深山橋〜三頭山〜御前山〜大岳山〜御岳山(奥多摩三山)


- GPS
- 09:56
- 距離
- 24.7km
- 登り
- 2,210m
- 下り
- 1,926m
コースタイム
09:12 ヌカザス山より少し先の分岐(〜9:22)軽食
09:44 入小沢ノ峰
09:57 鶴峠分岐
10:28 三頭山(西峰)
11:13 鞘口峠(〜11:23)軽食
11:54 風張峠
12:20 月夜見山
12:54 小河内峠(〜12:56)
13:37 惣岳山
13:51 御前山(〜14:13)食事
14:44 クロノ尾山
14:56 鞘口山
15:11 大ダワ
16:09 大岳山(〜16:17)軽食
16:46 芥場峠
17:33 御岳山ケーブル駅着
(歩行時間9時間4分)
天候 | 晴れ時々曇り 7時時点で小河内は1℃、最高気温は15時の11.2℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは御岳山からケーブルカーに乗って下山、バスで御嶽駅へ。あとはJRで帰宅。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 雪はほぼ溶けていますが、山頂近辺には一部残っています。 凍結路も多数出現します。 アイゼンがなくても何とかなると思いますが、持参することをお勧めします。 総じて「冬の終わり」という感じでした。 ◆深山橋〜三頭山 最初から急登で、落ち葉も多く道が見づらい状態です。 つづら折りの道であるにもかかわらず、一度トラバース気味に突っ切ってしまい、 何度か道を確認する事態に陥りました。気づかなければここでアウトでした。 ヌカザス尾根との出合いまではしばらく目標がないため、我慢を強いられます。 オツネノ泣坂はトラロープを使ってクリアするしかありません。超急登です。 鶴峠分岐を過ぎると凍結路が登場し、次いで雪道になります。 アイゼンがない方はこのルートを使うのはまだ先のほうが良いでしょう。 (ちなみに私はアイゼンを携行しておらず、リバーシブルグリッパーで凌ぎました…) 山頂近辺は雪が溶けて泥濘です。 ◆三頭山〜御前山 鞘口峠までは一気に下ります。そこからはアップダウンがあり、足には厳しいです。 北側の登山道が凍結していましたので、「里山の道」という道を進みました。 風張峠を過ぎると一旦車道に出ます。道なりに進むと標識がありますが、それは単なる案内です。 さらに先に進むと登山道に戻れます。 月夜見山を過ぎると下りに入り、また車道に出ます。 標識に沿って道なりに進み、駐車場から再度登山道に復帰します。 小河内峠を過ぎてしばらく歩くと急登になります。 惣岳山から先には凍結路や泥濘があります。それほど問題ではありません。 ◆御前山〜大岳山 御前山直下は大いに凍結しています。ロープを掴みながら何とか下りました。 (本日二度目のリバーシブルグリッパー装着でしたが、効き目はもうひとつでした) その後もしばらく凍結路が出てきます。ある程度下るとなくなります。 あとはアップダウンを繰り返しながら少しずつ下ります。 大ダワからは少し登り、分岐を右折して鋸尾根に入ります。 ここは細かいアップダウンの続く道です。基本的に歩きやすいです。 大岳山直下の分岐からは急登もあり要注意です。凍結等はありませんでした。 ◆大岳山〜御岳山 大岳山直下の下りは急坂なので注意が必要です。凍結等はありませんでした。 芥場峠から下は凍結路があり危険です。泥濘もあります。 今日は水場のある道を行きました。この辺りまで来ると歩きやすくなります。 最後は軽く登りがあり、御岳山に到着です。ケーブル駅までは少し歩きます。 【トイレ】深山橋にはありません。道中で見かけたのは大ダワだけでした。 【水場】地図では「水」マークをいくつか見かけますが、確実なのは御岳山〜芥場峠の間の水場だけです。 御前山避難小屋近くにもあるようです。 |
写真
感想
爽快な気持ちになりました。
登山を始めてから数ヶ月で奥多摩三山を1つずつ登りました。
「いつかは3つ全て日帰りで歩いてみたい」と思っていました。
登山を初めて2年8か月、ようやく実現しました。
実は三頭山と御前山は2年半前に一度ずつ登っただけで、久々に行きました。
御前山はヤブとガスで怖い思いをし、三頭山では最後の奥多摩周遊道路でバイク等とすれ違った際、
大変怖い思いをしたので足が遠のいてしまいました。
