茅ヶ岳・金ヶ岳
- GPS
- 07:38
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,093m
- 下り
- 1,083m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 7:32
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所なし |
その他周辺情報 | ゆーぷるにらさき(温泉)市外の人850円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
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感想
【茅ヶ岳 山行記録】
今年のGWは後半にいい天気になった。天気を考慮してGW後半にずらした茅ヶ岳登山を5/5のこどもの日に決行することにした。こどもの日に登るという意味はあまりない。本当は平成最後の日に深田久弥終焉の地を訪れようという企画だったが、単に天気のせいで日延べしただけである。また、瑞牆山にも行きたかったのだが、こちらはまだ道がしっかり凍結しているという情報もあり、茅ヶ岳登山と相成った次第である。メンバーはリーダーと記録係の筆者である。このメンバーだとリーダーは筆者に特に厳しいので気を引き締めていかねばなるまい。
我々は7時頃登山口の駐車場に到着したが、すでに駐車場の半分ぐらいが埋まっていた。早速朝の「儀式」を済ませて登山開始。ちなみに「儀式」会場はトイレミシュランを自認するリーダーの評価では4点だそうだ。どうやらウォームレットがついていたのが高得点の理由らしい。歩き始めるとすぐ登山口のところに登山計画ポストがあり、脇を行ったところに深田記念公園があるようだ。公園には帰りに寄ることにして、緩やかな山道に入った。歩き始めるとリーダーは花の写真を撮ることに熱中していた。うん、このほうがスパルタ登山にならなくていい。時々立ち止まり、後続に追い抜かれながらゆっくり進んでいく。このあたりはまだまだ緩やかである。30分ほどして車道を横切って本格的な登山道に入った。往路は女岩を経由する谷道である。道が少しずつ急になってきた辺りで、水が出ている個所に至った。「女岩の水場は、岩壁崩落の危険があり、立ち入り禁止となっています。」という張り紙があったのでここが女岩かと思ったが、通り過ぎてから、女岩では給水できないのでここでしておけ、という意味だと理解した。さらに登山道は続く。
この間もリーダーは花の写真を撮る。筆者には全然名前が分からない。リーダーも全部は分かっていないようだ。あとから写真を見て教えてもらうのだが、片っ端から忘れていく。老化現象なのか興味がイマイチだからなのか? まあ両方だろう。しばらく行くと、「ここは女岩手前50m」という立札のある場所に来て「立ち入り禁止」のロープが張ってあった。ここからはかなりの急登である。気を引き締めて登っていく。なかなかへこたれる急登だ。足にくるなあと思って登っていると、「女岩」が下方だという看板が出てきた。いったい女岩はどこにあったのか。よく分からず来てしまった。
上から犬を連れた人が降りてきた。「こんにちは」と挨拶すると「HELLO」と返してきた。サングラスをかけていたのでちょっと分からなかったが欧米系の外国人であった。この坂を犬を連れて下りてくるのか。でも人間が下りられるのだから犬だって下りられるだろう。「鹿が通えるなら馬も通えよう」と言って駆け下りたのは鵯越の義経だったか。トレランの人たちはこの坂でも駆け下りるのだろう。でも絶対マネしない。
この急登をしばらく上ると尾根に出た。北東に金峰山(瑞牆山かもしれない)を臨むことができる。ここでちょっと休憩して再度登り始めるとすぐに「深田久弥先生終焉の地」を発見。ああここで亡くなったか。現在の登山ブームに絶大なる影響を与えた深田久弥先生の碑に手を合わせたが、なぜかお賽銭?が置いてあり、ついに神格化されたかもしれない。まあ、菅原道真だって徳川家康だって神格化されたので、まあそれもありだろう。
