【大人の遠足】北根室ランチウェイ（往路／スルーハイク）

2019年04月28日(日) 〜 2019年04月30日(火)

• GPS: 34:16
• 距離: 78.5km
• 登り: 1,911m
• 下り: 1,769m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:29
• 休憩: 1:11
• 合計: 10:40

7:32 中標津バスターミナル
12:16 13:27 開陽台展望台
18:12 佐伯農場

2日目

• 山行: 10:55
• 休憩: 0:43
• 合計: 11:38

7:31 佐伯農場
9:17 9:17 熊川渡渉点
11:24 12:03 養老牛温泉分岐
12:23 12:27 からまつの湯
14:40 14:40 モアン山
19:09 西別小屋

3日目

• 山行: 9:54
• 休憩: 1:09
• 合計: 11:03

6:54 西別小屋
8:36 8:50 リスケ山
9:25 9:27 西別岳
9:57 9:57 ヌーウシベツ岳
10:48 10:58 西別岳分岐
11:45 11:59 カムイヌプリ
13:08 13:08 西別岳分岐
15:43 16:12 第一展望台
17:57 17:57 ＪＲ美留和駅
17:57 ゴール地点

天候

4月28日（日）晴れ［中標津町交通センター〜開陽台〜佐伯農場］
4月29日（月）晴れ時々曇り［佐伯農場〜養老牛温泉〜モアン山〜西別小屋］
4月30日（火）晴れ［西別小屋〜西別岳〜摩周岳〜美留和駅］

アクセス

利用交通機関：

自家用車

車はスタート地点の中標津町交通センターに停めました。
ランチウェイは中標津の中心部から弟子屈町美留和までの71.4kmを歩くロングトレイルです。区間ごとの宿泊施設を利用しながら、通しで歩くこと（スルーハイク）ができますが、マイカー利用の場合、車の回収がネックになります。
送迎サービス（約15,000円）やJRやバス（美留和⇄釧路⇄中標津）などを利用するのが一般的だと思いますが、今回は大型連休で日程に余裕があったので、往復することにしました。

コース状況／危険箇所等

▪第1ステージ（14.7km）
中標津交通センターから丸山公園を抜けて、中標津空港経由で開陽台までの区間です。途中、格子状防風林コースと砂利道コースに分かれていますが、防風林コースの方が膝に優しいと思います。
（私は丸山公園へ入るところの標識に気付かず歩道を歩き続け、さらに空港からも歩道を歩いてしまい、半分以上舗装道路を歩いていました）

▪第2ステージ（9.9km）
開陽台から佐伯農場の区間です。開陽台の遊歩道からの見晴らしは絶景でした。セクションハイクにオススメの区間です。佐伯農場さんの敷地には、レストラン「牧舎」やマンサードホール（ハイカー用の休憩所）があります。2泊3日でスルーハイクする場合は、ここで宿泊させてもらうのがいいと思います。

▪第3ステージ（8.9km）
佐伯農場から養老牛温泉までの区間です。横田牧場さんの敷地を歩かせてもらいます。養老牛温泉には、宿泊できる温泉施設が3箇所ありましたが、2箇所の廃業が決まったようです。2019年6月以降は「湯宿だいいち」のみとなります。（日帰り入浴可能時間13:00-15:00、19:00-21:00）

▪第4ステージ（17.4km）
養老牛温泉〜モアン山〜西別小屋の区間です。途中に無料の天然温泉「からまつの湯」がありますが、かなりオープンな混浴スタイルなので、明るい時間に入るには勇気がいります。モアン山は放牧期（5月中旬〜10月末）は登れません。モアン山〜西別小屋までの砂利道が長くてキツイです。西別小屋は噂通りの素晴らしい山小屋でした。布団も一式ありますが、他の利用者もいるので、寝袋はあった方がいいと思います。

▪第5ステージ（11.0km）
西別小屋から摩周湖（第一展望台）までの区間です。時間と体力に余裕があれば、カムイヌプリ（摩周岳）まで、往復1時間〜1時間半でピストンすることもできます。登山が好きならば、セクションハイクにオススメの区間です。

