ヤマレコ

記録ID: 180092 全員に公開 沢登り丹沢

谷太郎川水系 鳥屋待沢左俣(沢登り講習)

日程 2012年04月07日(土) [日帰り]
メンバー
 kamog(CL)
, その他メンバー1人
天候晴れのち曇り(稜線上は何と吹雪き模様★)
アクセス
利用交通機関
車・バイク
谷太郎川林道
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]

小田急線愛甲石田駅7:50=
8:40権現橋9:03-
鳥屋待沢入渓-
10:15標高390m二俣状10:38-
12:18標高530m右俣との二俣12:30-
左俣へ-
14:00標高670m14:18-
15:27標高900m宝尾根(鳥屋待沢右岸尾根)取り付き15:50-
宝尾根下降-
17:00権現橋=
入浴(別所温泉)
コース状況/
危険箇所等
■沢登り講習詳細↓
 http://mt-farm.info/

 申込先等は上記URLの沢登り講習ページをご参照ください。

■丹沢の沢登り記録全般
 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html

■鳥屋待(トヤマチ)沢左俣

 遡行グレード:2級下(高巻きの若干悪さのため)

 この沢は後半部に滝が連続しており時間も掛かる。
 幾つかの高巻きが少々厄介で初心者には難しく感じることであろう。
 また時期になるとヤマビルの原生域なので、遡行適季は3〜4月と
 11月頃がよい。もちろん気にかけなければ暑い夏に水と戯れるにはよい。

 仝共交通機関利用の場合は本厚木駅から宮ケ瀬方面行きバスで
  煤ケ谷(ススガヤ)下車。山田商店を左折し林道谷太郎線を歩き
  鳥屋待沢出合の権現橋まで徒歩25分程度。
  車利用なら一般的には林道谷太郎線終点の駐車スペースまで入り
  権現橋まで徒歩15分ほど戻る。
  10台程度駐車可。下山を三峰山から不動尻経由の登山道に取れば
  林道終点に2時間弱で降りてこられる。
  鳥屋待沢出合の権現橋周辺は地元の作業者用の車置き場が1-2台
  あるが、場合によっては迷惑になるので、一般登山道を下降する
  場合はやはり林道終点に置いた方がよい。

 権現橋の右岸(上流に向かって左側のこと)径路を使い、小堰堤を
  3つ越すと10mの大きな堰堤が出てくる。これも右岸から越すと
  広い河原となる。暖かい時期はこの辺もヤマビルがいるので忌避剤必携。

 I弦270mに初めての滝、2条3mが現れる。釜を持っているので
  右岸についた作業用巻き径を使って巻く。

 ど弦380mで3mと5m滝が連続しているが、釜があるので右岸作業径路を
  巻く。朽ちた木橋と古いロープが架けてある。
  これを越えると標高390m二俣状となり本流の左沢には大木の乗った4mCS
  滝がある。容易に越せば12m滝が堂々と落ち込んでいる。
  この辺りからこの沢の真骨頂となる。
  12m滝は左の枝沢沿いにザレを登り落ち口上に高巻く。
  次の2、3、L5、4m連続滝は水量が少ない暑い時期なら突破可能だが
  まだこの時期は濡れたくないので左岸(右側のこと)から高巻く。
  やや悪いザレのトラバースに加え、懸垂5mであった。

 ド弦440mでこの沢の名物のひとつ突っ張りゴルジュ。右壁に手を左壁に足を
  全身突っ張り棒にして渡るのだが、やはりこの時期は濡れたくなく、トイ状
  廊下の流芯にある小岩を踏み台に左岸を高巻く。出だしがちょっと悪いので
  フォロワーにはロープを出す。
  このトイ状ゴルジュの正面には40m以上はある垂直に近い見事なトイ状滝が
  2本落ち込んでいる。

