伊豆ヶ岳☆男坂でまさかの落石、出血デビューだよ
- GPS
- 07:01
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,009m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 7:00
天候 | 快晴!!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乾燥してザレザレ。滑ることこの上ない。ただし登山道はきっちり整備されていて道迷いなどの心配は皆無でしょう |
写真
感想
新しい靴の慣らしも終わったし、天気予報では快晴を示す週末。
これはもう、満を持して時がきた!
とばかりに、行ってきました、伊豆ヶ岳。
地図とにらめっこして、男坂を行くべきか、女坂を行くべきか、眠る前まで考えましたが、いいや、現地で決めようといつもより早目に就寝して迎えた朝。
颯爽と家を出たものの、なんだか靴がおかしい。
ひもを結んでいるとき、あれ、今日、ぜんぜんむくんでない?と思ったが、それは中敷を入れていなかっただけ。。。
おおおおお。これは!!!
中敷なしで今日の行程、こなせるのか?
しかし、今日も浅見茶屋のうどん、食べたいよ!
と、中敷なしの登山靴でやりきってやる覚悟で向かいます。
正丸駅に降り立つと、もう素晴らしい快晴。
なんとしてでもうどんだ!
今日はちょっとがんばって歩こう!
登山口まではアスファルト道ですが、気持ちはうどんまっしぐら。
いや、その前に伊豆ヶ岳あるんだけどね。
アスファルトを終えて沢沿いのさわやかな山道を進み、いざ、伊豆ヶ岳!
最初の分岐は迷わず沢沿いに。
山と高原地図によると「急坂、滑りやすく下降注意」とありますが、がしがし行きます。
沢を渡渉したり、ちょっと岩登りもあって楽しい!
そして件の急坂。
蜂に注意の看板を横目に登り始めますが、急坂どころじゃねえ!
死にものぐるいで登りました。。。
これ、下りで使う人がいるの?
滑り下りられるものなら、滑りたいくらいの急坂でしたよ。
あえぎあえぎ、死にぞこないになりながら、やったー!五輪山!!
ここで呼吸を整え、ちょっと下ったら、なんとそこは男坂。
ははあ、こいつが噂の鎖場か。
下から見上げると、先が見えない鎖場。
こいつを越えてこそ、伊豆ヶ岳だよな。
と謎の決意をして、ポールやらカメラやらザックに収めます。
ヤングなイケメンズを先に譲って鎖に取り付こうとすると、壁の中程で動けなくなってる兄さんが。
えー、あんな兄さんでも進めなくなっちゃうの?としばしビビりましたが 、イケメンズはそそくさと進みます。
続いてわたくしも、とおそるおそる登り始めますが、なんだ、意外といけちゃうじゃない。
むしろ、楽しい!
なんっつって、イケメンズが進むのを待っていると、イケメンズのひとりが「あ」と。
そのときにはもう、男性のこぶし大ほどの石が目の前に!
鎖を握る右手に直撃ですよ、奥さん!!!
痛いし、流血してる。。。
しかも、みるみる腫れてくる。
うわー、やべーよ、これ。
鎖を左手に持ち替えて、右手をグーパーしてみます。できる。折れてない。わたし、強い。
流れる血を見て、これが顔とか頭だったら。。。たぶん、滑落したよね。。。と想像したらひざが震えました。
しかし鎖はまだまだ続いてる。
進むしかない!
とにかく、平坦なとこで傷が見たい。
登るしかない!
と、もうがむしゃらに登りました。
おかげで、男坂を登った証拠写真も撮れずでしたが、これで一皮剥けましたね!
山頂直下のベンチで手を水で洗って傷口を確認しましたが、表面の肉が削げているだけでした。
ぱっくりいってたら、止血しなくちゃいけなかったかと思うと、ほんと、不幸中の幸いです。
さあ、今日のハイライトはこなしました。
あとはうどんを目指すだけ。
しかし、ここからが長いこと長いこと。
アップダウンも地味にあるし、ひたすらナッツをかじりながらうどんに思いを寄せ、たまによだれを垂らしながら、がしがし行きます。
展望もあまりなく、ピークに登頂してもなかなか達成感はないので修行の道です。
鍋割山への道を思い出しました。
天目指峠を越えたあたりで、空腹に耐えられず立ったままおむすびをかじるという暴挙に出ましたがやはり、これまでの経験でシャリバテがいちばんきついので許してください。
おむすびとチョコレートでエネルギー補給したらやっぱり歩けるます。
気付けば、かの白い手が見えてきましたよ!
ここまでくればもう、うどんは目の前!
半ば駆け足で浅見茶屋に到着です。
行列してるかと思いきや、すんなり座れて今日は肉汁つけうどんと天草きなこ黒蜜アイスも頼んじゃいましたよ。
うどんを待っていると白い手で出会ったハンサムがご来店。
相席してうどんをいただき、そのまま駅までご一緒しました。
このハンサムがハンサム過ぎて眩しかった。
しかし、まさかの落石大当たりにはびっくりです。
山ではほんとに、何があってもひとりで対処しなくてはならないのだなーと痛感しました。
今回はたぶん、運が良かったけどこういう小さなことで事故って起こるんですよね。
さあ、また新しい経験を積みました。
ひとまわり大きくなれたかな。
次はどんな山に行こうかしら。
【追記】沢をやる弟に報告したら、滑り止め付きのグローブをするよう指導されました。当たり前と言えば当たり前。軍手は持参していたのだけれど、ザックから出すのが億劫で素手で行っちゃったのが敗因ですね。
kastin52さん、初めまして。
私も先日男坂に初挑戦しました。
あれを登っている最中に落石なんて考えるだけでも恐ろしい。私だったら大パニックだったと思います。冷静に対処されてご立派です。本当にあそこは何があっても進むしかないんですよね・・・。大事に至らなくて不幸中の幸いでした。お疲れ様でした。
1日違いでほぼ逆コース行きました。ザレ場で3回も尻もちをついて尾てい骨を強打してヨレヨレになりながら下山しました。途中道迷いも(いつも勝手に判断して、、)
これを書いてる最中でもまだ痛みが、、
西武沿線赤線で繋ぐのが当面の目標にしています。
コメント、ありがとございます。
山以外では割と感情の起伏が激しいのですが、なぜか山では大抵のことを冷静に受け止められるんですよ。
でもほんと、事故にならずに済んで良かった。
コメント、ありがとうございます。
あの山域のザレっぷりは見事ですよね。
高尾山域の粘土質の滑りっぷりと張りますね。
わたしは山歩きをはじめて、まだ1年にも満たないので天気と気分と体調で行く山を決めてますが、赤線繋ぎとかかっこいいなーと思います。
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