▪第6ステージ（6.6km）
摩周湖（第一展望台）から美留和駅までの区間です。国立公園内なので、ステージ入り口までの標識などはありません。レストハウスを出てまっすぐ進みます。雪渓が残っていたので、全然見つけられず、GPSで確認しました。ゴール地点の美留和駅までは舗装道路を10分ほど歩きますが、これがなかなかキツかったです。

写真

4/26 21:03

夏のチャレンジ山行に向けて、トレーニングと装備の確認を兼ねて「北根室ランチウェイ」を歩くことにしました。40リットルのザックにテント泊装備と5泊6日（+予備）の食料を持ちました。マットは外付けになるのでやめました。

4/26 21:28

食料のほんとどはジップロックに移し替えて、できるだけゴミが出ないようにしました。去年、ニュージーランドで買ってきたトレイルフードがまだ残っていました。これでたっぷり2食分あります。

4/27 13:30

4月27日（土）出発
道北、道東方面は雪が降ったようです。深川の道の駅で長距離移動に備えて、糖分補給。ここのセブンイレブンの品揃えは他の店舗と違って好きでしたが、6月9日で閉店して、新しいお店になるそうです。きっと面白いお店になるんじゃないかなー。

4/27 18:01

美幌の洋食屋「らぐぅ」で、アーティストのお友達と晩御飯にしました。3年後ぐらいに二人展やりたいねって話してます。

4/27 18:45

ここで翌日のランチ用のサンドイッチに合いそうなパンをゲットしておきました。これが大正解！

4/27 21:31

本日の宿は、中標津の中心部に去年オープンしたばかりのゲストハウス「ushiyado」です。センス良くて、テンション上がったー。ニュージーランドかと思ったわ。しかも、ドミトリー独り占めという奇跡！

4/27 21:37

なんと、ここのオーナーは牧場主で、宿泊者限定の牧場散策ツアーができるそうなので、中標津から帰る日（5月4日）に予約を入れておきました。

4/28 5:58

4月28日（日）往路1日目
カウンターにブラウンスイスのコンビーフがあったので、試しに使ってみることにします。ちょっと高いけど、とても美味しかったので、お土産用に追加購入しました。

4/28 6:14

我が家の冷蔵庫に残っていた野菜や果物を持ってきたので、バランスのいい朝食になりました。ちなみにこちらは中標津牛乳が飲み放題なんですよ。さすが牧場主経営の宿。

4/28 6:06

前日買っておいたパンで、ランチ用のサンドイッチを作っておきます。コンビーフでボリューム満点になりました。

4/28 7:20

宿から中標津町交通センターはすぐでした。私はマイカーなので、ここの駐車スペースに車を停めておきました。ここにランチウェイのパンフレットや地図があると思っていましたが、見当たりませんでした。窓口のおっちゃんにスタート地点を確認しました。

4/28 7:22

水分は途中で補給もできますが、初めから5リットル担いでます。総重量は20kgほどです。サンダルなど外付けしているので、ザックカバーで包み込んでおきます。

4/28 7:26

この建物に向かって、左側にスタート（ゴール）の標識があります。前日は雪が降りましたが、今日は快晴です。

4/28 7:27

（7:30）出発
最初の難関はここからどっち方向に進むか分からないことでした。あちこちウロウロして、結局GPSで確認しました。テクノロジーに感謝。

4/28 7:43

市街地を通っていきますが、まだお店はほとんど空いていません。ドーナツが可愛いシレトコファクトリー。

4/28 8:16

総合体育館のところにランチウェイに入る標識があるのに、道路を挟んで反対の役場側を歩いていたので全然気が付かず、延々と歩道を歩いてました。

4/28 9:10

中標津空港着。私は普通に道路沿いを歩いてますが、公園を抜ける立派な散策路があるんですよー。

4/28 8:58

ここでトイレ休憩して、3Fの展望台で山座同定します。武佐岳は存在感があってかっこいいですね。まだ登ったことないです。

4/28 9:15

さて、行こか。
ここで、ランチウェイの標識（直進）を発見したにも関わらず、たしか次は開陽台へ行くんだったなーと右へ行きました。この時はまだランチウェイの趣旨が分かってなかったと思います。^^;

