平標山・仙ノ倉山( 意外と登頂率が悪かった仙ノ倉山 )



- GPS
- --:--
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り所によりガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して水分を含んだ重い雪。 朝は平元新道のトレースが不明瞭&急坂。 平標山まではつぼ足、ノーアイゼンで行けると思われる。 平標山〜仙ノ倉山はワカン、スノーシュー、スキー必須。 つぼ足のほとんどの人が途中撤退。 |
写真
感想
日曜日は先日と同じく谷川連峰の平標山・仙ノ倉山に行ってきました。
月夜野ICをでて、三国峠を越え、駐車場に到着すると、6時時点で車数台。
まだ残雪が多く、駐車できる台数も少なめ。
幸いにも普通に駐車でき、そこで10分ほど仮眠。
その後、団子を食べ、エネルギー補給する。
準備を整え、出発。
今回の装備は12本、ストック、ピッケル、スノーシュー。
周りを見てみると、バックカントリーの方々が多く、登山者は少なめ。
登山者はワカン、スノーシューを持ってない様子であるため、必要ないかな?と思ったが、その先入観で以前大菩薩を敗退しているので、今回はスノーシューを持っていく。
そして、これが今回の勝敗を分けた。
いつもは松手山のコースを取るが、今回は平元新道を行く予定。
そのため、先ずは別荘地?の中の林道を進んでいく。
途中までは除雪されており、安定して進めたが、暫く進むと、積雪路。
いつもは普通の林道だが、積雪路となった途端、非常に歩き難い。
熱くなってきたため、途中で上着を脱ぎ、半そでに。
ゲート手前でトレースが二つに分かれる。
一つは夏道で使用する平元新道への林道。
もう一つは冬道で使用するヤカイ沢。
事前情報ではどちらでも行け、登りはヤカイ沢を使用するのが一般的らしいが、
やはり行ったことのないルートは怖い。
ということで平元新道を利用するつもり。
平元新道への林道は積雪で歩きにくいが、道は明瞭。
登山口手前で一服。
若干沈み込みもあるし、スノーシューの方が楽かな?と思い、装着。
後々に分かったが、ここで履いたのは失敗だった。
その後、登山口に到着後、直ぐに登山道に入る。
登山道とはいえ、積雪で道なんてない。
トレースも若干あるが、不明瞭で信用してよいものか?思い、地図とコンパスを取り出し、コースを確認。
コース自体は真っ直ぐであるため、コンパスを合わせ、それ以降コンパスを確認しながら登っていく。
途中からかなりの急斜面。
これが稜線まで続く。
締まった雪の箇所はスムーズに直登が出来るのだが、ザラメ雪の箇所はスノーシューが滑る。
キックステップしようとしてもスノーシューのせいで中々決まらない。
早い段階で装着したのは失敗だった。
それでも急斜面のため、途中で荷物の出し入れは危険であるため、頑張ってステップを切りながら登り、何とか稜線に到着。
良い景色。
完全に晴れていれば、青と白のコントラストが最高だが、若干薄雲が掛かっている感じ。
まあそれは当然。
なぜなら関東方面は完全な雲海になっている。
谷川連峰が雲を阻んでいるよう。
日本海側と太平洋側で天気がまったく違うわけだよねぇ。
とか思いながら、引き離してしまった連れをここで少し待つ。
連れ到着後、小休止。
連れは踏み抜きがないので、12本にすると言い、スノーシューを外し、アイゼンを取り出す。
私もそれを少し考えたが、山頂まで続く稜線を見ると、結構雪がありそう。
そのため、スノーシューのまま進むつもり。
連れはアイゼンを取り出したものの、やはりスノーシューで行くと言い出し、再びスノーシューを履き始める。
雲も上がってきているし、未だ先は長い。
ちょいイライラ。
先に行ってよいというので、お言葉に甘える。
山でこれは危険な行為と分かっているが、これ以降危険箇所はないし、連れもそれなりに登ってきている人間。
先に進ませてもらう。
ここから山頂までは比較的緩やかな斜面。
しかし、やはり思っていた通り、登るにつれ雪が深くなってきている。
スノーシューを履いているので、沈み込みはほとんどない。
後ろを振り返ると、多くの人が登ってきている。
連れは・・・・・・下のほう。
しかし、ゆっくりと動いているので、問題なさそう。
こっちも周りの山々や既に登りきり、滑ってきている人を眺めながらのんびり登っていく。
そして山頂に到着。
連れはやはり下のほう。
と、ここで電話。
電話を取ると、連れからで仙ノ倉山は無理なので、行ってきてとのこと。
取り合えず、山頂で記念撮影をし、直ぐに出発。
山頂から鞍部までは雪がまったくないので、スノーシューは外す。
仙ノ倉山までの道のりもここから見ると雪も少なそうだし楽かなと【この時点】では思っていた。
