藤原岳 〜鈴鹿のミスミソウに会いに孫太尾根往復〜

2019年04月13日(土) [日帰り]

• GPS: 07:39
• 距離: 10.3km
• 登り: 1,101m
• 下り: 1,085m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:50
• 休憩: 1:45
• 合計: 7:35

6:49 孫太尾根登山口
7:54 7:54 丸山
8:52 8:53 草木
9:39 9:40 多志田山
10:20 10:41 藤原岳
11:21 11:21 多志田山
12:01 13:21 草木
13:43 13:44 丸山
14:22 14:23 孫太尾根登山口
14:24 ゴール地点

花が咲いていると納得がいくまで写真撮影しているのでコースタイムは参考にならないかと思います。

天候

快晴　気温も暖か

アクセス

利用交通機関：

自家用車

孫太尾根登山口の墓地駐車場を利用
朝6時15分到着で先に6台程来ていて、下山時はいっぱいだった

コース状況／危険箇所等

≪登山道の状況≫
・バリエーションルートとの扱いだが、年を追うごとに踏み跡は明瞭になっている。
・ただし急斜面の登降箇所にはステップが設けられているということはなく、急斜面の登降が各所である。
・木のカラーテープが増えたのでルートファインディングしやすくなった。
・丸山直下、多志田山直下、藤原岳山頂直下が急斜面の登降を強いられる厳しい区間。
・多志田山山頂では別ルートへの分岐が有り、カラーテープが別ルートに付けられているので進むべき方向を意識してカラーテープを探すこと。
・おとといの降雪の影響はほぼ無かった。全体的に登山道は乾いている。石灰岩質の土壌は湿り気を帯びるとツルツルに滑るので、雨天・降雪後は先ほどの急斜面区間が想像を絶する悪路になる。

≪危険動物情報≫
・ヘビ：遭遇せず。
・クマ：遭遇せず。
・ヤマビル：暖かい日だったし、時に這いつくばって写真を撮っていたが遭遇しなかった。
・マダニ：遭遇せず。