 ι弦490m二俣状を右へ進むと5m滝。左のカンテを登る。(卦-)
  2条2mCS滝を越えると右側から水量の多い8m滝が落ち込んでくる。
  これが鳥屋待沢右俣で二俣の形状を成していない。
  もし右俣へ入る場合は8m滝左側から沢沿いに巻ける踏み跡がある。

 Ш庫鵑愼ると連続した滝。
  最初の3mは細かいが左壁を落ち口に向かい登れる。落ち口に軟鉄ハーケン
  が1つ残置されていたが浅打ちで緩い。(卦+)
  次のL3mトイ状はステミング。(卦)
  L4、L10mは教+くらいで容易だ。

 ┐垢阿飽柄阿郎庫鵑量省であった左が見事な一枚スラブ岩の廊下となる。
  現在は沢床にゴーロが溜まってしまい、きれいさは半減してしまった。
  3m滝を2つ越すと2段15m滝が出現。ここは岩も安定しているので
  直登が楽しめるところだ。流芯左を登ると途中にハーケン2つ、落ち口
  にもハーケンが2つ残っている。(卦)
  続く2mとL5mトイ状はいずれもステミングで突破。(卦)
  その次の3mは右を巻くがやや悪い。
  寸分入れず2段10mCS滝が行く手を塞ぐ。近くによってみると
  左から案外簡単に登ることができる。(卦-)

 緑苔の4段ナメを越しゴーロ帯を過ぎると、正面は急峻なルンゼとなった
  三俣となり、右へ進むと5m壁滝。右のザレから巻くが下り口がやや悪い。
  そして威圧的な15m滝がコロセウム状の壁から少ないが水を落としている。
  下部は緑苔に一面覆われ直登は厳しいので、右側のザレから高巻く。
  ルート選択によって悪い巻きとなる。岩壁に突き当たってからの左トラバース
  が足元が覚束なく高度感もあって悪かった。

 3m滝を2つ越すと詰めの様相となるので、左側の顕著な痩せ尾根に這い
  上がる。最後は尾根から沢のザレ上を登れば三峰山南東の標高910m小ピーク
  東側で稜線に出た。宝尾根(鳥屋待沢右岸尾根)の出だしである。

 一般的な下降は登山道を不動尻経由で谷太郎林道終点に下るか、
  三峰山を越えて煤ケ谷集落に向けて降りる。
  今回は以前も下降経験のある宝尾根を下降した。
  標高777mピークまでは全体的に痩せ尾根で転落には十分注意が必要だ。
  そこから先は逆に尾根は太った箇所が出てきて、地図読みをしながら
  尾根の分派に注意。
  過去は尾根を権現橋目指し最後まで降りた(末端まで行くと護岸堤のため
  懸垂が必要。少し手前左手だとロープなしで下れる)が、
  標高360mくらいから森林作業径路は左側の鳥屋待沢側に降りているので
  今回はこれに従ってみた。ジグザグと明瞭で、鳥屋待沢最初の10m堰堤河原
  より100m上流に出た。
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図 [pdf]

