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Yamareco

記録ID: 179586
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

ホワイトアウト・硫黄岳

2012年04月01日(日) [日帰り]
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katono その他2人
GPS
--:--
距離
18.0km
登り
1,340m
下り
1,341m

コースタイム

美濃戸口08:30-09:25美濃戸山荘09:35-11:40赤岳鉱泉12:00-14:00赤岩の頭-14:30硫黄岳14:40-15:00赤岩の頭-16:30赤岳鉱泉16:50-18:00美濃戸山荘18:15-19:00美濃戸口
天候 樹林帯を出るまでは曇り、時々晴れ。稜線上はガスと強風で雪が横殴りの状態。
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口にバス停、および駐車場有(500円/日)あり。
美濃戸にも駐車場がありますが、この時期は4駆でないと難しいでしょう。
コース状況/
危険箇所等
[駐車場について]
 美濃戸口と美濃戸に駐車場があります。美濃戸口までは舗装されておりバス停もあります。前の日に雪が降ったようで、途中の道路に圧雪の部分があり、チェーンまたはスタッドレスが必要でした。
 美濃戸口より先の美濃戸との間は4駆+スタッドレスで走っている車がありました。自分はFFの乗用車の為、美濃戸口に駐車してそこから歩きました。(でこぼこの林道なので、車高が低い車はぶつける可能性があります。)

