高落場山 〜美しき霧氷たち〜

2012年03月19日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.4km
• 登り: 665m
• 下り: 646m

コースタイム

【コースタイム】
10:49　除雪車格納庫
11:18　唐木峠
12:49　高落場山山頂　13:27
14:09　唐木峠
14:27　除雪車格納庫

【登り時間:02:00】
【下り時間:01:00】
【休憩時間:00:38】
【総行時間:03:38】

天候

【富山県伏木(西部)の天気】
天　　気:曇り
最高気温:7.3℃
最低気温:1.4℃
露点温度:-4.3℃
湿　　度:54%
風　　向:北東
風　　速:2m/s
降　水量:0.0mm
積　雪深:0cm
日　の出:5:56
日の入り:18:02


【現地気候】
11:00登り始め気温0度
小雪が静かに舞い落ちる中
山頂では風は無いものの、時折通り抜ける風はかなり冷たい。
下山時13:30も気温0度でした。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【アクセス】
国道304号線五箇山トンネル手前除雪車格納ステーションまで

【駐車場】
五箇山トンネル手前除雪車格納ステーションにもありますが
国道304号線挟んで向側にも駐車場があります

コース状況／危険箇所等

【登山ポスト】
五箇山トンネル手前除雪車格納ステーション
取り付き口付近にありません

【水場】
五箇山トンネル手前除雪車格納ステーション
取り付き口になし

【ト　イ　レ】
周囲になし
最終として城端行政センターは公共のトイレとして最終でしょうか・・・

【登 山 道】
積雪期限定の国道304号線五箇山トンネル手前の除雪車格納ステーション横から
取り付きます。
この時期まで、かなり登られているので赤テープや赤布が所々にあります。
唐木峠から一旦下りの登り返しで左手に砺波平野の展望が開けます。
928m付近からブナ林となり、霧氷したブナ林を鑑賞しながら登れ真に楽しい。
1000mを越えると尾根が広がり傾斜も緩み尾根が南方に曲がってしばらく歩くと山頂です

【雪質状況】
今期、最高の雪質。登りから下りまでスノーシュー装着。
11:00近くからの登り始めなのに
この時期でコレだけサラサラのパウダースノーとは嬉しい誤算。
雪面の表面はパウダースノーで、吹き溜まりでは脛まで沈むこともありましたが、
少し下は硬雪でスノーシューで沈まず登る事が出来ました。

【展　望】
本日は辛うじて北に砺波平野南部が望めましたが
13:00からは青空も見えたのですが、遠望では雲が立ち込めていて
西からの大笠山や赤摩古や奈良岳の白山系や金剛堂山や水無山に猪伏山などの
飛越の山々は全く見えませんでした。
しかし、展望のが抜群なのは納得です。
天候がよければ北アルプス穂高連峰まで望めると思いました

【他の登山者】
ゼロ

【高落場山について】
南砺市城端町の南東に位置する高落場山(たかおちばやま)は、散居村で有名な砺波平野と
庄川を区切る形で南北に連なる高清水(たかしょうず)山系の南端をしめくくる
標高1122メートルの山です。
どっしりとした山容の上に小台形の山頂部があり、稜線が南に穏やかに下降した
鞍部が朴峠で古くから城端町と五箇山を結ぶ街道筋。
大滝山・草沼山へ続く北側の尾根は見事なブナの原生林。
江戸の加賀藩時代から水持林として禁伐地域で現在も縄ヶ池自然環境保全地域となっている
グリーンダムと言われるブナ林の保水能力によって、2筋並んだ夫婦滝が年中
変わらぬ水量を落としてる。
山名は、元にかえること、若がえることを変若(おち)といい、
水源の滝を変若水(おちみず)ということがある。高落場山の山名も水の再生・誕生する山
という意味の高変若場山の可能性が高いといます。
展望は良く、西には砺波平野南部の散居村を挟んで医王山。南の直ぐ手前に平スキー場、
南西に袴腰山・三方山・猿ヶ山。南に人形山・ガラモン峰・三ヶ辻山。
そして白山を盟主とする加飛・加越国境の山々が望めます。

【日帰り温泉】
ゆ〜ゆうランド・花椿
住　　　所:〒939-1877 南砺市井口字持掛谷35
電話番号: 0763-64-2288
http://www.city.nanto.toyama.jp/webapps/www/section/detail.jsp?id=282
営業時間:10時から21時(入館は20:30まで)
定　休 日: 毎週水曜日、年末年始
入　湯 料:大人　500円　
　　　　　　 小中学生　300円
貸し部屋(有料)、休憩室、レストランあり

