【百名山を滑るシリーズ】遥かなる槍ヶ岳(大喰岳&飛騨沢滑走)
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
【上高地〜横尾】 雪は溶けていて夏道とほぼ同じです。一部雪が残っているところもありました。 【横尾〜槍沢】 すぐに雪が出て来て雪上歩きになります。シール歩行はアップダウンが多いのと薮が出てきているのでオススメしません。スキーの人は担いで歩いた方が早いと思います。 【槍沢〜大曲周辺】 雪に覆われていてシール歩行で問題ありません。 【大曲〜槍の肩】 シールでも登れますが斜度がキツく登りにくいです。最後の詰めはスキーを背負ってアイゼン装備で登りました。 【槍ヶ岳山頂往復】 夏道がほぼ出ているのでルートは同じですが朝は雪が硬くアイゼン必須、ピッケルもあったほうがいいかと思います。 |
写真
感想
GW後半戦、まとまった晴天が期待できそうだったので久しぶりに上高地から北アルプスの斜面を滑ろうと思い槍ヶ岳へお出掛けしてみました。
【1日目】
朝6時に上高地をスタートして2時間半で横尾到着、ここで休憩&スキーブーツに履き替えてトレランシューズをデポ。横尾から先はすぐに雪が出てきたのでスキーを履いてシール歩きになるも登山道を離れて歩くため一度道間違いしてタイムロス。。その後も何度かスキーを脱ぐ必要のある場面が出てきたため槍沢までの歩きで時間を食いました。ここまで5時間半ほど。
槍沢ロッジでランチ休憩、さすがに槍沢から先は快適なシール登行が可能。ババ平から先は沢も行きの中に埋まりいつもの雪山の感じに。大曲辺りから徐々に斜度が上がってくるも何とかシールで殺生ヒュッテと同じ標高まで登り上げ、そこから先はアイゼンを装着して板を背負います。夕方になってきて風も強く寒い・・・・、何とか暗くなる前に到着できそうだが最後の詰めが本当にキツかったです。。。午後4時半に槍ヶ岳山荘到着、上高地から10時間半、、がんばりました。。
チェックインして夕ご飯食べて談話室でゴロゴロしてたらあっという間に消灯時間でしたzzz
【2日目】
雪が緩まないので朝はのんびり、9時半頃にスタートして大喰岳山頂からまずは1本北東面へ滑り込む。雪は程よく緩んでいて素晴らしい滑走感!
その後登り返して山荘のテラスでランチ。午後はもう一度大喰岳へ登って飛騨沢へ滑り込む、こちらもスケールの大きな斜面でスピード感がなくなる位の斜面!標高2500mまで滑り込んで山荘へ登り返し。
夕食5時からなのに戻ってきたのが4時半と目一杯楽しんじゃいました♪
【3日目】
ご来光を楽しんで食後はアイゼン装備で槍の穂先へ。登山の人たちは今日は一目散に下山の人が多く人の少ない山頂を楽しませていただきました♪それにしてもプラブーツにアイゼンで岩場の上り下りは怖いですね。。。
行動開始は前日と同じ9時過ぎ。大喰岳まで登って今日はお目当ての大喰カールに滑り込みました、本当に素晴らしい斜面でここは歩きが長くても来る価値があると思いました、本当に最高!その後は天狗池方面へ進路を取って横尾谷右俣のカールへ滑り込む。さすがにこのあたりからはストップスノー登場で後は消化試合の様相。
本谷橋の少し下までは滑れたもののその先で雪が途切れていたためここからスキーを担いでの歩き。横尾で靴を履き替えて上高地に午後5時過ぎに到着。
3日間ともに長い行動時間でハードな山行でしたが念願の飛騨沢&大喰カール滑走を達成できて達成感でいっぱいです!山小屋で行き先がほぼ同じで意気投合、その後一緒に行動していただいたIさんにも感謝!思い出深い山になりました。来年は行きたくないけどまた行きたいぞ槍ヶ岳滑走!!
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