4/28 10:05

GWだというのにこの交通量。外国行かなくて良かったと心底思いました。

4/28 10:18

ジョギングする人もいますが、自分がずっとアスファルトを歩いてることに疑問を感じ始めました。たしかランチウェイって牧草地を歩くんじゃなかったかなー？
ここでGPS確認すると、アレ、やっぱ違ってる。^^;

4/28 10:31

方向は間違ってないけど、ハイカー用の道が用意されてるんだから。そこ歩かなきゃ意味ないでしょー。

4/28 10:44

やっと正規ルートに復帰。
緊張感なさすぎる〜。

4/28 10:46

つーか、ここずっと行くんだけど、かなり先までダートだわ。ここまでは膝に優しい防風林コースだったのにアスファルト歩いて通過してしまったー。(/_<。)ビェェン
まぁいいさ。どうせ帰りも歩くんだから。

4/28 10:57

そうそう、この感じ。

4/28 11:06

木の電柱が健在！

4/28 11:11

発砲注意。^^;
解禁時期ではないので大丈夫かな。私は派手な格好してるから、撃たれたとしたら故意だと思うけど。

4/28 11:31

やっと、牛！
まだ放牧された牛はほとんどいない＝匂いも少ないです。

4/28 11:35

長閑だなぁ〜。天気もいいし、とても気持ちいい。

4/28 11:52

曲がるポイントとか、ちょっと不安になりそうなところに標識があります。基本はエンジ色で統一されているけど、時々茶色のも。

4/28 11:57

開陽台へ抜ける道。しっかりした標識があるけど、ダートがそのまま続いてるから、下向いて歩いてたら見逃すかも。まぁ、私に言われたくないか。

4/28 12:02

アップダウンも少し。登山に慣れてるので、やっぱりこういう道の方が好きです。
(^-^)

4/28 12:12

そして、開陽台に到着。ここで第1ステージ終了です。
観光客がたくさんいて、私のスタイルはかなり浮いていたように思います。

4/28 12:25

ここで、はちみつソフトいただきまーす。途中でソフトクリーム食べれるなんて、普段の登山ではありえない光景だわね。

4/28 12:20

お値段はこんな感じです。ジェラードの盛りが凄まじかったです。帰りに食べたかったけど、お腹いっぱいだったので諦めました。

4/28 13:16

一般の方々はこちらでカレーやソフトクリームを食べてました。ここのインフォーメーションにいたお兄さんに聞いて、ランチウェイのパンフレットをゲットしました。^^;

4/28 12:34

そして、ここにはKIRAWAYの休憩スペースがありました。優しすぎるぅ〜。

4/28 12:37

ここで朝作ったサンドイッチを食べましょう。自分で作っておいてアレだけど、超美味しかったです。空腹は最大の調味料ですよ。ちゃっかり牛乳もらってきてるし。

4/28 13:22

上の展望台に行ってみました。遠くに見える島は国後島だと思います。

4/28 13:27

たっぷり1時間以上休憩しました。今日は佐伯農場まで歩かないと...ここから10kmほどあります。

4/28 13:34

足元は長靴で。全行程の9割はこれで貫いた。もういっそのことオールシーズンこれで通したいぐらい。バードウォッチングしないけど、野鳥の会の信者だわ。

4/28 13:36

消毒ボックスに入って、靴底を消毒します。

4/28 13:38

ハイク帳に名前を書いておきます。GWだから他にもっと歩いているのかなーと思ったけど、スルーハイカーは私だけかも。

4/28 13:39

写真では絶対に伝わらないけど、開陽台から下りたところの遊歩道が素晴らしかったです。思わず声をあげました。ここまでアスファルトと砂利道しか歩いてないんだから、そりゃー、感動するよね。
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