その他周辺情報

≪トイレ≫
・孫太尾根登山口にはトイレ無し。
・山頂台地の藤原山荘横にはトイレがあるが、山頂からは少し距離がある。孫太尾根途中にはトイレは無い。

≪商店・自販機≫
・孫太尾根登山口には自販機・商店共になし。事前に調達して来られたし。

写真

4/13 5:40

往路にて　モルゲンレートの伊吹山と満開の桜

4/13 6:51

登山口からすぐの分岐
孫太尾根は左へ進む　右の造林作業道はミスルート

4/13 6:56

ヤブツバキ

4/13 7:07

杉の造林地を見上げるとなかなかアート

4/13 7:21

カレンフェルトの中を登っていく

4/13 7:22

ヒメウズ
うつむきのが特徴的なキンポウゲ科オダマキ属

4/13 7:35

ヒメウズ

4/13 7:23

今日は雲一つない快晴

4/13 7:25

セリバオウレンの花後
来るのが少し遅かったようだ

4/13 7:37

ハコベ

4/13 7:38

馬酔木が鈴なり

4/13 7:45

丸山直下の急登区間の始まり

4/13 7:46

タチツボスミレ

4/13 7:46

ムラサキケマン

4/13 7:51

丸山にて
いなべ市街が一望のもと

4/13 7:53

スズシロソウ？

4/13 7:57

丸山に到達。
早春のころはセツブンソウ
それを少し過ぎるとミスミソウの花園だが今日は花はほとんど無し

4/13 8:01

ミノコバイモ
丸山から先で随所に咲いている

4/13 8:23

ミノコバイモをのぞき込んでみると・・・

4/13 8:03

カテンソウ

4/13 8:05

これは何が咲くのかな？
イチリンソウ？トリカブト？

4/13 8:12

にぎやかなヒトリシズカ

4/13 8:14

ヤマハタザオ？

4/13 8:15

芽吹き前の明るい森を行く
丸山〜草木まではこのような穏やかな区間が多い

4/13 8:24

藤原岳の採石場の様子

4/13 8:26

ニリンソウ

4/13 8:29

少しピンクの縁取りのあるニリンソウ
鈴鹿のニリンソウは小さめのものが多い気がする

4/13 8:40

スミレサイシン？

4/13 8:55

草木に到達
これから進む多志田山・藤原岳の険しさが垣間見れる

4/13 9:09

明るい森を行く

4/13 9:25

カタクリ
葉はたくさん見るが咲いているものはわずかだった

4/13 9:40

明るい森の中の多志田山
花はスミレ以外ほどんどなし。

4/13 9:42

最後の難所は藤原岳山頂直下の急斜面

4/13 9:56

ここの登降が非常に厳しい
カラーテープを追って進むが、以前はもっと稜線通しのルートだった気がするのだけど・・・

4/13 10:12

セツブンソウ
何とか今日まで残っていてくれた

4/13 10:15

フクジュソウ
もう終盤でみずみずしい花はほぼ無し

4/13 10:24

藤原岳山頂に到達

4/13 10:31

白山

4/13 10:31

能郷白山

4/13 10:31

伊吹山

4/13 10:33

竜ヶ岳と御在所岳

4/13 10:33

御池岳
近くに見えるがあそこまでは非常に遠くて帰路に遭難しかかった苦い思い出が・・・

4/13 10:42

琵琶湖と対岸の比良の山

4/13 10:56

広い山頂台地
背後に白山と濃尾平野北端部
春霞のため中央アルプスは見えず

4/13 10:56

孫太尾根全景

4/13 10:57

ヒロハノアマナは帰りにはパカーンと開花してくれていた

4/13 11:00

山頂直下の急斜面
雨天後は想像を絶する危険個所となろう

4/13 11:02

フクジュソウが陽の光を浴びて輝く

4/13 11:25

多志田山のあぐらの木
山頂から少し下ったところにある

4/13 11:27

キランソウ

4/13 11:28

多志田山山頂直下の急斜面
写真では勾配のきつさがうまく伝わらない・・・

4/13 11:31

アケボノスミレ？
スミレは種類が多くて未だ不勉強です。

4/13 11:35

多志田山山頂直下にて
左は明瞭な踏み跡があるが、こちらは多志田山巻道で通行できるか不明
正解は右の急斜面の登り

4/13 11:36

カタクリを見上げてみると・・・

4/13 11:48

ミノコバイモを見上げてみる

4/13 12:12

ミスミソウ
薄ピンクのきれいなもの

4/13 12:27

端正な純白のもの

4/13 12:31

コンデジで撮影
マクロで撮るよりきれいに撮れる気がする…

4/13 12:38

三つ並んで

4/13 12:40

ピンク色のきれいなもの

4/13 12:42

チャーミングな葉っぱも入れて

4/13 12:48

葉っぱが三角形なのでミスミソウと言います

4/13 12:50

雄しべがうすピンクのもの

4/13 12:53

4/13 12:54

マクロで背景をぼかして取ると幻想的な美しさ

4/13 12:55

4/13 12:57

4/13 13:00

4/13 13:00

4/13 13:02

4/13 13:20

4/13 13:10

個人的に今日一番いいアングルで撮れたミスミソウ

4/13 13:15

でもあなたがやっぱり今日一番の美人さんかな

4/13 13:12

セリバオウレンがまだ残っていてくれた

4/13 13:13

小さい花だけど心惹かれる造形美

4/13 13:23

ヒオドシチョウ

4/13 13:57

タニギキョウ

4/13 14:00

気分爽快になるパノラマ

4/13 14:13

午後の明るい陽が差し込む造林地を行く

4/13 14:25

登山口から望む孫太尾根の丸山
近そうで意外と遠い…

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

Tomi-Ton

今週の寒波は山に雪をもたらしたようで、孫太尾根の難所で積雪があると厳しいなと思いましたが、昨日登った方のレコを見ているとほとんど雪の影響はないようで幸いでした。
セツブンソウ・フクジュソウ・セリバオウレンはもうほとんど終わっていますが、カタクリやミノコバイモ、ミスミソウにはたくさん会えました。
ミスミソウは草木北側斜面にたくさん咲いており、今年も会えてよかったです。
鈴鹿のミスミソウは、北陸のものと違って、まれに薄ピンクのものがある程度でほとんど白花。大群落を形成することもありませんが、その慎ましいところが好きで毎年会いに行きたくなります。
同じ山なのに咲くところが限られているのも不思議ですね。