鷹ノ巣山、雲取山など、北面の山々に魅力を感じたのもその理由でした。
でも三山制覇の夢は消えなかったのです。
3月20日に中央線沿線の山々を縦走し、これが自信になりました。
今なら行けるんじゃないかと思いました。
他の方々の記録を拝見すると、もう雪もなさそうな感じでした。
これなら一気に歩けるだろうと思い、ルートと時間を設定しました。
最初は古里まで行くルートを設定しました。
私の持つ地図の歩行時間を合計すると、13時間25分になります。
だいたいどのルートでも8掛けで歩けますので、そうすると10時間44分。
7:30過ぎに出発すると、どうも日没までに間に合いそうにありません。
そこでやむなく御岳山からケーブルで下りるルートに変更しました。
これなら17:40までには到着でき、17:50のケーブルには乗れるだろう。
最悪でも18:30の最終には間に合うだろうと考えました。
深山橋からムロクボ尾根を登ったのは、やはり奥多摩周遊道路を通りたくないからです。
でもいきなりハシゴが壊れているし、やたら急登だし不安でした。
しかも道を間違えてしばらく道探し。10分近くはロスしたと思います。
オツネノ泣坂は以前下りにとって大変な目に遭いました。
今回はトラロープを使って慎重に登り、それほど苦労はしませんでした。
この間の経験がそう思わせているのかなあと思いました。
しかし、山頂に近づくと雪が出てきました。
仕方なくリバーシブルグリッパーを装着しますが、ドンドン深くなります。
何とか踏み跡に合わせて足を入れて進みました。
でも最後は細い凍結路になり、行けそうにないので困りました。
すると尾根まで直登している踏み跡を見つけました。これで助かりました。
久々の三頭山でしたが、西峰を踏んだだけですぐに歩き始めました。
鞘口峠までは急坂だったことを思い出し、慎重に進みました。
やはり人気の山なので、途中多くの方とすれ違いました。
鞘口峠にはベンチがありますので、パンを食べました。
ヌカザス山近くの分岐でもパンを食べたのですが、今日は栄養補給、水分補給がうまくいきました。
風張峠を過ぎると一旦車道に出ます。ちょっと残念。
どこで復帰できるのか分からないので不安でしたが、2つ目の標識で復帰できました。
それにしても、小河内峠から惣岳山に向かう急登は辛かった。
本当にこの道でいいのか?と思ったくらいです。
たまたまここで下りてきた方とすれ違いましたので、まぁいいのだろうと。
御前山に14時には着きたかったのでギリギリOKでした。
ここでスーパーで買ったおにぎり弁当を食べました。
今日は調理する楽しみはありません。時間を考えると仕方がないことです。
休憩は短めにして出発しました。
御前山近辺の道はあまり乾いていないというイメージでしたが、その通りでした。
完全に凍結しており、植生保護で張られているロープを掴みながら進みました。
しばらく凍結路が頻発しており、注意が必要です。
大ダワにはトイレがありました。ちょっと驚きました。
鋸尾根は勝手知ったるところ、一気にスピードアップしました。
ここはしばらく細かいアップダウンで、歩きやすい道です。
大岳山直下からは急登なので、時間を稼ぐならその前となります。
大ダワから大岳山までは1時間を切りました。
いつもは賑わっている大岳山ですが、今日は1人だけでした。
恐らく昼までは賑わっていたのでしょう。
時間的にはケーブルには間に合いそうだという手応えがありました。
仕切りなおしでザックを下ろして軽食をとりました。
大岳山直下の下りは無事にクリア。ただし滑りやすい泥濘などがありました。
芥場峠から下には凍結路がありました。何とか土のところを探して通りました。
さすがに足は痛くなり、ペースも上がりません。大岳山までで目一杯でした。
水場で少しだけ水を飲み、御岳山に向かいました。
これまでの道を考えると、天国に続く道に見えました。
17:33にケーブル駅に到着。驚くほど設定に忠実な歩行時間でした。
今日は両方の靴下に穴が開いてしまい、しかもほとんど同じかかとのところ。
おかげで両足ともマメになってしまいました。ちょっと痛かったので…。
次週は予定があって「登山はお休み」になりますので、2週間で治ってほしいです。
今日もいろいろありましたが、楽しい登山でした。
今度は逆のルートを使ってでも古里駅まで入れたいですね。
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