遠見山 〜馬酔木の尾根で春の息吹を楽しむ〜
- GPS
- 05:32
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 687m
- 下り
- 679m
コースタイム
天候 | 曇/晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は整備されていて標識も設置されていますが、杉林の中は道がわかり難く、知らぬうちに道を外れてしまうことがありました。 |
その他周辺情報 | この辺りの情報については、道の駅「はっとう」でどうぞ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(ハット)
靴
サブザック
昼食(一口雑炊材料)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL
水900mL)
一人用ドリップコーヒー+クリープスティック
ガスカートリッジ
シングルバーナー
コッヘル
シェラカップ
箸
匙
地図(行程図)
iPhone(GPS)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
ヘッドライト
手拭い
ティシューペーパー
|
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備考 | 手拭いを忘れていたので、車に積んでいた「宿泊セット」から流用しました。コーヒー用カップを忘れてシェラカップで代用しました。 |
感想
遠見山(とうけんざん)には2年前の冬に登っている( 「遠見山 〜若桜町から中国自然歩道経由で周回〜」 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1328206.html )。地元の方(馬酔木の会)によって登山道が整備された、安心して歩ける山域というイメージだった。ただ、歩いたのが12月だったので木々の緑が鮮やかになり花の咲く春にまた歩いてみたいと感想を残していた。
平成も終わりに近づいた連休の二日目、前回とは別のコースで遠見山を目指してみることにした。八東町丹比にある二つの登山口から上り、下りるルートだ。朝起きてから用意を始めたので、登山開始が10時を過ぎてしまった。ま、いつものことではあるが。
中島登山口でトレッキングポールを伸ばしたり靴ひもを結び直したり、と準備をしていたら軽トラに乗った地元の男性が「四日に登山会をやるので都合が付いたらまた来てみてください、昨日コースの整備をしてたようだけど、もし危ないようなところがあったら教えてください。」と声を掛けてくれた。ども、恐縮です。
歩き始めてみると、確かに、登山道には標識もあり、傾斜の急なところは道が階段状に掘られていたり、道の狭いところは路肩を削って広くしてあったり、整備の跡が見られた。ロープも所々に掛けられている。ただ、それでも杉林の中は道が不明瞭で、知らぬ間にコースを外れていて、道無き斜面を倒木をまたぎながら上って行ったりしてしまった。杉林の中の上りルートは道を見失いやすいというのはここに限ったことではないので、GPSを小まめに確認しながらコースを外れないようにするべきだった。
登山道の途中には樹木の名前と簡単な説明を記した札があちこちに掛けられていた。いつも山を歩きながら「この木何という木だろう?」と思いながらモヤモヤすることが多いので、これはとてもありがたかった。ただ、落葉樹に関しては今やっと芽吹いたばかりで葉の形がまだよくわからないものも多かった。札に名前の掲げられていたものを列記すると、ヒノキ,スギ,アカマツ,ソヨゴ,リョウブ,コナラ,ネジキ,コシアブラ,アカシデ,コハウチワカエデ,ヤマザクラ,ヒサカキ,クリ,ホウノキ,ヤマボウシ,ミズナラ,マルバマンサク,キハダ,イヌブナ,タムシバ,ミズメ,ヤマナラシ,ムラサキシキブ,…など、見落としているものが他にもあるかもしれない。花の咲いている草本については写真を撮って帰ってから名前を調べてみたので、ご確認ください。イワカガミは上りがけには気付かず、同じ道を下っている途中に花が咲いているのに気付いた。小さな花で、芽生えてまだあまり大きくなってい時期なので足元にあっても気付かなかったようだ。これからどんどん茂って花の数も多くなってくることだろう。
下りの途中で目の前の道を黒っぽい、もふもふの尻尾の小動物が駆け去って行った。リスかな?このあたりにリスがいるという話はあまり聞いたことが無かったが、そういえば山頂のポストの中のノートにもリスに出会ったといった記述があったような。いつの日か、リスに再び会える日は来るのだろうか。ただ、それ以外はヒトも含めて誰にも会うことのない静かな山行だった。いい山だし整備もされているし、連休だし、もっと歩く人がいても良さそうなものなのだが。
下りがけの島登山ルートの途中に「珪石採掘遺構」という標識があった。確かにこの山の岩はやけに白っぽい結晶質の岩石だなと、あれが「珪石」だったのかと気にはなったものの、時間にあまり余裕がなかったので、行かずに下りてきてしまった。帰り道に立ち寄った道の駅「はっとう」に案内のリーフレットを見つけた。それによると遺構を通って下りるルートもあったようだ。残念、またいつか行ってみよう。
前回歩いた時とは季節が異なることもあって違う魅力を感じることができた。馬酔木やイワカガミの群生は見事で見晴台からの展望も壮観だ。様々な楽しみ方のできる山域だ。まだ歩いていないコースもあることだし、これからも時々歩いてみたい。登山道の整備やPRに努めておられる遠見山馬酔木の会の皆様には感謝したい。
コメント
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前日に馬酔木の会で5/4の登山大会の為のコース整備をしたところでした。
キレイにしてあったでしょ(笑)
硅石の砕石遺構・・・面白いですから是非どうぞ。
ありがとうございました。お陰様で快適に歩くことができました。ただ、この日は山で誰にも出会わず、遠見山一人占めでした。なんか勿体ないような、いい山なのにな。登山大会が盛況となることを願っています。
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