ヒカゲツツジ咲く、鋸山・三尾山【栗柄峠からの縦走】
- GPS
- 08:25
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,152m
- 下り
- 1,150m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
低山であるが、急坂のアップダウンが繰り返し、体力を消耗する。鋸岳東の峰に岩場の急坂があり、注意が必要。「分水界の径」の道標が細かく立っているが、ルートは荒れているところもあり、また紛らわしい分岐や支尾根もあるので、道迷いに気をつける。山域としては限られているので、間違えても落ちついて行動すればリカバリできると思う。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
アンダーシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
携帯
時計
ハンカチ
カメラ
双眼鏡
コンロ
コッヘル
|
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感想
2016年04月、鋸岳〜三尾山を歩いた。05月、三岳〜西ヶ岳を歩き、栗柄に下山した。その時から、栗柄峠〜三尾山を歩いてみたいと思っていた。できれば、ヒカゲツツジの季節に。ようやく、実行することができた。
栗柄に着き、車を置ける場所を探す。県道沿を走ってもチェーンがかけられていて置けそうなところがない。栗柄集落に入り、観音堂横のスペースに置けそうだった。近くにおられた集落の方にお尋ねして、駐車させてもらうことにする。
出発の時、ハイカーの方が1人、観音堂のゲートから山に入られた。どこへ向かわれるのだろうか。とりあえず、栗柄峠に向かう。
県道を少し西に進み、峠手前で斜面に取りつく。ゲートを開けて進むと、土砂崩れを防ぐものと思われるブロックが斜面に敷き詰められており、その端を登ることにする。尾根に登って行こうかと思ったが、急斜面で登りにくそうだったので、ゆるい谷間を登っていく。登りやすそうなところを進み、右手の尾根に上がると登山道が現れ、「分水界の径」の標識も出てくる。なだらかな歩きやすい道をしばらく進むが、やがて急な登りになる。登山道も荒れてわかりにくいところもあり、途中ルートを外してしまう。斜面を下っていると、バサバサと音がして、すぐ横を鳥が飛び立った。ヤマドリではないかと思う。驚いたが、私以上にヤマドリが驚いたことだろう。正しいルートに戻り、先へ進む。
御在所山への分岐に出合う。御在所山への登りはあまり人が入っていないのだろう、荒れてわかりにくい。それでも、道らしいところを選んで山頂をめざせば御在所山に到着する。しばらく休憩して分岐まで引き返す。
堂の峰までも、小刻みにアップダウンを繰り返す。ロングな行程を考えて少し速めのペースで歩いていることもあり、かなり疲れる。堂の峰で少し休んで、鋸岳を目指す。斜面を登りきると、女性のハイカーが休んでおられた。佐仲ダムから登られて、最後の展望を楽しまれているようだった。東を振り返ると三岳、西ヶ岳、そして今日歩いてきた峰々が見渡せる。ゆっくりしたいところだが、鋸岳を目指して先へ進む。
岩場の道が現れる。鋸岳手前での下りは少々緊張を強いる急斜面だった。足を滑らさないように気をつけて下りる。低山であるが急坂の上り下りで体力を消耗する。最後の登りで鋸岳に到着する。鋸岳では昼食休憩をとる。周囲にはやや盛期をすぎてはいるが、ヒカゲツツジが咲き誇る。また周りの山々を展望するのも楽しい。特に、残雪をまとう氷ノ山の姿は美しかった。千ヶ峰や五大山の展望もいい。遠く、京都、福井方面の峰々は何という山なのだろう。機会があれば、訪れてみたいものだ。しばらくすると、高齢のご夫婦らしきハイカーが西から登ってこられる。少し、展望できる山々の話をさせていただく。
鋸山から三尾山へ向かう。ここから割とたくさんの人とすれ違う。どうやらヒカゲツツジのこの季節、この山域にも多くの人が入られているようだ。
分水界の径標識を追って進むのだが、どうしたことか道を外し、鏡峠から中山集落への下山道に出てしまう。鋸岳をすぎてから足にかなりの疲れがたまっていたので、このまま下山しようかとも思ったが、やはり三尾山は行っておきたかったので、鏡峠まで戻り、三尾山を目指す。佐仲峠への分岐を過ぎれば、三尾本峰はすぐだ。ようやく山頂に立つ。
三尾本峰からの展望もすばらしい。千ヶ峰から笠形山への稜線が一望できる。東には北摂の山々も一望できる。深山も見ることができた。
前三尾へも寄ろうかと思ったが、体力と時間を考えると余裕がなく、中山に下ることにする。下り着いた先の神社でしばらく休憩し、後はロードを歩いて栗柄に戻る。1時間40分のロード歩きだったが、今日歩いた峰々を仰ぎ見ることもなかなか楽しいものだった。
ロングコースの縦走は体力の限界近くだった。しかし、充実感はある。そして満開のヒカゲツツジを十分に楽しむことができたいい山行であった。
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