4/28 13:41

ちょうどいいタイミングでベンチまで。愛を感じます、愛を。

4/28 13:41

えっ、これ誰が作ったの？
芸術的な遊歩道で感動しました。足元に敷かれてるチップがとても優しいの。序盤のアスファルト歩きですっかり足をやられている。

4/28 13:47

芽吹き。何かは知らんけど。

4/28 13:52

足元の優しさが気になって剥がれてる所を見てみると、アスファルトの上に土とウッドチップを混ぜて敷いてあるんです。歩く人のことを考えて作られてる。

4/28 13:55

東屋発見。ここの水道の水は出なかったです。ハイシーズンになったら出るのかな？

4/28 13:56

ちょっとオブジェっぽくなってる。素敵！

4/28 13:59

ピンクテープならぬKIRAWAYテープ。

4/28 14:02

これが噂のマンパス。動物は通さず、人は通れる。

4/28 14:05

ふむふむ。この番号は地図と合わせると現在地を確認できるようになってるんだな。

4/28 14:11

渡渉も少し。注意書きも丁寧。

4/28 14:14

板が掛けられていて、問題なく歩けます。

4/28 14:33

水分はクエン酸にしていますが、そればかりだと飽きるのでグレープフルーツジュースも持ってきました。ウェルチが好きー。

4/28 14:42

雪渓が少し残っていました。帰り（6日後）にはなかったと思います。

4/28 14:50

まっすぐな防風林がとても美しいです。防風林の効果は素晴らしい。風が止み、木陰ができる。

4/28 14:52

沢の前後に用意されている鳴り物。熊さんへお知らせします。

4/28 14:52

これまでハイカーには会わなかったけど、ここでトレランの方に抜かされ、この後、佐伯農場で会いました。

4/28 15:23

樹林帯を抜けて、休憩場所があったので・・・。

4/28 15:31

コーヒータイムにします。ドリップタイプのコーヒーはゴミが出るので、インスタントにしました。

4/28 15:30

マグは在庫の中で最も軽くて小さいものにしました。重さは150gありますが、手作りマグはこだわりポイントなので、ここは譲れません。

4/28 16:04

放牧期になったら、こういう所に牛さんがいるんだろうなーと思いますが、歩きやすい気候の今時期で良かったと思いました。この日も20℃近くあったと思います。

4/28 16:06

ランチウェイは酪農家の敷地内を歩かせてもらうことで成り立っています。マナーの悪い人がいるのか、ルート変更されているのが気になりました。

4/28 16:12

まだ子供かな？
好奇心旺盛で近寄ってくる。

4/28 16:13

一旦、道路に出ます。

4/28 16:29

足裏が痛くなってきたので、アスファルトの端っこの緑の上を歩きます。

4/28 16:34

車ではあっさり通り過ぎてしまうけど、素敵な標識があちこちに。

4/28 16:45

またルート変更の案内。大人の事情かな。色々感じるものがありました。

4/28 16:52

丁寧に笹刈りされてる。後で佐伯さんに聞いたけど、乗用型の草刈機（80cm幅）で2回刈って、160cm幅にしているそう。二人で並んで歩ける広さ。

4/28 16:56

日没は18時半ぐらい。のんびり歩いてたら時間なくなってきた。あとちょっと、がんばろー。
(⌒ー⌒)ノ~~~

4/28 16:57

KIRAWAYアイコン。

4/28 17:02

せっかくの大型連休だけど、お金ないし、でも長い距離を歩きたくて、軽い気持ちでやってきたけど、どんどん好きになってきた。

4/28 17:17

またルート変更。ちょっと気になる。

4/28 17:26

優しいトレイル。足裏の違和感はかなり前からあるけど、見たら痛くなるから見ないようにしてる。

4/28 17:33

まっすぐ伸びた防風林が美しい。北海道は伐採と植林を繰り返し、林業が発展したそう。原生林はほとんど残っていないんだって。

4/28 17:46

扉式のマンパスはとてもオシャレ。すごくセンスいい。

4/28 17:51

そろそろ今日の目的地、佐伯農場さんの敷地に入ります。

4/28 17:57

ルート上には牛の糞が散乱しています。去年のものだと思いますが、塊がたくさんありますが、乾いていて匂いもありません。放牧期は凄いかも。^^;

4/28 17:58

そろそろ日没。今日はずっといいお天気だった。

4/28 18:05

優しい色で佐伯農場が包まれてる。

4/28 18:09

最後のマンパスを開けて、敷地内に入ります。

4/28 18:13

佐伯さんの敷地には、レストラン牧舎、美術館、ギャラリーなどがあります。ご自宅に挨拶をして宿泊の受け付けをします。

4/28 21:08

オーナーの佐伯さんと福井県から来た旅人。彼は人気のステージを歩くセクションハイカーです。佐伯さんとお酒を飲みながら、ここには書けない裏話など聞かせてもらいました。