ここからも岩場の急騰が続く。ちょっとバテてきたかなと思ったころ、上の展望が開け、茅ヶ岳の山頂に到達した。北東に奥秩父最西部の山々、南東に富士山(ちょっと雲がかかっていた)、南西に南アルプス、北西には金ヶ岳越しに八ヶ岳。360度の絶景である。天気に感謝。山に感謝。健康に感謝。そしてメンバーに感謝。この風景を見られたことに感謝である。ここでしばし休憩したが、立体式展望盤なるものが設置されていて、富士山が山体崩壊していた。形あるものはいつか壊れるとはいえ、ちょっと残念である。
次なる目的地の金ヶ岳へはアルペンムードのある痩せ尾根を急降下し再度登り返す。そこに有名らしい石門があり、記念写真を1枚。ストックが邪魔だなあと思うような登りを続け、南峰に至り、さらにちょっと下ってちょっと登って金ヶ岳山頂に到着。ここで昼食。やったー(登頂が?昼食が?)。我々の昼食はもちろん深田先生にちなんでアンパンである。リーダーはカップラーメンも食べていた。よく食べるな。朝ドラの影響もあってリーダーは山行時のカップラーメンに凝っているようだ。ちょっともらった。うん、このしょっぱいのがいいんだね。
金ヶ岳からは南西の南アルプスがよく見えた。茅ヶ岳からとちょっと角度が変わって、これはこれでいい。我々が到着してから次々に人が登ってきたので、ボチボチ出発することにする。茅ヶ岳までは来た道を戻り、茅ヶ岳山頂で再度展望を楽しんだ。ちょっと霞んできて、富士山はだいぶ見えなくなっていたが、南アルプスは良く見えて地蔵岳のオベリスクも確認できた。
茅ヶ岳からの下りは尾根道を行く。最初は比較的緩やかである。まだ葉をつけていない木々が多く、道端の花も少ない。リーダーは花が少ないことに不満そうである。遠雷を聞いているような気分になってきたが、下り始めてしばらくすると赤紫色のツツジがところどころ見られるようになってきた。あれはミツバツツジだろうか?以前に見たときはシンボルの「三つ葉」があったように思えたが、これは筆者の記憶違いで、ミツバツツジは葉が出る前に花が咲くのだそうだ。そういえばツツジって漢字で書くと難しい。「躑躅」。
さらに下るとヤマザクラも咲いていた。ソメイヨシノやヤエザクラのような派手さはないが、清楚な美しさがある。道端にはこどものヤマザクラも咲いている。と思ったら、これはなんとかイチゴらしい、とリーダーが後で調べて教えてくれた。どうやら「遠雷」は聞こえたが、ミツバツツジとヤマザクラとなんとかイチゴのおかげで直撃は免れたようだ。花に感謝。
鳥の声もいろいろ聞こえた。でも特定できない。山も花も鳥も同定は難しい。特に鳥は声で同定するのは難しい。本で調べると鳥の声をカタカナ表記してあるが、うーん、そんなようには聞こえない。例えばルリビタキの項には、その声は「ルリビタキだよ〜ん」と聞こえると書いてあるが本当だろうか。子ども科学電話相談で聞いてみようか?チコちゃんだって「5歳」と書けばお便りを受け付けてくれるので、バード川上先生は答えてくれないだろうか・・・。やめておく。
順調に高度を下げ、登りでも横切った車道に到着。ここで往路と合流する。ここからはゆるやかな山道である。あらためて新緑がすがすがしい。いい季節である。30分ほどで登山口に到着。ミッション終了。せっかくなので、行きにスルーした深田記念公園に寄っていくことにした。もっと広大な公園を予想していたが、ちょっとしたスペースに「百の頂に百の喜びあり」との深田先生の石碑が立っていた。
この後、我々はゆーぷる韮崎という温泉施設に行き(しょうぶ湯だった!)、そのあと、筆者はなんと床屋に行った。このGW中、髭を剃っていなかったのだ。自分で剃れる状況ではないと判断して床屋に行くことにしたのだが、顎髭はほとんど白髪になっていて、自分でもちょっとびっくりした。
以上
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