蛭ヶ岳(大倉から)

2012年03月20日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 23.1km
• 登り: 2,120m
• 下り: 2,120m

コースタイム

(8:08 渋沢駅着 - 8:08 渋沢駅北口発 神奈中バス 渋02 大倉行き 8:22 大倉バス停着)
[入山準備] - 8:30 登山開始 - 11:00 塔ノ岳山頂 - 12:30 丹沢山頂 - 14:30 蛭ヶ岳山頂 - 15:00 下山開始 - 18:50 下山 [帰宅準備]
(19:08 大倉バス停発 渋02 渋沢駅北口行き - 19:22 渋沢駅北口着)

天候

晴れ(途中、蛭ヶ岳と丹沢山の山頂付近は曇りましたがすぐにまた晴れました)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

小田急線 渋沢駅より神奈川中央交通のバスで大倉行きに乗車。
本数は1時間に数本あり、帰りも20時過ぎまで大倉からバスがあります。

コース状況／危険箇所等

今日は晴れで気温も高く、風もあまりなかったので塔ノ岳は春山の様相。登山者もみな、軽装で登山していました。

塔ノ岳を超え、一歩裏に足を踏み入れると、とたんにプチ雪山です。軽アイゼンがないと危険でした。ただし、気温が高く、すでにシャーベット状の雪なのであまり長持ちしないかもしれません。丹沢山までの積雪はおおむね10〜20cmくらいの印象です。

丹沢山を超え、蛭ヶ岳へ向かうと、今度はもう雪山です。積雪は股まで踏み抜きますのでマチマチだと思いますが、それなりの量です。雪質は固くなっており、先行者が踏み固めてますのでワカンは使ってもよいですしなくてもまぁ大丈夫です。ただ、ワカンやスノーシューを試したい方は、雪がたくさんあり深いので楽しくできそうな感じです。

コースタイムを考えると、自分がやっていてなんですが、冬は日帰りで大倉から蛭ヶ岳へのピストンは厳しいです。夏、体力に自信のある方は、時間に余裕をもってチャレンジしていただくことが肝要です。

写真

今日の塔ノ岳は春山みたい。

本当に天気がよく気持ちがいい。まさに春です。

登山者もみな軽装での登山。

塔ノ岳の山頂。もう雪はあまりありません。

塔ノ岳から富士山を望む。今日は良い天気だ。

塔ノ岳の裏に足を踏み入れるとプチ雪山。積雪は10〜20cm。

軽アイゼンがあったほうがよいというよりも使うべきです。

丹沢山山頂。さらに雪が増えます。みやま山荘がなにか工事してました。

丹沢山を越えて蛭ヶ岳まではまさに雪山。積雪は深いです。

何度も股まで踏み抜きます。ワカンのあともいくつもあり。

行きの鎖場。けっこう絶壁なのでポールなどはしまって対処。

ああ、この最後の登りが本当にきつい。雪がなければもう少し楽なのに。

蛭ヶ岳頂上で自分撮り。達成感はすごいものだったけど、体力使い果たしヘロヘロでした。なぜか頂上だけべちゃべちゃのどろんこでした。

蛭ヶ岳頂上からの景観。残念ながら富士山が隠れてしまいました。

帰りの鎖場絶壁箇所。行きは降りたんですが帰りは上りたくないNO.1箇所でした。

夕暮れ時間になり人がいなくなったのでシカがいつもよりも多く出現。

帰りの塔ノ岳山頂での富士山と夕日。すごくきれいでした。
このあと大倉尾根を下るにはヘッドランプの世話になりましたが。

帰りの大倉尾根下り。もう本当にだれもいません。暗くなってきました。

感想

taichi_n26

今日は神奈川県最高峰の蛭ヶ岳。大倉からこの時期に日帰りアタックってのはかなり頑張ったほうじゃないかな。塔ノ岳、丹沢山、そして蛭ヶ岳の3つのピークをハントするんですが、各ピークの通過時間を厳密に決め、それを超えたら引き返すという条件をクリアしていくシビアな山行でしたがものすごい達成感です。でもほんとそれだけです。マジきつかった。 今日は塔ノ岳は春山みたいな感じで、自分の冬山装備はまったく場違いでした。が、塔ノ岳の裏からは世界が変わりまさにプチ雪山、丹沢山を越えて蛭ヶ岳まではまさに雪山でした。何度も股まで踏み抜く積雪でかなり難儀でした。