4/29 7:05

4月29日（月）往路2日目
この日の宿泊者は私を入れて、4組でした。私は2階の広い部屋を使わせてもらいました。寝具も揃ってますが、寝袋持ってきたので、敷布団だけ借りました。

4/29 5:43

踵の水ぶくれがひどかったです。ファイントラックの5本指とメリノウールを重ね履きしていたけど、ダブついたところがやられたので、重ね履きはやめました。汚くて失礼...m(._.)m

4/29 7:06

牛舎を改装したマンサードホールはとても素敵です。2階には大部屋が2つ、個室が4つあります。この個室の狭さがいい感じです。

4/29 7:10

1階の共有スペース。キッチンには水道やガスはもちろん、炊飯器や電子レンジまで揃ってます。ハイカーが置いていった調味料もあるので、大抵のことはできます。いや〜、調子狂うわ。笑

4/29 7:11

そして、乾燥機付き洗濯機、シャワー、ウォシュレット付きトイレまで。テント担いで来たんだけどね。

4/29 7:18

宿泊費は無料（寄付制）ですが、封筒にお金を入れて貯金箱に入れます。佐伯さんの善意で成り立っているので、本当に無料で泊まる人はいないと思いますけど。

4/29 7:24

水はあまり減ってないけど、お酒が減ったので、少しだけ軽くなったかなー。西別小屋までの砂利道がキツイという情報をもらったので、佐伯さんにポールを借りることにしました。

4/29 7:20

（7:30）出発
お世話になったマンサードホール。また復路でも利用させてもらいます。佐伯さんにご挨拶をして出発します。

4/29 7:21

次は違う部屋に泊まりたいので、トレーラーハウスの予約をしておきました。

4/29 7:33

ギャラリーは復路の時に見学します。今日の行程は一番長いので、気合い入れていきましょう。

4/29 7:35

沢を渡ります。今日も快晴！
ここがなかなかの難所でした。バランス崩して落ちそうになりました。

4/29 7:45

道はうっすらと繋がっている。何か特別なものがあるわけじゃない。
ただ、歩くだけ。

4/29 7:51

自然の中に長く居ると体の中から変わってくるのが分かる。その時間が長ければ長いほどいい。

4/29 8:04

こうやって歩くだけで、体の中から悪いものが抜けていく感じがする。普段はパソコンばっかりいじってるから、自然にどっぷり浸かって電磁波を抜かないと、心身のバランスが悪くなる。

4/29 8:25

ここから、横田牧場さんの敷地を歩かせてもらいます。

4/29 8:32

この雪渓は結構高さがあって、乗り越えるのが難しかった。

4/29 8:34

横田牧場さんは赤いサイロ。復路では横田さんに会ってお話ができた。

4/29 8:37

まだバラ線張ってないけど、扉を開けてマンパスを通ります。つーか、バラ線張ってないのに気付いてなかったー。笑

4/29 8:47

雲ひとつない青空。今日も暑くなりそう。

4/29 8:48

トレイルは牧場の真ん中を突っ切っている。ハイシーズンはどんな風になるんだろう？

4/29 8:54

今日もよろしく。まずは養老牛温泉まで。

4/29 8:58

牛は早い動作に興奮するから、走れる所は決められている。

4/29 9:16

何もない。
ただそれだけ。
時間はゆっくりと流れる。
とても贅沢な旅。

4/29 9:21

熊除けシンバル〜。
hit me!

4/29 9:24

小鳥のさえずりを聞きながら、自分の体と向き合う。水ぶくれが潰れて、超スローペースだけど、歩けない気はしなかった。

4/29 10:15

ただただ広い牧草地を見ながら、一歩ずつ進んで行く。

4/29 10:28

道路に出た。またアスファルト歩くのかな？

4/29 10:58

と思ったら、道路と並行してハイカー用のトレイルがある。

4/29 11:07

お花は少なかった。福寿草、エゾエンゴサクぐらいだった。

4/29 11:19

養老牛温泉に到着。ここは20代前半の頃、社員旅行で泊まったことがあった。バブルは弾けてたけど、まだ景気がよかった。懐かしい〜。あの時は北海道のどの辺りに来たのかも分かってなかった。

