【大人の遠足】北根室ランチウェイ（復路／セクションハイク）

2019年05月01日(水) 〜 2019年05月03日(金)

• GPS: 19:00
• 距離: 45.4km
• 登り: 619m
• 下り: 806m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:29
• 合計: 8:10

距離 18.2km 登り 332m 下り 378m

9:40 スタート地点
10:26 10:34 モアン山
12:20 12:28 からまつの湯
12:46 12:58 養老牛温泉分岐
16:19 16:20 熊川渡渉点
17:50 佐伯農場

2日目

• 山行: 9:51
• 休憩: 0:46
• 合計: 10:37

距離 27.2km 登り 287m 下り 451m

7:14 佐伯農場
11:06 11:49 開陽台展望台
17:45 17:48 中標津バスターミナル
17:51 ゴール地点

天候

5月1日（水）ずっと雨［ゼロディ］
5月2日（木）小雨のち晴れ［竹下牧場散策＆モアン山〜養老牛温泉〜佐伯農場］
5月3日（金）晴れ時々小雨［佐伯農場〜開陽台〜中標津町交通センター］

アクセス

利用交通機関：

自家用車

車はスタート地点の中標津町交通センターに停め、ゴール地点の美留和駅から折り返す計画でしたが、あいにくの雨だったので、ヒッチハイクをして中間地点までワープしました。

その他周辺情報

移動日と往路を合わせると7泊8日の遠足になりました。お世話になった宿、立ち寄った温泉はこちらです。
▪️ゲストハウス「ushiyado」
　男女別ドミトリー　5,500円（ポイント利用で4,000円）
▪️佐伯農場（3泊）
　無料（寄付 1泊2,000円）
▪️西別小屋
　無料
▪️旅人の宿「ましゅまろ」
　男女別相部屋 2食付き　5,300円
▪️ペンション「フォルメン」
　ツイン2食付き　8,640円（ポイント利用で7,140円）
▪️養老牛温泉「湯宿だいいち」
　日帰り入浴　600円（レンタルタオル付き）
▪️ホテルマルエー温泉俵橋
　日帰り入浴　500円

ガソリン代、食費、お土産など、かかった費用は全部合わせて35,000円ほどでした。大型連休だったので海外のトレッキングも考えていましたが、毎年ここに来たいと思うほど充実した日々を過ごせました。

写真

5/1 7:32

5月1日（水）復路1日目
朝食は7時半からでした。おにぎりにしてもらえないかと相談しましたが、保健所等色々うるさくなっているそうで断られました。早く出発したい場合は朝食抜きにした方がよさそうです。

5/1 9:01

ここは昔ながらの民宿で、昭和の佇まいでした。令和初日は山を越えて西別小屋まで行く予定ですが、残念なことに一日中雨予報でした。しかも、翌日も午前中は雨予報なんです。

5/1 9:03

実は、復路を一緒に歩く為に倶知安からJRを乗り継いでAkiちゃんが昨日のうちに来てくれたんですが、この雨の中で山越えを強いるのは気の毒だし、リスクも高いし、そもそも楽しいものじゃない・・・そんな時はヒッチハイクに限ります。昨晩のうちに同じ宿に泊まった人に声を掛けて、私たちを乗せてくれる人を探しておきました。

5/1 9:15

西別小屋で会ったまんみちゃんのお父さんが、美留和に着いたら摩周湖の伏流水を汲んだらいいよ、と教えてくれたので、出発前に汲みに行きました。ランチウェイのルート上にあります。
第二トレイルエンジェル♪

5/1 9:32

ヒッチハイクは道端でするより、宿でやった方が絶対にいいです。笑
成り行きで私たちを乗せることになった「なりゆき君」は、初めての一人旅でのんびり道東を回っていたようです。明日の天気を考えて、佐伯農場までワープすることにしました。
第三トレイルエンジェル♪

5/1 11:22

美留和から40分ほどで、佐伯農場の敷地にある「レストラン牧舎」に到着しました。私は時間と空腹具合のタイミングが合わず食べれませんでしたが、ここのカレーは絶品だそうです。営業時間は10:00-17:00、定休日は木曜日です。

