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Yamareco

記録ID: 1838483
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

広島県&鳥取県堺 岩樋山〜道後山+三角点「道後」花&好展望

2019年05月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:54
距離
6.0km
登り
306m
下り
309m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:27
休憩
0:26
合計
2:53
11:37
32
12:09
12:09
18
岩樋山&南巻き道分岐
12:27
12:33
8
12:41
12:41
7
両国牧場跡分岐
12:48
12:48
11
道後山&大池分岐
12:59
12:59
5
13:04
13:21
4
13:25
13:25
15
多里大山&大池分岐
13:40
13:42
10
大池
13:52
13:52
3
道後山&大池分岐(2回目)
13:55
13:55
14
両国牧場跡分岐(2回目)
14:09
14:09
12
岩樋山&南巻き道分岐(2回目)
14:21
14:22
8
標高1103.8m三角点「道後」
旬の動植物観察や展望を楽しむコース
歩行距離6km、歩行時間2時間30分、歩行数13,400歩、消費カロリー1,310Kcal
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 月見ヶ丘駐車場に自動車を停めました。かなり広く数十台は駐車可能ですが、9割程埋まっており、トイレは閉鎖で利用できませんでした。
 その南にある道後山高原スキー場の駐車場は、数十台程の規模で7割くらい埋まっていました。トイレは利用できます。
コース状況/
危険箇所等
 よく整備され、道標もあります。大池<写真25>周辺に水たまりやぬかるみがありますが、脇を通れます。
 標高1103.8m三角点「道後」<写真29>へは、ピンクテープが巻かれた木の辺りからササがまばらに生えた斜面を適当に登りました。道ではありませんが、かき分けなくても歩けます。下りは少し南に逸れて、登山道に出てきた所にテープが落ちているのを見ました。
その他周辺情報  道後山の南西にひば・道後山高原荘があります。宿泊はもちろん、日帰り温泉や軽食も楽しめます。
01オオタチツボスミレ
後ろに突き出した距が白色なので、タチツボスミレの仲間の中では見分けやすいほうです。岩樋山<写真11>の南の巻き道はオオタチツボスミレロードでした。
01オオタチツボスミレ
後ろに突き出した距が白色なので、タチツボスミレの仲間の中では見分けやすいほうです。岩樋山<写真11>の南の巻き道はオオタチツボスミレロードでした。
02タネツケバナの仲間
葉に毛が多いのが気になります。毛深いオオケタネツケバナは花の直径が8mmと大きいので、違うような気がします。花の直径は4mm、切れ込まない小葉などの特徴からするとオオバタネツケバナのようなので、たまに見られるというオオバタネツケバナの有毛タイプかもしれません。
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02タネツケバナの仲間
葉に毛が多いのが気になります。毛深いオオケタネツケバナは花の直径が8mmと大きいので、違うような気がします。花の直径は4mm、切れ込まない小葉などの特徴からするとオオバタネツケバナのようなので、たまに見られるというオオバタネツケバナの有毛タイプかもしれません。
03ミヤマキケマン
キケマンの仲間の花はみんなよく似ています。ミヤマキケマンの葉は、中でも特に細く、細かく裂けます。少し進んだ所からミヤマキケマンとヤマネコノメソウ<写真04>の群生を動画に撮りました。
03ミヤマキケマン
キケマンの仲間の花はみんなよく似ています。ミヤマキケマンの葉は、中でも特に細く、細かく裂けます。少し進んだ所からミヤマキケマンとヤマネコノメソウ<写真04>の群生を動画に撮りました。
04ボタンネコノメソウ&
     ヤマネコノメソウ
左のボタンネコノメソウは、花の色が褐色なので見分けやすいです。右のヤマネコノメソウは、ネコノメソウの仲間では珍しく、葉が互生します。
04ボタンネコノメソウ&
     ヤマネコノメソウ
左のボタンネコノメソウは、花の色が褐色なので見分けやすいです。右のヤマネコノメソウは、ネコノメソウの仲間では珍しく、葉が互生します。
05タチカメバソウ
ミズタビラコに似ていますが、花の直径は8mm程、中心部が黄色で、花弁はほぼ白に見えます。この周辺に他の植物に隠れるように咲いているものが多かったです。
05タチカメバソウ