写真

鳥屋待沢左俣遡行図
2012年04月09日 15:42撮影 by CanoScan 8400F, Canon
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鳥屋待沢左俣遡行図
1
権現橋の右岸径路から鳥屋待沢へ入る
2012年04月07日 08:48撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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権現橋の右岸径路から鳥屋待沢へ入る
10m堰堤は左側から越す
2012年04月07日 08:55撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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10m堰堤は左側から越す
10m堰堤上は広い河原
2012年04月07日 08:57撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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10m堰堤上は広い河原
12m滝
右岸(左側)枝沢から高巻く
2012年04月07日 10:00撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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12m滝
右岸(左側)枝沢から高巻く
水を嫌い高巻くと懸垂5mも必要
2012年04月07日 10:51撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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水を嫌い高巻くと懸垂5mも必要
トイ状廊下
突き当たりのゴルジュは突っ張りが必要なので
今回は左岸(右側)から高巻いた
2012年04月07日 10:58撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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トイ状廊下
突き当たりのゴルジュは突っ張りが必要なので
今回は左岸(右側)から高巻いた
高巻き途中
2012年04月07日 11:30撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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高巻き途中
右俣が8m滝で合流してくる
2012年04月07日 12:01撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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右俣が8m滝で合流してくる
左俣は水もしょぼくなる
2012年04月07日 12:19撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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左俣は水もしょぼくなる
左俣に入りすぐの3m滝
左壁が細かいが登れる
2012年04月07日 12:21撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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左俣に入りすぐの3m滝
左壁が細かいが登れる
左壁をお助けで登っているところ
2012年04月07日 12:26撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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左壁をお助けで登っているところ
以前は美景であった左が一枚スラブ岩の廊下
今はゴーロで荒れてしまった
2012年04月07日 12:35撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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以前は美景であった左が一枚スラブ岩の廊下
今はゴーロで荒れてしまった
でも水はきれい
2012年04月07日 12:36撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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でも水はきれい
2段15m滝
2012年04月07日 12:42撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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2段15m滝
左側を快適に登れる
2012年04月07日 12:46撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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左側を快適に登れる
2段15m滝落ち口から
2012年04月07日 12:51撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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2段15m滝落ち口から
2段15m滝落ち口には残置ハーケン2
2012年04月07日 12:53撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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2段15m滝落ち口には残置ハーケン2
2段15m滝を登るIさん
2012年04月07日 12:59撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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2段15m滝を登るIさん
ステミングで登る
2012年04月07日 13:07撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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ステミングで登る
トイ状滝も快適
2012年04月07日 13:10撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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トイ状滝も快適
2段10mCS滝
CS左側が案外簡単に登れる
2012年04月07日 13:17撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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2段10mCS滝
CS左側が案外簡単に登れる
10mCS滝を登るIさん
2012年04月07日 13:25撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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10mCS滝を登るIさん
左岸から巻くが下り口がやや悪い
2012年04月07日 14:18撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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左岸から巻くが下り口がやや悪い
まだ雪渓が残っていた
2012年04月07日 14:22撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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まだ雪渓が残っていた
15m滝
これは登れないので左岸から巻くが
悪い箇所あり
2012年04月07日 14:35撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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15m滝
これは登れないので左岸から巻くが
悪い箇所あり
宝尾根は上半部が痩せている
2012年04月07日 15:36撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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宝尾根は上半部が痩せている
中間部からは太っている
2012年04月07日 15:51撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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中間部からは太っている
森林作業径路を使って沢に戻る
2012年04月07日 16:39撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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森林作業径路を使って沢に戻る
権現橋へ帰還
2012年04月07日 16:50撮影 by CA65 , SANYO Electric Co.,Ltd.
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権現橋へ帰還
撮影機材:

感想/記録
by kamog

【行かれる方へお願いです】

 左俣詰め手前から宝尾根取り付き口辺りで緑色蛍光テープを張った
 ジッポーライターを落としてきてしまいました。
 愛着のある品ですので、もし拾得された方がいらっしゃれば
 コメントいただければ幸いです。
訪問者数:3439人
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この記録へのコメント

登録日: 2007/8/31
投稿数: 3
2012/5/21 11:58
 ジッポーライター拾いました
はじめまして、いつも楽しく拝見しております。
昨日(5/20)、鳥屋待沢左俣の最後の涸れ沢を詰めるスタート地点で、蛍光テープ(緑)を貼った銀色のライターを拾いました。テープにGOT…と読めます。
見た目は綺麗ですが、着火はできない模様です。
それでも宜しければ、お送りしたいと思いますが、如何でしょうか?
登録日: 2005/11/15
投稿数: 503
2012/5/21 17:16
 ありがとうございます!
yokoaneさん、感謝感謝です。
お手数でなければ着払い等でお送りいただけますでしょうか。
送付先は別途メッセージでお知らせいたします。
本当にありがとうございます。

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