4/29 11:27

ハイカー用の憩いの広場があった。素敵〜。
佐伯農場からここまで約9kmの区間で4時間もかかり、異様にペースが遅かった。

4/29 11:37

コーヒータイムにします。
朝沸かしたお湯を山専ボトルに入れてます。ジェットボイルは西別小屋でしか使わなかったです。

4/29 12:19

次はモアン山へ向かいます。写真では雪渓がありますが、復路では完全になくなっていました。

4/29 12:27

ここが「からまつの湯」ですね。先客は2組。
今日は時間がないのでスルーします。

4/29 12:36

アスファルトの端っこを歩いて・・・

4/29 12:53

モアン山新ルートを歩きます。ここは通年歩けるルートのようで放牧地をぐるっと巻くようになっています。復路は期間限定のショートカットコースを歩きました。

4/29 13:00

アレレ、雲行き怪しいかな？

4/29 13:18

ここはアップダウンがあって結構楽しかったです。平地歩きだと足裏が痛いのですが、上り斜面だと平気なんです。普段歩いている道で鍛えられる場所が違うんだよね。

4/29 13:22

渡渉も何度かありますが、全て板が掛けられてあります。

4/29 13:49

モアン山は車で通ると「牛」って書いてあるんです。本当は「牛乳」にするつもりだったけど「乳」の画数が多くて挫折したみたい。笑

4/29 14:28

モアン山は放牧期は登れませんが、今は大丈夫です。時間ないけど行ってみよー。ピークまでは20分ぐらいかな。

4/29 14:34

デカザックをデポすると、羽が生えたように軽い。

4/29 14:41

モアン山登頂！
英語表記が素敵。

4/29 15:09

下山したら晴れる法則が適用されました。

4/29 15:33

砂利道に入る前に少し休憩します。小雨がパラッときたけど、すぐに止みました。ここから西別小屋までは約10kmあります。時間がなくなってきたので、一眼レフはザックにしまって歩くことに集中します。

4/29 17:46

西別小屋までのゲートはまだ閉まっています。ここから小屋まで3.5kmあるので、ヘッデンの準備をしておきます。小屋に着いたのは19時を少し回ったところでした。疲れた〜。

4/30 4:32

4月30日（火）往路3日目
朝ご飯はニュージーランドのトレイルフード。お湯を入れて20分待つだけ。これは結構美味しかった。福井から来た旅人君はかなり早い時間に出発した。きっと電車の時間があるんだろう。

4/30 5:05

水分の残りをチェック。
左から水250ml、グレープフルーツジュース50ml、クエン酸330ml、予備の水330ml、復路分のクエン酸200ml、お湯500mlあるので十分間に合います。

4/30 5:31

素敵な西別小屋を紹介します。電気やガスはないけど、しっかりした薪ストーブがあります。トイレは別棟で女子の個室は2個あり、清掃が行き届いていました。

4/30 5:31

鍋やカセットコンロ、基本的な調味料もありました。

4/30 5:32

寝袋は持ってきた方がいいと思いますが、2階には布団もありました。

4/30 5:32

ここを管理しているのは加藤利助さんという方で「リスケ山」の由来になった方だそうです。ぜひ会ってみたいです。

4/30 5:34

しっかりした梁。ウチより立派だわ。

4/30 5:36

そして、この蔵書の数！
1ヶ月居ても読みきれない。

4/30 6:13

6時に出発しようと思って外に出たら、釧路から来たまんみちゃんと話が盛り上がって、コーヒーと牛乳をご馳走になりました。彼女はニュージーランドに住んでいたそうで、トレッキングの話で盛り上がり1時間延長。
第一トレイルエンジェル♪

4/30 6:54

西別側のゲートは閉まってたけど、裏摩周側のゲートは空いているそうで、RV車で雪渓を乗り越えてきたそう。お父さんの山の話が面白かった。今日はペケレベツ岳に登るそうです。