5/1 10:38

民宿で朝食を食べたばかりだったので、コーヒーと塩味のジェラードを頂きました。もちろん、なりゆき君にもコーヒーをご馳走して、お別れしました。ありがとう♪
バイバイ♪ヽ(*'ー')*'ー')*'ー')ノ~~

5/1 11:23

雨が止んだら少し歩こうと思っていましたが、一向に止む気配はなく、今日はハイカーにとって特別な「ゼロディ（歩かない日）」にしました。敷地内の美術館やギャラリーを散策します。古いサイロを再利用した荒川版画美術館。

5/1 11:24

中標津ゆかりの木版画家である「松本五郎氏」、中標津町在住の「細見浩氏」、故「根本茂男氏」の版画作品が展示されています。

5/1 11:33

こちらはギャラリー倉庫です。佐伯さんの作品かな？

5/1 11:35

ダンボールで作ったランプシェードが素敵です。

5/1 13:13

西別小屋をワープしたので、ここで2泊お世話になることにしました。保健所の対応やトレイルの存続について話し合っているうちに、さっきお別れしたはずのなりゆき君が戻ってきたんです。養老牛温泉で日帰り入浴の時間外で出鼻をくじかれたようで、彼もここでお世話になることに。歩かないのに泊まる人は初めてだってー。笑

5/1 14:03

それじゃ、なりゆき君に乗せてもらって、温泉リベンジしてきましょー。養老牛温泉の「湯宿だいいち」の日帰り入浴時間は13:00〜15:00、19:00〜21:00です。

さらに夜は焼肉をするというので、中標津の町まで買い出しに。なりゆき君は完全にアッシーに。笑
雨の中スルーハイクを完了したTさん、京都から来たIさん、大阪から来たKさんと佐伯さんが加わり、7人で焼肉パーティが始まりました。

5/1 17:50

いつもの孤独な幕営スタイルとは全く違い、ランチウェイを愛する方々と語り合いました。楽し過ぎてワイン1本空けてしまったー。なりゆき君はこういう世界があることを初めて知ったようです。いきなり深いところに迷い込んできたなー。
こういうのをトレイルマジックと呼ぶのです。笑

5/2 6:25

5月2日（木）復路2日目
この日も朝から雨だったので、4日に予定していた竹下牧場散策の日程を変更してもらいました。ここは佐伯農場の隣にあり、徒歩10分の距離でした。

5/2 6:35

6時半集合、約1時間の牧場散策ツアーです。
彼は竹下牧場の2代目、ゲストハウス「ushiyado」のオーナーです。

5/2 6:37

用意された長靴に履き替えて、靴底を消毒して牛舎に入ります。

5/2 6:38

産まれたばかりのホルスタイン。可愛い〜。

5/2 6:42

酪農業もIT化が進み、首につけているセンサーで採食管理を行っているようです。

5/2 6:41

ホルスタインとブラウンスイス。今はまだ子供ですが、1年もすれば赤ちゃんを産めるようになります。時々、牛は大きくなったら自然とお乳が出ると思っている人がいるようですが、人間と同じで赤ちゃん産まないとお乳は出ませんよ。^^;

5/2 6:42

ホルスタインは好奇心旺盛だそうで、近寄ってベロベロしてきます。草食動物なので、外敵を察知するため視野が広く、300度以上あるそうです。素早い動きに驚くので、牧草地を走ったりするのはよくないんですね。

5/2 6:48

こちらは北海道では珍しいブラウンスイス。チーズに適した濃厚なお乳が出るそうです。

横浜から来たご家族と記念撮影してもらいました。知床に行く予定だったそうですが、悪天候でプラン変更したようです。都会では絶対に見れない光景だと思います。

5/2 6:49

とても広い牛舎です。こちらには、お乳が出る成牛は200頭、子牛は150頭いるそうです。何でも質問に答えてくれます。

5/2 7:00

立派な搾乳施設も見せてくれました。

5/2 7:03

1日50リットルもお乳が出る牛もいるそうです。水はその3倍ぐらいは飲むそうです。

5/2 7:06

人肌程度の温かさのあるお乳をこの機械で一気に4℃まで下げるそうです。

5/2 7:11

事務所に戻って復習をします。2年ほどでお乳が出なくなるので、人工授精をしてまた子供を産ませます。そして、子供を産めなくなった牛は役目を終えるのです。
私たちは命を分けてもらっていることを忘れてはいけません。