直ぐに考え直されることになったが・・・。
鞍部に到着すると、既に戻ってきている人が居る。
声を掛けてみると、途中で引き返したそうで。
雪が深く、踏み抜きがやばいとの事。
しかし、数人行ったのでもうトレースは付いているのではないかとの事。
情報にお礼を言い、先に進む。
雪が出てきたあたりで、思っていたより深そうなので、スノーシュー装着。
安全のため、ピッケルも装備しておく。
そこで再び戻ってくる人。
やはり途中で引き返したらしい。
スノーシュー装着後、進む。
あちらこちらにつぼ足の踏み抜きが多く、結構深い。
つぼ足のトレースが歩行に邪魔であり、避けながら進んでいく。
すると、単独の人が戻ってくる。
この人も仙ノ倉山手前のピーク手前で引き返したらしい。
そして、それ以降トレースがないとの事。
うわ〜と思いながらも、自分ひとりでトレースを引けることを考えると、俄然モチベーションが上がってくる。
登っていくと、先ほどの人が引き返したっぽい地点に到着。
これ以降トレースなし。
しかも、稜線であるため、もしかしたら雪庇があるかもと思い、端っこにはよらないように進んでいく。
仙ノ倉山には既に人が居るようだが、スキーヤーっぽい。
こっちが歩いている間に下山していった。
ピークを超え、鞍部に下る。
そして、最後の登り。
この登りは雪がないが、スノーシューのまま突入。
階段を登り、僅かな距離の積雪路を通過すると、仙ノ倉山に到着。
絶景です。
とくにみんなが引き返した山にたどり着いたという事にテンション駄々上がり。
しかし、雲も多くなってきており、天候がイマイチになってきたので、喜んでばかりもいられない。
記念撮影し、周囲の山々を撮影。
軽く休憩した後、下山開始。
スキーのトレースがあるトラバースを辿れば楽に行けそうだが、スキーとスノーシューでは浮力がまったく違う。
そのため、安全を帰して往路を引き返す。
途中、つぼ足の単独登山者に会う。
こっちのトレースが役に立ったようでお礼を言われた。
下山はやはり早い。
しかし、平標山の最後の登りはこれまでの疲れが噴出したようで、足が重い。
何とか上りきると、連れが待っていた。
ここでも軽く食事を取り、再度記念撮影をして下山開始。
松手山方面に行きたかったが、連れの疲れを考慮し、安全第一。
途中足が完全にはまり、抜け出すのに苦労したが、あとも比較的楽に樹林帯手前まで到着。
ガスがここいらで酷くなり、視界が悪い。
しかし、トレースも明瞭だし、位置も大体把握している。
ここでスノーシューを外し、ノーアイゼン状態。
ピッケルの装備し、フラットフッティングで駆け下る。
緩んだ雪にはこれが一番決まる。
急坂を下りきったら後はのんびりと下る。
途中、登山口で小休止し、駐車場まで一気に下り、
帰路に着いた。
ferminさん こんにちは。
はじめまして
僕は先週、スキーで行きました
到着時間が早かったので、平標より40m高い仙ノ倉も登りましたが、見える景色は大して変わらなかったので 「登らなくてもよかったな〜 」と思いました。
スノーシューはそんなに大変でしたか・・ やはり開けたバーンはスキーの方が有利ですよね。
仙ノ倉への稜線の雪はずいぶんと減っていますね 「露出している木道を歩けばいいや」 と僕も思いこみ、スキーを外してツボ足で歩いたのですが、踏み外すと恐ろしく深く慌てて再装着しましたよ。
景色は大変良かったでしょう! 僕も感激しました。
どんどん雪山に登りってください
inoyasu
去年の秋にそこにいきました。
稜線からのけしきがすごくきれいで残雪期にいきたいなとおもってました。
たどっておられたコースの別荘地帯の先に車をとめてよさそうなところがありませんでしたか?
近いうちに行ってみようかなと思っています。
おつかれさまでした
inoyasuさん、こんばんは
写真を撮影する身からすると、平標、仙ノ倉の景色は結構違いますよ。それに近くに現在より高い山があれば登ってみたいじゃないですか
私の使用しているスノーシューはMSRなので、ある程度締まった雪だとその性能を発揮できますが、やはり腐り雪だと滑ってしまうのですよ。
比較的緩やかで開けたバーン、深雪ではスキーは最強ですね。
思わず欲しくなってしまいます。
metabo_manさん、こんばんは
残雪で狭くなっていますが、登山口の駐車場が空いているので、皆そこに駐車しています。
そのため、別荘地域付近に駐車している人は居ませんね。
ゲート付近は残雪が酷いですし、何より極力路駐は避けるべきかと・・・
まあ、駐車場からゲートまでは20分程度ですし、アップ感覚で歩いた方が良いと思われます
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