ミズタビラコに似ていますが、花の直径は8mm程、中心部が黄色で、花弁はほぼ白に見えます。この周辺に他の植物に隠れるように咲いているものが多かったです。
06ヤマエンゴサク
苞(ほう)に切れ込みがあります。この地域のものは丸い葉の株が多いようです。他の植物に隠れるように咲いていました。
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06ヤマエンゴサク
苞(ほう)に切れ込みがあります。この地域のものは丸い葉の株が多いようです。他の植物に隠れるように咲いていました。
07ミヤマカタバミ&
     ビロウドツリアブ
花はたくさんありましたが、曇ってきたので下りではつぼんでいました。蜜を吸うビロウドツリアブがかわいいです(*^^*)動画も撮りました。
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07ミヤマカタバミ&
     ビロウドツリアブ
花はたくさんありましたが、曇ってきたので下りではつぼんでいました。蜜を吸うビロウドツリアブがかわいいです(*^^*)動画も撮りました。
08ダイセンキスミレ
この山域に多いキスミレの仲間で、花茎が赤みを帯びます。道沿いに何度か群生が見られました。
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08ダイセンキスミレ
この山域に多いキスミレの仲間で、花茎が赤みを帯びます。道沿いに何度か群生が見られました。
09ムシカリ
虫が好むので虫狩が正式名称ですが、オオカメノキとも呼ばれます。この花の下をくぐりました。
09ムシカリ
虫が好むので虫狩が正式名称ですが、オオカメノキとも呼ばれます。この花の下をくぐりました。
10キジムシロ
似た花がいくつかありますが、これは茎の先端の葉だけが3つセット、さらにその下に対生する葉が並びます。岩樋山頂上<写真11>周辺に群生していました。
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10キジムシロ
似た花がいくつかありますが、これは茎の先端の葉だけが3つセット、さらにその下に対生する葉が並びます。岩樋山頂上<写真11>周辺に群生していました。
11岩樋山頂上
標高1271mあります。360度パノラマ展望を楽しめますが、道後山<写真17>よりも人が少なく静かでした。
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11岩樋山頂上
標高1271mあります。360度パノラマ展望を楽しめますが、道後山<写真17>よりも人が少なく静かでした。
12岩越しに道後山
岩樋山頂上<写真11>から少し下った所です。岩越しの道後山<写真17>は、なだらかでやさしい雰囲気でした。
12岩越しに道後山
岩樋山頂上<写真11>から少し下った所です。岩越しの道後山<写真17>は、なだらかでやさしい雰囲気でした。
13岩越しに猫山
猫山は北斜面にスキー場があります。近いので大きく見え、なぜか惹かれる山容でした。
13岩越しに猫山
猫山は北斜面にスキー場があります。近いので大きく見え、なぜか惹かれる山容でした。
14ヤマヤナギ
おしべは2本セットと1本だけが混在します。山で一番よく見かけるヤナギです。特に大池<写真25>周辺に群生していました。
14ヤマヤナギ
おしべは2本セットと1本だけが混在します。山で一番よく見かけるヤナギです。特に大池<写真25>周辺に群生していました。
15岩樋山&1240m峰
振り返ると、左に岩樋山<写真11>、右に1240m峰の双耳峰のきれいなカーブが見えました。
15岩樋山&1240m峰
振り返ると、左に岩樋山<写真11>、右に1240m峰の双耳峰のきれいなカーブが見えました。
16ショウジョウバカマ
群生せず1,2株ずつ生えていますが、道後山頂上<写真17>に近づくにつれ、増えてきました。
16ショウジョウバカマ
群生せず1,2株ずつ生えていますが、道後山頂上<写真17>に近づくにつれ、増えてきました。
17道後山頂上
西隣のピークのほうが少し高いのですが、三角点のあるこちらのピークに山頂の道標がありました。
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17道後山頂上
西隣のピークのほうが少し高いのですが、三角点のあるこちらのピークに山頂の道標がありました。
18標高1268.4m頂上三角点
        「道後山」
赤い首輪の見覚えのある猫石が置かれていました。倉敷市真備町の方の作品だそうです。裏には青色で16と書かれていました。
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18標高1268.4m頂上三角点
        「道後山」
赤い首輪の見覚えのある猫石が置かれていました。倉敷市真備町の方の作品だそうです。裏には青色で16と書かれていました。