5/2 7:20

竹下牧場さんではモッツアレラチーズを作り始めたそうで、試食をさせてもらいました。実は少し前に私も作ったことがありましたが、大失敗したんですよー。^^;
このチーズはまだ一般に流通していなくて、ushiyadoでしか買えません。

5/2 8:46

竹下さんとたっぷりおしゃべりして、戻ってきたら雨が止みました。やっと青空ー。
軽く朝ごはんを食べて、歩きに行くことに。

5/2 9:36

レンタカーで来ていたIさんが、モアン山のトレイルヘッドまで送ってくれました。
第四トレイルエンジェル♪

5/2 9:45

モアン山〜養老牛温泉〜佐伯牧場までの区間は、セクションハイクにオススメです。降り続いた雨で塵が落ちて、スッキリした青空になりました。

5/2 9:54

黒い点が不気味な透明の球体はカエルの卵だって。産卵場所を間違えたみたいで、このままだと干枯らびてしまいます。

5/2 10:00

往路では通年歩けるコースを通りましたが、牧草地の真ん中を突っ切る期間限定のショートカットコースを歩きます。

5/2 10:14

私は3日前に歩いたばかりなので、さほど目新しいことはありませんが、Akiちゃんは初めてなので綺麗な牧草地に感動していました。

5/2 10:24

デカザックを背負わない楽ちんスタイルで、コース整備のお手伝いをしながら・・・

5/2 10:27

モアン山に登頂。
3日前よりも天気がいいです。

5/2 10:46

牧草地のど真ん中を歩いていきます。放牧期（5月中旬〜10月末まで）は入れなくなります。

5/2 10:50

ポスターにできそう。

5/2 10:51

これは水を入れるものかな？

5/2 10:54

初めて見るマンパスに興味津々。

5/2 10:56

少し下って、沢を渡ります。

5/2 11:00

そして、まっすぐ舗装道路に向かいます。こんなところを歩けるなんて。

5/2 11:07

とても気持ちがいい。往路と復路で別の道が歩けたのも嬉しかった。

5/2 11:08

振り返って、モアン山。

5/2 11:22

開閉式のマンパス。

5/2 11:28

乗り越え式。

5/2 11:30

どこでも歩けそうだけど。

5/2 11:30

うっすらついた道を行く。

5/2 11:33

あと1ヶ月もすれば、鮮やかな緑になるんだろう。自然の力ってすごいよね。

5/2 11:35

あの青い小屋を目指して歩けばいい。空と大地のコントラストが美しい。

5/2 11:49

マンパスを開けて、道路に出ます。

5/2 11:51

ここからしばらく歩道歩きです。

5/2 12:23

往路ではスルーした「からまつの湯」に着きました。ちょうど人がいなくなったので、中の様子を見てみることに。

5/2 12:25

(*'▽'*)わぁ♪
透明で綺麗な温泉！
手を入れてみたけど、いい湯加減でした。

5/2 12:26

一応、脱衣所は男女別に分かれているようですが、かなりオープンなスタイルです。

5/2 12:33