写真

3/19 10:25

国道304号線五箇山トンネル手前
除雪車格納庫横から取り付きます

3/19 10:49

低温で人工杉林も着氷中
小雪が静かに降り落ちてきます

3/19 11:18

昨晩に降雪したのでしょう
先行トレースはなし
自分のトレースのみでした

3/19 11:22

唐木峠(715m)付近のピークから
高落場山は雲の中

3/19 11:12

唐木峠(715m)付近のピークから
人喰谷を挟んで西側の鍋床山への尾根

3/19 11:15

唐木峠(715m)付近のピークから
砺波平野が霞んでます

3/19 11:32

大量の苔
苔にも着雪

3/19 11:48

唐木峠から一旦下って
登り返し開始。
ここが高落場山で
一番キツイ箇所でしょうか

3/19 11:42

小雪は止みませんが
ちょっと青空が見える
時間も出てきました

3/19 11:45

傾斜のある尾根を登りきると
霧氷が一気に広がって

3/19 11:49

東側の隣尾根の灌木に
霧氷いっぱい。

3/19 12:18

霧氷の間から
砺波平野が遠く望めて

3/19 11:51

霧氷した木々がまるで
蜘蛛の巣みたい

3/19 12:03

ブナの林へ
そして霧氷のトンネルへ

3/19 12:01

まるで雪の桜でも
咲いているかのよう
霧氷のサクラ

3/19 12:02

所狭しと
霧氷が花開いています

3/19 12:14

小枝をUP

3/19 12:15

白い雲と
青い空と
白い霧氷と

3/19 12:08

928mピークへ
続く続く霧氷のブナ林

3/19 12:17

霧氷の枝を真下から覗いて

3/19 12:32

霧氷盛りでも
ブナ林の周りの雪面のくぼみが
放射熱で大きくなっていて
春の近づきを感じます

3/19 12:42

高清水山からの尾根と合流し
木々が低くなってきても霧氷見事

3/19 12:49

高落場山の頂きへ

3/19 12:49

高落場山山頂から
北北西に砺波平野南部を望んで

3/19 13:02

高落場山山頂から
南に平スキー場

3/19 13:20

高落場山山頂から
南東の金剛堂山や
飛越の山々は望めず

3/19 13:21

高落場山山頂から
南南西も雲の中
大笠山や赤摩古や奈良岳望めず

3/19 13:26

高落場山山頂から
西に鍋床山や道谷山望めるが
袴腰山や三方山や猿ヶ山望めず

3/19 13:31

下山開始
高落場山山頂から
東尾根から草沼山
奥に高清水山

3/19 13:44

13:30を過ぎ
928m付近でもまだ霧氷が健在

3/19 13:45

14:00を過ぎて
天気は回復傾向
雪面にブナ林の影

3/19 14:10

雪面に映る樹影

3/19 14:11

唐木峠(715m)戻ってきて

3/19 14:13

唐木峠(715m)付近から
砺波平野

3/19 14:17

唐木峠(715m)付近から
袴腰山へ続く小瀬林道

3/19 14:12

唐木峠(715m)付近から
加越の山々

3/19 13:56

唐木峠(715m)付近から
医王山

3/19 14:29

無事に下山しました

2/28 9:36

南方の高坪山方面からの高落場山

3/19 14:17

美しい霧氷を
ありがとうございます
高落場山さん

撮影機器：

CX3 リコー

CX4 リコー

感想

kennken

天気予報では
午前中雪で午後から晴れマーク
気温も上がらない予報から
もしや、霧氷が見れるのでは!?
との思いから
高落場山へ

予報では12時から晴れるとの予報でも
国道304号線五箇山トンネル手前の除雪車格納庫横からの
取り付き時に小雪が舞っているとテンションは上がらない。
でも、雪質は自分が登った今期の最高の雪質で
スノーシューで雪面表面のサラサラパウダースノーを蹴り上げて
登っていきました。

吹き溜まりで無い限り、まったくスノーシューで沈まず。
昨晩に降雪したであろう表面のサラサラ雪の下はかなり固まった硬雪で
非常に歩き易いルート状況に快調に高度をあげていきます。
唐木峠から一旦下って急登を登りきると
ブナ林になり、想像以上に見事な霧氷が眼前に現われて
一気にテンションUP。

霧氷を写真に撮ったり眺めたりと歩みは遅くなる。
まるでサクラ。雪のサクラが満開
そんな霧氷を楽しみながら山頂に到着。

雪の高落場山は展望も楽しみのひとつなのですが
今日も雲で展望は良くなかったです。
しかし、想像以上に見事な霧氷に感動です。

今日もイイ雪山行
美しい霧氷をありがとうございました。
高落場山さん。