坂城大峯山・水晶山・大道山 アルプスの眺望をほしいまま


- GPS
- 06:35
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,099m
- 下り
- 1,085m
コースタイム
09:30休憩09:40
10:35大峯山山頂11:35
12:05水晶山12:10
12:30芝峠12:35
12:50大道山12:55
14:15「芝峠」標識14:20
15:05駐車場所
歩行時間5時間5分
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
200m程先左側の少し奥まった場所に 「大峯山登山口」の小さな標識があります 登山口に駐車場はないのでIC付近の道路の余地に駐車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口からいきなり急坂ですが あとは広い尾根を緩やかに登ります 踏み跡がやや不鮮明な箇所があります 標識はなく、木の幹のテープが目印 松林、雑木林に遮られ、眺望はほとんどなし 雪は日陰に僅かに残る程度 大峯山頂の直下は急坂 大峯山から水晶山に向かう稜線の下りには 雪がまだ残っている場所があります アイゼンを着けるほどではありませんでしたが 凍結時は注意が必要です 芝峠から僅かに下ると未舗装の林道に出ます あとは駐車場所まで林道歩きです 特に危険個所はありません |
写真
感想
坂城大峯山は虚空蔵山や太郎山の奥にあって目立たない存在です。
けれども、その高さと静けさが、いつか人を惹きつけずにはおかない山です。
歩く人は本当に僅かで惜しいのですが、気持ちの良い尾根道が続き
北アルプスの眺望が素晴らしく、美ヶ原、蓼科山、八ヶ岳、時に遠く富士山迄見える
大展望の空中散歩のできる山はあまり他にないのではと思います。
昨年四月の終わり頃、林道大久保線から坂城大峯山に登り
帰りに太郎山に寄りました。
その時期に比べるとちょっと早いのですが
今年もまた大峯山に登ってみたくなりました。
IC近くから尾根道を緩やかに登るルートのあることを知り
その道を歩いてみたかったこともあります。
下山には以前山の会で歩いた御堂川沿いの林道を使うことにしました。
雪の心配があるとすれば水晶山から大峯山への稜線です。
登った時が冬でしたから吹き溜まりがあり、
はまって難儀した記憶があります。
念のためアイゼンは用意しましたが、今日は使わずに大峯山からの下りを歩けました。
もう四月です、でも寒さが一向に緩まない四月ですが。
朝から空に一点の雲もなく晴れ渡りました。
放射冷却でかなり冷え込んだ朝でした。
それだと、山々は通常クリアに見えるのですが
今朝は思ったよりもクリアという感じではありませんでした。
やはり春のせいなのでしょうか?
彼方に霞んだ北アルプスはちょっぴり残念です。
山歩きには絶好の快晴(日焼けが心配ですが)
気持ちが浮き立ってきて、抑えられません。
長い尾根を歩くようになりそうなので
普段より早めに家を出て、高速を快調に飛ばし、坂城ICで降ります。
登山道の取りつきはICの目と鼻の先。
高速のフェンスに沿って急坂を登ると一息で尾根に出て
そこからは緩やかな尾根歩きが始まります。
松茸の出そうな松林を歩いて、やがて雑木林に入りますが
密集した木々に阻まれて眺望はなく、ちょっと退屈です。
気温は上がってきましたが、林の中は左程上がらず
かえって汗をあまりかかず、
退屈を辛抱すれば心地よい時間と言えるかもしれません。
大汗をかいて一気に高度を稼ぐか
ゆるゆると長時間歩くのが楽か、段々どちらとも言えない気がしてきます。
まして眺望のない樹林帯が頂上直下まで続きますので。
けれども、山頂に飛び出した後の眺めがなんといっても素晴らしく
長い苦労(退屈)などすぐさま忘れてしまいます。
気が付いたら一時間も三角点の横に座っておりました。
こんなに晴れていますから、登って来る方もあろうかと思いましたが
今日も誰とも会わない山歩きでした。
独り占めはひそかに嬉しいのですが、
こんなに眺望の優れた山が人に知られないでいるのも
なんだか寂しく思えてきます。
天気は午後になっても下り坂になる気配はなく
一時間も過ごしてしまいましたが(普段ならあり得ないですが)
焦る事なく、大峯山を後にしました。
ここからのルートは山の会で以前歩いています。
もちろん、記憶があいまいになっている部分もありますが
大体の様子がわかっており、安心です。
下りの雪の残る斜面を除けば稜線歩きはとても快適。
水晶山へは迂回路があるので、登らずに芝峠へ向かうこともできます。
名前はきれいなのですが、杉木立の中に山頂標識がつくねんとしているだけで
もちろん眺望はなしです。
水晶山から芝峠への下りも急坂で、訓練の為だけの立ち寄りという感じ。
芝峠に着き、疲れ具合によってはザックをおいて
大道山を往復しようと考えていました。
これからの長時間歩行を想定して今日は2kgほど重くしています。
肩への食い込みも殆ど感じないのでそのまま往復することに。
再び峠から唐松林の急坂をしばらく登ります。
南側は間伐されており明るいのですが
北側の雑木林は木が密集しており
根子岳、四阿山の展望は、ちょっと残念です。
特に今日のように晴れた日には気になるものです。
少しでも木に邪魔されずに見える場所がないかと探しながら歩いてしまいました。
大道山山頂の南側は坂城市街地を一望する展望場所。
桜の大きな木が一本立っています。
今年の花はいつになるのでしょうか?
寒い日が続くと桜も気の毒です。じっと耐えているのでしょう。
芝峠から踏み跡がやや不鮮明な斜面を下ると
すぐに未舗装ですが林道に出ます。
その後、長い林道歩きが待っていました。
以前、途中まで車で入ったので、
ICまでの今日の歩きは殊更長く、足に疲労を感じました。
終日穏やかな日差しに見守られ充実した山歩きでした。
無事下山できたことに安心しながらも、
次はどこへと思いを巡らしながら帰途に着きます。
幸せな一日を有難うございました。
コメント
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相変わらず頑張っていますね。
このところ、公私共に何かと忙しく「山」に遊んでもらえない日々を送っております。
先日、東京への出張の際に新幹線から久々に富士山を見たらいよいよウズウズしてきました。
それにしても、アルプスの眺望を独り占めなんて羨ましい限りです。
常念・大天井・槍・鹿島槍・爺ヶ岳・・・
素晴らしい景色です。早く北アルプスに行きたいです
が、その前にホームグランド鈴鹿でトレーニングに励みます。
お互いこれからも楽しみましょう。
コメント有難うございます。
忙しくて山に行けない日が続くといらいらしてきますね
まして晴天が続いたりすると、山がおいでおいでと呼んでいるようで、仕事が手に付きません
出勤途中、鹿島槍がクリアに見えると、もう稜線を歩いている自分を想像しています
シーズンはすぐそこですね
sugi-chanさんのように計画的に訓練して、今年も楽しく安全な山歩きをしたいです
2kgの負荷はちょっと軽すぎでした
帰りに、フキノトウに目がくらみ、結局訓練登山ではなくて、山菜山行になったかも…
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