養老牛温泉までは、森の中を歩きます。

5/2 12:49

憩いの広場に到着。
温泉に入ってから帰るので、ここで休憩して時間調整します。

5/2 12:49

トイレも可愛い。

5/2 12:50

使っていませんが、中はこんな感じになってます。
バイオトイレですね。ペーパーもあります。

5/2 13:05

昨日は車でしたが、今日は徒歩で着きました。

5/2 13:05

入浴料600円で、レンタルタオルが付いています。
館内はとても素敵ですよ。

5/2 14:14

ソフトクリームは売ってなかったので、自販機で。気分はさっぱりグレープシャーベット！

5/2 14:36

佐伯農場までは9kmほど。
私は普段から歩くのが遅いので（時速3km）3時間ぐらいはかかる。

5/2 14:39

道路脇の優しいトレイルを歩きます。

5/2 15:26

今日のコーディネートはオールグリーンなAkiちゃん。保護色。

5/2 15:37

広い広い牧草地を眺めながら、のんびり歩く。

5/2 15:42

天気はいいけど、風は冷たくなってきた。

5/2 16:22

熊除けシンバルを鳴らして。

5/2 16:28

ずっと、ずっと、歩くだけ。

5/2 16:39

気になるのは明日の天気と晩御飯。
他のことなんて、なーんにも考えなくなる。

5/2 16:40

食べて、寝て、歩いて。
体はちょっぴり強くなる。

5/2 16:42

ただ前に進めばいい。

5/2 16:49

横田牧場さんの赤いサイロが見えてきた。

5/2 16:55

人懐っこい猫ちゃんと戯れ。

5/2 17:00

小さい牛に挨拶をして。

5/2 17:02

気性の荒いお馬さんもいた。

5/2 17:03

シェーンは養老牛温泉まで付いて行ってしまうそう。

5/2 17:07

お父さんが来て、生まれたばかりの馬を見せてくれた。馬は可愛いとニコニコして話してくれた。

5/2 17:09

生後18日。後ろにいるお母さんは1トンもあるんだって。

5/2 17:23

朝、見学に行った竹下牧場さんまで戻ってきた。青いサイロがかっこいい。

5/2 17:28

サイロの大きさが半端じゃないよ。ここはメガファームが多い。

5/2 17:44

そして、佐伯農場へ。

5/2 17:56

ただいまー。
飼い猫じゃないけど、超人懐っこい猫がいます。

そして、昨日の残りが沢山あったので、今日も宴会♪
なりゆき君は知床観光して戻ってきたー。歩かないのに2泊って・・・佐伯さんも気に入ってた。笑

5/2 19:16

しかも、お土産まで買ってきてくれてる。ワイン好きなお姉ちゃんには知床ワインを、お酒飲まないお姉ちゃんにはジュースを。
年上女性のハートを鷲掴みにするテクニックをお持ちのようで。

5/2 19:33

佐伯さんと記念撮影♪
私が着ているTシャツはphoenixとのコラボです。
もちろん速乾！
これはちょっと高くて4,300円でした。他のは3,000円ぐらいです。色んな種類がありました。