4/30 6:55

（7:00）出発
一昨年、カムイヌプリ（摩周岳）には登りましたが、西別岳は初めてです。

4/30 7:01

今日も暑くなりそう。最初はなだらかな樹林帯歩き。

4/30 7:16

整備が行き届いている。愛されている山って分かるよね。

4/30 7:25

がまん坂は、乾いていて、とても歩きやすかった。花の時期になると毎週咲く花が変わるらしいです。

4/30 8:03

気温はグングン上がり、とても暑かったです。秋冬用のベースレイヤーにしたけど、完全に選択を誤った感じ。正面に見えるのは大雪山かな？

4/30 8:08

雪渓がとても気持ちいいです。緩んでいるので、長靴で問題なし。

4/30 8:41

リスケ山登頂！
お天気最高。

4/30 8:42

高い所が西別岳です。雪渓は所々残っていますが、ここからは気持ちいい稜線歩きになります。

4/30 8:42

西別岳の先には、カムイヌプリと摩周湖が見えます。

4/30 8:51

雪渓を掘って即席ドリンクを作ります。
リスケピンクグレープフルーツシャーベットクエン酸エキス入り！

4/30 8:55

高い所が好きなので、やっぱりお山の上が落ち着きます。

4/30 9:04

カムイヌプリは最後が急登だけど、見る限り雪はほとんどなさそうです。

4/30 9:10

この辺りが極楽平かな。お天気のいい日に登れてよかった。やっぱり天気が悪いと印象悪くなるもの。

4/30 9:26

西別岳登頂！
山頂独り占め。

4/30 9:44

お天気最高なので、カムイヌプリにも登ります。

4/30 10:07

分岐まではかなり雪渓が残っていました。気温も高くなってきたので、踏み抜きも多くなりました。

4/30 10:59

誰も来ないと思って、分岐にあるテーブルにザックをデポしてしまったけど、第一展望台側からの登山者が入ってました。そうだよね、そっちから登る人いるよねー。
人様に迷惑を掛けてはいけません...m(__)m。

4/30 11:50

カムイヌプリ登頂！
分岐から50分で着きました。下の方はまだ雪渓が残っていましたが、急登が始まるところからは全く残っていませんでした。

4/30 11:50

ここは2度目の登頂です。高い山は斜里岳かな？

4/30 11:51

左側のちょこんと尖ったのがリスケ山、右側の高い所が西別岳。

4/30 12:50

分岐に戻ってコーヒータイムにします。テーブル以外は雪で覆われています。

4/30 13:17

まだ、10km以上歩かなきゃいけないから、そろそろ出発しないと。山が好きならこの区間もセクションハイクにおススメですねー。

4/30 13:22

第一展望台まではかなり雪渓が残っていました。

4/30 13:53

摩周湖の中に浮かぶ小さな島は「カムイシュ島」。ここには悲しい伝説があります。

4/30 14:38

文明が見えてきた。

4/30 14:39

鹿のフンがすごかった。最初はドングリかと思ったわ。

4/30 15:45

下山完了！
この日は6組ぐらい入っていました。

4/30 16:09

さすがGW。観光客が多かったです。賑やかで情報量がとても多くて、頭の中で処理できない感じがしました。

4/30 15:54

とりあえず、ソフトクリーム食べよー。摩周ブルーのソフトもありますが、甘くて濃厚な白い恋人ソフトクリームにしました。ラストスパートに向けて高カロリー摂取します。

4/30 16:03

もう雪渓はないだろうと、サンダルに履き替えました。ここからゴールの美留和駅までは6.6kmほどあります。

4/30 16:14

トレイルの入り口が分からず、右往左往しました。レストハウスを背にしてまっすぐ進みます。国立公園なので、看板は設置できないそうです。つーか、早速雪渓あるし。^^;

