サルノコシカケとポンポン山
- GPS
- 02:24
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 577m
- 下り
- 569m
コースタイム
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
舗装、屋根付きです。 |
写真
感想
今日はまた護摩堂山に山スキーに行こうかと2:30にアラームが鳴って起きて天気予報チェック。う、9時すぎに雨・・・眠いし寝よう。そして2回目の5:30のアラーム、近場の天気予報も11時には雨・・・ダメだ。今日はゆっくりしようと三度寝。
結局7時半くらいに起きて、諦めて仕事しようかな。でももう今週は仕事しすぎて飽きたし。ストレス発散に軽くポンポン山に行こう、と思いましたがそれならもっと早起きすべきだったと後悔。やっぱり少々気乗りしなくても行った方がいいんでしょうね。そそくさと山スキー装備を普通の登山装備に切り替えて自宅を出発します。
今日は雨が降るかも知れないので、屋根付き駐車場の善峯寺にします。
こんな天気なのに登山者を時々見かけます。みなさん物好きというか、山に入るのが好きなのでしょうね。私もそうですが。
今日はトレランの大会があるようでところどころに標識が付いています。ポンポン山に近づくと選手が向かい側からやってきます。日常であればトレランの方は登山者とすれ違う時は安全のために走らずに歩くのですが、大会時はみな走り続けています。タイムを争う、自己ベストを出そうという時には他の人に対する気遣いは無くなるものです。安全の確保されていない登山道で大会を開催するとどうしてもそういう点で無理が生じ、しばしば事故が発生します。
一般登山者はトレラン大会の選手が来たら安全なところで待機するのが自衛策になるでしょう。
さてトレラン選手が通り過ぎればポンポン山の山頂もすぐでした。山頂には2名、お一人は早めのお昼をされてました。
道標の写真だけ撮ってそのまま西尾根ルートに向かいます。雨はまだ大丈夫そうでピストンではあまりにも短いので。
途中でお昼のカップ麺を食べながら天気予報をチェックするとそろそろ雨が降る予報でした。慌てて食べ終えてザックカバーをつけて歩き始めます。
西尾根ルートは誰も歩いてないかと思いきやお一人の方とすれ違いました。いやはやこんな天気に西尾根ルートとはそちも物好きですな、と言いたくなりますが相手の方もきっとそう思っていたことでしょう。
すると予報通り小雨がパラパラと。まあ木々の下では大丈夫なくらいで、特に気にせず歩きます。結局さほど降らず、雨具も着る必要もなく森林公園の管理センターまで来て、そこからは帰りを急ぐために道路を歩きました。
途中で雨がしっかり降り出したので木の下で雨宿り。しばらくして小雨になったので歩きます。この道もトレランのルートになっているようでまた別の選手とすれ違いました。
久しぶりに登山道を歩きましたが山スキーと違い足元もザックも軽く、また雪の上ではないのでよくグリップが効いて軽快に進みます。いかに山スキーでは足枷を付けて修行のようなことをしているかがわかります。
春になると残雪期登山が本格化しますが、早くも滑落で亡くなられたり骨折される方が多数発生しています。麓の気温は上がっても山はまだ寒く、雪が一度融けてまた凍り、表面がツルツルの氷になればアイゼンやピッケルもほとんど刺さらないものです。いま刺さっても、これから進む斜面では刺さりが悪いとか、油断して刺さりが甘い、刺した面が崩れるなど危険が多数潜んでいます。
このような斜面では滑落制動の訓練をどれだけしても途中で停止することは不可能でしょう。斜度が緩んで止まる、あるいは岩や木に激突して止まるのを待つしかありません。
こんな危険な状況に身を置き、命がけで登山する目的って何なのでしょう。困難を乗り越えて登頂した時の達成感はひとしおだと思いますが、一つのミスや不運が自らの命をこの時点で止めてしまい、周囲の人を悲しませ、迷惑を掛けるということは絶対に避けないといけないことでしょう。
ビルとビルの間に10cm幅の材木を置いて歩いて渡るようなことは誰しも無謀と思うものですが、一つのミスが命に関わる危険なルートを歩く時も実は同じことです。面倒でも、ハーネス、ロープ、その他確保するための道具を出して、ミスをしても重大な事故にならないようにするのが登山者一人一人の責務でしょう。サルノコシカケとは全く関係ないお話でしたが(笑)
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