[コースについて]
 美濃戸口より先はずっと雪がありました。美濃戸口〜赤岳鉱泉まで、はっきりトレースがあり特に危険箇所はありません。
 赤岳鉱泉〜赤岩の頭近くの樹林帯まで、遅い時間帯に登ったため先行者のトレースがありました。風の強いところで薄くなっている程度で迷うところはありませんでした。トレースが無ければルートファインディングが必要です。
 樹林帯を抜けると、赤岩の頭がある稜線まで高度にして30m位の急斜面の雪原が広がっています。風が強く先行者のトレースは消えていました。深いところで太ももくらいまで雪にもぐります。かすかに残る後をたどって稜線の下まで行くと、稜線まで高さ3〜5m位の垂直に近い雪の壁になっています。ピッケルを手がかりに、靴を蹴り込んでよじ登り、ちょうど赤岩の頭の稜線に出ました。
 赤岩の頭〜硫黄岳山頂は広い稜線で、雪は強風で吹き飛ばされ、ほぼありません。所々氷になっています。ガスで何も見えませんでしたので稜線を外さないよう、両側の崖に近づかないようケルンを探しながら進みます。幸いすぐに山頂の標識を見つける事ができました。
 赤岩の頭まで戻ったところトレースは既に消えており、降下ポイントを捜すのに苦労しました。下の斜面まで3mくらい、ほぼ垂直の雪の壁になっています。後ろ向きでステップを蹴り込みながら降りました。(ここが一番の危険箇所でした。)
美濃戸口駐車場に車を止めました。
2012年04月01日 08:27撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 8:27
美濃戸口駐車場に車を止めました。
まず美濃戸まで林道を歩きます。
2012年04月01日 08:53撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 8:53
まず美濃戸まで林道を歩きます。
美濃戸の駐車場
2012年04月01日 09:31撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 9:31
美濃戸の駐車場
赤岳山荘。
2012年04月01日 09:31撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 9:31
赤岳山荘。
-2度でした。(AM9:20)
2012年04月01日 09:32撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 9:32
-2度でした。(AM9:20)
赤岳鉱泉方面の林道
2012年04月01日 09:34撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 9:34
赤岳鉱泉方面の林道
林道歩きが続きます。
2012年04月01日 09:34撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 9:34
林道歩きが続きます。
少し晴れ間が見えてきました。
2012年04月01日 10:15撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 10:15
少し晴れ間が見えてきました。
2012年04月01日 10:15撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 10:15
林道終点。ここから山道です。
2012年04月01日 10:26撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 10:26
林道終点。ここから山道です。
青空が広がってきました。
2012年04月01日 10:26撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
1
4/1 10:26
青空が広がってきました。
2012年04月01日 10:27撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 10:27
赤岳鉱泉アイスキャンディーです。
2012年04月01日 11:37撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 11:37
赤岳鉱泉アイスキャンディーです。
硫黄岳方面へ分岐します。
2012年04月01日 11:37撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 11:37
硫黄岳方面へ分岐します。
先行者のトレースをたどって樹林帯を登ります。
2012年04月01日 15:19撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 15:19
先行者のトレースをたどって樹林帯を登ります。
樹林帯を出たところ。急斜面の雪原が広がっています。稜線まで高度で30〜50m位でしょうか?以前、雪崩事故があったところです。
2012年04月01日 15:20撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 15:20
樹林帯を出たところ。急斜面の雪原が広がっています。稜線まで高度で30〜50m位でしょうか?以前、雪崩事故があったところです。
樹林帯を抜けると風が強く、雪が吹き付けて良く見えません。先行者のトレースも消えています。
2012年04月01日 15:13撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 15:13
樹林帯を抜けると風が強く、雪が吹き付けて良く見えません。先行者のトレースも消えています。
斜面をトレースし、雪の壁を乗り越えて稜線に上がると、ちょうど赤岩の頭でした。
2012年04月01日 14:01撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 14:01
斜面をトレースし、雪の壁を乗り越えて稜線に上がると、ちょうど赤岩の頭でした。
斜面方向を振り返って、ガスと横殴りの雪で何も見えません。
2012年04月01日 13:59撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 13:59
斜面方向を振り返って、ガスと横殴りの雪で何も見えません。
赤岩の頭から硫黄岳山頂方向を望む。かすかにケルンらしきものが見えます。地図とコンパスを頼りに進みます。
2012年04月01日 14:00撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 14:00
赤岩の頭から硫黄岳山頂方向を望む。かすかにケルンらしきものが見えます。地図とコンパスを頼りに進みます。
硫黄岳山頂に着きました。写真の上の黒い影は風でたなびくカメラのストラップです。気温-10度、風速15〜20m位でしょうか?
2012年04月01日 14:40撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 14:40
硫黄岳山頂に着きました。写真の上の黒い影は風でたなびくカメラのストラップです。気温-10度、風速15〜20m位でしょうか?
山頂から赤岩の頭まで戻り元来た斜面を下ります。登ってきた時のトレースは完全に消えており、降り口を捜すのに苦労しました。稜線から最初3m位の雪の壁を後ろ向きに下りて斜面にたどり着きます。
2012年04月01日 15:13撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 15:13
山頂から赤岩の頭まで戻り元来た斜面を下ります。登ってきた時のトレースは完全に消えており、降り口を捜すのに苦労しました。稜線から最初3m位の雪の壁を後ろ向きに下りて斜面にたどり着きます。
樹林帯に戻って赤岳方面を望みます。
2012年04月01日 16:03撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 16:03
樹林帯に戻って赤岳方面を望みます。
林道近くまで下りてきました。なぜか青空が...
2012年04月01日 17:14撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 17:14
林道近くまで下りてきました。なぜか青空が...
帰り道。
2012年04月01日 17:15撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 17:15
帰り道。
振り返ると青空が、ちょうど赤岩の頭が見えます。
2012年04月01日 17:26撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 17:26
振り返ると青空が、ちょうど赤岩の頭が見えます。
駐車場まで戻ると既に日が暮れて真っ暗でした。
2012年04月01日 19:06撮影 by  DMC-GF1, Panasonic
4/1 19:06
駐車場まで戻ると既に日が暮れて真っ暗でした。

感想

 当日朝に都内に集合して移動した為、遅い時間になったのが反省点です。14:30を引き返し時間としていましたが、ギリギリ硫黄岳のピークに達することができました。
 赤岩の頭直下の急斜面は過去に雪崩事故があった場所です。稜線にあがる時は多少緊張しました。幸い前日に降った雪があまり多くなかったので雪崩になる事はありませんでしたが、もう少し降雪が多いと危険かもしれません。
 予定を1日ずらした為、天気は持ちましたが、さすがに稜線上はガスと横殴りの雪。何も見えなかったのが残念です。次回は好天に期待します。

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