。

3/9 11:23

3/9 11:23

3/9 12:23

【行塚山】
ジャンプして行塚山。のぼりがちょいと雪が踏み固められてて滑って大変でした。

3/9 12:40

【何気にヤバイ鉄橋】
ソールが濡れていると恐ろしいまでに滑る上に、谷側に傾いてるからなおのことやばい感じです。

3/9 12:49

【腐り始める雪】

3/9 13:21

【再び核心部へ】
この日は佐久の平地でも20度近くあったようで、当然ながら日陰のこのあたりでも腐り始めて大変なことに。

【写真では伝わりにくいが】
かなりの斜度のトラバースの腐った雪の上を歩く、の図。

3/9 13:29

【心休まらず】
見ているだけでもハラハラ。腐り始めるとアイゼンも大して効かないので...。

3/9 14:37

【無事下山】

3/9 14:52

【トイレは冬季期間中は閉鎖です】

3/9 14:52

【ゴール】

撮影機器：

Xperia XZ1 Compact SO-02K docomo SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 時計 サングラス ツェルト チェーンスパイク

感想

つんちゃん

予定では安比にスキーにいってるはずだったんですが、出張あるorないに振り回されて今年はキャンセル。結局出張は無かったので、適当に荒船山を田口峠からピストンアタックです。
久々に大ゴケしてどろどろになったりしましたが、かねてより患っていた左足の不調はほぼほぼ回復し、身体も山仕様に戻ってまいりました。全盛期の体力が1だとすれば、今日は0．8ぐらいまでには回復って感じ。登りでダウンは無くなりました。

そんな田口峠からの荒船山はロウソク岩基部のトラバースが死ぬほど怖く、気温が高いこともあり根付いてる雪がいつ雪崩れて一緒に谷底に落ちてもおかしく無い様な状態でした。
一緒につれそったNN氏も顔が引きつってましたね...。
荒船山の絶壁、艫岩からは蓼科山、北アルプスの銀嶺、浅間山、そして西上州の厳つい山々を拝むことができ、満足の山行となりました。
が、帰りは気温があがったがためにひたすらに雪が腐り、油断すると簡単にずるっといってすてーん！という感じです。事実途中泥と雪が混ざるエリアで2度ほど転倒し、悲惨なまでにドロドロになったという...ショックです。

西上州の山は晩春から初秋にかけては樹林帯を延々と歩くことになり、陰々滅滅としているわけですが、冬を前後する時期だと木々も葉を落とし、明るい道を歩くことができる点は素晴らしいですね。今度は別の道から行きたいと思います。