19鬼林山
北東方面には、無線中継所やテレビアンテナのある鬼林山(きりんざん)が見えました。
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19鬼林山
北東方面には、無線中継所やテレビアンテナのある鬼林山(きりんざん)が見えました。
20鳶ノ巣山&東北東尾根
南方面には、右に鳶ノ巣山、左にその東北東尾根が見えました。
20鳶ノ巣山&東北東尾根
南方面には、右に鳶ノ巣山、左にその東北東尾根が見えました。
21多里大山
北方面には、ササヤブ気味の道で登山可能な多里大山(たりだいせん)が見えました。道標では「持丸山」と書かれています。ここから歩きながら動画を撮りました。
21多里大山
北方面には、ササヤブ気味の道で登山可能な多里大山(たりだいせん)が見えました。道標では「持丸山」と書かれています。ここから歩きながら動画を撮りました。
22小奴可地区の棚田
南方面に、庄原市東城町小奴可(おぬか)地区の棚田が見えました。夏には青々した稲がきれいでしょう。
22小奴可地区の棚田
南方面に、庄原市東城町小奴可(おぬか)地区の棚田が見えました。夏には青々した稲がきれいでしょう。
23アセビ
この1本だけでしたが、まだ見頃でした。
23アセビ
この1本だけでしたが、まだ見頃でした。
24クロモジ
この枝でつくられた爪楊枝は高級品で、和菓子などに添えられます。咲き始めが多かったです。
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24クロモジ
この枝でつくられた爪楊枝は高級品で、和菓子などに添えられます。咲き始めが多かったです。
25大池越しに道後山
ヤマヤナギ<写真14>やクロモジ<写真24>が群生する池のほとりから道後山<写真17>が見えました。写っているのは西峰のほうです。道後山&大池分岐の東から歩きながら動画を撮りました。
25大池越しに道後山
ヤマヤナギ<写真14>やクロモジ<写真24>が群生する池のほとりから道後山<写真17>が見えました。写っているのは西峰のほうです。道後山&大池分岐の東から歩きながら動画を撮りました。
26両国牧場跡石塁越しに
          岩樋山
かつての牧場の石積みの柵の跡が少し残っています。
26両国牧場跡石塁越しに
          岩樋山
かつての牧場の石積みの柵の跡が少し残っています。
27ツボスミレ
花の大きさは1cm前後の小さなスミレです。
27ツボスミレ
花の大きさは1cm前後の小さなスミレです。
28ミヤマシキミ
よく似たツルシキミは地面を這いますが、ミヤマシキミは樹高1mほどになります。
28ミヤマシキミ
よく似たツルシキミは地面を這いますが、ミヤマシキミは樹高1mほどになります。
29標高1103.8m三角点
         「道後」
ササが生えた斜面を適当に登るとありました。展望は効きません。
29標高1103.8m三角点
         「道後」
ササが生えた斜面を適当に登るとありました。展望は効きません。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 防寒具 手袋(防水加工) 軍手 雨具 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 サブザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 道後山は比婆道後帝釈国定公園の一角を占めています。メインとなる岩樋山も道後山も最高点は1271mもあるのですが、登山口となる月見ヶ丘駐車場ですでに1070mもあり、高度差の少ないなだらかな稜線を旬の花や景色を楽しみながら山行することができます。

 また、どちらの山も頂上から360度パノラマ展望を楽しめます。共に広島県(庄原市)と鳥取県(日南町)の県境にあるので、北方面に鳥取県、南方面に広島県の山々が見られます。岩樋山と道後山の間に続く草原の中を、景色を見ながら移動できます。

 帰りは両山ともほぼフラットな巻き道があるので、さらに、楽に歩くことができます。この時季でこの標高にしては花が多く、ゆっくり見ながら歩いていると子供を含め大勢の人に抜かされました。歩きやすいのでファミリーが多かったのもうなずけます。
 時間がなくなってしまったので道後山の北にある多里大山には行きませんでしたが、最後に岩樋山の下り途中で標高1103.8mの三角点<点名:道後>があったので、少しだけササの間を抜けながら立ち寄ってみました。
 それまでは常に登山者が視界に入っていたのが、急に誰一人いない世界に入ってしまいました。これはこれで人気の山の静寂な空間ということで、楽しかったです。GW最後の山行は、我々らしくヤブコギ気味で締めました。

 



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