5/2 22:18

狩猟免許を持っているAkiちゃんから、鹿についてのレクチャーを受けました。鹿の角って生え変わるの知ってた？
しかも、角を見れば歳が分かるんだって、なるほど〜。

5/2 23:03

私は予約していたトレーラーハウスに泊まり、Akiちゃんはマンサードホールで。ここは少し寒い。人によって体感温度は違う。私だけ半袖だったし。笑

5/3 5:52

トレーラーハウスにも布団一式とテーブルが用意されていて、5人ぐらいは寝れそう。

5/2 23:09

ピンバッチも可愛い。
200円で売ってるよ。

5/3 6:57

5月3日（金）復路3日目
皆さんと記念写真を撮って、佐伯さんにご挨拶して、出発します。本当にお世話になりました。また来年も絶対来ます！
いや、今年中かも〜。

5/3 7:16

（7:15）出発
なりゆき君は爆睡中で挨拶できなかったけど、きっとまた会えるさ。出会いも別れも必要な時にやってくるからね。

5/3 7:26

私たちはいつものデカザックスタイルで。まずは開陽台へ向かいます。

5/3 7:30

難しい方のマンパスを選び。

5/3 7:34

まっすぐな防風林を進む。まだ緑は少なくて、秋のような色だった。

5/3 7:39

小鳥のさえずりを聞きながら。

5/3 7:54

深く、深く、深呼吸。

5/3 8:04

雨をたっぷり吸い込んだ大地の緑は、6日前より増していた。

5/3 8:12

途中、パラパラと雨が降ってきたので、体温調整をしておきます。一眼レフはザックにしまうことに。

5/3 11:20

のんびり歩いて、開陽台に到着。イクラ・鮭・明太子が入ったジャンボおにぎり！

5/3 11:21

そして、知床地鶏のカレー。2人だとシェアできるのがいいね。

5/3 11:41

メッセージボードが面白い。ソフトクリームも美味しかったけど、今度は盛りのいいジェラードも食べてみたい。
ここからゴールまでは15kmほどあります。40分ほど休憩して、出発しました。

5/3 12:25

雨はすっかり止み、緑がイキイキしてる。

5/3 12:32

往路で会った牛さんたちと再会し。

5/3 12:49

また長い砂利道を歩く。
私はすでに100km以上歩いていて、足は思うように進まなくなった。靴底の厚いサンダルに履き替えよう。

5/3 13:10

何もないけど、それがいい。
思考はシンプルになり、余計なことは考えなくなる。
天気はどうか？水はあるか？足は持つか？お腹はどうか？

5/3 13:23

地元にはKIRAWAYを歩くハイカーのことをよく思わない人も沢山いて、私は双方の話を聞くことができた。

5/3 13:28

心配なのは病気。口蹄疫にかかった家畜は殺処分され、感染した地域は多大な経済的被害を受ける。人に感染することはないけど、人間がウイルスの運び役になってしまう。

5/3 13:35

残念だけど、それが現実。
酪農家の敷地内を歩く時は、畑に入ったり、動物たちにちょっかい出したりしないでほしい。みんな生きるために一生懸命働いている。

5/3 13:36

気持ちのいい季節にほんの数日のんびり歩くためにやってきた観光客に生活を根底から脅かされることになる。土地と家畜は酪農家の財産であり、商品であり、生活なのだから。

5/3 13:39

KIRAWAY
軽い気持ちでスタートしたけど、とても複雑なトレイルだった。

5/3 13:42

トレイルの整備以上に乗り越えないといけないハードルが多過ぎる。みんながハッピーでいられる方法はないのかな。

5/3 13:49

往路はずっと道路沿いを歩いてきたので、ここは初めて歩く道。防風林コースと砂利道コースに分かれている。

5/3 13:51

もちろん、防風林コースを。

5/3 14:03

風は止み、木陰ができる。
大きな鹿が何度か前を横切った。

5/3 14:21

足元はまだ秋の色で、落ち葉はカサカサと音を立てた。

5/3 14:42

終わりは近い。

5/3 14:56

3歳の鹿の角を見つけた。抜け落ちる時は、本人もビックリするんだって。！(◎_◎;)

5/3 15:00

往路で砂利道コースを歩けば、KIRAWAYの全てのコースを歩けたのになー。ずっと道路歩いてきちゃったもん。アホアホだなー。

5/3 15:01

個人的な感想だけど、スルーハイクなら、やっぱりこの時期か10月以降がいいかな。夏はアブも増えそうだし。私は特に歩くのが遅いから、日の長いこの時期で良かったと思う。

5/3 15:25

でも、違う季節の色を見てみたいよね。写真見てたら、国旗に見えてきた。

5/3 15:26

KIRAWAYは今年で14年目を迎えるそうで、最初は誰も歩きに来なかったって言ってた。最初に作ったのは第2ステージ（開陽台〜佐伯農場）だそう。

5/3 15:27

山でもそうだけど、私は誰かが作ってくれた道を歩くだけで、その道を作った人から直接話を聞く機会はなかった。とても貴重な経験ができた。

5/3 15:34

きっと道内よりも道外からのハイカーの方が多いと思う。京都からきたIさんは、道内のフットパスについて私よりもずっと詳しかった。

5/3 15:35

私がまだ行ったことのない根室には、素晴らしいフットパスが3つあると教えてくれた。それぞれ1日で歩ける距離だけど、3つ合わせると結構な距離になる。スルメのようにジワジワくるんだって。