4/30 16:27

また自然の中に入るとホッとした。KIRAWAYテープがこっちだよと呼んでくれる。私に必要な情報はこれだけだった。

4/30 16:32

本当のバームクーヘン見っけ。

4/30 16:48

宿のご主人に18時までには到着するように言われていたので、残り時間と距離を気にしたり。

4/30 16:56

なんでこんなに歩いてるのさー、とか一人でブツブツ言いながら。

4/30 17:11

人工物が増えてくると、旅の終わりの気配がして。

4/30 17:15

涙が止まらなくなった。
まだまだずっと歩いていたいのに。

4/30 17:16

最後のマンパスを閉じた。
マンパスじゃないか。

4/30 17:16

大きな山に登ったような達成感もないし、誰かと競い合って勝ったわけでもない。

4/30 17:23

自分の体と心に向き合って、ただ感じるだけ。体は強く、感覚は鋭く、心は豊かになる。必要なことはほんの少ししかないことを知る。

4/30 17:24

KIRAWAY
素晴らしいトレイルをありがとう。
本当に歩いて良かった。

4/30 17:41

軽い気持ちで歩き始めたランチウェイだったけど、こんなに深いところまで沁みるなんて。

4/30 17:42

アスファルト、
キライ、キライ。
アシ、イタイ、イタイ。

4/30 17:53

このスーパーが見えたら、ゴールは目の前。

4/30 17:57

美留和駅に到着。
私と同じ日程でスルーハイクした人はいなかったので、平成最後のスルーハイカーになった。

4/30 17:57

The End of Kiraway.
But I still have half.

4/30 17:58

可愛い駅舎。

4/30 17:58

本数は僅かです。
涙でぶれぶれ。
嘘、手ぶれ。

4/30 18:07

美留和駅から徒歩5分で、本日お世話になる「旅人の宿 ましゅまろ」に着きました。

4/30 18:07

ここは熊スプレーの返却（貸し出し）場所にもなっています。私は借りていませんが、借りる時は2,000円、使用したら5,000円だったと思います。

4/30 18:33

バランスのいい夕食。
何もしないで食事が出てくるのは本当にありがたいです。

TOP画

撮影機器：

Df ニコン

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

感想

dominon

2019年のGWは10連休でした。本格的な夏山シーズンにはまだ早いこの時期、いつか行ってみたかった「北根室ランチウェイ」を歩くことにしました。スタート地点に停めたマイカーを回収するため、往復プランにし、前泊・後泊を合わせて、8日間、中標津に滞在しました。

往路はソロでスルーハイクをしましたが、本当に素晴らしいトレイルでした。今年チャレンジしようと思っている夏山のトレーニングを兼ねて、どこか手軽な所はないかなと軽い気持ちで歩き始めましたが、感動の連続でした。

このトレイルを空知まで繋げてほしい・・・いや、北海道全域を繋げて欲しいと思いました。山頂を目指す登山とは違い、大きな達成感や派手さはありませんが、登山のようなしっかりとした装備を揃えなくても周辺の宿泊施設を組み合わせながら、レベルに合わせた行程を組むことができます。

自然の中をのんびり歩きながら、地域の文化を知り、地元の特産品を食べながら、人の優しさに触れる。

季節を変えて何度でも訪れたいと思いました。

復路編はトレイルマジックのオンパレードで、新しい出会いに恵まれ、とても楽しい旅になりました。

【関連レコ】
北根室ランチウェイ（復路／セクションハイク）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1825046.html

コメント

kawakenp

いい旅ですね
dominonさん、こんにちは

kirawayをピストンするなんて想像もしたことなかったです^^;車の移動を考えると確かにアリだなと思うと共に体力的に自分達には難しいなと思いました。時期と休みと計画と実行力が揃った素晴らしい旅を羨ましく思いました。

ルートの度重なる変更などkirawayの将来が本当に心配ですね。自分達もこの道を歩かせてもらってますし、力になりたいとは思いますが、結局は佐伯さんに頼るしかないというのが現状ですよね。自分達に今できるのはこの道を歩いて伝えるしかないのかとも思いますので、今年はend of kirawayの立つ場所に辿り着きたいと思っています。

kiraway復路編も楽しみにしています^^

dominon

Re: いい旅ですね
こんにちは、kawakenpさん。コメントありがとうございます。(^^)
KIRAWAYは佐伯さんの優しさが詰まった素晴らしいトレイルでした。近隣の酪農家と行政とのやり取りなど、コース整備以上の苦労があるようで、話を聞いてからは見方が変わりました。
もうGWは毎年ここに来ようと思うほど、有意義な時間になりました。
私は歩くのがとても遅いので、2泊3日でギリギリ歩けました。色々なタイプの宿に泊まろうと思って、楽しそうな宿探しから始まりましたが、復路は全く別の内容になりますので、お楽しみに♪