秣岳BCX(栗駒山)
- GPS
- 03:05
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 703m
- 下り
- 691m
コースタイム
- 山行
- 2:56
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:05
天候 | 晴れ、風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、県道の除雪はほぼ完了しているので県道部分の滑走はほとんどできない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上にある小仁郷沢がだいぶ口を開け始めた。 小仁郷沢を越えるルートはあと数日で使用できなくなると思っていい。 積雪量は須川高原としては例年通りであり、特別多い印象はない。 3月〜4月にかけての降雪があったおかげで残雪期に十分な量がある。 秣岳北面に雪崩れの跡があり、雪庇も崩壊が始まっている。 今後の天気次第だが、あと数日でこのルートは危険な状態になると思われる。 |
その他周辺情報 | 須川高原温泉は岩手県側にあり、栗駒山荘は秋田県側にある。 どちらもお風呂はおすすめであり、須川高原温泉は内湯と露天とそれぞれ別の場所にあるので注意が必要だ。 アメニティを気にするなら内湯のほうがよい。 栗駒山荘は露天と内湯が繋がっており、露天からは天馬尾根やイワカガミ湿原を眺めながら優雅に入浴できる。 天気がよい日は断然おすすめであり、夕陽が沈む時間帯はロマンチックだ。 ただし西日が眩しい時は注意が必要だ。 |
写真
感想
本当は鳥海山に行きたがったが、風がメチャクチャ強い予報だった。
起床した時点では、オニコウベの禿岳は見えるものの栗駒山は雲の中にあり、あまり優れない天気のように見えた。
鳥海山を断念して、栗駒山に行ってみようと考え、しばらくねこ達とグダグダとしながら過ごしているうちに天気もよくなってきた。
これは天気予報通りだ。
栗駒山もくっきり見えてきて、予報通り風が強そうではあるが、風を避けたエリアでなんとか活動してみようと須川高原を目指した。
途中まではいわかがみ平と同じ行程で移動するため、目的地をいわかがみ平に変えようか悩みながら移動した。
須川高原に着いてみると、場所によって風が強く感じられ、少々肌寒く感じられた。
鳥海山は裾がなんとか見える程度で、とても登る気にはならないような感じに見えた。
行かなくてよかった。
もともと鳥海山がダメだった時の代替えプランで龍泉ヶ原に行こうと思っていたので、計画的に行動ができた。
雪の状態を見ながらいくつかの沢を越えて秣岳に向かって登る。
今回はバックカントリー用のクロスカントリースキーで移動したが、登りパートはほとんどスキーを担いで登っている。
滑り下りたほうが速いと思われる区間はスキー滑走し、登り返しにさしかかればスキーを担ぐの繰り返しで移動した。
秣岳直下の斜面は、常に雪崩の危険性が伴う崖のようなエクストリーム斜面だ。
いつか滑ろうと思っているが、たまたまタイミングがよい時に滑ることができたらそれでいいやと思っている。
この日は、既に雪崩れが起きた後であり、クロスカントリースキーであったこともあり、とても滑る気持ちにはならなかった。
雪は全体的にフィルムクラストで気持ちよい滑走感が味わえた。
ただ、前夜の降雨のせいで縦溝が深く、フィルムクラストの下にくされ雪があることもたまにはあった。
ストップスノーというわけではなかったので、もうちょっと滑り重視のスキーで来てもよかったかもしれない。
ただ、シール登高できないような急斜面と雪質なので、総合的にみてクロスカントリースキーで来たことは間違いではないと思う。
一番向いているのはSKIMOギアかもしれないが、今日の雪ではシールがグシャグシャになってしまうだろう。
バックカントリー用のクロスカントリースキーも両脚で2kg程度の重量なので、担いでも苦にならない。
着脱も素早く、SKIMO用のリュックなら担ぐのも30秒くらいでできてしまう。
こんな便利で楽しく、世界的には標準仕様とも言えるバックカントリー用のクロスカントリースキーが日本でもっともっと根付いて欲しいなと思う。
滑りは確かに難しいが、まずは標高差の小さいフィールドから練習していくとよいだろう。
テレマークターンができるとかっこいいが、アルペンターンができない道具なわけではない。
アルペンの用具のような剛性感あるターンはできないが、春のやわらかな雪ならアルペンターンそのものはそんなに難しくはない。
ただし、硬い雪は極端に難しいので要注意だ。
ゲレンデの35°程度の斜面を無難に滑るスキルがあれば、割と早めに使えるようになると思う。
いずれにせよ練習は必要ではあるが、春山をより深く楽しめる頼もしいギアであると強く思う。
帰宅すると、夕方から強い雨に変わった。
まるで春の嵐のようだ。
山行中にこうした荒天にあわず、運が良かった。
天候を見極めて、安全な山行を楽しく続けたい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
おはようございます。
スキー三昧もそろそろ終盤ですね
久しぶりに竜泉ヶ原の風景を見ました。とくにNo34の写真の構図
だいぶ以前に水芭蕉の咲くころ、昭和湖から何度か訪ねたことがあります。あの写真の場所に立つとやはり北欧をイメージしたものでした
もうその場所には行けません。
おはようございます。
5月ともなると気軽にスキー山行ができなくなる季節ですね。
花もどんどん咲き始め、スキーか、花か、と悩ましい季節でもあります。
34の写真は、これぞ龍泉ヶ原の構図と言ってもいいくらい、龍泉ヶ原の風景をまとめてあるように思います。
グリーシーズンの龍泉ヶ原を知る人も少なくなり、天馬尾根や展望岩頭から見下ろす景色のみが知られるよにうなりました。
この場所に行く登山道がないことは残念なようでもあり、環境保全のためにはそれも当然なのかと思います。
いつまでも美しい姿でいて欲しいと願います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する