5/3 15:36

北海道が好きと公言してる割に、まだ知らない所がたくさんあるんだな。来年は根室まで足を伸ばしてみようかな。

5/3 15:38

別に歩くのが好きなわけじゃない。でも歩かないと見えない景色があるし、歩かないと気付かない世界がある。

5/3 15:39

ここは桜井牧場さんの敷地。キレイな空色のサイロが見えてきた。

5/3 15:44

軽く会釈をして、お仕事の邪魔にならないように。

5/3 15:46

ナントカ映えより、ずっと大切なことがある。このトレイルが細く長く続くように、マナーを守って歩いてほしい。

5/3 15:56

往路では気が付かなかったけど、この消毒ボックスは空港沿いの道路から見える。熊スプレーの貸し出し（返却）場所にもなっている。

5/3 16:00

中標津空港に到着。
ここの標識はデカくて、低くない？ 雪はあまり積もらないんだね。

Akiちゃんは空港でトイレタイム。私は休憩。笑

5/3 16:28

空港から公園に抜ける道がちゃんとあった。

5/3 16:32

しかも、この公園がとても立派で驚いた。

5/3 16:38

膝に優しい散策路を歩くと、ちょうどいい間隔でKIRAWAYの標識がある。

5/3 16:41

往復してよかった。笑

5/3 17:06

人工物が増えてきて、旅の終わりが近づいてきた。スルーハイクじゃないからか、一人じゃないからか、そんなにセンチメンタルな気分にはならなかった。

5/3 17:09

歩き終わってから、みんなのレコを見直したら、間違いやすいところがしっかり書いてあった。自分はめちゃくちゃ長いレコ書くくせに、活字苦手なのバレるよね。笑

5/3 17:17

やっぱり最後の舗装歩きが大変だった。
中標津側のスタート（ゴール）は公園がいいなーと佐伯さんに提案しておきました。

5/3 17:20

往路では道路の反対側を歩いていて、この標識に全く気が付かなかった。つーか、ちゃんと調べてなかったからね。^^;

5/3 17:27

アスファルト、
キライ、キライ。
アシ、イタイ、イタイ。

5/3 17:43

6日間停めっぱなしだった、ジムニーも無事だった。お待たせ。
いつも私を遠くまで連れて行ってくれてありがとう。（2週間後に壊れたけど）

5/3 17:49

そして、ゴール。
復路はモアン山からスタートしたセクションハイクになりました。往路で78km、復路で45km歩いたので、123kmになりました。往復スルーハイクはできなかったけど、とても良い出会いがあり、大満足の遠足になりました。

5/3 18:08

本日の宿は、市街地から少し離れたペンション「フォルメン」です。1ヶ月ほど前にこの宿の予約を取り、それに合わせてプランを立てました。立派なホテルよりもペンションが好きかな。

ディナーはお皿ごとに外側からフォークやナイフを使うやつよ。
だって、大人の遠足だもん。

5/3 23:35

新月近かったので、近くの温泉に行ってから、開陽台へ星空撮影に行きました。やっぱり、星空撮影は難しいです。

5/3 23:39

がんばって、色々試したけど。

5/3 23:41

これが限界でした。

5/4 5:31

5月4日（土）移動日
朝食の時間は、7時〜、7時半〜、8時〜の中から選べます。

5/4 7:02

バランスのいい朝食。契約農家から搾りたての牛乳が届くそうです。ここはカフェを併設しているので、コーヒーも美味しいです。

5/4 5:35

シャワールームとバスルーム。

5/4 5:36

1階のトイレと洗面所。トイレは2階にもありました。

5/4 8:01

2階の客室はシンプルです。最初はシングルユースで予約しましたが、ツインで利用するときと値段が同じなのが嬉しかった。これ大事です。

5/4 8:10

こちらではワンちゃんを2匹飼っています。ヨダレが平気なら中に入って下さいと、中庭に入れてもらいました。

5/4 8:16

アラン君は以前の飼い主から虐待されていたようで、男性は嫌いだそうです。

名前忘れちゃったけど、セントバーナード。ヨーゼフ？
本当に全身ヨダレまみれになりますが。笑

5/4 9:04

ストラップを買い忘れたので、佐伯農場へ。中標津の市街地からは30分ほどです。歩くと1日かかりますが。^^;

5/4 9:09

佐伯さんはどこか行ったかなー？と思いましたが、自宅にいました。工房を見せてくれて、ストラップはプレゼントしてくれました。(^-^)

5/4 9:09

今はマウンテンバイクのコースの整備も始めているようです。

5/4 9:18

マウンテンバイク！
レストランまで行ってみよー。

5/4 9:28

佐伯さん、お世話になりました。本当に楽しかった。
また来ます、絶対！
GWの恒例行事にしたいぐらい。
第五トレイルエンジェル♪
つーか、神！

5/4 10:11

養老牛で人気のソフトクリーム屋さん「ミルクレーム」に来ました。長距離移動するので、9時半から営業してるのが、ありがたいです。

5/4 9:46

自家製ワッフルが美味しい！トッピング合わせると600円になりますが、とても美味しいですよ。

5/4 10:06

ここにはポニーちゃんが。ちっちゃくて可愛い。

5/4 13:21

帰りは上士幌経由でトカトカに寄り、ソフトクリームいただきました。こちらのハーフサイズが190円！ いっぱい食べたけど、コスパの高さは一番ですね。

5/4 18:03

Akiちゃんを札幌駅まで送り届け、大好きな秀岳荘へ。
そして、まさかの「なりゆき君」登場〜♪
成り行きで、登山を始めることになりました。笑

5/5 13:10

5月5日（日）親孝行
海が見たいと言った母を連れて、増毛へ。
生ちらし美味しかった〜。

5/6 15:33

5月6日（月）文化活動
6月末のイベントと11月の個展が決まったので、陶芸スイッチ入りました。しばらくお山は封印して、作家活動に専念します。

TOP画

撮影機器：

NIKON Df NIKON CORPORATION

iPhone 8 Apple

感想

dominon

2019年のGWは令和天皇の即位式もあり、有給休暇を取らずに奇跡の10連休になりました。しかし、この時期の北海道は夏山登山にはまだ早く、かといって混雑する道南方面へ足を伸ばす情熱もなく…

10連休なんて、ボケーっとしてたらすぐに終わっちゃう。
それじゃ、海外へ高飛びしようかな…と、航空券を検索するも、高いのなんのって。移動日を考えると実際に歩けるのは5日ほどしかないのです。

そもそも、先立つものがないじゃないかー。
ならば、大好きな北海道でいいじゃないかー。

GWでも混雑してなくて、自然がいっぱいで、できるだけ長い日数をかけて歩けるところってどこかなー？と考えて、思いついたのが「北根室ランチウェイ」でした。
以前、533mさんのステキなレコでこのトレイルの存在を知ってから、いつか歩いてみたいと思っていました。

当初の予定では、往復ともソロでスルーハイクする予定でしたが、復路に便乗したいとお友達が倶知安からJRを乗り継いで来てくれました。
往路では3日とも素晴らしい天気に恵まれましたが、残念なことに復路は初日から天気が悪く、一日中、雨予報でした。しかも次の日も…

私は往路で素晴らしい景色を見てきたし、復路は車を回収するための手段だったので、ソロならば、雨が降ってもスタートしていたと思います。

しかし、ランチウェイを一緒に歩くために何時間もかけて来てくれた友達は雨の日に歩くことを望んではいません。雪渓がたくさん残る山越えルートを歩くことはリスクも高いし、何より楽しいものではありません。

民宿のオーナーに送迎を打診すると、GWは忙しくて対応出来ないと断られてしまいました。

そこで、夕食後の団欒タイムで泊まっている方々にヒッチハイクを試みました。
道端でヒッチハイクをするよりも確率が高いし、少なくとも同じ屋根の下で一晩を過ごす人達なので、安心感もあります。

みなさん悪い反応ではなかったと思います。きっと誰かはOKしてくれそうな雰囲気でした。
その時「僕、いいですよ」と最初に声を出してくれたのが「なりゆき君」でした。

トレイルマジック。

ここで流れが大きく変わり、復路は楽しいセクションハイクになりました。いつもの孤独なスタイルでは決して起こりえない新しい出会いがあり、ロングトレイルの楽しさを実感することができました。

いきなり深い世界に迷い込んだ「なりゆき君」は、次の週から早速登山を始め、毎週山に登りに行くようになりました。私が一緒に歩ける日はそれほど多くないけれど、来年ランチウェイで佐伯さんと再会できるように、彼をサポートしていきたいと思います。

何より佐伯さんが彼のことを気に入っていて、その話をしたらとても喜んでいました。今回、佐伯さんと実際に話してみて、近隣の酪農家や行政の対応でかなり苦慮していることを知り、がんばるのを止めたような印象を受けました。

具体的な目標を決めれば、具体的に動けるようになります。
山にもトレッキングにも興味のなかった彼がどれぐらい変わるか、今から楽しみにしていますが、温かく見守っていきたいと思います。

佐伯さんに笑顔とトレイルの整備費用を届けられるように私も出来ることをやっていきたいと思います。

本当に素晴らしいトレイルで、滞在期間以上の充実感がありました。
また絶対行きます！ありがとうございましたー。

【関連レコ】
北根室ランチウェイ（往路／スルーハイク）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1817751.html

コメント

nariyuki_

なりゆき
素晴らしい景色ばかりですね。
来年は自分の目で見れるよう、今年は色々鍛えておきます。笑
おかげさまで山にどんどんハマっていっています。
これからも宜しくお願いしますね(^^)

dominon

Re: なりゆき
こんにちは、なりゆき君。コメントありがとう。(*^^*)
いきなり深い世界に迷い込んでしまったけど、私たちを拾ったことは偶然ではなかったと思います。
若いし、とても素直なので、私が10年かかったことを3年で超えると思います。
来年、ランチウェイを歩いて、佐伯さんと再会できることを楽しみにしています。

kenyo

ロングトレイル、お疲れ様でした
私も昨年、予てからの念願だった北根室ランチウエイを一部だけ歩かせてもらいました（開陽台〜佐伯農場）が、日程的に全コース制覇はとても無理だろうと諦めていましたので、dominonさんのたくさんの写真を拝見して自分で歩いた気持ちにさせられました。ありがとうございます！
ご指摘のように、このコースの存続には様々な問題があり、結局は佐伯さんの情熱がどこまで続くかなのかな？と感じています。長く残しておきたいコースです。

dominon

Re: ロングトレイル、お疲れ様でした
kenyoさん、コメントありがとうございます。遅ればせながら、レコ読ませてもらいました。^^;

ランチウェイの存続については、本当に危うい状況になってきているのをヒシヒシと感じました。ランチウェイを歩くためだけに本州から毎年足を運ぶハイカーの気持ちも分かりますし、病気を心配する酪農家の気持ちも分かります。トレッキング文化の浅い日本（特に北海道）では、大自然の中を延々と歩くことの意味が分からないですよね。いつも自然に囲まれている地域ならば尚更です。

私もただ歩くよりも山頂を目指して高い所に登る方が好きでしたが、ニュージーランドのトレッキングコースを歩いてから、ロングトレイルの魅力を感じるようになりました。

ハイカーが沢山くれば、酪農家の心配事は増えるでしょうし、少な過ぎてもダメでしょうし、本当に難しい問題だと思います。何でもそうですが、始めるよりも続けることが大変ですから、私もお手伝いできることがあれば協力したいと思っています。

bun33

素敵ですね
読んでいてとても楽しかったです。
ロングトレイルいいですね！

dominon

Re: 素敵ですね
bun33さん、コメントありがとうございます。
ロングトレイルは歩く旅ですね。地域の文化や人の優しさに触れ、誰でも自分の体力や目的に合わせて歩けます。山の上で見れる景色とは違いますが、登山とは別の魅力がありますね。本当に楽しかったです。